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全 108 章中 43 章
八字月令
辰月庚日、すなわち庚金の日干が辰月(清明後から立夏前まで)に生まれることをいう。辰は春の末月にあたり、土が旺んで用事をつかさどり、蔵干は戊土(偏印)、乙木(正財)、癸水(傷官) を含む。庚金は辰月に至ってすでに土の生を受け気勢を得ているが、辰土は湿潤にして寒冷、金を生む力は火候にやや欠ける。十二時辰の変化には、それぞれ吉凶の宜忌があり、以下逐一解説する。
全体の意訳
庚金は辰月に生まれ、すでに進気の態勢を備えているが、この時はいまだ火で克制するのは適切ではない。ゆえに時上に丙火七殺が透出すれば、弱金が制を受ける嫌いがある。時支は子水傷官に逢い、辰土と半水局を成し、遠く丙火を制して庚金に息をつかせることができるようだ。丙火はやや炎の勢いを収めるが、庚金はついに泄らされ力を弱める。ゆえに木と土が併透し、庚金と丙火がそれぞれ依拠するところを得ることを要する。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 七杀 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 丙 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 子 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 癸伤 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 死 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 丙火七殺 | 庚金を克すが、子水に坐して制を受ける |
| 子水傷官 | 辰と半合水局を成し、金の気を泄く |
| 核心の要請 | 木土併透、庚丙を平衡す |
吉凶の判断
この局は火水交戦の格局の中、庚金が中間に挟まれてかなり苦しい。丙火七殺は子水に牽制されるとはいえ、水はまた金の気を泄き、「殺来たって身を克し、傷来たって気を盗む」二重の消耗を形成する。木が来て火を生じ、土が来て金を生じ、七殺に帰するところがあり、日主に恃むところがあってはじめて、危うきを転じて安んずることができる。
全体の意訳
庚金は辰月・丑時に生まれ、金は二つの土の生を得る。ただ辰丑ともに寒湿の土なるがゆえに、生氣は足りず、故に丁火を喜んでその土を温め、その金を鍛える。かくしてはじめて豊城の利器となりうる。なお財をもって官を生じ、印を透かして身を生ずることを要す。財印両全なれば、富貴は穩坐して勝ちを握ることができる。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 正官 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 丁 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 丑 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 己印癸伤辛劫 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 墓 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 丁火正官 | 寒土を温め、庚金を鍛える |
| 丑土正印 | 金を生むが寒湿、火をもって温めるを要す |
| 核心の要請 | 財印両全、木火土の配合 |
吉凶の判断
この局の妙は丁火の干頭への透出にあり、寒湿の土金の格局を照らし出している。丑土は金を生む力強いが、寒湿の気を帯びる。恰かも冬の泥土の如く、養うことはできても生気に欠ける。丁火は一盞の明灯 🔥 の如く、土を温め金を煖め、庚金ははじめてその鋭利な本性を顕すことができる。もしさらに甲乙木を得て火を生ずれば、いっそう璀璨たるものとなる。
全体の意訳
庚金は暮春に生まれ、辰中の戊土が透露し、生氣はおのずから充足する。いわんや戊土は寅の上に坐し、印が長生の地に臨むのである。もし清明十二日後に生まれたならば、なおのこと土旺金相、天ひときわ厚しの象である。ゆえに財星を見るも妨げないが、財は多かるべからず。もし火を見れば旺土を生じ、また畏るるに足りない。金と水は等閑視してよい。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 偏印 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 戊 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 寅 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 甲才丙杀戊枭 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 绝 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 戊土偏印 | 辰中より透出し、寅に坐して長生 |
| 寅木偏財 | 丙火を蔵し印を生じる、吉 |
| 核心の要請 | 財は多かるべからず、火は畏れず |
吉凶の判断
この局は戊土当旺、慈母が身辺にぴったりと守るが如く、庚金が身強なるは疑いない。戊は寅に坐し、寅中の甲木財星は戊土に蓋头され圧制される。財星は猖狂せず、かえって恰到好のところを得る。この組合せは、家柄が殷実でありながら驕奢にならず、十分な資源があって自己の腕を磨くことを支えられる人のようなもので、上等の格局に属する。 🌱
全体の意訳
季春の庚金は、なお土をもって育てられることを喜ぶ。時に己土正印が透出し、正に旺令にあたり、慈母が子を育てるが如く、まさに依拠するに足る。しかし年月に火あるを宜しとし、母体をより健やかにする。己土は卯木の上に坐するゆえ、正印おのずから克を受ける地に臨む。火を得て木を泄き土を生ずるに非ざればならない。さらに水木があらわれれば下格となる。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 正印 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 己 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 卯 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 乙财 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 胎 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 己土正印 | 旺令に身を生ずるが、卯に坐して克を受く |
| 卯木正財 | 己土を克す、火をもって化解すを要す |
| 核心の要請 | 年月に火を見て、木を泄き土を生ず |
吉凶の判断
この局の鍵は己土の卯に坐することにあり、正印が克を受ける地に臨むのは、母が刃の上に立っているようなもの。心に子を守るがあっても、自身すら保ち難い。必ず火が来て関を透すことを要する——火は卯木の鋭気を泄き、己土の元気を生じ、木が土を克さず、土が金を生ずることができて、はじめて佳構を成す。もし火がなく水木を見れば、土は木に克たれ、金は水に泄かれ、格局は大いに落ちる。
全体の意訳
辰月に生まれた庚金が、また庚辰時に値するのは、両庚両辰、類聚して情があり、相生して気がある。木火の財官を得るを妙とす。もし木火がなければ、干頭に水が透けば、金水傷官として論ずることができる。辰が水の庫なるがゆえである。もし木火水がすべてなければ、年月に土金が重ねて見えれば、身旺にして依るところなく、孤寒の造りとなる。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 比肩 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 庚 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 辰 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 戊枭乙财癸伤 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 养 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 庚金比肩 | 身を助くること有力 |
| 辰土偏印 | また土の力を増す |
| 核心の要請 | 木火の財官を喜び、土金の過重を忌む |
吉凶の判断
この局は身強疑いなし、二庚が並び立ち、二辰が相扶け、金土の勢いは極めて厚い。身旺なれば財官を用いるを要す。木は財、火は官、これを得れば富貴が期すことができる。もし木火がなく水が透ければ、金水傷官の秀気を発し、智慧才華をもって勝つことができる。最も恐れるは土金が畳見して財官に乏しいこと。身旺にして制なく、寶剣がしまいこまれたままの如く、英雄に腕の振るいどころなく、ついに孤寒の命となる。
全体の意訳
庚金は月令辰土の生を前に得て、後に時上辛金の身を助くるを得る。巳火は克気たるも、庚の長生の地たるゆえ、ついに身旺に属す。時に七殺を用いることができる。もし丙火が透干すれば、丙は巳に禄し、殺は根に通じ、丙と辛は合す。合殺して貴と為す命である。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 劫财 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 辛 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 巳 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 丙杀戊枭庚比 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 长生 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 辛金劫財 | 身を助くること有力 |
| 巳火七殺 | 丙を蔵し、庚の長生 |
| 核心の要請 | 丙火透干、合殺して貴と為す |
吉凶の判断
この局は身旺にして殺は蔵れ、巳火は七殺たるも時支に蔵れてその力はあらわでない。妙は巳が庚金の長生の地なることにあり、火は純粋に克するのみならず、かえって鍛錬の功がある。もし丙火が透干すれば、殺星は禄を得て有力となり、辛金と相合し、合殺格局を形成する——敵は盟友と化し、圧力は助力に転じる。貴命の徴である。 🔥
全体の意訳
庚金の日干、時に壬午に逢う。月令は辰を建て、金水火土、春色平分し、いささかの軽重もない。土旺の金は、火を以て鍛うを宜しとする。壬は午に臨み、火力は強くない。ゆえに再び財星を見るを宜しとし、以て午火の官を生じ、壬水の気を泄く。土を見るも佳し、ただし必ず一生労碌することになる。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 食神 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 壬 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 午 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 丁官己印 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 沐浴 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 壬水食神 | 金の気を泄き、午に坐して制を受く |
| 午火正官 | 金を鍛える力あるも、壬に蓋头される |
| 核心の要請 | 財が官を生ずるを喜び、水の過多を忌む |
吉凶の判断
この局は五行の分布が均等であり、各勢力がたがいに牽制しあい、明らかな偏枯のところがない。午火正官は本来庚金を鍛錬しうるが、壬水に蓋头されて圧制され、火力はあらわにならない。木が来て水を泄き火を生じ、官星に力を得させるを待つことを要す。土が金を生ずるを見るも佳し。ただし土が多ければ、より多くの火をもって調候するを要し、奔波労碌を免れず、一生辛勤にはじめて成就するところがある。
全体の意訳
庚金が辰月未時に生まれるのは、もし土旺用事の際にあれば、土厚く金埋もるのを免れない。辰中の癸水は透出するとも、年月に財がなければ、癸水は作用を起こさない。必ず干頭に木を見ることを要す。木は癸に頼って生ぜられ力を足し、はじめてその旺土を疏(ほぐ)し、庚金をもって顕わすことができる。大いに忌むは再び土を見ることで、火と金もまた喜ばない。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 伤官 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 癸 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 未 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 己印丁官乙财 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 冠带 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 癸水傷官 | 辰中より透出し、金を泄く |
| 未土正印 | また土の勢いを増す、金を埋むるを恐る |
| 核心の要請 | 干頭に木を見て、土を疏らげ金を顕わす |
吉凶の判断
この局は土勢あまりに盛ん、土厚く金埋もるの憂いがある。庚金は寶剣が地中深く埋もれたるが如く、いかに鋭きも施展すべきところがない。癸水が透出し本来秀を泄けるも、水弱く土強ければ、涓涓たる細流が砂漠に渗み入るが如く、何の済すところもない。必ず木が来て土を疏らげ、木は癸水の滋養を得て力を有し、はじめて土を破って出で、庚金に再び天日を見せることができる。最も忌むは再び土重きを見ることで、金火もまた土勢を助け、みな喜ぶところではない。 🌱
全体の意訳
庚日申時にして、根に通じ助けあり、兼ねて辰月に逢えば、梟印は身を生じ、日元強くして甲木偏財を喜ぶ。あるいはこの時土旺にして、甲は申に自絶すというかも知れないが、五陽の絶処はすなわち生機なるを知らない。たとい然らざるも、ついに春令にあり、土旺なりとも木気は未だ衰えず。況んや申辰会して甲を生ずるをや。独り忌むは金を見ること。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 偏财 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 甲 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 申 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 庚比壬食戊枭 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 建 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 甲木偏財 | 申に坐して制を受く、ただし春木は気あり |
| 申金比肩 | 庚の禄地、身を助くること極めて強し |
| 核心の要請 | 財星は用いるべし、再び金の透出を忌む |
吉凶の判断
この局は庚金禄を得て、身強は極まりである。甲木偏財は申金絶地に坐し、力なきように見えるが、絶処逢生の道理は命理において極めて肝要である——物事が行き詰まった果てにはかえって転機が潜んでいるものである。さらに春季の木気は未だ衰えず、申辰の半合水局がかくして甲木を生ずれば、この財は虚設ではない。ただひとえに再び金が来て甲木を克伐することを畏れるばかり。さもなくば身旺財弱、強健な体躯のみ有して施展するところなきに終わる。
全体の意訳
辰中の一木、時に干に透出し、下に酉に坐す、まこと真に絶地に臨む。好在く三春にあり、苗は刈られども根は抜かれず、正財は用いることができる。乙と庚は合し、財は来りて相就く。秋月に非ざるゆえ、金に化することはできない。柱中に再び土金を見るべからず。火を見れば財は減じ、水を見れば財は増す。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 正财 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 乙 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 酉 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 辛劫 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 帝旺 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 乙木正財 | 辰中より透出し、酉の絶地に坐す |
| 酉金劫財 | 庚の刃地、乙木を克す |
| 核心の要請 | 土金を忌み、水を喜ぶ。火なれば財は減ず |
吉凶の判断
この局は乙庚合金の意向が明らかだが、辰月に生まれて秋月に非ざれば、合しても化せず、乙木はなお財星である。乙木が酉に坐すのは絶地なるも、春季なれば木気は未だ絶えず、田んぼの苗のようなもの。たとえ一筋刈り取られても、根は土の中にまだあって、また生えてくることができる 🌱。正財は用いるべきだが、克を受け過ぎるは宜しくない。最も忌むは再び土金を見て酉を助けて乙を克すること。水を見れば木は滋養を得て、財気はいっそう増す。火を見れば木は耗泄され、財はかえって減損する。
全体の意訳
庚金が丙戌時に遇うや、七殺は透出し自ら墓にすわる。喜ぶらくは月令辰を得て、戌と相冲し、その庫は以って開く。庚は辰戌の資を頼り、身軽殺重とは言えない。もし傷官食神がもってこれを制すれば、必ず独権独断、一世の光荣あることができる。木を見るは宜しく少なく、土金は憚らない。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏财 | 偏印 | 元男 | 七杀 |
| 天干 | 甲 | 戊 | 庚 | 丙 |
| 地支 | 辰 | 辰 | 申 | 戌 |
| 蔵干 | 戊枭乙财癸伤 | 戊枭乙财癸伤 | 庚比壬食戊枭 | 戊枭辛劫丁官 |
| 星運 | 养 | 养 | 建 | 衰 |
時柱組合の要点
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 丙火七殺 | 透出するが自ら戌の墓に坐す |
| 戌土偏印 | 辰と相冲、庫開き殺顕わる |
| 核心の要請 | 水火の制化を喜び、木の多きを忌む |
吉凶の判断
この局の精微なるところは辰戌相冲にある。丙火七殺が戌の火庫に坐し、本来は自ら囚えられる勢いなるも、戌は辰と冲すれば庫門大いに開き、七殺の威力かえって释放される。好在く庚金は辰戌両土の資生を得て、身は弱からず、殺を擔ぐに足る。もしさらに食傷をもって殺を制すれば、猛虎に馴獣師が配されたるが如く、七殺の暴烈は権威覇業に化し、独りで一方を擔い、一世の栄光を得る。 🔥
全体の意訳
庚は頑なで鈍い金であり、辰月という土が旺盛な時期にあるため、必ず丁火の鍛錬を受けて初めて太阿の名剣に鋳造され得る。亥中の甲木は丁を生じ、官星が傷つくことを防ぐ。最も望ましいのは天干に木土が透出現することである。木は水を泄らして火を生じ、土は金を生じて木を斫る。大いなる富貴を成し、また長寿の運命となる。