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全 8 章中 2 章
博山篇
竜を尋ねる方法は、まず祖山・父山・母山の位置を探し求めることにある。
いわゆる祖山は、最も高い所に居り、火星が結聚するところであり、山形はたちまち聳え立ち、楼殿のごとく高く雲に入る。水星がこれと相互に映照し、水火既濟と称する。これは最も理想的な祖山の格局である。
いわゆる父母山は、中等の高さの所に居り、金星が結聚するところである。父母の両星は、一つは内、一つは外で相互に照応し、一つは父山、一つは母山となり、対応配合の関係を成す。
竜脈はこのところから出発し、このところで退卸変化し、このところで剥換転変し、これらの過程を経た後に、ようやく行竜と称し得て、真穴を結作する可能性がある。
もし竜脈が大山から真っ直ぐに落ちてくるだけで、僅かに一辺あり、両脇に竜虎砂が相伴うと虽も、仮穴と称するに過ぎない。何故か。竜気が頂上まで通貫せず、剥換脱卸の過程を経ておらず、生気が未だ真に融聚していないからである。
真竜を認めるには、真竜は中央に居り、後方に托山・送山があり、両脇に護山・纏山がある。托山多く、送山多く、護山多く、纏山多ければ、竜神は大貴・中貴・小貴となり、これらに依って推し知ることができる。
行竜の気度は、人の身体に似る:双手を展開し、八字に分かれ、胸を挺(み)ち、真っ直ぐに前へ向かう。竜身には身の正しきもの、身の歪めるもの、偏左するもの、偏右するもの、畳串するもの、倒転するもの、高きに趨くもの、低きに趨くものがあり、変化は多端である。よくよく弁別せよ、よくよく弁別せよ。
八つの相法は、何の相を見るのか。二十八種の形は、何の形なるのか。九星八変は、何の星なるのか。これによって富貴・貧賤を弁別する。三種の落脈の法:肩部より落ちるもの、腰部より落ちるもの、中心より落ちるもの。三種の落法はそれぞれ枝脈・葉脈を分け出す。
中心落脈を上と為し、次に肩部落脈、再次に腰部落脈とし、尽頭の処に至って、はじめて真の好穴となる。好穴。
五種の勢を弁別する:竜が北方より発脈し、南を朝(むか)えて来ることを正勢と称す。竜が西方より発脈し、北に向かって穴を作り、南に向かって朝え(むかえ)ることを側勢と称す。竜が水に逆らって上り、朝山が水に順って下る、これは逆勢なり。竜が水に順って下り、朝山が水に逆らって上る、これは順勢なり。竜身が祖山を顧みて朝とする、これは回勢なり。
五種の勢が穴を結ぶに、各々順局五種・逆局五種あり。逆局を貴しと為し、順局は力量が減弱する。勢の順逆は、大局の水(大江水)をもって論定する。
正勢・側勢・逆勢・順勢は、祖山の水がすべて明堂に流れ至ることができる。回勢は竜身が回旋して距離が遠く、また砂山の阻隔があるため、祖山の水が明堂に流れ至り難い。しかし回勢の竜は盤旋纏繞し、同時に水が環繞し、祖水が堂に到らざるも、その力量はかえって重い。
既に勢を弁別したならば、なお水口を見るべく、同時に下砂を見る。要は逆取にあり、順に裁奪すべからず。逆勢の竜は、情意が水を得るので、下砂が無くとも地を結ぶことができる。順勢の竜は、下砂が無ければ、近処の案山があれば用いる可し。
祖山を顧みる勢は、遠きものを優とし、近きものは良からず。何故か。竜が長ければ、得る水が多くなり、竜が短ければ、得る水が少なくなるからである。
竜は樹の如く、大幹あり、小枝あり。幹は長くして大いなり、枝は短くして小なり。幹は栄と為り、枝は衛と為る。高低起伏を論じるに、如何にして軽重を権衡せんか。水を得られることができれば、みな用いる可し。枝幹の上に疑竜があれば、よくよく弁別せねばならぬ。
山は両路に分かれて併行し、水は中間に流れる。水は両路に分かれて流れ、山は内部で相抱く。これは水界竜の理なり。
竜脈が行く時もし水に遇えば、水は竜を界断し、竜は止まる。何故か。気は地中に行き、内気と称す。水は土上に流れ、外気と称す。外気の界截するところに、内気は止聚して散ぜざるなり。
枝竜の脈は土中に延び、土脊は即ち脈の現れなり。隴竜の中にては、石骨が即ち脈の現れなり。遠きものを勢と称し、近きものを形と称す。勢来たりて形止まれば、生気は乗じて之を用いる可し。
竜は聚を要し、散ずべからず。竜は止を要し、行くべからず。しかしながら散中に聚あり、行中に止あれば、なお地の綱紀を得る。何を以て聚と知るや。城郭の如き囲護があれば即ち聚なり。何を以て止と知るや。結作の処があれば即ち止なり。
隴竜は陰に属し、その気は表に浮かび、最も風を怕(おそ)る。支竜は陽に属し、その気は内に沈み、風を怕れず。
何を峡山と称するや。竜脈の断続するところなり。両山の相夾する峡は吉と称し、風吹き水射する峡は凶なり。峡には正出するものあり、左出するものあり、転顧するものあり、正出斜過するものあり、側出正過するものあり。峡が如何に出ずるや、穴も亦如何に出ずる。穴を得んと欲せば、まず峡を推すべし。峡を明らむることができれば、穴も明らかならん。同じく来竜と雖も、経る峡に十種の異なりあり、よくよく弁認すべし。
向首を論ずるに、字と字を対す。何の竜を見て、何の向きを作す。何の峡を見て、何の坐を作す。竜の長短に従って結穴の遠近を決す。これらを認め明了すれば、穴は定まる可し。
竜神は搏換し、大より小に剥換し、高より低に剥換す。断じて又断じ、乱れて又乱れ、結ぶ穴は必ず嫩(うるわ)し。未だ断ぜず、未だ乱れざれば、穴は醜悪なり。凶星に遇わば、必ず吉星に搏換して、方可ならんとす。もし搏換によって吉と為さざれば、なお之を用いんとせば、間星の相従するあり、流星の相従するあり、よくよく弁認せねばならぬ。
順の中に制あり、逆の中に順を求めよ。もしこの理を知らざれば、悪業を造ることになり、何を用いるに足らんや。
竜が帳を穿(くぐ)りて出ずれば、力量は重い。金を含み水を含む帳は上等なり。純水の帳は中等なり。両角に帯のある帳は上等なり。垂下の帳は中等なり。胸を穿ちて過ぐる帳は上等なり。角を穿つ帳は下等なり。帳下に貴人あれば上等なり。貴人が帳上に居れば下等なり。左関右軸のものは上等なり。一辺にのみ護あるものは下等なり。
霊泉は陰を養い、異骨奇毛は、すべて竜の証験と為すことができる。
穴を詳細に勘察せんと欲すれば、まず竜を弁別せよ。竜を知らざれば、何を以て穴を識らんや。真竜貴穴を得るも、穴に病があればなお医し補う可し。しかし竜自身が賤弱ならば、補うとも益なし。
竜は衆人の母なり。その所に誕育する貴児は何方にか在る。よくよく弁認せよ。竜が貴ければとて、丑穴を妄認すべからず。竜形を見れば、即ち穴形を知るべし。穴に臨む時までいて真実の判断を失うことなかれ。
竜に各種の形態あり:飛竜・蟠竜・舞鳳竜・踞虎竜・奔馬竜・游蛇竜・平岡竜・嵯峨竜・尖射竜・乱雑竜・孤秀竜、合わせて十一種の形態あり、これに依って穴の情況を推し知る可し。
竜穴は禁経の形、蛟竜の形、鸞鳳の形、獅象の形、馬駝の形、弓剣の形、星月の形、将府の形、凶壇の形、営寨の形、神観の形を結ぶ可く、よくよく討論し、広く推求すべし。
後龍により年代を分かち、何の竜が何の属を占めるかを見る。星宿を審察し、方隅を問う。亥・艮・兌・巽・丙・丁・辛・庚は吉竜の方位にして、扦穴[訳注:「插」は「扦」に当たるべし。風水の術語,穴を扦定すること即ち穴位を定めることを指す]するに適す。壬・子・癸・震もまた中等と算す。
合穴を論ずるに:亥竜は丙・巽・丁に向かうに宜し。艮竜は丙・庚・丁兼辛・巽に向かうに宜し、星辰元運に合す。兌竜は艮・卯・巽に向かうに宜し。丁・巽の向き、亥・艮・辛・丙の向き、また艮・辛・丁の向きに合す。亥竜は辛に臨み、庚・巽・卯・艮・巳に合し、亥と対宮す。壬竜の向きは、惟だ坤・乙・子・癸の向きのみ、また午・坤・卯の向きに合し、庚・辛の位なり。これらの竜穴の配合は、みな貴格に合す。
竜を尋ねる最終の要訣:巒頭の星体を認め、霊気の在る所を望む。竜脈の何処より来たり何処へ去るかを定め、方位の吉凶を考べ、真気を注ぎ入れて、制伏を加えて、始めて利を得る。
竜神の道を論ずるに、詳細にして未だ尽頭に到らず。星垣格局あるもの、能く会得する人は稀なり。全局を認識せざれば、大地の在る所を知ること能わず。紫微垣・太微垣・天市垣あり。天虹来たり、天馬至れば、これは古の名都の格局なり。眠るとも眠らざるとも、眼光を高く放ち、心に銘刻せよ。もってこれを教示す。竜の道は斯くの如きなり。