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全 10 章中 9 章
阳宅十书
陽宅修造における選択の法は、その内容が極めて繁杂である。本章では修造に直接関わる部分のみを選んで記載する。歳仙・神機・鬼藏などの章については、すでに選択部に別掲されているので、ここでは繰り返さない。
もし形势が陽宅の「体」であるならば、選択は陽宅の「用」である。たとえ宅の内外の形势がともに良く、修造の方法が尽くされて完全であっても、神煞の禁忌に触れれば、凶禍がたちどころに現れる。慎まざるべからず。よって「選択」を第九論とする。
凡そ選択を行うには、まず命前五神を起算せねばならない。
| 天干 | 神名 | 吉凶 | 主応 |
|---|---|---|---|
| 甲乙 | 青竜 | 吉 | 祥瑞 |
| 丙丁 | 明喜 | 吉 | 喜庆 |
| 戊己 | 仓库 | 吉 | 粟麦倉に満つ |
| 壬癸 | 盗贼 | 凶 | 盗贼を招き、六畜を損ず |
| 庚辛 | 白虎 | 凶 | 哭泣喪事 |
| 生年支 | 五神の所在 | 生年支 | 五神の所在 |
|---|---|---|---|
| 子 | 巳 | 午 | 亥 |
| 丑 | 午 | 未 | 子 |
| 寅 | 未 | 申 | 丑 |
| 卯 | 申 | 酉 | 寅 |
| 辰 | 酉 | 戌 | 卯 |
| 巳 | 戌 | 亥 | 辰 |
例示説明:太歳が甲己年のとき、五虎遁は丙寅から起算する。子年生まれの人ならば、五神は巳に在り、甲己年に遁じて巳位に到れば己巳を得る。すなわち戊己仓库神が値位し、修造に宜しく、主として糧穀が倉に満ちる。丑年生まれの人ならば、五神は午に在り、同年に遁じて庚午を得る。これは白虎神で、哭泣喪服の事を主り、修造に宜しくない。
太歳が庚年のとき、五虎遁は戊寅から起算する。戌年生まれの人は五神が卯に在り、遁じて己卯を得れば、すなわち仓库神で、修造に大いに利あり。
太歳が丙辛年のとき、五虎遁は庚寅から起算する。巳年生まれの人は五神が戌に在り、遁じて丙丁明喜神を得れば、大きな喜悦の兆し有りと主る。その余もこれに倣って類推す。🔥
甲己の年は丙を首と作り、乙庚の歳は戊を頭と為す。 丙辛の歳は庚の上を尋ね、丁壬の位は順行して流る。 戊癸の歳は何方より起ころうか、甲寅の上に在りて好し推求め易し。
九宮建宅とはすなわち定生宮を起こすことである。福元内の三元に依って手を起す。
案例:上元甲子年、宅主戊戌生まれは、震宅に属し、坤上より起こし、逆に五宮を退きて兌宮に到り、これを定生宮と為す。
上元甲子年、宅母丙午生まれは、坤宅に属し、坎上より起こし、逆に五宮を退きて乾宮に到り、これを定生宮と為す。定生宮を定めて後、ようやく游年変宅を論ずることを得る。
その法:男女ともに兌上より一十を起こす。男は順行——坎上二十、震上三十、離上四十、零年は一年一宮;女は逆行——離上二十、震上三十、坎上四十、零年は一年一宮。本生歳数の落ち着く宮に数え至り、本命定生宮に配して得る卦を以て、すなわち游年値卦と為す。
男命案例:上元戊戌生まれが、己丑年に至り行年五十二歳。兌上より一十を起こし、坎上二十、震上三十、離上四十、また兌上に戻り五十、乾上五十一、坎上五十二。戊戌男命の定生宮は兌に在り、すなわち兌より起きて排す:兌(伏位)、生、禍、延、絶、六、五、天。五十二は坎に落ち、すなわち禍害値年、修造に宜しくない。
女命案例:上元丙午生まれが、己丑年に至り行年四十四歳。兌上より一十を起こし、離上二十、震上三十、坎上四十、乾上四十一、兌上四十二、坤上四十三、離上四十四。丙午女命の定生宮は乾に在り、すなわち乾より起きて排す:乾(伏位)、六、天、五、禍、絶、延、生。四十四は離に落ち、すなわち絶命値年、修造に宜しくない。
| 変卦 | 吉凶 | 応験 |
|---|---|---|
| 天乙 | 吉 | 一年内に学業成り禄を食む人を出す |
| 生气 | 吉 | 人口旺んに、羊馬富貴 |
| 延年 | 吉 | 二百八十日内に喜庆あり |
| 伏位 | 吉 | 逃亡の人復り帰る |
| 六煞 | 凶 | 死亡を主り、一年后百事凶 |
| 五鬼 | 凶 | 二百日に哭泣の事あり、大凶 |
| 絶命 | 凶 | 二年后に中子を傷り、官灾死亡 |
| 禍害 | 凶 | 一年内に禍事、畜を損じ財を傷る |
本宮が本宮に変ずるを伏位と名づく。経に云う:「生气延年兼ねて伏位、天乙四路好し興工」。
その法はすなわち小運例。男は順行・女は逆行をもって行年を論じ、逐一十二神に数え至る:
| 十二神 | 吉凶 | 修造宜忌 |
|---|---|---|
| 神后(子) | 大通 | 大いに修造に宜し |
| 功曹(寅) | 大通 | 大いに修造に宜し |
| 胜光(午) | 大通 | 大いに修造に宜し |
| 伝送(申) | 大通 | 大いに修造に宜し |
| 登明(亥) | 小通 | 修造に宜し |
| 大吉(丑) | 小通 | 修造に宜し |
| 小吉(未) | 小通 | 修造に宜し |
| 太冲(卯) | 小凶 | 宜しからず |
| 从魁(酉) | 小凶 | 宜しからず |
| 太乙(巳) | 小凶 | 宜しからず |
| 天罡(辰) | 大凶 | 大凶を主る |
| 河魁(戌) | 大凶 | 大凶を主る |
次序:天罡、太乙、胜光、小吉、伝送、从魁、河魁、登明、神后、大吉、功曹、太冲。
子午寅申は大通と為し、小通は丑未亥登明。 太乙卯酉は造るに堪えず、辰戌天罡は大凶を主る。
男命起例:
| 出生旬 | 一歳起 | 十一歳 |
|---|---|---|
| 甲子旬 | 丙寅 | 丙子 |
| 甲戌旬 | 丙子 | 丙戌 |
| 甲申旬 | 丙戌 | 丙申 |
| 甲午旬 | 丙申 | 丙午 |
| 甲辰旬 | 丙午 | 丙辰 |
| 甲寅旬 | 丙辰 | 丙寅 |
みな先ず逆に旬頭に数え、再び一歳一歳順に数え、子・午・寅・申に至れば大通と為す。
女命起例:
| 出生旬 | 一歳起 | 十一歳 |
|---|---|---|
| 甲子旬 | 壬申 | 壬戌 |
| 甲戌旬 | 壬戌 | 壬子 |
| 甲申旬 | 壬子 | 壬寅 |
| 甲午旬 | 壬寅 | 壬辰 |
| 甲辰旬 | 壬辰 | 壬午 |
| 甲寅旬 | 壬午 | 壬申 |
みな先ず順に旬頭に数え、再び一歳一歳逆に数え、子・午・寅・申に至れば大通と為す。
以上の命前五神、定生宫、游年変宅、行年建宅は、みな宅長・宅母を主とする。もし正堂・正庁を修整するならば、必ず厳格にこの法に依らねばならない。もし単に小房を補修するのみならば、本家の親族の年命が相宜しく、かつ凶神が方位を占めざるを以て、ようやく権宜として修造することを得る。
凡そ竖造の吉日を選ぶには、宜しく暦法通書を詳らかに査すべし。神煞の占めざる方、吉神の臨む位、兼ねて吉日吉時あり、一一相合するを妙と為す。切りに宅主本命の対冲を忌むこと、至要なり。
もし暫時小修せんには、八偷修日を選ぶことを得:壬子、癸丑、丙辰、丁巳、戊午、己未、庚申、辛酉。
正式の修造には宜しく選ぶ:甲子、癸酉、戊寅、己卯、庚辰、辛巳、甲申、丙戌、甲午、丙申、戊戌、己亥、庚子、甲辰、癸丑、戊午、庚午、辛未、丙午、丙辰、丁未、丁巳。以上は黄道・月空・成日・開日なり。
宜:甲子、乙丑、丁卯、戊辰、庚午、辛未、己卯、辛巳、甲申、己未、丁酉、己亥、丙午、丁未、壬子、癸丑、甲寅、乙卯、庚申、辛酉。
忌:元武黒道、天贼、受死、天瘟、土瘟、土忌、土符、地破、月破、地嚢、九土鬼、正四廃、天地正転杀、天転、地転、月建転杀、土公占、土痕建、破日、収日。
宜:己巳、辛未、甲戌、乙亥、戊寅、己卯、壬午、甲申、乙酉、庚寅、乙未、己亥、壬寅、癸卯、丙午、戊申、己酉、壬子、己未、庚申、辛酉。以上は黄道・天成・月空・天月二徳及び合成日・開日なり。
忌:刀砧杀、木马杀、斧头杀、天贼、受死、月破、破败、独火、鲁般杀、建日、九土鬼、正四廃、四離、四絶日。
宜:甲子、乙丑、丙寅、戊辰、己巳、庚午、辛未、甲戌、乙亥、戊寅、己卯、辛巳、壬午、癸未、甲申、丁亥、戊子、己丑、庚寅、癸巳、乙未、丁酉、戊戌、己亥、庚子、壬寅、癸卯、丙午、戊申、己酉、壬子、癸丑、甲寅、乙卯、丙辰、丁巳、己未、庚申、辛酉。以上は黄道・天月二徳・成日・定日なり。
忌:正四廃、天贼、建日、破日。
宜:己巳、辛丑、甲寅、乙亥、乙酉、己酉、壬子、乙丑、己未、庚申、戊子、乙未、己亥、己卯、甲申、己丑、庚寅、癸卯、戊申、壬戌。以上は黄道・天月二徳の諸吉星・成日・開日なり。
宜:甲子、乙丑、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、甲戌、丙子、戊寅、庚辰、壬午、甲申、丙戌、戊子、庚寅、甲午、丙申、丁酉、戊戌、己亥、庚子、辛丑、壬寅、癸卯、乙巳、丁未、己酉、辛亥、癸丑、乙卯、丁巳、己未、辛酉、癸亥。以上は黄道・天月二徳の諸吉星・成日・開日なり。
竖柱と上梁の共忌:朱雀黒道、天牢黒道、独火、天火、月火、狼籍、贼火、冰消瓦解、天瘟、天贼、月破、大耗、天罡、河魁、受死、鲁般杀、刀砧杀、划削、血刃杀、鲁般跌蹼杀、阳错、阴错、伏断、九土鬼、正四廃、五行忌、月建転杀、火星、天牢日。
宜:甲子、丁卯、戊辰、己巳、辛未、壬申、癸酉、丙子、丁丑、己卯、庚辰、癸未、甲申、己酉、丙戌、戊子、庚寅、丁酉、癸巳、乙未、己亥、辛丑、壬寅、癸卯、甲辰、乙巳、戊申、己酉、庚戌、辛亥、癸丑、乙卯、丙辰、庚申、辛酉。以上は成日・定日・開日なり。
宜:甲子、乙丑、己巳、甲戌、丁丑、庚辰、辛巳、乙酉、丁亥、庚寅、辛卯、壬辰、癸巳、甲午、乙巳、丙午、戊申、庚戌、辛亥、丙辰、丁巳、戊午、庚申。以上は平日・成日なり。
主次分级原則:大規模な改修・主体構造の改築は、古代の「正堂正庁」に相当し、慎重に時期を選ぶべきである。部分的な内装変更は「小房補修」に相当し、柔軟性を広げてよい。
衝突時段の回避:原文は「宅主の本命との対冲を厳に戒める」と強調する——現代ではこう言い換えられる:家庭構成員の生命状態が低谷期にあるとき(重病、事業の危機、感情の動揺)に、大規模な土木工事を行うことを避ける。人は調子が良くないときに重大な決断を下すと、往々にして一方を立てれば他方を失うことになる。
吉日選択の実務的提案:伝統的な神煞体系を用いないのであれば、自分自身の「日取りチェックリスト」を構築することができる——
「仮説—行動—振り返り」の方法で検証する:例えば某日を選んで着工した場合、着工後しばらくの家庭の変化(金銭、健康、対人関係など)を記録し、自分自身の「日取りデータベース」を構築する。複数回の検証を経て、徐々に自分に合った時期選択の経験を形成していく。
游年変宅の現代的転化:「天乙に変ずれば学業を主る」といった断語を、年ごとの家庭運勢の重點への関心に転化できる。某年は学問に励むに適し、某年は守りを固めて動かざるに適する——このような「年間テーマ」という意識は、個人および家庭の計画においてなお参考価値を持つ。
時間の神聖化と空間の秩序化。 本章は時間(年・月・日・時)を精密な神煞座標システムに組み入れ、空間の九宮八卦システムと精密に結合させる。その背後には深い哲学的信念がある:宇宙は continuous で意味に満ちた象徴の場であり、人間のいかなる行動もこの場との調和を保たなければならない。家屋の修造は単なる物質的活動ではなく、宇宙秩序への参加と調整なのである。
「命前五神」の記号学的意義。 五神は天干を五組に分け、吉凶禍福の異なる側面に対応させる:青龍は祥瑞を主り、明喜は喜びを主り、倉庫は財富を主り、盗賊は損失を主り、白虎は喪亡を主る。これらの象徴は、実質的には人類の基本的生存不安の分類管理である——安全、財富、感情、生死。古人はこの象徴システムを用いて、制御不可能な運命を、計算可能で、回避可能で、選択可能なプログラムに転化した。
順逆の道。 男が順行し女が逆行するという設計は、単なる性別差別ではない。易学の論理において、順逆は陰陽二気の異なる運行方向を表す。男は陽であり、天に順って行く。女は陰であり、天に逆らって行く。しかし反思すべきは:この「順逆」は具体的運用において、実際に実生活における男女の異なる生命リズムに真に対応しているのか?それとも、単に文化的前提に基づく機械的な写像にすぎないのか?現代のジェンダー平等の視点からは、これに対して批判的な認識を保つべきである。
「体用関係」の現代的示唆。 「形势を体とし、選択を用となす」という命題は、今日にあっても深い適合性を持つ。いかなる事柄の成功も、最終的に「体」の堅実さにかかっている——建築品質、設計水準、使用機能。時期選択は条件を最適化できるが、本質的な品質を代替することはできない。「体」が正しくなければ、「用」がどれほど精妙でも空中の楼閣にすぎない。これは私たちに警告する:日取りの形式主義に陥らず、修造そのものの品質を軽視してはならない、と。📐