丁旺巽坤(ていおうそんこん) 女子詩書好酒(じょしししょこうしゅ)
全体意訳
本章では八字命理学において、丁火が旺盛で巽坤の方角にあることが女性の特性に与える影響、並びに様々な干支の組み合わせが持つ命理的意味について探求する。丁火は文明と情熱を表し、巽坤は風と土の交わりを象徴する。この配置は、多くの場合、女性が詩文を好み、酒を嗜むことを示す。文中では複数の事例を通じて、干支の相互作用が性格、健康、家庭関係など人生の様々な側面にどのような影響を及ぼすかを説明している。
- 丁旺巽坤(ていおうそんこん)、女子詩書好酒(じょしししょこうしゅ):丁火が巽(南東)坤(南西)の位で旺盛な時、女性は多才で、詩文と酒を愛する。例えば、丁未日生まれの人は酒を好み、丁巳日生まれの人は詩書を好み、丁酉日生まれの人は孤独を好みがちで、丁卯日生まれの人は玉のように温潤である。具体的には、丁巳または丁未の日においてこれが見られる場合、女性の文才を示す。己酉の日であれば艶やかな人を生み出す。
- 龍常亥未卯寅同(りゅうじょうがいぼういんどう)、利路絲綿(りろしめん):青竜(申)太常(巳)と亥、未、寅、卯が同時に見られる場合、絹や綿に関わる業種で利益を得ることを示す。例えば、甲寅年生まれの人が、己亥日、丁卯時であれば、これに該当する。
| 干支の組合せ | 第 1 組 | 第 2 組 | 第 3 組 | 第 4 組 | 第 5 組 |
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| 天干 | 甲 | 年 | 己 | 日 | 卯 |
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| 地支 | 寅 | 月 | 亥 | 丁 | 時 |
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- 甲乙壬癸全逢(こうおつじんきぜんほう)、女作煙花之色(じょさくえんかのいろ):甲乙木と壬癸水が全て現れる場合、水木相生が過剰となり、一族に風塵の女性が出ることを示す。例えば、甲子年生まれの人が、壬申月、乙卯日、癸未時であれば、甲乙壬癸が全て揃う。
| 干支の組合せ | 第 1 組 | 第 2 組 | 第 3 組 | 第 4 組 | 第 5 組 | 第 6 組 |
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| 天干 | 甲 | 年 | 申 | 乙 | 日 | 未 |
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| 地支 | 子 | 壬 | 月 | 卯 | 癸 | 時 |
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- 艮金痩小(ごんきんそうしょう)、離坎高雄(りかんこうゆう):金の命の人が寅の位(艮)に至ると身体は痩せ小さくなる。火や水の命の人が子午の位(離坎)に至ると、大柄で雄々しくなる。例えば、金の命の人が壬寅の日に出会うと痩せて見える。子午卯酉に旺気を帯びれば行動が派手になるか、または体格が大きくなる。上下の干支の生剋も体型の大小に影響を与える。
- 三丁二丙到金(さんていにはつとうきん)、口舌生瘡(こうぜつしょうそう):丙丁の火が多いのに申酉金の位(火の病死地)に至ると、口舌の争いやできものを生じることを示す。同様に、他の五行が衰える位に至ると特定の病気に対応する。壬癸が寅卯に至ると腎冷の病気、甲乙が巳午に至ると肝風の病気、戊己が寅卯に至ると四肢脾の病気、庚辛が亥子に至ると肺寒の病気を主とする。
- 子午陰陽見盛衰(しごいんようけんせいすい)、両分卦兆(りょうぶんかちょう):子午卯酉は水火木金を表し、盛り過ぎても衰え過ぎてもならない。火が盛り過ぎると炎上して失うことがあり、水が旺ん過ぎると流動定まらず、木が盛り過ぎると折れ、金が盛り過ぎると凶となる。平衡を保つ必要がある。例えば、丙子の水人は、月日時が全て水旺(癸巳、癸亥、癸亥)の場合、水が旺ん過ぎて奔流して定まらない。一方、足りない場合は衰え敗れる。
| 干支の組合せ | 第 1 組 | 第 2 組 | 第 3 組 | 第 4 組 | 第 5 組 | 第 6 組 |
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| 天干 | 丙 | 年 | 巳 | 癸 | 日 | 亥 |
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| 地支 | 子 | 癸 | 月 | 亥 | 癸 | 時 |
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- 南多北少(なんだほくしょう)、家破人亡(かはじんぼう):八字の中で南方の火位(巳午未)は多いが、北方の水位(亥子丑)は少なく、純陽にして陰が無い場合、家庭の破綻を主とする。例えば、戊辰の木年、丁巳の土月、己未の火日、庚午の土時は、辰巳午未と陽が多く陰が少ない。
| 干支の組合せ | 第 1 組 | 第 2 組 | 第 3 組 | 第 4 組 | 第 5 組 | 第 6 組 |
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| 天干 | 戊 | 年 | 巳 | 己 | 日 | 午 |
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| 地支 | 辰 | 丁 | 月 | 未 | 庚 | 時 |
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- 返此之方(へんしのほう)、女男消落(じょなんしょうらく):逆に、北方は陰が多く陽が少ない場合(例えば戌亥子丑の時)、純陰にして陽が無ければ、男女共に衰え敗れることを主とする。
- 東方全見(とうほうぜんけん)、妻児難保長春(さいじなんぼちょうしゅん):東方の木位(寅卯辰)が全て見られる場合、陽気が盛り過ぎ、妻や子を長く保ち難いことを主とする。例えば、寅年に卯月、辰日、巳時など。
- 西望東衰(せいぼうとうすい)、金盛則家翁不吉(きんせいそくかおうふきつ):西方の金位が盛んで東方が衰える場合、家中の年長者が不吉であることを主とする。例えば、申年に未月、戌日、酉時など。
- 癸壬亥子(きじんがいし)、工巧之人(こうこうのひと):壬癸水と亥子水が知性と結びつき、聡明で技巧に優れた人を主とする。例えば、壬子年生まれの人が、癸亥日時を持つ場合など。
- 癸甲壬全(きこうじんぜん)、胡人狡佞(こじんこうねい):癸(玄武)、甲(胡人の象)、壬(暗い)が全て見られる場合、狡猾で正しくない人を主とする。例えば、甲寅年生まれの人が、癸酉月、壬日時を持つ場合。
- 月胎歳合(げつたいさいごう)、祖立他門(そりつたもん):月柱と胎元が歳干と合する場合、祖父母の世代が他郷に移り住んだことを主とする。例えば、丙戌年に辛卯月の場合、または辛卯の人が丙戌の胎を持つ場合。
- 歳日朝時(さいじつちょうじ)、自身舎立(じしんしゃりつ):歳干と日干時干が合する場合、自身が家を離れて身を立てることを主とする。例えば、庚年の人が乙日時を持つ場合や、丙年の人が辛日時を持つ場合。
- 合分内外(ごうぶんないがい)、取於進退之方(しゅうおしんたいのほう):干合には内合(例えば甲己の合は本来持っているもの)と外合(例えば丙辛の合は外からのもの)があり、内合は内部で身を立てることを主とし、外合は外部で発展することを主とする。合の位置と強弱を見る必要がある。
- 略取其強(りゃくしゅきょう)、足見夫妻之勢(そくけんふさいのせい):夫妻星が旺相の地にあれば強い。例えば、庚午の人が乙酉日時を持つ場合、庚が旺んで乙が衰えていれば夫が強く、乙卯日時であれば妻が強い。
- 合逢四位(ごうほうし)、後來妻再立児郎(こうらいさいさいりつじろう):四柱の干合が重なる場合、後妻を娶ったり、跡継ぎを立てたりすることを主とする。例えば、甲子年己巳月丁卯日壬寅時は、甲己、丁壬の四つの合がある。
| 干支の組合せ | 第 1 組 | 第 2 組 | 第 3 組 | 第 4 組 | 第 5 組 | 第 6 組 |
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| 天干 | 甲 | 年 | 巳 | 丁 | 日 | 寅 |
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| 地支 | 子 | 己 | 月 | 卯 | 壬 | 時 |
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- 隔合居中(かくごうきょちゅう)、妻子財門見破(さいしざいもんけんは):合が他の干によって阻まれて隔てられる場合、妻や子あるいは財運に損耗があることを主とする。例えば、甲子の人が庚午月己卯日を持つ場合、甲己の合が庚によって隔てられる。
- 造於偏地(ぞううへんち)、見多而二姓三名(けんたじにせいさんみょう):合が墓絶衰の地にある場合、何度も姓や名を変えることを主とする。例えば、乙庚の合金が寅丑の墓絶地にある場合や、戊癸の合火が戌亥の絶地にある場合。
- 時日暗投(じじつあんとう)、孤児寡女(こじかじょ):日柱と時柱が暗合(例えば癸巳日時や辛巳日時など)する場合、孤児や寡婦を主とする。例えば、癸巳日時や戊子日時を持つ場合。
- 地刑両見(ちけいりょうけん)、他母所生(たぼしょせい):地の刑が重複して見られる場合(例えば申子辰の人が戌を二回見るなど)、生母以外に育てられることを主とする。例えば、甲戌の人が戊辰月己未日戊辰時を持つ場合。
| 干支の組合せ | 第 1 組 | 第 2 組 | 第 3 組 | 第 4 組 | 第 5 組 | 第 6 組 |
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| 天干 | 甲 | 年 | 辰 | 己 | 日 | 辰 |
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| 地支 | 戌 | 戊 | 月 | 未 | 戊 | 時 |
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- 壬乙於命敗之郷(じんおつうめいはつのきょう)、出於偏房外妾(しゅつうへんぼうがいしょう):壬乙が敗地で出会う場合(例えば壬午の人が乙卯時を持つ場合など)、偏房や外妾から生まれたことを主とする。例えば、壬午の人が乙卯時を持つ場合や、乙卯の人が壬辰時を持つ場合。
- 干合身敗(かんごうしんぱい)、須信男女娼淫(すしんなんじょしょういん):干合するが身が敗地に落ちている場合、男女がみだらなことを示す。例えば、戊寅の土の人が癸酉日時を持つ場合、土は酉で敗れる。
- 身到旺郷有鬼者(しんとうおうきょうゆうきしゃ)、自須貴顕(じすきけん):身が旺んで官鬼(官星)がある場合、貴く顕われることを示す。例えば、庚申の木の人が丙寅日時を持つ場合、木旺んで丙火の官星が見える。
- 坎離子午(かんりしご)、丙壬重多児女双生(へいじんじゅうたじじょそうせい):子午の位に丙壬が多く現れると、双子の子供を産むことを主とする。丙丁が多く寅の長生地に至れば双子の男の子を主とし、壬癸が多く申の長生地に至れば双子の女の子を主とする。
- 時與胎連月合(じよたいれんげつごう)、必須延月(ひっすえんげつ):時柱と胎元の月干が合する場合、妊娠が月を越えることを主とする。例えば、癸卯の胎に戊寅の時があれば、戊癸が合する。