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全 15 章中 5 章
星学大成
禄勲:十干にはそれぞれ「禄」星と「勲」位がある。天元禄の対応は次の通り。甲は火、乙は孛、丙は木に属し、丁は金星、戊は土を求め、己は太陰、庚は水、辛は炁、壬は計都、癸は羅睺[訳注:原文「癸羅?」、「?」は「睺」の誤りか]。勲位は、甲は寅、乙は卯、丙戊は巳、丁己は午、庚は申、辛は酉、壬は亥、癸は子。関連する星曜が垣廟に入れば、即ち尊崇とみなす。
玉堂:即ち天乙貴人。昼と夜の二組に分かれる。昼貴人:甲戊庚は丑(牛)、乙己は子(鼠)、丙丁は亥(猪)、壬癸は巳(蛇)、六辛は午(馬)。夜貴人:甲戊庚は未(羊)、乙己は申(猴)、丙丁は酉(鶏)、辛は寅(虎)、壬癸は卯(兎)。原注によれば、昼夜貴人は台暦によって推定する。通書に載る陽貴人・陰貴人は、冬至後は陽貴を用い、夏至後は陰貴を用いる。天乙貴人が命宮に入り、空亡・駅馬に犯されなければ福が深い。女命は貴人が空亡駅馬を帯びるのを嫌い、五行も生旺が過剰であることを恐れ、かえって休囚死絶を喜ぶ。
文星:甲は羅を見、乙は計、丙戊は金、丁は火、己は炁、庚は木、辛は土、壬は日、癸は月を見るのが文星である。文星は二象が相済して文采を成すもので、水・孛は実質がないため文として取らない。
魁星:甲は太陰、乙は太陽、丙は羅、丁は計、戊は火、己は金、庚は水、辛は孛、壬は炁、癸は水を魁とする。魁星は陰陽が和合して相生するもので、土は愚鈍で濁っているため取らない。
文昌:甲巳、乙午、丙戊申、丁己酉、庚亥、辛戌、壬寅、癸卯。文昌は天干が生じる五行が対応する地支の蔵干である。子丑辰未は取らない。文昌は顕れることを喜び、隠れることを喜ばないからである。
科名星:甲乙は木に配し、丙丁は火、戊己は土、庚辛は金、壬癸は水に配する。科名星は七強宮を順行し、廟旺に入ってこそ、名次が高いことを主る。もし五弱宮や留逆段にあれば、たとえ科甲に中っても名次は低い。
科甲星:命宮と相対する宮の主星を科甲星とする。例えば命宮が人馬宮にあれば、その相対宮は陰陽宮で、陰陽宮の主星たる水星が即ち科甲星となる。七強を順行して廟に入れば高魁を主り、五弱に留逆すれば甲第は低い。
官星:甲は炁、乙は水、丙は羅、丁は計、戊は孛、己は火、庚は金、辛は木、壬は太陰、癸は土を官星とする。官星は即ち十干官星の禄であり、琴堂はこれを「対禄」と呼ぶ。
印星:甲木、乙日、丙火、丁月、戊土、己羅、庚金、辛計、壬水、癸孛。印星は五行が同類で相符合するもので、ただ炁のみ取らない。
催官星:甲金、乙水、丙日、丁羅、戊木、己炁、庚孛、辛土、壬月、癸計。催官は遷官進職を主る。禄主と相催克するからである。ただ火のみ取らない。太陽があるからである。
禄神:甲は木孛を兼ね、乙水、丙計、丁羅、戊土、己火、庚金、辛炁、壬日、癸月。禄神は正禄であり、食禄の俸を主る。
喜神:甲羅、乙計、丙炁、丁水、戊月、己土、庚金、辛水、壬孛、癸火。喜神は月に随って逆に承け、その順序は禄と反対である。
天厨:即ち食神禄。甲の人は巳、乙は午、丙は子、丁は巳、戊は午、己は申、庚は寅、辛は午、壬は酉、癸は亥[訳注:原文「丁戊己午己申儲」は誤脱がある疑い。今、通行の口訣に従い「丁巳、戊午、己申」と読む]。天厨がもし命宮に入れば福を主り、福徳・遷移に入ればこれに次ぐ。男命は財旺が多いことを主り、中年にして爵を得る。女命は封号を主る。もし天厨星が弱に陥れば寿を損ない、高強にあれば自ずから如くなる。
天嗣:甲は太陰、乙は水、丙は炁、丁は計、戊は羅、己は火、庚は孛、辛は木、壬は金、癸は土を天嗣とする。禄の余りによって、変曜を化し貴をなし、子嗣を定める。
歳殿:生年の天干を十二宮の中で順に数えて同位の宮に至る。例えば丙辰生まれの人ならば、辰より甲を起こし、順に数えて午に至り丙を見れば、午が即ち歳殿である。歳殿は身命主、福禄主、官星、科甲科名がその上に居ることを喜び、「登殿」と称し、貴を主る。もし殿中に星がなくとも、身命、日月、福禄、禄馬官魁が拱照すれば亦た貴い。もし飛星、囚煞が侵入すれば、「客曜臨朝、飛星破殿」となり、不吉である。
歳駕:生年の支が在る宮を歳駕とする。例えば子年生まれならば、子宫が歳駕である。身命主、日月宮、福星禄主が之に臨むことを喜び、富貴を主る。もし飛星が駕を破り、囚煞が加臨すれば、災いが凶となる。
地爵:年支によって推し衍されるもので、之に遇えば進爵除拜を主る。官福身命が伴うことを喜び、高強を喜び、陷地を忌む。原文の五言訣は伝写の際に欠落誤字があるかもしれない。その大意は、鼠(子)・猴(申)は土に属し、猪(亥)・羊(未)は火に属し、馬(午)・牛(丑)は水に属し、兎(卯)は炁に属し、虎(寅)は孤神であり、蛇(巳)は木に属し、鶏(酉)・犬(戌)は金に属し、龍(辰)は孛を見て爵となり、官が清らかであることを主る。
紅鸞天喜:紅鸞は子年より卯に起こり逆に数え、天喜は子年より酉に起こり逆に数える。婚姻の喜びの事を主り、二者は相対する。
天徳月徳:天徳は子年より酉に起こり順に数え、月徳は子年より巳に起こり順に数える。天月二徳が三合すれば、命に坐すれば男女は大貴を主り、又の名を圧煞星という。
解神:天解は辰宮より子年を起こして順に輪じる。地解は子丑年は未、寅卯年は申、辰巳年は酉、午未年は戌、申酉年は亥、戌亥年は午に在り、ただ六陰宮にのみ居る。解神は一切の凶を解き、一切の善を興し、凶を化して吉とすることができる。
赦文:命主星の父母星である。例えば土が命主として巳に飛坐し地を失えば、火が命母として戌に在り、戌が即ち赦文であり、火が飛来して相生することを得る。唐符は禄の前の第八位に在り、国印は禄の前の第九位に在る。二星が身命を守照すれば奇と為す。
福星貴人:甲、丙は寅に在り、更に子に遇えばより高強である。戊は申、己は未、丁は亥、乙癸は丑、庚は午、辛は巳、壬は辰。福星は恩寵、科名を主る。
官星貴人:甲は酉、乙は申、丙は子、丁は亥、戊は卯、己は寅、庚は午、辛は巳、壬は午、癸は巳。官星貴人は仕途公侯を主る。
天徳貴人:正月は丁、二月は坤(申)、三月は壬、四月は辛、五月は乾(亥)、六月は甲、七月は癸、八月は寅、九月は丙、十月は乙、十一月は巽(巳)、十二月は庚。時に臨むことを最も良しとし、科甲、経営の順調を主る。
月徳貴人:寅午戌の月は丙、申子辰の月は壬、亥卯未の月は甲、巳酉丑の月は庚。百事の利益を主り、兄弟妻児に破克がない。
月合:寅午戌の月は辛、申子辰の月は丁、亥卯未の月は己、巳酉丑の月は乙。月合は駁雑がなく、官貴が加われば雁塔に題名する。
月空:寅午戌の月は壬、申子辰の月は丙、亥卯未の月は庚、巳酉丑の月は甲。月空は奇遇を主り、金鱗が龍に化し、天書が九重より下る。
| 神煞 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | 作用要点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 禄勲の禄 | 火 | 孛 | 木 | 金 | 土 | 太陰 | 水 | 炁 | 計都 | 羅睺 | 天元禄、垣廟に入れば崇と為す |
| 文星 | 羅 | 計 | 金 | 火 | 金 | 炁 | 木 | 土 | 日 | 月 | 五行相済して文を成す |
| 魁星 | 太陰 | 太陽 | 羅 | 計 | 火 | 金 | 水 | 孛 | 炁 | 水 | 陰陽和合して魁を成す |
| 官星 | 炁 | 水 | 羅 | 計 | 孛 | 火 | 金 | 木 | 太陰 | 土 | 十干官星の禄、功名を主る |
| 印星 | 木 | 日 | 火 | 月 | 土 | 羅 | 金 | 計 | 水 | 孛 | 五行相符して印と為す |
| 催官星 | 金 | 水 | 日 | 羅 | 木 | 炁 | 孛 | 土 | 月 | 計 | 禄主と相催し、遷官進職す |
| 禄神 | 木孛 | 水 | 計 | 羅 | 土 | 火 | 金 | 炁 | 日 | 月 | 正禄、食禄の俸 |
| 喜神 | 羅 | 計 | 炁 | 水 | 月 | 土 | 金 | 水 | 孛 | 火 | 禄に逆い、月に随って逆承す |
| 天嗣 | 太陰 | 水 | 炁 | 計 | 羅 | 火 | 孛 | 木 | 金 | 土 | 変曜を化して貴をなし、子嗣を主る |
| 神煞 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | 取法要点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 勲位 | 寅 | 卯 | 巳 | 午 | 巳 | 午 | 申 | 酉 | 亥 | 子 | 星が垣廟に入れば即ち崇とす |
| 文昌 | 巳 | 午 | 申 | 酉 | 申 | 酉 | 亥 | 戌 | 寅 | 卯 | 干が地支の人元を生じ、顕を喜び隠を喜ばず |
| 天厨 | 巳 | 午 | 子 | 巳 | 午 | 申 | 寅 | 午 | 酉 | 亥 | 食神禄、食禄財旺を主る |
| 福星貴人 | 寅 | 丑 | 寅 | 亥 | 申 | 未 | 午 | 巳 | 辰 | 丑 | 福星文貴、寵光を主る |
| 官星貴人 | 酉 | 申 | 子 | 亥 | 卯 | 寅 | 午 | 巳 | 午 | 巳 | 官星の禄、仕途を主る |
| 神煞 | 寅午戌 | 申子辰 | 亥卯未 | 巳酉丑 | 作用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 月徳貴人 | 丙 | 壬 | 甲 | 庚 | 百事の利益、兄弟妻児に克なし |
| 月合 | 辛 | 丁 | 己 | 乙 | 命に駁雑なく、官貴加わり題名す |
| 月空 | 壬 | 丙 | 庚 | 甲 | 奇遇、金鱗が龍に化す |
本章は「十干—十一曜—十二地支」を基本枠組みとして、命局中の吉神煞曜を体系的に整理している。その核心観念は三つある。
これらの「吉煞」体系は一見複雑に見えるが、本質的には中国古代星命学の分類コードである。現代人は次のように理解できる。
本章を学ぶことで、以下の現代シーンに活用できる:
| 現代シーン | 参考神煞 | 行動提案 |
|---|---|---|
| 受験、資格試験、論文発表 | 文昌、文星、魁星、科名、科甲 | 文昌、科甲が有力な時期に集中して追い込みをかけるが、核心は系統的な復習 |
| 求職、転職、昇進 | 官星、催官、禄神、天厨 | 官星催官の時期を捉えて積極的に機会を求めると同時に、十分な準備をした履歴書を用意 |
| 婚恋の日取り、家族計画 | 紅鸞、天喜、天嗣 | 紅鸞天喜が動限に在る時に信頼関係を進め、現実的なコミュニケーションと組み合わせる |
| 危機処理、リスク回避 | 解神、赦文 | 困難に直面した際は理性的に評価し、「解神」のような緩衝資源を探す |
方法の反省:星命の推断は「仮説—行動—反復検証」の論理に従うべきである。吉神の組合せは機会の窓を示すだけで、現実の意思決定を代替することはできない。凶神の組合せも一種のリスク提示に過ぎず、恐怖に陥るべきではない。
「禄勲」「殿駕」などの概念の背後には天人感応と象天法地の宇宙観がある。古人は天上の太歳の尊、星曜の運行が、人の命の貴賤と対応関係を持つと考えた。現代人はこの対応を全面的に受け入れる必要はないが、その中の思惟方法を抽出することはできる。