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全 4 章中 3 章
神相全编
陳摶(図南)は金形を論ず:金形人は体つきが方正で、肌の色が白く、筋肉は过分に豊満ではなく骨も过分に細くない。木形人は痩せて背が高く、骨節が堅固で、面色は青黒く潤い、人として卓然として群を抜く。水形人は体が丸く敦厚で、肌の色は黒めで、腹部は垂れ下がり背部は盛り上がり、真の気迫が十分にある。火形人は体つきが豊かで鋭く、面色は赤く焦燥しており、気質は外に露わで気色は枯渇し、情緒は反復常がない。土形人は敦厚で稳重、肌の色は黄で潤いがあり光沢があり、臀部和背部が豊満で、性情は静を好む。
呂尚(姜太公) は補足する:「木痩金方」はこれ常理の談、「水円土厚」にどうして多くを加えて解釈する必要があろうか。『麟鳳記』 は指摘する:五行が相剋すれば人生は困窮し多難であり、金木水火土の間に和が失われるとこのようになる。『秘訣』 は五行の凶を詳しく論ず:
金形に木を帯ぶ:鍛え削って初めて器となるを要し、早年の運勢は遅滞し、晩年になって初めて才能が群を抜いて優れる。 木形に金多し:一生漂零し落ちぶれ、父母は早くに刑傷を受け、妻子は家業を成し難い。 水形に土遇う:家財は俄かに破敗に遭い、疾病は身に纏わり付き年々絶えず、終生困頓し安からず。 火形に水を帯ぶ:両者は相容れず、妻を剋し子を害し、金銭は散じ尽くして余りなし。 土に重木に逢う:事を成すこと難く、もし夭折せずんば、家道は必ず孤苦伶仃なること。
五行の吉はその逆である:
金が厚土に遇う:珍宝を得たるが如く、諸事の経営は心のままに意の如く。 木と水相資くる:富みかつ貴く、文采は人にすぐれ、塵外の器となる。 水が金の生を得る:名利ともに収め、智は円く行いは方く、明達果毅なり。 火が木の助けに遇う:鷹の翼を振るって騰飛するが如く、三十歳にして卿相となるを得、功名は世を蓋う。 土に離火を添う:戊己丙丁相配し、愈々暖かければ愈々佳く、万物を化生する道ここに由りて成る。
骨は陽となり、肉は陰となる;精は血の主宰であり、気は神の根本であり、神は精の依り所である。《貧女金鏡》に云う:「骨陽肉陰両平かなれば、一生終に灾害なし。陽の陰に勝つは多く孤剋し、陰の陽に勝つは多く夭折す。」
《鬼眼経》は解き明かす:「大道凝り成ること三般あり、精は血を養うて衆体に冠たり。」王朔云う:「気は所以に形を養いて化して成る者なり。」《易》に云う:「神なる者は万物を妙として而して言と為す者なり。」《秘訣》は総括す:陰陽の気は偏勝す可からず、これ乃ち天赋の定数なり;精気相養いて身体は充盈し、神は則ち万霊を統摂して三軍の主帥と為る。
三停は身上三停(頭、足、腰)と面上三停に分かたる。八卦には面列八卦と掌列八卦の区別あり。
《玉虎》に云う:「身上三停頭足腰、彼の長短を見て均しく調うを欲す。上停の長き者は人多く貴く、長短差なきは福まさに饒し。」《冥度経》は明確に划分す:天中より印堂に至るは上停、山根より准頭に至るは中停、人中より地閣に至るは下停。
陳図南云う:「五行相配せざれば、その相始終浅薄寒微なり。八卦豊隆饱满なれば、必ず多に財禄を招く相と為す。」《秘訣》は総括す:身面三停は均しく調い、掌面八卦は豊満充盈し、たとえ玉階の地に登らずとも、必ずや金谷園中(富貴の境)に安居せん。
五岳:左頬骨は東岳泰山、右頬骨は西岳華山、額は南岳衡山、顎は北岳恒山、鼻は中岳嵩山。
四瀆:耳は江、目は河、口は淮、鼻は漢。
《通仙録》に云う:「五岳両頬額鼻頬、高隆開闊は凡胎に非ず。」《混儀経》に云う:「四水は浅からしむること莫かれ、五六は主に凶亡す。」《秘訣》に曰く:五岳朝拱し、四水流通すれば、徳行は全うすべく、福気は自然に来たる。
郭林宗云う:「言語を妄りに発せざるを口徳と為し、緘黙自持するを心徳と為す。」《易》に云う:「寂然として動かず、感じて而して遂に通ず。」《秘訣》に云う:言語は爻象を成し、沈黙は気象を成し、動くは天と懼れを同じゅうし、静なるは天と遊びを同じゅうす。身も心も至徳を具足せずんば、誰か此の境界に達するを得んや?
吉凶は得失の象、悔吝は憂虞の象なり。《易》に云う:「得れば則ち吉、失えば則ち凶。」吉凶は相対して立ち、悔吝はその中に居る:悔は凶より吉に転ずる過渡、吝は吉より凶に滑り落ちる転機。《秘訣》は指摘す:前節は身の徳行を論じ、此節は気色の変化を論ず;その徳を識り、その変を察すれば、相術の道は尽くす。
麻衣云う:「骨骼は一世の栄枯を定め、気色は行年の休咎を定む。」《風鑑》云う:「運限並びに冲すること明暗九、更に破敗に逢わば幽冥に属す。倘若し時を得て部位好ければ、順流の気色に見る光晶。」《秘訣》は総括す:行年歳数を主と為し、運限の相扶に配し、此処に於いて栄枯得失を判断す。石中の美玉は何ぞ識別を須いん、一点の神光自ら太初を照らす。
陳図南云う:「心ありて相なければ、相は心に随いて生ず;相ありて心なければ、相は心に随いて滅す。」《神機》云う:「心は形に先んじ、形は心の後に居る。」《秘訣》は裴度を例に挙ぐ:裴晋公は命に本と餓死すべかりしが、香山宝帯を返還したることにより運を改めたり;宋郊は必ずしも元魁の命に非ざりしが、蟻橋を造りて徳を積み高中せり。一念の善は天に格(いた)る可し、終身の福禄ここに由りて安んず。
大道は形無く執着無し:人は形体を具うと雖も、無形の道より来たる;相術は本と法則あれども、法则に拘泥すれば執着に落ちる。
成和子云う:「人は形を天地に肖(に)る、本来の面目は無中より有を生ず。或いは飛禽の象を得、或いは走獣の形を得、色色種種、如何にして吉人と匪人とを弁別せん。若し形貌に執着して相を論ぜば、管中より豹を窺うに過ぎず。」
《風鑑》に曰く:「上相の士は、身面を相せず」、その意も亦同じ。《秘訣》云う:貌を以て人を取れば子羽を失い、言を以て人を取れば宰予を失う。孔子すら尚且くこの如し、況んや庸常の術士をや?道は能く形を生じ、形は能く道を生ぜず。此の道を知れば即ち此の形を知る、形よ形よ、冥冥の中に視聽し、方に相術の極致と為す。
揣摩簡練その下に出づ:古人の成法を学び、尺寸を斤斤として失わざるは、これ下等の相術なり。太冲子云う:「忘言の天に意を得るは、尽く糟粕を捨てたる后なり。」陳図南云う:「その形を揣(はか)りその骨を摩り、十分の間に一を失わず。十分の外に超れば、揣摩の中便是れ神仙の下凡塵。」
《秘訣》は九方臬が馬を相した故事を喩えとす:秦穆公は九方臬に良馬を求めしめ、報じて已に一匹の牡馬(雄馬)を得たりと曰い、毛色は畢(ことごと)く呈せり。馬到りて後は卻って牝馬(雌馬)黄毛なりき。穆公は喜ばず、伯楽は卻いて曰く:「九方臬の観ずる所は天機なり、その精を得てその粗を忘れ、その内に在りてその外を忘る。」驗(ため)すに果たして天下の良馬なりき。君子の相、何ぞ良馬に異ならん?学ぶ者、九方臬の術を得れば、化境に入る。
時には或いは方寸の間に在り:相理は方寸(心)を越えず、常に一身を主導するを存す。《聖凡論》云う:「心は身の主、五行の先なり。」麻衣云う:「未だ形貌を観ず、先ず心田を相せよ。」《秘訣》は伏羲の人の首蛇身、神農の人身牛首を例とし、皆三代の聖君なるを以て、方寸の論、彰明較著たり。
空空洞洞たる本来真なり:心体は明鏡の如く空寂、洞然として物なし。《心経》云う:「色即ち是れ空、空即ち是れ色。」《通仙録》云う:「洞洞として天地の隘きを知らず、性霊の遠きは太虚の真なり。」《秘訣》云う:血肉は気化に由りて生ず、而して性霊は気化の前に已に具わる。本真を知れば則ち衆体を知る。此の論は只だ高明の者と言うべく、庸俗の者と言い難し。
仿仿佛彿として測度し難し:相ありて心なく、心ありて相なし。《神機》云う:「形中の形有り、形外の形有り。形中の形は内より外に発し、醉然として面に見(あらわ)れ背上に盎(あふ)る;形外の形は則ち色厉しく内荏(よわ)く、忠に似て非忠、信に似て非信。」《秘訣》は陳平の例を挙ぐ:人、漢の高祖に陳平を毀(そし)りて「陳平は冠玉の如く美しけれども、必ずしも内に真才あらず」と言えり。人の観難きこと、誠に此の言の如し。
消息は只だ此の個中に存す:富貴貧賤の玄機は尽くここに在り。邵子の詩に云う:「月窟を探るに因りて方に物を知り、山根を摂るを以て始めて人を識る。」此の文と辞は異なれども意は同じ。その妙境を造ること能わざれば、如何にして人を知り、又如何にして己を知らん?
東周の叔服、竟しく我を欺かんや:叔服は東周の人倫識鑑の祖なり。柳庄云う:「人の相ずる術あり兮、肇まる東周の叔服に。」《秘訣》云う:叔服は周に擅名し、子卿、唐举これに継ぐ。誰か子卿唐举の後に人無しと言わん?「欺かんや」の語、誠に虚しからず。
五行の生成:太極は両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生じ、八卦は五行を生ず。陳図南云う:「天一生水、人に在りては腎、腎の竅は耳、又骨歯を主る。地二生火、人に在りては心、心の竅は舌、又血気毛髪を主る。天三生木、人に在りては肝、肝の竅は眼、又筋膜爪甲を主る。地四生金、人に在りては肺、肺の竅は鼻、又皮膚喘息を主る。天五生土、人に在りては脾、脾の竅は唇、又肉色を主る。」
宋齐丘云う:「凡そ五行に在りて俱に禄あり、只だ豊厚なるべくして偏す可からず。」
中に五徳を蔵し臓腑に通ず:五徳は仁、義、礼、智、信;臓腑は肺、心、腎、肝、脾。《玄神録》云う:「甲木は仁を主り東に位し、庚金は義と為り西に向かいて従う。礼は丙火に依りて南方の地、智は壬癸に於いて北方の中。惟だ戊土のみ方位なし、信は陰陽に立ちて理も則ち同じ。」
水円は本是れ智の神:水性は周流して滞らず、智の体は正に相似たり。水形人は五円の相を得、気色雑わらず、精神乱れず、動止寬容なれば、真水と為し、聰明敏達を主る。経に云う:「水に似て水を得れば文学貴し。」
火に文武あり礼の附く所:火の用には文武の別あり、礼の体は正に相似たり。火形人は五露を得、気色雑わらず、精神乱れず、動止敦厚なれば、真火と為し、威勢勇烈を主る。経に云う:「火に似て火を得れば機を見て果なり。」
木は東位に居り仁の発生:木の徳は仁、生生の機を含む。木形人は五長を得、気色雑わらず、精神乱れず、動止温柔なれば、真木と為し、精華茂秀を主る。経に云う:「木に似て木を得れば資財足る。」
金方く斷制し義自然なり:金の性には節制裁斷の宜しきあり。金形人は五方を得、気色雑わらず、精神乱れず、動止規模あれば、真金と為し、刑誅厄難、寿夭を定むるを主る。経に云う:「金に似て金を得れば剛毅深し。」
土は定まって移らず信常に足る:土の性は信、綱維を立てて移らず。土形人は五厚を得、気色雑わらず、精神乱れず、動止敦龐なれば、真土と為し、載育容あるを主り、貧富を定むるを主る。経に云う:「土に似て土を得れば厚く櫃庫たり。」
《風鑑》の総括:「木は痩たるを要し、金は方なるを要し、水肥火厚土尖長。形体相生なば便ち吉と為し、忽然と相剋すれば定んで殃と為す。」
形に賦して天地を超え万霊:人は天地の気を禀け、清濁の形に肖、万物の至霊と為る。《霊枢経》云う:「人は天地の気を禀け、清濁の形に肖。」
気は油の似兮、神は灯の似:形は気を靠(たよ)りて養わる。《清鑑》云う:「大いなるに神気の人に賦するは、有るは油の兮、又た灯に似たるが若し。油清けれぱ然る后に灯の方に明らかなり。」陳図南云う:「形は以て血を養い、血は以て気を養い、気は以て神を養う。故に形の全なければ則ち気全からず、気の全なければ則ち神全からず。」又云う:「神の完ければ則ち気寬く、神の安ければ則ち気静かなり。得失は其の気を暴するに足らず、喜怒は其の神を驚かすに足らず、其れ君子たるや、福禄永く其の終りを終せん。」
《秘訣》は辨析す:神の根元は、天一水は精を生じ、地二火は神を生ず、精合したる后神は方にこれに従う。内に充足の精あれば、則ち外に澄徹の神あり。気に三種あり:自然の気は胎元の賦する所、人の貴賤を定む;養う所の気は浩然の気、人の賢愚を定む;暴の気は偏狭自負の気、人の善悪を定む。
油も竭くれば兮、灯焔熄まん:気を喪えば則ち神亡ぶ。《神解》云う:「将にその形を全うせんとすれば、先ずその理を須す。精實気固なれば則ち神安く、血枯気散なれば則ち神亡ぶ。」謝霊運云う:「夭寿の人は神睫を離れ、汎んじて救わざるは守る所無きなり。」
灯の明かなる兮、油のこれを潤す:神の秀発たるは気のこれを助くるに由る。《風鑑》云う:「神は形内に居りて見る可からず、気は神を養うを以て命根と為す。」白閣道者云う:「神なる者は百閲の秀気なり。陽気の舒ぶるに如きは山川秀発し、日月現れて天地清明なるが若し。」
落落として常を失い宅守なし:志を失いて落魄すれば、神の居る所なし。《后経》云う:「神衰え血敗れて気将に凋まんとし、志を失い落落として支持せず。」来和子云う:「志を失いて常を改むるは、神已に去りたるなり。」
澄澄として俗を絶し根株あり:精神は止水の如く澄徹として、之に驚かすも懼れず、之を斷つも回らず、これ君子の相なり。《肘后経》云う:「骨肉相滋けて相返らず、精神湛粹なれば寿康寧なり。」
縦い形肉の充盈實たりと雖も:形肉の充盈たる有りと雖も、神気無ければ、枯木の内空しきが如し。来和子云う:「形も亦厚く肉も亦充つと雖も、神なく気なきは天公を怨む。」昔人諸葛亮を相して曰う:「外は松柏枯槁の姿を禀け、内に文理根蔕の実あり。」
気散じ神枯るれば虚殻子:神気ともに亡ずれば則ち命尽き、徒らに虚空の躯殼を遺すのみ。《無形》云う:「神もなく気もなく、空空としてこの皮膚を遺す。殻子も風霜の損ずるに値せば、谷神已に秋に向かいて枯れたり。」
陰陽陶鑄して幾般の人:陰陽二気の化生、賢愚等しからざる人に分かたる。気の清きを禀くる者は聖賢となり、気の濁れるを禀くる者は愚不肖となる。
器識、何の縁か浅深を分つ:器とは徳器、識とは識量。裴行倹云う:「士は先ず器識にして後に文芸。」《風鑑》云う:「形なる者は人の材なり、徳なる者は人の器なり。材ありて徳をこれに付くるは、雕琢して器と成すが如し。」
汪洋として台閣に居る:器宇汪洋として容るるあり、志気深遠として機謀あり、此の如きの人は必ず公侯の位に居らん。呂尚云う:「器宇汪洋として容るるあり、志気深遠として機謀あり、時通ずれば亦公与侯と為らん。」柴羔の例:柴羔は本と愚鈍の人、孔子に従学したる后、啓蟄殺さず、方長の者の折らず、卒に大賢と成る——学问は器識を展く可し。
軽盈として廟廷に処る:気驕れば則ち軽く、志満たされば則ち盈つ。裴行倹云う:「人は文才ありて浮急淺露なれば、豈(あに)富貴を享るの器ならんや。」管輅云う:「崇宦に処りて自ら巍巍然と視れば、遐福の器に非ず。」而して大舜の微時は耕稼陶漁、九重の処に身を措きて后も其の素を改めず、禄位名寿兼ねて之を有す。
汪洋大度は延齢す可し:容所有れば徳乃ち大なり。宋郊、竹を以て蟻を渡し、胡僧之を相して曰う:「公神彩異に常なり、必ず数万の命を活かさん、后日当に天下に魁たらん。」延齢の説誠に迂闊に非ず。
子輿の岩岩たる、万世の師:孟子の気象は岩岩として泰山の如く、斉宣王の万鍾の俸禄を軽んずる能う。徳有る者は器宇恢廓、万鍾を草芥の如く軽んず。
夷吾の卑狭、姜斉を佐く:管仲の器量は偏(かたよ)り淺く、斉桓公の諸侯に覇たるを輔くと雖も、孔子はその「器小」を批評せり。葆和子曰く:「器なる者は、吾が身の徳発して容と為る。その徳あれば便ちその器あり、その器あれば便ちその容あり。事功は即ち徳器の行に見るる所なり。」
此れ特だ公私の毫髪(ごうはつ)の間に在り:管仲の葵丘の会は、名義は周室を尊ぶ、実は斉桓の覇たるなり。公私の辨は、惟だ孔子のみ能く見る。奇才異形かつ大公我(われ)なければ、一形一家ばかりに福を蔭すのみならず、天下蒼生皆その福を蒙らん。
その下にある者は評するに足らず:徳器が管仲に及ばざる者は、以て相を論ずるに足らず。
福は水のごとく、徳は器のごとし:福は水の如く、徳は器の如し。器量が福を盛る量を決める。《冥度経》に云う:「人は一分の徳器あれば、必ず一分の衣禄あり。十分の徳器あれば、必ず十分の衣禄あり。」
器が浅ければ水は盈ち溢るる:器が小さければ福は薄い。鬼箭に云う:「相寒く福薄きは是れ前縁、器浅きは分明に怨天に由る。」孔子の臍は深さ七李、董卓も亦た臍深さ七李。孔子は聖人となり、董卓は却って身を戮せられ臍に火を燃やされた——徳が形に称わざる故なり。
志を得て峥嶸たれば民は徳色をなす:富贵得志の時、人は多く富贵を以て人に驕り、圭角を露わす。これを「徳色」と為す。涵養純熟の者は則ち此の態無し。
時を失いて落魄すれば狐媚を絶つ:貧寒落魄の中に最も人を試みる能わず。奴顔婢膝ならざる者、方に豪雄と為す。程子の詩に云う:「富贵は淫せず貧賤は楽しむ、男児此に到れば是れ豪雄。」
任に是れ揚らざるも取り難きに非ず:貌丑きこと嫌う必要なし。白壁は璞の中に蔵る。裴中立云う:「爾の声揚がらず、爾の貌揚がらず、一点の霊台丹青も状し難し。」人の形甚だ美しき者は必ず甚だ悪しきあり、人の形甚だ悪しき者は必ず甚だ美しきあり。
心生ずれば相貌は磁基を立つ:心に徳を修めれば、吉凶も易う可し。陳図南云う:「心に善端を発せば諸福集まる。」麻衣云う:「未だ形貌を観ず、先ず心田を相す。」方寸の心を培養すれば、生理ことごとく備わり、悪形ありと雖も、福自ずから増すのみ。
面相の十三の縦行の部位は自上而下に排列す:
| 部位 | 包含細位 |
|---|---|
| 天中(一) | 天岳、左廂、内府、高広、尺陽、武庫、軍門、輔角、辺地 |
| 天庭(二) | 日角、竜角、天府、房心、上墓、四殺、戦堂、駅馬、吊庭 |
| 司空(三) | 額角、上卿、少府、交友、道中、交額、眉重、山林 |
| 中正(四) | 額角、虎角、牛角、輔骨、玄角、斧裁、華蓋、福堂、彩霞、郊外 |
| 印堂(五) | 交鎖、左目、蚕室、林中、酒樽、精舎、繽門、劫路、巷路、青路 |
| 山根(六) | 太陽、中陽、少陽、外陽、魚尾、姦門、神光、倉井、大門、玄武 |
| 年上(七) | 夫座、長男、中男、少男、金櫃、禁房、賊盗、游軍、書上、玉堂 |
| 寿上(八) | 甲櫃、帰来、堂上、正面、姑姨、姉妹、兄弟、外甥、命門、学堂 |
| 準頭(九) | 蘭台、正令、灶上、宮室、典御、園倉、後閣、守門、兵卒、記印 |
| 人中(十) | 井部、帳下、細厨、内閣、小使、僕従、妓堂、嬰門、博士、懸壁 |
| 水星(十一) | 閣門、北鄰、委巷、通衢、客舎、兵蘭、家庫、商旅、生門、山頭 |
| 承漿(十二) | 祖宅、孫宅、外院、林苑、下墓、荘田、酒池、郊廓、荒丘、道路 |
| 地閣(十三) | 下舎、奴僕、推磨、坑堑、地庫、陂池、鵞鴨、大海、舟車 |
流年運気は面部の部位に従い逐年推算す。男は左、女は右に分別して位を取る:
| 年齢段 | 部位 | 年齢段 | 部位 |
|---|---|---|---|
| 1-2歳 | 天輪 | 3-4歳 | 天城 |
| 5-7歳 | 天廓垂珠 | 8-9歳 | 天輪の上 |
| 10-11歳 | 人輪 | 12-14歳 | 地輪 |
| 15歳 | 火星(正額) | 16歳 | 天中 |
| 17-18歳 | 日月角 | 19歳 | 天庭 |
| 20-21歳 | 輔角 | 22歳 | 司空 |
| 23-24歳 | 辺城 | 25歳 | 中正 |
| 26歳 | 丘陵 | 27歳 | 墳墓 |
| 28歳 | 印堂 | 29-30歳 | 山林 |
| 31歳 | 凌雲 | 32歳 | 額右 |
| 33歳 | 繁霞 | 34歳 | 彩霞 |
| 35歳 | 太陽 | 36歳 | 太陰 |
| 37歳 | 中陽 | 38歳 | 中陰 |
| 39歳 | 少陽 | 40歳 | 少陰 |
| 41歳 | 山根 | 42歳 | 精舎 |
| 43歳 | 光殿 | 44歳 | 年上 |
| 45歳 | 寿上 | 46-47歳 | 両顴 |
| 48歳 | 準頭 | 49歳 | 蘭台 |
| 50歳 | 廷尉 | 51歳 | 人中 |
| 52-53歳 | 仙庫 | 54歳 | 食倉 |
| 55歳 | 禄倉 | 56-57歳 | 法令 |
| 58-59歳 | 虎耳 | 60歳 | 水星 |
| 61歳 | 承漿 | 62-63歳 | 地庫 |
| 64歳 | 陂池 | 65歳 | 鵞鴨 |
| 66-67歳 | 金縷 | 68-69歳 | 帰来 |
| 70歳 | 頌公 | 71歳 | 地閣 |
| 72-73歳 | 奴僕 | 74-75歳 | 腮骨 |
| 76-77歳 | 子位 | 78-79歳 | 丑牛 |
| 80歳 | 寅虎 | 81歳 | 太公 |
| 82-83歳 | 卯兔 | 84-85歳 | 辰竜 |
| 86-87歳 | 巳蛇 | 88-89歳 | 午馬 |
| 90-91歳 | 未羊 | 92-93歳 | 猴 |
| 94-95歳 | 鶏 | 96-97歳 | 犬 |
| 98-99歳 | 猪 | 100歳以上 | 顎 |
周にして始めに復り面部に輪転す、紋痕欠陥なれば則ち禍患軽しとせず。運限并びに冲して暗明九重、更に破敗に逢わば則ち幽冥に属す。若し気色相刑克すれば、骨肉破敗して自ら伶仃たり。偏えに運が部位の好きに逢わば、時に順いて気色光晶を見る。五岳四瀆相朝拱すれば、扶揺万里任に飛騰す。
| 五行 | 起始歳数 | 推算規則 |
|---|---|---|
| 水形 | 1歳より起る | 一歳一運 |
| 木形 | 2歳より起る | 二歳一運 |
| 金形 | 3歳より起る | 三歳一運 |
| 土形 | 4歳より起る | 四歳一運 |
| 火形 | 5歳より起る | 五年求めて順逆す |
金水相兼なれば上下に従い推算し、水火相兼なれば則ち逆に之を求む。土形は自ら準頭より初めて主限と為し、周にして始めに復りて安危を定む。
八歳十八二十八、下は山根に至り上は髪に至る。 活計の有無両頭に消ゆ、三十印堂殺を帯ぶる莫かれ。 三二四二五十二、山根上下準頭に止まる。 禾倉禄馬相い当たるべし、識らざる人は胡乱に指す莫かれ。 五三六三七十三、人面排して地閣の間に来たる。 逐一推し詳らかに禍福を看る、火星百歳印堂に添う。 上下両截ち分けて貴賤と為す、倉庫分かれて平定の有無を決す。 此れ是れ神仙の真妙訣、胡乱に庸夫に教うる莫かれ。
両眉の間、山根の上に位す。光明鏡の如くなれば則ち学問皆通ず;山根平満なれば福寿を主る;土星(鼻)聳直なれば則ち財星拱照す;眼分明なれば則ち財帛豊盈す。額川の字紋の如く、命駅馬に逢わば、官星位を得て、必ず双全の富贵を保つ。
凹沈せば必ず貧寒;眉交われば則ち下賤と成り、乱里離郷して又妻を克す;額窄く眉枯れば則ち財を破り鈍滞す。
気色:青黄は虚驚を主り、赤は刑傷を主り、白は喪服を主り、黒は身亡を主り、紅黄は寿安を主る。
鼻は財星と為し、土宿に位す。截筒懸胆の鼻、富贵千倉万箱;聳直豊隆なれば一生財旺なり。鷹嘴尖峰なれば則ち財を破り貧寒;鼻孔仰り露なれば則ち隔宿の糧無し;厨灶(鼻翼)空陷なれば則ち家積む所無し。
天倉、地庫、金甲櫃、井灶総て財帛宮と為す。豊満明潤なれば則ち財帛余りあり;枯削なれば則ち財帛消乏す。天あり地無きは先ず富み後に貧し、天薄く地豊かなれば始め貧しく終わり富む。額尖り窄狭なれば一生貧寒、井灶破露なれば厨に宿食無し。
気色:昏黒は財破を主り、紅黄は財進を主り、青黄鼻に貫くは横財を得るを主り、赤は口舌を主る。
眉は兄弟宮と為し、羅計(羅睺計都)に属す。眉長く目を過ぐれば則ち三四兄弟刑克無し;眉秀にして疏なれば則ち兄弟自然に端正、形新月の如き者は群倫に超ゆ。短粗なれば則ち兄弟縁薄し;両様の眉毛は必ず異母を定む;交連黄薄なれば則ち自ら他郷に喪う;旋結回毛なれば則ち兄弟蛇鼠の如し。
眉に旋毛あれば兄弟多しと雖も常に紛争す;眉毛散ずる者は銭財聚まらず;眉毛逆生すれば則ち兄に仇し弟を賊す;眉毛中断すれば則ち兄弟分散す。眉清く彩ありは孤高の士と為す。
両眼に居り、最も赤脈の睛を侵すを怕る——初年家業を破り尽くし、老に到りて糧無くして蘸と作る。眼漆点の如きは則ち終身産業繁栄す;鳳目高眉なれば則ち税を三州五県に置く。陰陽枯骨(眼眶干枯)なれば則ち田園を保つ莫かれ;火眼水輪なれば則ち家財傾き尽くす。
地閣は朝すべく、天庭豊満明潤なれば田宅進益を主る。気色青は官非を主り、黒は杖責を主り、白は丁憂を主り、紅は田宅の慶喜を主る。
両眼の下に位し、名づけて涙堂と曰う。三陽平満なれば則ち児孫福禄栄昌す;隠隠たる臥蚕なれば則ち子息清貴なり。涙堂深陷なれば則ち男女禄無し;黒痣斜紋なれば則ち老いに到りて児孫克つあり;口吹火の如くなれば則ち独り蘭房に坐す。
左三陽枯るるは男を克損し、右三陰枯るるは女を克損す。左眼の下に臥蚕紋生ずるは貴子を生む。眼下肉無き者は男女を妨害す。臥蚕陷る者は陰騭少なく、当に絶嗣す。乱紋侵す者は仮子及び義女を招くを主る。
地閣に位し、重ねて水星(口)に接す。頬円く豊満なれば則ち侍立群を成す;輔弼星朝すれば則ち一呼百諾;口四字の如くなれば則ち呼聚喝散の権を主る。地閣尖斜なれば則ち恩を受け深くして反って怨恨と成る;紋痕敗陷なれば則ち奴僕周らざる;壁の低傾なれば則ち恩は仇隙と成る。
懸壁虧くる無ければ則ち奴僕少なからず、枯陷なれば則ち僕馬俱に無し。気色青は奴馬の損傷を主り、白黒は僕馬の堕墜を主り、赤は口舌財を損ずるを主り、黄は奴僕自ら旺んなるを主る。
魚尾(眼尾)に位し、号して姦門と曰う。光潤紋無くんば必ず妻の四徳全きを保つ;豊隆平満なれば則ち妻を娶りて財帛箱に盈つ。姦門深陷なれば則ち長く新郎を作す(続弦再娶);魚尾紋多ければ則ち妻の悪死を防ぐ;姦門暗惨なれば則ち自ら生離を号す;黒痣斜紋なれば則ち外情好くして心淫欲多し。
魚尾は平満たるべく陷を克すべからず。豊満なれば夫貴く妻栄え、奴僕行を成す。婦人の姦門明潤なれば貴人を得て夫と為す。婦人の面満月の如く、下顎豊満なれば、国母の貴に至る可し。
気色:青は妻妾の憂愁を主り、赤は夫妻の口舌を主り、黑白は夫妻の悲哀を主り、紅黄は諧和の喜びを主る。
印堂の下、山根に位す。隆として豊満なれば則ち福禄窮まり無し;伏犀に連接すれば則ち定めて文章を主る;瑩然光彩なれば則ち五福倶に全し。紋痕低陷なれば則ち連年疾病沈疴;枯骨尖斜なれば則ち免れず終身受苦;気霧の如くなれば則ち災厄身に纏わる。
年寿明潤なれば則ち康泰、昏暗なれば則ち疾病至る。気色青は憂驚を主り、赤は重災を防ぎ、白は妻子の悲しみを主り、黒は身死を主り、紅黄紫は喜気の兆しを主る。
眉角に位し、号して天倉と曰う。豊盈隆満なれば則ち華彩憂無し;魚尾位平かなれば則ち老いに到りて人に欽羡せらる;騰騰たる駅馬なれば則ち須く貴く四方向に遊宦す。額角低陷なれば則ち老いに到りて住場見難し;眉連交接なれば則ち此の人祖を破り家を離る;天地偏斜なれば則ち十居して九変ず。
辺地、駅馬、山林、髪際は出入の所と為し、明潤潔浄なるは遠行に利ありと宜す。気色青は遠行に驚き財を失うを主り、白は馬僕の失あるを主り、黒は道路に身亡を主り、紅黄紫は財喜を獲るに宜し。
中正に位し、上は離宮(天庭)に合す。伏犀頂に貫くなれば則ち一生訟庭に到らず;駅馬朝帰すれば則ち官司擾さず;光明瑩浄なれば則ち顕達群に超ゆ。額角堂堂たれば則ち官司に犯すも亦た貴人の化解を得;宮痕理破なれば則ち常に横事を招く;眼赤鯉の如くなれば則ち実に死刑徒刑す。
両眼の神光暁星の如く、竜目鳳睛は貴を主る。印堂明潤、両耳色白く面を過ぐれば則ち声天下に聞こえ、福禄栄顕なり。気色青は憂疑を主り、赤は口舌是非を主り、白は孝服至るを主り、紅黄は官に加わり職に進むを主る。
天倉に位し、地閣に牽連す。五星朝拱なれば則ち平生福禄滔滔たり;天地相朝すれば則ち徳行須く五福を全うす。額円く額窄きは則ち初年に苦しむ;額闊く顎尖がれば則ち迍否還って晚景よりす。眉高く目聳ゆるは則ち平坦、眉圧せられ耳掀ぐは則ち福徳を言う休れ。
天倉地庫は須く豊満明潤たるべく、相朝すれば則ち祖蔭重重たり。若し陷缺して利あらざれば則ち災厄常に見る。满面春風、一团の和気は則ち吉相と為す。
先ず五岳を観、次に三停を弁ず。五岳盈満なれば則ち富贵多榮;三停倶に等しければ則ち永く顕達を保つ。額は初運を主り、鼻は中年を管し、地閣水星は末主と為す。若し克陷あれば則ち凶悪と断ず。
骨肉相称、気相和し、精神清秀なる者は、桂林の一枝、昆山の片玉の如く、貴顕名流たり。暗惨にして薄き者は凶なり。满面紅黄明潤は大吉の兆しと為す。
日月角(額中央両側)は須く高く明浄なるべく、父母長寿康寧を主る。低塌なれば則ち幼くして双親を失う;暗昧なれば父母の疾あるを主る。左角偏すれば父を防ぎ、右角偏すれば母を防ぐ。或いは同父異母、或いは母に随いて父に嫁す。
左眉高く右眉低くんば、父在りて母先ず帰す;左眉上り右眉下らば、父亡びて母再嫁す。額削げ眉交わる者は、父母早く拋つを主り、是れ隔角反面無情と為す。両角頂に入れば則ち父母双榮し、更に祖蔭を受く。
気色青は父母の憂疑及び口舌を主り、黑白は父母の喪亡を主り、紅黄は双親の慶喜を主る。
額広く耳珠、頭円く足厚く、瑩然たる美貌の光輝。 寛舒丰厚、形気類相随う。 皆是れ五行の分定、豊衣足食両相宜し。 智慧者は、眉清く目秀で、声價少年に知らる。
肘竜并びに虎臂、山根明朗、地閣豊肥。 更に鼻は懸胆を垂れ、項に余皮あり。 賦性高名磊落、面方く背厚きこと亀の如し。 真に好し、安んずる五岳、寿数齊眉に介す。
| 学堂 | 部位 | 要求 | 主掌 |
|---|---|---|---|
| 官学堂 | 眼 | 長くて清らか | 官職の位 |
| 禄学堂 | 額 | 広くて長い | 官位と長寿 |
| 内学堂 | 門歯の二本 | 整っていて密 | 忠信孝敬 |
| 外学堂 | 耳門の前 | 豊かで艶やか | 聡明 |
| 学堂 | 部位 | 特徴 |
|---|---|---|
| 高明部 | 頭 | 円い、或いは異骨が聳え立つ |
| 高広部 | 額 | 額角が歪まず骨が盛り上がり方形 |
| 光大部 | 印堂 | 平らで明るく傷がない |
| 明秀部 | 眼 | 眼光が黒く瞳が深く隠れる |
| 聡明部 | 耳 | 耳輪があり赤白黄色 |
| 忠信部 | 歯 | 揃っていて密で白く霜のよう |
| 広徳部 | 舌 | 長く鼻準に届き赤い線が長い |
| 班筍部 | 天中 | 天中に横に盛り上がり細く秀でて長い |
八位の学堂にこれがあれば、人生は富貴で吉祥が多い。
| 三停 | 位置 | 象徴 | 佳相 | 劣相 |
|---|---|---|---|---|
| 上停 | 発際から眉間 | 天 | 長く豊かに盛り上がり、方形で広々とし、貴を主る | 尖って狭く欠損があり、災厄や凶が多くある |
| 中停 | 眉間から鼻準 | 人 | 盛り上がり真っ直ぐで、険しく静かで、寿を主る | 短く偏り塌んでおり、仁や義が無い |
| 下停 | 鼻準の下から地閣 | 地 | 平らで満ち、端整で厚く、富を主る | 長く狭く尖って薄く、田宅が無く貧苦である |
三停すべてが満たされていれば、これこそ上相の人である。
形有余なる者:頭頂は円く厚く、腹背は豊かに隆り、額は広く四角く、唇は赤く歯は白く、耳は円く輪を成し、鼻は真っ直ぐで胆のよう、眼は黒白が分かれ、眉は秀でて疎らに長く、肩膊は厚みがあり臍も厚く、胸の前は平らで広く、腹は円く垂れ、行坐は端正で、五岳は朝起し、三停は相称え、肉は艶やかで骨は細く、手は長く足は四角い。
望めば巍巍として来たり、視れば怡怡として去る。
形有余の者は、長寿で病気が無く、富貴の栄えがある。
神有余なる者:眼光は清らかで澄み、顧盼が斜めでなく、眉は秀でて長く、精神は聳え動き、容色は澄み切り、挙止は広々としている。
恢然として遠くを見渡す様は、秋の日の霜天を照らすが如く、巍然として近くを望む様は、和風の春花を動かすが如し。 事に臨んで剛毅なるは、猛獣の深山を歩むが如く、泉を出でて遥かなるは、丹鳳の雲路を翔るが似し。 其の坐るや界石の動かざるが如く、其の臥すや栖鴉の揺らがざるが如く、其の行くや洋洋として平水の流るるが如く、其の立つや昂昂として孤峯の聳ゆるが如し。
言は妄りに発せず、性は妄りに躁がず、喜怒は其の心を動かさず、栄辱も其の操を易えず。万態が前に紛錯しても心は常に一つ——これを神有余と謂う。神有余の者は皆上貴の人であり、凶難も其の身に入り難く、天禄は其の終わりを永くする。
形不足なる者:頭頂は尖って薄く、肩膊は狭く斜めで、腰肋は疎らで細く、肘節は短く促で、掌は薄く指は疎らで、唇はつまずき額は塌み、鼻は仰ぎ耳は反り、腰は低く胸は陥む。一方の眉は曲がり一方の眉は真っ直ぐ、一方の眼は上向きで一方の眼は下向き、一方の睛は大きく一方の睛は小さい、一方の頬骨は高く一方の頬骨は低い。一方の手に紋があり一方の手には紋が無く、寝ている間に眼が開き、言葉は女声のようである。歯は黄ばんで露われ、口は臭く尖っている。禿げて髪が無く、眼は深く睛が見えない。歩行は傾き、顔色は萎え怯える。頭は小さいのに身は大きく、上が短く下が長い。
形不足の者は、病気が多く命が短く、福は薄く賤しい。
神不足なる者:醉えるに似て醉わず、常に病酒の如く、愁うるに似ざるに愁うるが如く、常に憂戚の如く、眠るに似ざるに眠るが如く、やっと眠ればすぐに覚め、哭するに似ざるに哭するが如く、常に驚怖の如く。瞋るに似ざるに瞋るが如く、喜ぶに似ざるに喜ぶが如く、驚くに似ざるに驚くが如く、痴るに似ざるに痴るが如く、畏れるに似ざるに畏れるが如く。容止は昏乱し、色は濁って染めたかのよう。神色は凄愴として常に大失の如く、恍惚として張惶し常に恐怖の如く。言語は瑟縮として羞恥を隠すが如く、貌児は低く摧けて凌辱に遭うが如し。色は初め鮮やかで後に暗く、語は初め速く後に吃る。
神不足の者は、牢獄の厄を招くことが多く、官もまた位を失う。
人の身は骨を主とし、肉を佐とする。骨を以て形と為し、肉を以て容と為し、骨を以て君と為し、肉を以て臣と為す。臣が君を制することができず、かえって之に逆らうのは理に悖る。
紋は深くして正しきを欲し、黒子は大きくして明るきを欲す。頬骨の肉が薄くして開き方なる者は、権衡を主る。肉が大きく骨が隱れておれば権衡が無く、縦え官職があっても常調を過ぎざるのみ。
相のある人は、貧賤に居ると雖も、鳳の地に在るが如く久しからずして必ず翔けよう。相の無き人は、忽ち富貴に居ると雖も、草の時に非ずして生ずるが如く、必ず病を愈やす。
骨節は金石の如し:峻たるを欲し横を欲せず、円たるを欲し粗を欲せず。
名骨:
| 骨名 | 位置 | 応験 |
|---|---|---|
| 金城骨 | 日月角の側に骨が直に起つ | 位は三公に至る |
| 天柱骨 | 印堂に骨が有り上り天庭に至る | 位は三公に至る |
| 伏犀骨 | 天庭から頂上を貫く | 位は三公に至る |
| 顴骨 | 面に骨が卓として起つ | 権勢を主る |
| 王梁骨 | 顴骨が連なり耳に入る | 長寿を主る |
| 龍骨 | 臂から肘に至る | 君の象、長く大なるを欲す |
| 虎骨 | 肘から腕に至る | 臣の象、短く細きを欲す |
| 駅馬骨 | 顴骨が鬢に入る | 遠行の貴顕を主る |
| 日角骨 | 左目の上 | — |
| 月角骨 | 右目の上 | — |
| 将軍骨 | 骨が耳に斉し | — |
| 竜角骨 | 額の中、正しく両辺 | — |
骨相の吉凶:骨の聳える者は夭す;骨の露われる者は立つこと無し;骨の軟弱なる者は長寿なれど楽しみ無し;骨の横なる者は凶;骨の軽き者は貧賤;骨の俗なる者は愚濁;骨の寒き者は窮薄;骨の円き者は福あり;骨の孤なる者は親無し。
肉は血を生じ骨を藏する所以であり、その象は土が万物を生じ万物を成すが如し。
劣相:色は昏くして枯れ、皮は黒くして臭く、寵多くして塊を加う。神は枝幹に称わず、筋は骨を束ねず、肉は体に居らず、皮は肉を包まざる——速死の応。
骨肉の細滑なること苔の如くんば、紅光白く凝まりて富貴来たる。 揣て綿の如く兼ねて又暖かなれば、一生終に凶灾少なし。