読み込み中...
全 16 章中 10 章
奇经八脉考
全体意訳
任脈は「陰脈の海」(全身の陰経が集まる要衝)と呼ばれる。その主幹は中極穴の下方、少腹部の内部、すなわち会陰部(前陰と後陰の間)に起始する。ここから上方向き外側に向かい、曲骨穴(恥骨結合の上、陰毛の際の陥凹部)を経て、陰毛の上縁に上行し、中極穴(臍下四寸、膀胱の募穴——臟腑の気が胸腹部に集まる特定の経穴)に至る。ここで足厥陰肝経・足太陰脾経・足少陰腎経と並んで腹腔内を循行する。さらに関元穴(臍下三寸、小腸の募穴、足三陰経と任脈の交会穴)を経て、石門穴(すなわち丹田、別名命門、臍下二寸、三焦の募穴)、気海穴(臍下一寸半の陥凹の正中、古人が男子の生氣の海と呼んだ所)を通る。陰交穴(臍下一寸、ちょうど膀胱の上口に当たり、原文では三焦の募穴とも呼ぶ)で足少陽経・衝脈と交会する。続いて神闕穴(臍の中央)、水分穴(臍上一寸、ちょうど小腸の下口に当たる)を経る。下脘穴(臍上二寸、ちょうど胃の下口に当たる)で足太陰経と交会する。建里穴(臍上三寸)を経て、中脘穴(臍上四寸、胃の募穴)で手太陽・手少陽・足陽明経と交会する。さらに上脘穴(臍上五寸)、巨闕穴(鳩尾の下一寸、心の募穴)、鳩尾穴(胸骨剣状突起の下五分)、中庭穴(膻中の下一寸六分の陥凹中)、膻中穴(玉堂の下一寸六分、ちょうど両乳の間)、玉堂穴(紫宮の下一寸六分)、紫宮穴(華蓋の下一寸六分)、華蓋穴(璇璣の下一寸)、璇璣穴(天突の下一寸)を経過する。その後、上方の喉に達し、天突穴(結喉の下四寸の陥凹中)で陰維脈と交会する。さらに廉泉穴(結喉の上方、舌下の中央)を経る。上行を続けて下顎に至り、承漿穴(唇下の陥凹中、手足陽明経・督脈と交会)を経て、口唇をめぐり、上して歯齦の交会部に至り、口内から出て、面部に二行に分かれて循行し、両目の下方中央に連なり、承泣穴(目下七分、ちょうど瞳孔の直下の陥凹中、左右に合わせて二穴)で終わる。古来の記載では本経は合わせて二十七穴とされる。
『難経』『甲乙経』には、任脈が面部以下に循行するという説はない。
任脈と衝脈との間の別絡は尾翳(すなわち鳩尾)と名付けられ、下方の鳩尾を通って腹部に散布する。この別絡は邪気が実すると腹皮が痛み、正気が虚すると皮膚が痒くなるという。《霊枢経》にいう:缺盆の中央は任脈の通る所で、天突穴と名付ける。その両側の動脈の搏動する所は人迎穴で、足陽明胃経に属す。🌿
卜瓜からのヒント:本内容は中医古典古籍に基づくものであり、伝統文化の学習・研究のみを目的としています。医療診断・投薬・治療のアドバイスを構成するものではありません。ご不快な場合は速やかに医療機関を受診してください。
この章を読み終えたら