全 11 章中 11 章
李虚中命书
全体意訳 太陽は火の精華を代表し、陽に属す。月は水の極致を代表し、陰に属す。太陽は左から右へと運行し、一年で一周期を完了する。月は陰から陽へと戻り、三十日で一周期となる。子の刻は天の正位、寅の刻は地の常位である。四正の方位(子、午、卯、酉)は上とされ、左右は門戸となる。これは陰陽の回転する機構を運行し、天地の盈虚(満ち欠け)の法則に対応する。六十年の干支循環は、日神と合し、その後の詳細な説明がある。
六合の組み合わせにおいて: 甲子と己丑は合す(貴徳を換える)。 甲寅と己亥は合す(三元、天徳を承ける)。 甲辰と己酉は合す(干を敗り、地徳を失う)。 甲午と己未は合す(夫を敗り、妻の神・貴徳を承ける)。 甲申と己巳は合す(陰が陽に往き、陽干の敗絶の徳を承ける)。 甲戌と己卯は合す(官に自ら従い旺じ、夫妻の徳)。 丙子と辛丑は合す(陰盛んにて陽に帰すも、敗の徳を蔵す)。 丙寅と辛亥は合す(天地貴神、徳を重ね換える)。
以上が三巻全ての内容である。
相生相養(互いに生み育てる): 例えば、己未の納音は天上火🔥であり、庚午の路傍土⛰に遇う。火は土を生じ、同時に己土は庚金を生む。よって滋養の関係を形成する。 相撃相成(互いに撃ち合い、成し遂げる): 天冲地撃を指す。例えば、甲子の海中金が庚午の路傍土⛰に遇う場合、天元の甲木は土を克するが、地支は子午の冲がありながら、納音は土が金を生じるため、却って相成(互いに成し遂げ)となり、貴格となる。
乙庚の合は夫妻の正合であり、女性の命において最もこの合を見ることを吉とする。 戊は癸に合す。男子は賢妻を娶り、女子は俊夫を嫁す。 癸は戊に合す。男子は年長の婦を娶り、女子は年長の夫を嫁す。
納音自旺(納音が自ら旺じる): 納音が自ら旺じるとき、たとえ鬼(我を克する者)が来て克しようとも、鬼は自ずから滅びる。 もし命において鬼が旺んで身が衰え、克破(克し破られる)されるならば、寿が短く夭折することを主とする。 陰徳を積めば寿命を延ばし、凶害に遇えば必ず年寿を損なう。
冲は動を意味する: 冲じる箇所は全て相生を有する必要がある。例えば、辛巳の白蜡金が癸亥の大海水🌊に冲じる場合、辛金は癸水を生じ、また納音の金は水を生じる。動を主とし、吉貴の命となる。 破は賤を意味する: 例として、己卯の城頭土が己酉の大駅土⛰に冲じる場合、相生の関係が無く、冲破(冲じ破られる)は不利であり、凶動を主とする。
采真歌に云う: 命を見るには天元を主とし、先ず克刑の有無を見よ。支神は次に冲刑を見よ。納音は相戦の有無を見よ。 また云う:冲に遇えば先ず破れて後に成る。
五行合神(五行の合神): 三種類有り:干合、六合、三合。相合して相生するは吉を主とし、相合して相傷つけるは凶を主とする。 合するもの少なきは、その人、寡合(合する者少なく)にして助け少なしと主する。
五行多鬼(五行に鬼多し): 我を克する者を官鬼という。例えば甲子の生人が丙申(火は金を克す)を見る、乙丑の生人が丁酉(火は金を克す)を見るなど。 また例えば、寅午戌の人が申子辰の水局🌊を得る場合、これを鬼局と謂う。その人、詭詐(いつわり)にして実無く、常に是非や誹謗中傷を招くことを主とする。
甲午は官鬼を愛す。甲午は百錬の精金ゆえ、納音の火🔥に鍛えられることを喜ぶ。 辛酉は生旺を期す。辛酉は石榴木🌱ゆえ、夏秋に生旺する。
残餘中生(余りの中に生ずる): 例えば、二月の末に三月の節気を得る場合、富貴を主とするも、終ぞ後禄(後々の禄)無く、これを無後の貴人と謂う。 土の長生: 水土は共に申に生ずるが、土はまた巳に生ずるか? それというのも、土は体用に分かたれるからである。体の土は中宮に居して用いず、巳に生ずる。用の土は四維に散在し、四季の末の各18日に旺じ、申に生ずる。体は巳に生じて父母の禄を承け、用は申に生じて父母の位を継ぐ。
禄(ろく): 禄は、禄が原因で疾病を招くことを主とする。必ず煞(さつ)を帯びて身を克するに及びて初めて効験がある。 例: 丙子(生年) 戊戌(月) 癸未(日) 丁巳(時) 丙子は水命🌊。丙の禄は巳に在り。子の命の劫煞は巳に在り。今、丁巳は土⛰。禄が劫煞と為りて鬼となり身を克す。ゆえに飲食が原因で疾病を招くことを主とする。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 正财 | 正官 | 元男 | 偏财 |
| 天干 | 丙 | 戊 | 癸 | 丁 |
| 地支 | 子 | 戌 | 未 | 巳 |
| 蔵干 | 癸比 | 戊官辛枭丁才 | 己杀丁才乙食 | 丙财戊官庚印 |
| 星運 | 建 | 衰 | 墓 | 胎 |
例えば六甲の人が丙寅を見て、更に巳の字を見て格に入る。甲の禄は寅に在り、遁じて丙寅を得。丙の禄は巳に在り、再び丙禄を見る。これに準ず。格に入る者は福禄共に足り、少し福助有れば、五品の貴さに達するか、あるいは富盛を主とする。 例:甲辰 丙寅 癸酉 丁巳
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 伤官 | 正财 | 元男 | 偏财 |
| 天干 | 甲 | 丙 | 癸 | 丁 |
| 地支 | 辰 | 寅 | 酉 | 巳 |
| 蔵干 | 戊官乙食癸比 | 甲伤丙财戊官 | 辛枭 | 丙财戊官庚印 |
| 星運 | 养 | 沐浴 | 病 | 胎 |
亥卯未は馬の三辰。巳の馬に坐すべからず。もし一辰が馬に坐すれば、少年は順調なるも後に窮す。三辰全て馬を見れば、たとえ官資有るとも終に下賤なり。 歌に曰く:亥卯未の人、馬位に坐せば、男多くは傷・敗し、女は孤貧なり。三辰の辰上に重重に見れば、雄名なくして缙紳(官界)に亜(次)ぐこと難し。 例:己未年生まれ、己巳月、癸卯日、癸亥時。亥卯未、全て巳の馬を見る。馬は禄の絶える所。四十二歳にして果たして失う。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 七杀 | 七杀 | 元男 | 比肩 |
| 天干 | 己 | 己 | 癸 | 癸 |
| 地支 | 未 | 巳 | 卯 | 亥 |
| 蔵干 | 己杀丁才乙食 | 丙财戊官庚印 | 乙食 | 壬劫甲伤 |
| 星運 | 墓 | 胎 | 长生 | 帝旺 |
また例えば:癸亥年生まれ、丁巳月、丁酉日、辛亥時。癸亥は干・支ともに水🌊にて、三命、巳に至りて全て絶ゆ。また癸亥の人、火🔥を財と為す。火は酉に死す。亥に至りては六絶なり。その父は官となるも、この人は乞食して死す。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 七杀 | 比肩 | 元男 | 偏财 |
| 天干 | 癸 | 丁 | 丁 | 辛 |
| 地支 | 亥 | 巳 | 酉 | 亥 |
| 蔵干 | 壬官甲印 | 丙劫戊伤庚财 | 辛才 | 壬官甲印 |
| 星運 | 胎 | 帝旺 | 长生 | 胎 |
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