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全 10 章中 5 章
大六壬心境
本巻は 凶否門 と 吉泰門 の二大モジュールに分かれ、課体の組み合わせ、神将の位置、五行の旺相休囚を核心的な判断根拠とする。以下、逐条的に白話訳と学習解説を行う。
白話直解
九丑卦は 乙、戊、己、辛、壬 の五つの天干を日干とし、 子、午、卯、酉 の四つの仲支とを配し、以下の十日を形成する:
| 日干 | 四仲 | 九丑日 |
|---|---|---|
| 乙 | 卯、酉 | 乙卯、乙酉 |
| 戊 | 子、午 | 戊子、戊午 |
| 己 | 卯、酉 | 己卯、己酉 |
| 辛 | 卯、酉 | 辛卯、辛酉 |
| 壬 | 子、午 | 壬子、壬午 |
この十日において、もし 大吉(丑) が支辰に加わるならば、これ即ち九丑卦となる。
大吉が支辰に臨むときは、主に凶災が人に及ぼうとしている。この時、さらに 大時、小時 が相済(互いに助け合うこと)に会うかを見る:
もし剛日ならば、多くは男性に凶があり、柔日ならば女性が困窮に遭う。
また、陽重・陰重に分かれる:
具体的な事因は 天官神将 によって決する:
| 神将 | 主事 |
|---|---|
| 大吉と朱雀が会する | 官事、口舌 |
| 玄武(元武) | 財物を失う、妖淫 |
| 勾陳 | 闘訟 |
| 白虎 | 疾病、死亡 |
九丑卦は婚嫁・納妻に宜しくないのみならず、最も忌むべきは遊行と出軍である。
学習ヒント
九丑課は典型的な「多条件凶格」である。その背後にある論理は、特定の日干に四仲を配し、さらに丑土が加臨することで、仲支・丑土と日干の関係に失和が生じるというものである。現代の応用においては、九丑を 高リスクの出行・交渉・契約婚姻のレッドフラグ と見なすことができる。このような構造に遭遇した際には、関係者の背景を重点的に検証し、特に口舌・失財・衝突・健康問題を防范すべきである。
白話直解
二煩卦は 天煩 と 地煩 に分かれる。
月宿の推算は二十八宿を順序とし、月ごとに宿を起こす:
| 月份 | 正月 | 二月 | 三月 | 四月 | 五月 | 六月 | 七月 | 八月 | 九月 | 十月 | 十一月 | 十二月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 起宿 | 室 | 奎 | 胃 | 畢 | 参 | 鬼 | 張 | 角 | 氐 | 心 | 斗 | 虚 |
毎月朔日(ついたち)より宿を移して起算し、凡そ 奎、井、張、翼、氐 等の宿に遇うときは、皆一日留まる。数を尽くせば即ち月宿の在る所を知る。
例えば、正月十五日の月宿は、室宿より数を起こせば、星宿に当たると知られる。星宿は午宮に在り、もし午が仲に加わり発用すれば、即ち地煩卦である。
月宿を起こす歌の中では、月宿は二十八宿の順序に従って周而復始する。この卦を 天地煩 と名付ける。もし再び斗罡が丑・未に加われば、「杜伝」と称する。
性別と事主の対応:
弦望晦朔 は四正日であり、男の行年が日宿に抵れば、吏に執われることを主とする。子午卯酉 の四仲日、女の行年が月宿に抵れば、血光の災を主とする。
二煩卦は盗賊を主とし、出行に利あらず。
学習ヒント
二煩課は「日月宿が四仲に加わる」ことによる陰陽の煩乱を強調する。日宿と月宿はそれぞれ陽と陰、日と夜、動と静を代表する。現代においては 内外の情報が同期せず、制度と実行が互いに干渉する 状況と解釈できる。意思決定の際に「上が煩わしく下が乱れ、左右が一致しない」格局に類似する状況があれば、遠行・拡張・複雑な財産事務の処理を避けるべきである。
白話直解
四立日:立春、立夏、立秋、立冬。四立の前日を四絶神と為す。
凡そ四立日に課を占うとき、今日の干支が昨日の干支に臨むを得れば、即ち 天禍課 である。
例えば、今日の立春が乙酉日ならば、昨暮の冬窮は甲申日である。もし乙酉日の戌時に課を占めば、乙干が甲に臨むとき、人を害することを主とする。
天禍卦は天咎の災を主とし、禍は一節を出でず、約百四十五日の内にある。
事因は天将をもって推す:
| 神将 | 主事 |
|---|---|
| 白虎 | 死亡 |
| 玄武 | 盗賊 |
| 朱雀 | 官非 |
| 勾陳 | 闘訟 |
| 天空 | 詐欺 |
各々天将に依って凶禍の源を判断する。
学習ヒント
天禍課の核心は「新旧交代時の干が絶神に臨む」ことにある。四立は季節の変換点であり、前日は絶神と為し、旧気が尽き、新気が未だ安定しないことを象徴する。現代の管理においては、 制度の引き継ぎ、契約の更新、人事交代の脆弱期 に対応させることができる。この節点において深刻な不符、圧迫、詐欺のシグナルが現れたならば、ことさら慎重であるべきだ。
白話直解
陰陽の生殺は分至日において論じる:春分、秋分、夏至、冬至。分至の前日を「離神」と為す。
この四者は名付けて「朝气」と曰い、久しく立ち得ざるなり。
例えば、春分の今日は卯、離神は昨日の寅に帰す。もし占時に月宿が寅上に居れば、即ち天寇卦である。
月宿の推算は二煩卦と同じ。月は積陰であり、殺気を主る。離神の上に月宿に逢えば、即ち天寇と為す。
天寇卦は単に行人が劫に遭うのみならず、凡そ事を経営すれば皆身を傷つける。真月宿の対応:
| 星宿 | 宮位 |
|---|---|
| 心月狐 | 卯 |
| 危月燕 | 子 |
| 張月鹿 | 午 |
| 畢月烏 | 酉 |
学習ヒント
天寇課の「寇」は節気の交わりに在り、陰殺の気が月宿に乗じて侵凌する。現代においては 政策や市場の転換点の前に、リスクが暗黙に蓄積される ことと理解できる。経営判断がこの時期に逢着したならば、外部からの侵入、競争による遮断、情報漏洩などの問題を防備すべきである。
白話直解
初伝と占時が共同して日干を克すとき、即ち 天網卦 である。経に云う:「天網四張、万物尽く傷く」と。
例えば:
その憂い事が何に因って発生するかを問うには、天官の消息をもって判断する。
学習ヒント
天網卦の「網」は、時間と初伝が連合して日干を挟み克することにある。それは主体が制約を受け、進退いずれも難しいことを表す。現代においては ある人が上層部・規則・競争相手の多重の圧力の下にある 状況と見なせる。この時は強引な打開は適さず、第三者による調停を求めたり、時が移り勢いが変わるのを待つべきである。
白話直解
天獄卦は同時に四つの凶を満たす必要がある:
例題:正月乙酉日午時の課、小吉(未)が寅に臨むが故に丘と曰う。春占は土が死し、未は乙木の墓であるが故に、丘と為す。未土は寅木に克たれるが故に、仇と為す。乙木の長生は亥に在り、亥は乙木の母である。斗柄が亥を指せば、父母の憂いを主とする。
斗柄の加臨関係:
| 斗柄の指す所 | 主憂 |
|---|---|
| 仲に加わる(子午卯酉) | 己身、兄弟 |
| 季に加わる(辰未戌丑) | 児孫、妻妾 |
| 日本に加わる(亥例) | 父母 |
如く亥卯未は木の位である。
登明(亥)、小吉(未)は即ちこの類を以て推す。五行の旺相休囚:
| 季節 | 状態 |
|---|---|
| 秋 | 木死、火囚 |
| 夏 | 金死、水囚 |
| 冬 | 火死、土囚 |
行人にして此の時に外出すべからず。百事、知りて能くすれば免憂す可し。
学習ヒント
天獄課は四凶が斉しく会し、人の身が牢獄に陥り、道なきが如し。「墓」は資源が封存されることを表し、「仇」は敵対する力を表し、「死囚」はエネルギーの衰竭を表し、「斗罡が日本に加わる」は根本が制約されることを表す。現代のシーンにおいて、企業の現金流が断たれ、牌照が抑えられ、核心チームが窮地に陥ることは、この課に類比できる。この時は損失を食い止め、態勢を守り、暫く拡張しないことだ。
白話直解
天に三奇有り:日、月、星。
もし月宿が天罡の宮に在って発用すれば、即ち死奇卦である。
三奇の位置に加臨する対応:
| 加臨 | 主憂 |
|---|---|
| 孟に加わる(寅申巳亥) | 父母 |
| 仲に加わる(子午卯酉) | 己身及び兄弟 |
| 季に加わる(辰未戌丑) | 子孫、妻妾、奴僕 |
例を挙げる:今日丙丁の火日ならば、斗が寅に加われば父母を憂う。寅は火の生だから。午に加われば兄弟を憂う。午は火の旺だから。戌に加われば妻子奴婢を憂う。戌は火の墓だから。他は皆これに倣う。
応期:
| 加臨 | 吉凶の応期 |
|---|---|
| 日に加わる | 旬の内 |
| 辰に加わる | 月の内 |
| 太歳に加わる | 一年の内 |
星奇が加われば死を主とし、月奇が加われば患いを主とする。もし日辰太歳の上に日奇が有れば、則ち星月は殃を為す能わず。日が昇れば星月が没するが故である。日奇は即ち日宿、月奇は即ち月宿であり、推算は二煩卦と同じ。
学習ヒント
死奇卦は日月星の三光を用いて吉凶の階層を喩える。日奇は最も力強く、星月の凶を解くことができる。現代の理解としては:混乱した環境の中で、最も明晰で、最もコンセンサスの得られる「核心的ルール」は太陽のごとく、影の駆け引きを払拭できる。意思決定における「日奇」、例えば法律の明文、上層部の明確な指示、核心的データなどを見つけ出し、もっぱら小道情報や潜在的脅威を抑圧すべきである。
白話直解
白虎は西方の金に属し、性は威猛で、刑煞を主る。加臨を忌む。もし白虎が死神と相会し、日辰・行年上に災を見れば、即ち 魂魄化 である。縦し無病でも、また神情が昏沈する。
例一:二月寅時甲戌日、勝光(午)が虎と為り、是れ甲上の陰神である。死神は正月巳より起こり、二月は午に在る。白虎と死神が相逼れば、害が深い。
例二:六月未時壬戌日、天魁(戌)が虎と為り、また壬に加わる。六月の死神は戌に在り、下に行年に逼る。
内外陰陽の規則:
学習ヒント
魄化課は「白虎+死神」の組み合わせであり、精神の散漫、恐怖、突発的な重病を主とする。現代においては極度の不安、衰弱、PTSD、または突発的な危機下での判断力喪失に対応させることができる。この時は優先的に安全と健康の問題を処理し、高リスクな意思決定に参与すべきではない。
白話直解
三陰卦には二つの説法がある。
版一:
版二:
三陰卦は如何なる謀略でも、精神が既に墓に入っている。百事順わず、家業は散じ、縦し登科するも、官位は昇進しない。
学習ヒント
三陰課の核心は「陰気が幾重にも重なる」ことであり、支援システムの全面的な機能不全を象徴する。現代においては、一人の人間が上層部の支持を欠き(天乙逆)、資源の活力を欠き(囚死)、時間と環境に圧迫される(時が年を克す)状況と見なせる。この時、最善の戦略は昇進や拡張を強いることではなく、養生し、学び、低調に移行期を過ごすことである。
白話直解
游魂が行年・日辰の上に加わり、初伝がまた凶悪な神将に乗れば、即ち飛魂卦と為す。人の魂魄が定まらず、行路において鬼祟に遇い、驚きを受け易いことを主とする。
飛魂煞の位置:十二辰を順行し、正月は登明(亥)より起こる。
学習ヒント
飛魂課は精神の不定、注意散漫、多夢、驚き、方向感覚の低下を表す。現代においては過度の疲労、情報過多、頻繁な出張による神経衰弱に対応させることができる。この時はマルチタスクを減らし、深夜の運転や複雑な契約への署名を避けるべきである。
白話直解
喪門煞の位置:
| 月份 | 喪門位置 |
|---|---|
| 正月 | 未 |
| 二月 | 辰 |
| 三月 | 丑 |
| 四月 | 戌 |
| 五月 | 未 |
| 六月 | 辰 |
| 七月 | 丑 |
| 八月 | 戌 |
| 九月 | 未 |
| 十月 | 辰 |
| 十一月 | 丑 |
| 十二月 | 戌 |
四季は流れを行き、逆数に推す。もし喪門を用いて行年の支干の上にすると、病める人は死亡の虞れ有り、健康な人も衰気である。もし白虎が再び臨めば、凶象が激しくなり、天将に依って綜合的に判断すべきである。
学習ヒント
喪門は必ずしも死亡を指すのではなく、「喪気」が覆い、活力が低下することを指す。現代の解釈としては、個人や組織が低エネルギーの時期に入ったと見なせる:疾病の遷延、プロジェクトの停滞、人材の流出。特に健康管理と核心的人材のメンタルケアに注意すべきである。
白話直解
天魁は常に四仲神に依り、建寅は酉に居り逆に相尋ぬ。
天鬼は別名を伏殃と曰い、その位置:
| 月份 | 伏殃位置 |
|---|---|
| 正月 | 酉 |
| 二月 | 午 |
四仲を逆行する。凡そ行年または日の上にこの煞に逢えば、伏兵に杀伤され、または一家が病を得ることを主とする。禳祷して以てこれを除くのが宜しい。
学習ヒント
伏殃は「暗伏の災い」であり、発見し難い。現代においてはシステム内部に潜むリスクに対応させることができる:隠れた腐敗、安全上の隐患、家族性遺伝病など。定期的な排查、健康診断、安全監査が宜しく、表面の平静のために軽視してはならない。
白話直解
日の前の一辰を天羅殺と為し、その冲位を地網と為す。
例えば:庚日は庚課が申、酉は天羅、卯は地網である。
もし天羅地網が発用・行年・支干の上に発揮すれば、官災・病厄を主とする。
神将の対応:
| 神将 | 主事 |
|---|---|
| 朱雀 | 火災 |
| 白戸 | 疾病 |
| 螣蛇 | 憂夢・怪異 |
学習ヒント
天羅地網は連環の困境に落ち入り、前後左右ことごとく制限されるが如し。現代においては法律訴訟、コンプライアンス審査、世論危機における多次元の挟撃と見なせる。この時は必ず先ず最悪の結果を評価し、各側面への刺激を続けるのを避け、官非・病厄の拡散を防ぐべきである。
白話直解
三光の条件:
三者が併び立ち、かつ相克がなければ、即ち三光卦と為す。事をなせば多く喜び、病める者は軽減す。縦し凶将に逢うもまた憂患なし。囚系・官災も停止すること久しからざれども、終に解くること有り。
例:六月戊寅日寅時の課、三伝が俱に旺相ならば、貴人が栄顕することを主とする。
学習ヒント
三光は陽和の象であり、天時・地利・人和が同時に備わることを表す。現代においては政策の支持、自身の実力、チームの士気が三者揃うことと見なせる。重大プロジェクトの推進、交渉・調印、公開の場への登場に適している。
白話直解
三陽の条件:
上下が相生じ、神将が吉、出行は利有り、職位は高遷し、病は解け訟は伸び、諸事吉。縦し凶将に逢うもまた大きな過ちは無し。郭本異文:「縦し刑に逢うも高官厚禄亦た愆なし」
学習ヒント
三陽は三箇所の陽気が配合されることであり、局面が公開され、規則が明確で、行動が力強いことを象徴する。求職、昇進、訴訟の和解、公開交渉に適している。鍵となるのは「天乙順行」が代表する高層秩序の安定を掴むことだ。
白話直解
三奇は二種に分かれる:旬奇と干奇。
旬奇:
| 旬 | 旬奇 |
|---|---|
| 甲午、甲申旬 | 神后(子) |
| 甲寅、甲辰旬 | 登明(亥) |
| 甲子、甲戌旬 | 大吉(丑) |
旬奇は刑殺を忌まず。
干奇:
| 日干 | 干奇 |
|---|---|
| 甲 | 午 |
| 乙 | 巳 |
| 丙 | 辰 |
| 丁 | 卯 |
| 戊 | 寅 |
| 己 | 丑 |
| 庚 | 未 |
| 辛 | 申 |
| 壬 | 酉 |
| 癸 | 戌 |
干奇の排法:甲日は午に在り、乙日は巳に在り、午より逆に丑に至り、丑に至れば未に回向して庚を起して奇と為す。庚は未に在り、順行して癸の戌に至る。
占い両奇に値すれば皆喜悦、其の一を得るも即ち吉。更に天官を配合して事を断ずる。
学習ヒント
奇は希少な機会、意外な助力を表す。旬奇と干奇が同時に出現すれば、「天時と個人の能力の両方に稀有なハイライトがある」ようなものである。現代においては偶発的な好機、例えば重要な人物との出会い、独占的な資源の獲得と理解できる。この時は迅速に識別して活用すべきである。
白話直解
六儀は旬儀と支儀に分かれる。
旬儀:即ち旬首である。例えば甲子旬の中の神后(子)を儀と為す。
支儀の位置:
| 支 | 支儀 |
|---|---|
| 子 | 午 |
| 丑 | 巳 |
| 寅 | 辰 |
| 卯 | 卯 |
| 辰 | 寅 |
| 巳 | 丑 |
| 午 | 未 |
| 未 | 申 |
| 申 | 酉 |
| 酉 | 戌 |
| 戌 | 亥 |
| 亥 | 子 |
用神が六儀を得て、終伝の神将がまた大吉ならば、始めから終わりまで慶び有り。
学習ヒント
六儀は「儀仗、建制」の象である。旬儀は制度の枠組みを表し、支儀は段階的な配合を表す。両者の結合は、あるプロジェクトがコンプライアンスの枠組みと段階的な推進計画の両方を備えていることと理解できる。府を開き制を立て、チームを構築し、長期計画を推進するのに適している。
白話直解
天乙貴人が加臨し、旺相の気に乗じ、行年と日辰に臨むを得る。発用・伝中の吉神に気が有れば、即ち富貴卦と為す。以前より富貴の人を主とする。
中伝もし凶神に遇えば、ただ近前の栄顕が阻まれるのみである。末伝には青龍を見ることを主とし、宝珍・財禄を主とする。
学習ヒント
富貴課は「天乙」が表す権勢・資源と個人の行年・日辰との契合を強調する。現代においては、権威の保証、政策のボーナス、大口顧客の歓心を得ることに理解できる。この時は勢いに乗って発展するのが宜しいが、中伝に阻害があれば、忍耐強く経営すべきである。
白話直解
印綬の両般:
初伝に其の一を見るも即ち吉卦、両者が揃って見えれば甚だ美なり。
四つの駅馬ある者:太歳、月建、日辰、行年。二月建卯の如く、駅馬は巳に在る。行年が子に立てば、駅馬は寅に在る。
此を得て官爵卦と名付く。終伝に吉神将を得れば、官を求め選に入り、遷改して併せて通ず。
学習ヒント
官爵課の核心的なシンボルは印綬と駅馬である。印綬は文書・公印・任命を表し、駅馬は移動・出張・好機を表す。現代においては職位の昇進、資格の審査承認、部門間の異動などに対応する。もし印と馬が同時に見えれば、往々にして「人事文書と職位の流動」が同時に整うことを意味する。
白話直解
紫微華蓋は神后(子)に居し、天驷房星は太冲(卯)に在り、馬は則ち勝光(午)である。
天馬は正月午に在り、六陽を順行す。三伝が午卯子ならば、更に天馬を得て、即ち高蓋乗軒卦と為す。
高蓋乗軒にしてまた馬に騎る。更に青龍・太常を得れば、禄位の丰厚、官尊く禄厚きを主とする。
学習ヒント
高蓋乗軒は「儀仗が揃い、出行が顕達する」象である。現代においては重要な会議への出席、重要な演説、公開の表彰を受けることと理解できる。ブランド発表、職位への立候補、高規格の社交に適している。
白話直解
庚辛と共に処るを斤斧(金)と為し、卯木は車と為す。太冲(卯)が申金の上に加わり発用すれば、名付けて斫輪と曰い、斷削・修輪の象有り。
伝の中に太常並びに印綬を見れば、六合、青龍、福慶餘あり。功名を占うに宜しく、空亡を忌む。
学習ヒント
斫輪は技術と資質のアップグレードの象徴である。卯木は車輪、申金は斧鑿で、磨き、訓練、資格取得、技能向上を表す。現代においては専門試験の受験、技術的な難関突破、設備改造などに適している。
白話直解
天魁(戌)は印であり、巳丙に臨むを冶と名付く。巳が炉であり、戌が印であるが故である。中に太冲(卯)有りて模范と為る。三伝巳戌卯を鑄印と為す。印を鑄し軒に乗れば、官爵成る可し。
伝中に太陰・六合が旺相相生すれば、最も官を求むるに宜しく、空亡を忌む。
学習ヒント
鋳印課は直接に「印章、牌照、ブランド、認証」に対応する。巳火が戌土を錬って印を成し、卯木を模と為すは、無から有への資質構築を表す。現代においては特許出願、商標登録、会社設立、資格の審査認可に適している。
白話直解
太歳今朝貴人と作る、立用は還た須く月将神たるべし。龍徳卦は禄位に干(もと)むに宜しく、恩賜・真官、聖君に賀す。
太歳が貴人を作し、月将が発用し、終伝また吉将良神を得れば、官が詔より出づるを主とし、真官是れなり、大吉。
学習ヒント
龍徳課において太歳は最高権力、政策の源を象徴する。月将が発用することは行動が時宜にかなうことを表す。終伝がまた吉ならば、ちょうど上層部から直接の抜擢を得て、政策からの明確な支持を受けるように、という意味だ。現代においては政府の支持を求め、公式プロジェクトに応募し、上層部の承認を争取することに適している。
白話直解
孟仲季は古えより伝う、尊卑の位は偏らず。或いは歳月日、累々として月に連なる。
三伝同じ所に在り、謀干は利を成し全うす。凶ならば則ち災已むことなく、吉なれば則ち慶纏綿とす。
歳月日時の建、順に帯び倒に遷延す。
学習ヒント
連珠課は三伝或いは時間要素が連続して序列を成し、事柄の連続性を表す。吉の場合の連続は長期計画に適し、凶の場合の連続は面倒が絶えないことになる。現代のプロジェクト管理において、連珠課は「段階が連続して制御可能かどうか」と理解できる。連続した抵抗が現れたなら、リズムを断ち切り、バッファを設置すべきである。
大六壬の課体は単一の神煞による吉凶論ではなく、条件の組み合わせシステムである。凶否門は多く「死囚、墓仇、刑煞、四仲、陰気の重積」を重んじ、吉泰門は多く「旺相、順行、貴人、印綬、駅馬、三伝の連続」を重んじる。神将の分担は明確である:
| 神将 | 基本的象徴 |
|---|---|
| 青龍 | 財禄、顕達 |
| 太常 | 印綬、文書 |
| 朱雀 | 口舌、文書、火災 |
| 玄武 | 盗失、隠秘 |
| 勾陳 | 闘訟、絡みつき |
| 白虎 | 疾病、死亡、刑傷 |
| 騰蛇 | 憂夢、怪異 |
| 天空 | 詐欺、落空 |
凶否門は リスクチェックリスト に転換できる:出行、調印、訴訟、人事変動の時、このような課体が現れていないかどうかを確かめる: 「天網」「天獄」「死奇」「魄化」など。これらの課体の共通点は「内外のエネルギーが通じず、支援が欠如し、タイミングが不利」にある。
吉泰門は 機会の識別 に転換できる:貴人、印綬、駅馬、青龍などのシンボルが集中する時、往々にして現実における上層部の支持、資質の具現化、職位の流動、財富の増長に対応する。
「仮設—行動—振り返り」の方法を用いる:
凶否門は表面的には「凶課」であるが、実際には古人が外界の束縛と自身のエネルギー不足を観察するためのモデルであり、吉泰門は「時期、身分、資源の協働」の表現である。これは『易経』の「時に与に偕に行く」「時中」の思想と通じる:吉課だから人が成功するのではなく、条件が熟した時に自然に成功するのであり、凶課だから人が失敗するのではなく、強引に妄動すれば窮地に入るのである。