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全 108 章中 56 章
八字月令
全体意訳
🌞 午月乙日丙子時
五月は火勢が盛んで、土は焼けて乾燥し、作物は枯れてしまいます。この時、乙木は最も癸水の潤いを必要とします。地支の子水は午火と衝(ぶつかり)ますが、今は火が旺んで水が弱く、水はほとんど火を抑えられません。時干の丙火が高く透けており、乙木の気は南方の火地へと泄らされ、さらに渇きが顕著になります。よって、根があり気のある水が現れることを喜び、それによって水火既済の格局が形成されます。土の財星は出現しても構いませんが、湿土である必要があり、燥土はかえって忌むべきものとなります。
🌱 午月乙日丁丑時
時は仲夏、木は弱く火は旺んです。時支の丑土は効果的に火を泄らすことができますが、丑に蔵される辛金・癸水の力は非常に弱く、木を生むには足りません。水が来て潤し、金が来て水を生むことを喜び、それによって夏木の生機を保つことができます。もし再び旺火や燥土に遭遇すれば、格局は偏枯してしまいます。
🔥 午月乙日戊寅時
日主の乙木、地支は寅午で半会の火局を成し、本来は身を助けるはずの寅木の劫財も傷官に化してしまい、火炎の勢いは非常に恐ろしく、乙木はほとんど灰燼に帰してしまいます。もし干支で再び木火が現れれば、格局は従児格を取ることができます。 そうでなければ、ただ水を使って調候し、金を使って水源を生むのが最も貴重です。一度戊己土が雑出すれば、木の精神は完全に失われてしまいます。
🌿 午月乙日己卯時
乙木は時支の卯木で禄を得て、日主に根があるように見えますが、卯と午が出会うことで、木は火の勢いに従って気を泄らされます。時干の己土は卯の位に座しますが、完全に制し尽くすことはないとしても、結局土性は燥熱で木を育てるのは困難です。喜ぶべきは金水が旺相で、木を潤すことを優先することです。夏木は専ら殺印相生を取りますが、これ以上の良い方法はほとんどありません。
🪙 午月乙日庚辰時
午月辰時、旺火は辰土によって泄らされ、日主の乙木は辰中に余気を得ます。身は弱いとはいえ、辰は湿土であり、木を育てる力は極めて強いです。時干の庚金もまた、辰土が生扶することを喜び、官星は清くして浄く、配合は完璧です。もし一つ癸水が透干すれば、正に木火傷官佩印の妙処に合致します。
💧 午月乙日辛巳時
乙木は根が無く、巳午の旺火が脅かすのみで、ほとんど存在できません。辛金は巳に坐しますが、巳は金の長生の地であるとはいえ、どうしてこのような火の勢いの克制に耐えられるでしょうか?ただ水のみが火を制し金を潤し、全局を養うことができ、肝心なのはこの一つの神の有無にかかっています。
🌊 午月乙日壬午時
五行の配合にはその理法があります:金水傷官は火を喜び水を憎み、木火傷官は火を嫌い水を喜びます。用神はちょうど反対で、その道理は調候の二字に重きを置いています。乙木は二度午火に臨み、木気は尽く泄らされますが、妙なるかな壬水が頭を蓋い、水火既済となります。ただ印星は根が無く、水の勢いは不十分です。申亥などの字が金を生じ水を発して源流となれば、流れは自然と長くなります。
☀️ 午月乙日癸未時
乙木は未に盤根しますが、午未は六合し、木は焼かれて根は枯れ葉は燥き、生機は尽き果てます。時干の癸水は未土に坐し、引き連れて用をなすことはできません。喜ぶべきは水が来て通根し、兼ねて金がその源を発することであり、用神は自然と生き生きと動きます。土の財星は夏の乙木が忌むところで、多く見られることは水を涸らす憂いが更にあります。
🌳 午月乙日甲申時
日時には甲乙の両木が並び、坐す所は午申で泄克の地に当たり、根が無いように見えますが、知らず申中の壬水が官を化して木を潤し、日主は弱くして弱からず。壬水の印星は乾坤を旋転させる神殺であり、乙木の旺衰との関係は非常に密接です。更に干に水木が透けることを喜べば、生機はより一層奮い起こります。
⛰ 午月乙日乙酉時
乙木が午火に臨むは泄気、乙木は酉金に坐すは截脚、両乙が並んで克泄に坐し、その衰弱は知るべし。仲夏は火が正に権を握り、大いに忌むのは丙丁が再び透くことであり、更に忌むのは戊己が雑出することです。ただ金水が地に得て気があれば、八字は清らかで潤いがあり、観るに値します。
🌞 午月乙日丙戌時
午戌は火に会し且つ丙が透け、日主の精華は泄らされ尽くします。夏木は火を忌むものとし、この局は偏に南方の気を聚め、格局は木火従児に転じます。夏の火は旺んで抑え難きがゆえに、また土の財星が火の秀を泄らすことも喜び、即ち所謂「児また児を生ず」。もし柱中で金水が地を得れば、従児格を放棄し、木火傷官佩印を用いるに改めるべきです。
💧 午月乙日丁亥時
月令の午火は禄を得ますが、時支には亥水が坐し、水火既済で情があります。五月の乙木は独り癸水の潤沢を喜び、兼ねて金の相助があって初めて格局は完備します。戊己土が雑出して水を傷つけるに至っては、更に劫財・比肩が土を制するを喜ぶのが妙です。
午月乙木は、人が高圧・高熱・資源の急速消費状態にある時のエネルギー模型と理解できる。その核心は「木の不足」ではなく「水の不足」、即ち冷却・滋養・持続可能な回復メカニズムの欠如である。
十二時辰の喜忌早見表:
| 時辰 | キーとなる組み合わせ | 喜用 | 忌神 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 丙子時 | 子午衝、丙透 | 通根得地の水 | 燥土 | 水火既済 |
| 丁丑時 | 丑土が火を泄く | 水の潤い、金生水 | 旺火燥土 | 丑中の辛癸は力弱し |
| 戊寅時 | 寅午半会火局 | 水の調候、金の水源 | 戊己の雑出 | 満盤木火は従児を取り得る |
| 己卯時 | 卯午相随 | 金水の旺相 | 土が燥く | 殺印相生 |
| 庚辰時 | 辰土が庚を生む | 癸水の透干 | 燥土 | 傷官佩印 |
| 辛巳時 | 巳午火旺 | 水が火を制し金を潤す | 火旺で水無し | 水が肝心 |
| 壬午時 | 壬水が頭を蓋う | 申亥の金が水を生む | 火旺で源無し | 水火既済 |
| 癸未時 | 午未合で燥く | 水の通根、金の水源 | 土財の多現 | 土に水を涸らす憂い有り |
| 甲申時 | 申中の壬水 | 水木の透出 | 火土 | 印星が官を化し木を潤す |
| 乙酉時 | 両乙が克泄を受く | 金水の得地 | 丙丁戊己 | 清潤にして観るに値す |
| 丙戌時 | 午戌が丙を透かす | 土が火の秀を泄く | 金水得地なら従を棄てる | 従児格か佩印 |
| 丁亥時 | 亥水の既済 | 癸水、金の助け | 戊己が水を傷つける | 劫比が土を制す |