全 94 章中 9 章
滴天髓
本章は、天干地支の配合を仔細に分析し、それをもって人の禍福吉凶を判断することの重要性を強調している🌊🔥。原注は指摘する:干支が相互に配合するにあたり、その進退のメカニズムを推敲しなければ、禍福災祥を正確に予測することはできない。
任氏は評論する:これは誤謬を正す鍵である。干支の分析は正理に基づかなければならない——五行の衰旺と喜忌に注目し、四柱の本質を無視して奇格異局や神殺などの虚妄な説を追い求めてはならない。さもなければ予測は不正確になる。命理の核心は用神にある。財、官、印綬、比劫、食傷、梟殺のいずれも用神となりうる。「美」名だからと偏愛したり、「悪」名だからと排斥したりしてはならない。肝心なのは、日主の衰旺と用神の喜忌を審視し、抑制すべき時は抑え、扶持すべき時は扶け、取捨を的確に行うことである。そうすれば運勢の吉凶は明らかになり、禍福災祥はことごとく霊験あらたかとなる。
最初の命例分析:
表面を見れば、干に三奇(甲戊庚)が透き、支に拱貴(子辰が申を拱く)があり、局中に冲はなく、官星(午火)が用を為しているため、名利両全が可能であるかのように見える。しかし、庚申の日主が季春(辰月)に生まれているため、水勢は休囚である。本来は官星の午火🔥を用いることができるが、支が水局を会す(申子辰が水に合す)ことにより🌊水勢が増強され、火威が弱められて官星が損なわれている。仮に壬水(食神)を用いて衆に敵対させようとしても、戊土の梟神が食を奪うため、効果を発揮しにくい。甲木の財星は本来、土を疏(疏通)し水を衛ることができるが、甲木は退気し、戊土が権を握っているため、疏通の力がない。たとえ甲木を用いたとしても、それは仮神に過ぎず、命主は凡庸であることが定まっている。さらに運が西南(甲木の休囚の地)を巡るため、祖業は尽き果て、妻に刑(害)を及ぼし子を剋し、孤苦の一生を送る。この例は、用神を無視し、奇格や拱貴のみを論じることは純然たる虚謬であることを証明している。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 食神 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 壬 |
| 地支 | 子 | 辰 | 申 | 午 |
| 蔵干 | 癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 丁官己印 |
| 星運 | 死 | 养 | 建 | 沐浴 |
二つ目の命例分析:
一見したところ、良いところは一つもない:天干は壬丙が相剋し、地支は子午が遥かに冲し、寒木(乙木)は陽を喜ぶのに水が泛濫し火が絶えるという状況で、名声を得るのは難しいように見える。しかし、仔細に推敲すると:三水二土二火で、水は旺であるが金が生じず、火は休囚であるが土が衛護している(児が母を救う)。天干では壬水が乙木を生じ、丙火が己土を生じており、それぞれが門戸を立てて相生し争いがない。地支では水が旺ではあるが🌊、己土が透出して根を通わせており、水を止めて火を衛るには十分である🔥。まさに「病を得て薬を得る」状態である。時は一陽来復の後(冬末春初)で、木火が進気しており、傷官(壬水)の秀気を用神としている。中年の運が東南(火木の旺地)を巡れば、用神が力を得て、必ず科挙に及第する人物となる。寅運に入れば、火が生じて木が旺となる🌱、甲榜に登り翰林に入り、青雲の志を遂げる。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 伤官 | 偏财 | 元男 | 正印 |
| 天干 | 丙 | 己 | 乙 | 壬 |
| 地支 | 子 | 亥 | 丑 | 午 |
| 蔵干 | 癸枭 | 壬印甲劫 | 己才癸枭辛杀 | 丁食己才 |
| 星運 | 病 | 死 | 衰 | 长生 |
以上の二例を総合すれば、干支の配合の理をどうして軽視できようか?