読み込み中...
全 10 章中 3 章
易隐
『易隠』巻一・身命占
東粤游南子曹九錫が輯録し、その子・横琴居士曹璿が演繹す。
身命を占うには、三つの重要な階層がある:世爻、身爻(月卦)、および本命爻である。
まず命爻を見る。例えば甲子年生まれの人は、本命は子に属し、命爻が上卦にあるのを最も喜ぶ。命爻と世爻・身爻が相生・相合すれば、衣食の禄を安んじて享受することを主る。あるいは禄馬・徳貴が世・身・命爻に臨んで扶ければ、栄華発達を主る。世爻が財禄・青龍・喜神を持てば、田荘の楽しみがある 🌱。禄が空で財が没し、さらに歳・月・日・時が世・身・命爻を刑冲・克害すれば、必ず衣食が豊かでなく、辛苦労碌する。
もし世・身・命爻が官鬼に逢い、破砕殺を帯びれば、必ず破相する。劫殺・羊刃・天刑・大煞を加えれば、必ず残疾を帯びる。伏鬼・化鬼、および鬼が動いて世身命爻を刑冲・克害する場合も同じである。
流年太歳と大限・小限が身世命爻と生合すれば吉であり、刑冲・克害すれば凶である。占う時の四直(年・月・日・時)が世身命爻と生合すれば吉、刑冲・克害すれば凶(管公の口訣は干支を同じく論ず)。
世・身・命爻が財福に伏し、財福に化すれば吉。兄鬼に伏し、兄鬼に化すれば、家業は氷のごとく消え失せる。父に伏し父に化すれば、財源は進退定まらず、心身は憔悴し尽くす。亡神が墓に並べば、たちまち悲凄の思いを見る。官に随いて墓に入れば、災禍が牽纏する。鬼を助けて身を傷つければ、財色のために心を労す。月破の世爻は、必ず夭殇を犯す。歳が身位を衝けば、必ず疾厄を生ず。
また金命は水火の鬼を畏れ、木土の鬼を畏れない。木命は金火の鬼を畏れ、水土の鬼を畏れない。水命は木土の鬼を畏れ、金火の鬼を畏れない。火命は水土の鬼を畏れ、木金の鬼を畏れない。土命は木金の鬼を畏れ、水火の鬼を畏れない。
管公運限口訣に曰う:老いは墓に入るに宜しく、少は則ち宜しからず。死墓の年は、官非・孝服を多く惹き起す。胎養の歳は、必ず六畜成群を見る。帝旺は大いに進歩に宜し。沐浴は必ず訟端を起こす。冠帯は吉神なれば、冲克に不宜、臨官は凶曜なれば、相扶を最も喜ぶ。衰は旺に逢いて達し、病は生に遇いて安ず。絶処に生に逢う者は発し、墓中に破に値する者は興る。生官一たび旺んなれば、便ち身を栄す可し。太歳と命とは、合を喜び冲を嫌い、太歳と運とは、生を愛し克を忌む。克冲・相合すれば、必ず刑伤を見る。
[訳注:管公身命口訣は納音を主とす。例えば甲子乙丑生まれの人は納音が金に属すれば、即ち金命となり、運限及び流年太歳と相配し、長生訣を以て災福を定む。諸書が生年の支神を命爻とするのと異なるので、ここに附して補充す。]
鬼谷分爻:楽隠・謀為・発達・堅立・成童・胎養。およそ分爻が吉神を帯びて旺相・無傷、身世命爻と生合する者は、得意の場所なり。もし休囚にして凶殺を帯び、或いは受傷し、及び身世命爻と刑冲・克害する者は、失意の時なり。
また管公口訣に曰う:初爻・二爻が旺相なれば、落地して財を発す。三爻・四爻が休囚なれば、中年蹉跌す。五爻・六爻が興隆なれば、老境栄華なり。
身命を占うには、その要八あり:祖業は大象を見、高卑は世位を見、剛柔は陰陽を見、六親は用神を見、貴賤貧富は神煞を見、禍福は六神を見、吉凶は三限を見、発用は流年太歳を見る。
大象は生時の基本なり。大象が旺相なれば、生時の家道は栄昌なり。大象が休囚なれば、此の際の資囊は蕭索たり。故に伏蔵の卦に本宮大象無き者は、必ず祖業無し。象が旺んで爻も亦旺んなる者は、全備の福なり。
八卦配節気旺衰式を附す:
| 節気 | 旺 | 相 | 胎 | 没 | 死 | 囚 | 休 | 廃 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 立冬 | 乾 | 坎 | 艮 | 震 | 巽 | 離 | 坤 | 兌 |
| 冬至 | 坎 | 艮 | 震 | 巽 | 離 | 坤 | 兌 | 乾 |
| 立春 | 艮 | 震 | 巽 | 離 | 坤 | 兌 | 乾 | 坎 |
| 春分 | 震 | 巽 | 離 | 坤 | 兌 | 乾 | 坎 | 艮 |
| 立夏 | 巽 | 離 | 坤 | 兌 | 乾 | 坎 | 艮 | 震 |
| 夏至 | 離 | 坤 | 兌 | 乾 | 坎 | 艮 | 震 | 巽 |
| 立秋 | 坤 | 兌 | 乾 | 坎 | 艮 | 震 | 巽 | 離 |
| 秋分 | 兌 | 乾 | 坎 | 艮 | 震 | 巽 | 離 | 坤 |
およそ世爻が貴・馬・徳・合(四直上に取る)を帯び、竜・喜を加え、旺相・得位する者は、富貴なり。亡劫・刑刃・白虎に臨まれ、刑害・冲克を受け、さらに死墓絶胎なる者は、もし福德の解神の救う無ければ、必ず貧賤・無成なり。世に難有れば、旺んなれば病み、衰うれば死す。日辰の動爻の冲克を得て、やっとのことで死を免れるも、終身事を為すに、百に一つも成らず。
身命要略に曰う:世は休囚を怕れ、身は旺相に宜し。生中に更に合するを喜び、合処に又冲するを畏る。富貴なる者は、彼来りて我を生ず。貧賤なる者は、我去りて彼を生ず。顕達なる者は官星地を得、栄華なる者は印曜垣に帰す。庫に積むこと万金は、ただ財星の所を得るのみ。家徒四壁は、兄旺んが先に当るが故なり。世、墓郷に入れば、老い到るまで求謀多く戾る。卦身両動すれば、一生起倒恒無し。世、休財を克せば、富むと雖も厚からず。身、衰鬼を傷せば、官と雖も高からず。竜鬼、身を扶ければ、功名志を得。蛇孙、世に値すれば、勢業心の如し。未竜世動して子を得れば、初年当に蚤く達す。金虎、財空すれば、妻を傷み、青景の運来たる遅し。官旺んで財無ければ、僅かに一時の富貴。財興りて鬼欠くは、瞬く間の栄華のみ。内卦に財有り外卦に無ければ、先ず富み後に貧し。内卦に財無く外卦に有れば、先ず貧しく後に富む。旺相の官爻が墓胎に化すれば(胎は小墓)、初め貴く後に賤し。死絶の官爻が生旺に化すれば、初め賤しく後に栄ゆ。六冲なれば諸事虚花、六合なれば百般穩実。正変六冲は、没歯まで一事も成さず。後先六合は、終身栄華を享け尽くす。世強くして助け無ければ、自己支持す。世弱くして扶を得れば、人に因りて立てる。誰が欺凌するかを知らんと欲すれば、但だ何爻が世を克すかを見よ。何人に庇護されるかを識らんと要すれば、只だ何象が身を生ずるかを観よ。日時、扶け合すれば、偏に小人の力に頼る。歳月、克冲すれば、毎に上位の嗔りを見る。一歩進めば、兄弟財に化す。一歩退けば、財爻弟に化す。年安んずること一年は、惟だ子孙禄馬に逢うを見るのみ。月安んずること一月は、定めて福德青龍に値う。土空しくば田地無く、父空しくば住場無し。世、父母を冲せば、幼くして双親を失う。世、文章に合せば、長く一命を得。子空しくば絶え、財空しくば鰥となり、鬼空しくば寡となり、兄空しくば只力を主るなり。これ終身の占なり。
若し一年の災福を問わば、但だ歳月日時の生合・冲克を以て断ず。四直が財を帯びて世を生合すれば、必ず財を増し禄を進む。福を帯びて生合すれば、婚姻・孕育・喜庆の事あり。兄を帯びて生合すれば、朋友兄弟の扶持を得。父を帯びて生合すれば、尊長の抜擢を得。鬼を帯びて生合すれば、必ず貴人の薦挙あり、或いは公門中に得意の事あり。財を帯びて世を刑冲・克害すれば、必ず財を貪り色を好みて禍を致す。福を帯びて世を傷めば、世旺んなれば酒色の故に病を生じ、世衰うれば酒色の故に身を亡ぼす。或いは福動いて鬼に化し、鬼動いて福に化して世を傷め、更に文章と同動すれば、必ず酒色の故に訟を致す。酒色を分かんと要すれば、竜に遇えば酒と為し、武に遇えば色と為す。兄を帯びて世を傷めば、兄弟朋友の争訟・破財を主る。父を帯びて世を傷めば、尊長・屋産・坟墓・船車・衣服より禍を起こすことを主る。鬼を帯びて世を傷め、或いは世、静鬼を持ち、四直が冲并して動く者は、不測の災い来たるを主り、六神を以て其の何事なるかを定む。以上の吉凶は、太歳に在れば歳内の事、月将に在れば月内の事、日辰に在れば本日の事、時建に在れば時下の事なり。もし四直を帯びずして、動爻が世を生合・刑冲・克害する者は、衰旺を分かつべきなり。旺相は休囚を生克し得、休囚は旺相を生克し得ず。その我を益し我を傷むる期は、動爻の生旺する月日を以て定む。卦静かにして動きて生克するもの無き者は、即ち一歳を四季に分かつ。木が吉神を帯びれば、春季に喜を見る。火鬼が煞を見れば、夏季に災を生ず。金が妻財に値すれば、秋に宜しく利を得。水が兄弟に逢えば、冬に必ず財を破る。土爻がもし吉凶を帯ぶれば、各々司令に随いて決断す(辰三月、未六月、戌九月、丑十二月)。もし値いて空亡なれば、吉空なれば則ち凶、凶空なれば反って吉なり。又、子孙の月日に値すれば、吉旺なれば朋侪講習し、凶衰なれば争競して財を失う。妻財の月日に値すれば、吉旺なれば飲食宴楽し、凶衰なれば印綬を破傷す。これ流年の占なり。
帰蔵易に曰う:六は朝廷、五は天子、四は侯伯、三は公卿、二は五爻に応じて大夫、初は体最も卑く民庶に象る。六爻は惟だ初め最も下なれば、世ここに居すれば、発する必ず後れ、多くは市井にして里巷に困しみ、貴馬これに臨むとも、福德ありとも顕達し難し。六位最も高く、世もしこれに値せば、恒に高岗を成して林泉に影を匿す。三は公卿、内卦の太過なるもの、動いて時と逢えば、故に多く凶なり。四は侯伯、外卦の不及なるもの、淹抑・稽遅す。故に多く惧る。惟だ二爻・五爻は、中正の位、位を得る者は上に在りて人を治め、位を失う者は下に在りて人に治めらる。一世・四世は、同じく下体に居すれども、初体は尤も最下に居す。(管公照心神鑑経より出づ)
世が陽宮に在れば、謀為顕達なり。身が陰象に居すれば、行事卑污なり。故に陽は慧明を主り、陰は拙暗を主る。陽剛を得れば、以て九五の尊を当つることを得。もし陰柔にして尊位を窃めば、また羊質虎皮のみ。至って陰柔にして三六の凶爻に当たれば、覆敗亡亡せざるは鮮し。是を以て五行の世に在るや、各々同じからず。陰金は刑傷狠戾、陽金は正直堅剛。陰木は貪残克剥、陽木は華藻文詞。陰水は譎詐猖狂、陽水は材能聡敏。陰火は執滞固陋、陽火は強敏文明。陰土は愚魯拙鈍、陽土は忠信質誠。 これ剛柔の分かるる所なり。
卦中の六親、有る者有り、無き者有り、真なる者有り、仮なる者有り、真中の仮有り、仮中の仮有り。純乾卦の如きは、六親皆有り、皆真なり。乾宮風地観卦の如きは、六親皆仮なり。官鬼・父母・妻財あり、兄弟・子孙なし。又、山地剥卦は、外坤丙戌土は父母と為し、丙子水は子孙と為し、丙寅木は妻財と為す。乾宮に戌子寅三爻あれば、乃ち真中の仮なり。内坤乙未土は父母と為し、乙巳火は官鬼と為し、乙卯木は妻財と為す。乾宮に未巳卯三爻なければ、乃ち仮中の仮なり。此れに拠りて推せば、則ち一本九族、内外に別る。親と為し疏と為すは、真假に別る。父母の親晩、兄弟の真義、夫妻の偏正、子孙の嫡庶は、真中の仮・仮中の仮に別る。然らば則ち宅居の或いは有り或いは無く、人に属し己に属するは、豈に是を外にして推さんや。
六親取用式:内親は内卦本宮の出現するを以て真と為す。内卦に現れざれば、則ち内卦の伏神を見る。現れず又伏無ければ、則ち飛宮を取て論ず。外親は外卦本宮の出現するを以て真と為す。外卦に現れざれば、則ち外卦の伏神を見る。さらに若し伏神無ければ、亦た飛宮を取て論ず。
内卦本宮六親:陽宮は祖と為し、陰宮は祖妣と為す。陽父は父と為し、陰父は母と為す。陽兄は兄と為し、陰兄は弟と姐妹と為す。陽子は男と為し、陰子は女と媳と為す。陽財は妻と為し、陰財は妾と為す。
外卦本宮六親:陽宮は外祖と為し、陰宮は外祖母と為す。陽父は岳父・母舅・姑夫と為し、陰父は岳母・舅母・姑娘・母姨と為す。陽兄は表兄弟と為し、陰兄は表姐妹と為す。陽子は女婿・表侄・外甥と為し、陰子は表侄女・甥女と為す。陽財は表嫂と為し、陰財は表弟婦或いは表兄弟の妾と為す。
六親取飛宮法:飛位は世を主とし而して之を推す。世を生ずるを父と為し、父の克する所を母と為す。父を生ずるを祖と為し、祖の克する所を祖妣と為す。父に比するを伯叔と為し、伯の克する所を姆と為し、叔の克する所を嬸と為す。世に比するを兄弟と為し、兄の克する所を嫂と為し、弟の克する所を弟婦と為す。世の克する所を妻と為し、妻の克する所を妾と為し、妻の生ずる所を女と為し、女の克する所を婿と為し、婿の生ずる所を甥と為し、女の生ずる所を甥女と為す。世の生ずる所を子と為し、長子の前の爻を次子と為し、次子の前の爻を三子と為し、子の克する所を媳と為し、子の生ずる所を孙と為し、媳の生ずる所を孙女と為し、孙の克する所を孙媳と為し、孙の生ずる所を玄孙と為す。此れを以て推せば、周悉せざるは無し。生郷に入る者は吉、忌郷に入る者は凶(父が財方に入る、兄が鬼爻に入るが如し)。休空なる者は必ず遠離し、鬼殺なる者は必ず帯疾す。大は小を問いて世前一位より数え上り、小は大を問いて世下一位より数え下る。倶に一水二火三木四金五土の数を以て、数え到る爻を即ち取りて用と為す。
劉青田曰う:数定の六親は、顕かにして準あり。此の法を熟玩すれば、禍福自ずから真なり。
黄金策分爻:
| 爻位 | 六親 |
|---|---|
| 六爻 | 曾祖 |
| 五爻 | 父 |
| 四爻 | 祖・妻 |
| 三爻 | 曾祖妣・伯叔兄弟 |
| 二爻 | 母 |
| 初爻 | 祖・姐・子 |
飛数の法に拠り、分宮を主とす。高祖父を問わば、曾祖位より起て数を飛ばす。伯祖・叔祖を問わば、祖位より起て数を飛ばす。堂兄弟を問わば、伯叔位より起て数を飛ばす。各々大小に随い、上下を分ち、五行生数に依り輪飛して、以て用爻を定む。余は此に倣う。これは緦功遠親を推すの法なり。
世、土爻に属す: 高祖は金に属し、曾祖は水に属し、祖は木に属し、伯祖叔祖は木に属し、高祖妣は木、曾祖妣は火、祖妣は土、伯叔祖母は土に属し、伯叔堂伯叔は火、父は火に属し、兄弟堂兄弟は土に属し、子侄は金に属し、姆嬸堂姆嬸は金、母は金に属し、妻嫂弟婦嫂妹妻妾は火に属し、媳侄婦女は水に属し、孙は水に属し、孙媳孙女は火、曾孙は木に属す。外祖は木に属し、母舅岳父姑夫は火に属し、表兄内弟姐妹夫は土に属し、外祖母は土、舅母岳母姑娘は金に属し、表嫂表姨表姐妹は水に属し、表侄外甥は金に属し、表侄婦甥媳甥女は木に属す。
世、木爻に属す: 高祖は火に属し、曾祖は土に属し、祖は金に属し、伯祖叔祖は金に属し、高祖妣は金、曾祖妣は木、祖妣は木、伯叔祖母は木に属し、伯叔堂伯叔は水に属し、父は水に属し、兄弟堂兄弟は木に属し、子侄は火、姆嬸堂姆嬸は火に属し、母は火に属し、妻嫂弟婦姐妹は土、妾は水に属し、媳侄婦女は金に属し、孙は土に属し、孙女孙媳は水、曾孙は金。外祖は金に属し、母舅岳父姑夫は水に属し、表兄内弟姐妹夫は木に属し、外祖妣は木、舅母岳母姑娘は火に属し、表嫂妻姨表姐妹は土に属し、表侄外甥は金に属し、表侄婦甥女甥媳は木に属す。
世、水爻に属す: 高祖は木に属し、曾祖は火に属し、祖は土に属し、伯祖叔祖は土に属し、高祖妣は土、曾祖妣は金、祖妣は土、伯叔祖母は水に属し、伯叔堂伯叔は金に属し、父は金に属し、兄弟堂兄弟は水に属し、子侄は木、姆嬸堂姆嬸は木に属し、母は木に属し、妻姐妹嫂弟婦は火、妾は金に属し、媳侄婦女は土に属し、孙は火に属し、孙女孙媳は金、曾孙は土に属す。外祖は土に属し、母舅岳父姑夫は金に属し、内兄表弟姐妹夫は水に属し、外祖母は水、舅母岳母姑娘は木に属し、表嫂妻姨表姐妹は火に属し、表侄外甥は木に属し、表侄婦甥女甥媳は土に属す。
世、金爻に属す: 高祖は水に属し、曾祖は木に属し、祖は火に属し、伯祖叔祖は火に属し、高祖妣は火、曾祖妣は土、祖妣は金、伯叔祖母は金に属し、伯叔堂伯叔は土に属し、父は土に属し、兄弟堂兄弟は金に属し、子侄は木、姆嬸堂姆嬸は水に属し、母は水に属し、妻嫂弟婦姐妹は木、妾は土に属し、女媳侄婦は火、孙は木に属し、孙女孙媳は土に属し、曾孙は火に属す。外祖は火に属し、母舅岳母姑夫は土に属し、表弟内兄姐妹夫は金に属し、外祖妣は金、舅母岳母姑娘は水に属し、表嫂妻姨表姐妹は木に属し、表外侄甥は水に属し、甥女甥媳表侄婦は火。
世、火爻に属す: 高祖は土に属し、曾祖は金に属し、祖は水に属し、伯祖叔祖は水に属し、高祖妣は水、曾祖妣は木、祖妣は火、伯叔祖母は火に属し、伯叔堂伯叔は木に属し、父は木に属し、兄弟堂兄弟は火に属し、子侄は土、姆嬸堂姆嬸は土に属し、母は土に属し、妻嫂弟婦姐妹は金、妾は木に属し、女媳侄婦は水、孙は金に属し、孙女孙媳は木、曾孙は水に属す。外祖は水に属し、母舅岳父姑夫は木に属し、内兄表弟姐妹夫は火に属し、外祖母は火、舅母岳母姑娘は土に属し、表嫂表弟婦妻姨は金に属し、表侄外甥は土に属し、甥媳甥女表侄婦は水に属す。
高曾祖を断ず:高祖は曾祖位より下に飛ばし、曾祖は祖位より下に飛ばす。祖位が旬空・月破に値すれば、則ち曾祖父の分宮を見る。祖は内卦本宮の官鬼爻を見る。内卦の鬼現れざれば、内卦の伏神を見る。現れず又伏せざれば、父の下の一位を取り起て数を飛ばす。飛位既に定まれば、後ろに某爻が吉を帯びて生旺なるを見れば、則ち某祖が家を起すを知る。某祖が来りて世身を生合すれば、則ち某祖の基業を承くを知る。某祖の爻が衰空にして、破砕・二耗・暴敗等の殺を帯ぶれば、則ち祖業飄零し、必ず自ら成立せざるべからざるを知る。祖宗の富貴・貧賤は詳らかに後に見ゆ。更に某祖の子孙が刑害・克破・空亡に逢い、破砕・二耗・暴敗煞を帯ぶるを見れば、便ち某枝の子孙が家業を破敗するを知る。子孙爻が禄馬・官鬼・徳合を帯び、旺相・得仕なれば、便ち是の枝の子孙の発達を知る。空亡・墓絶に値いて白虎・刑刃を帯び、又四直動爻に克破せらるれば、則ち是の枝の絶ゆるを知る。但だ衰敗・破耗に逢い、財禄を見ず、兄を持し兄に伏する者は、絶えずして貧しきなり。
燃犀集に曰う:本宮の鬼空しきは祖業無く、鬼旺んで父衰うるは祖興り父敗るるなり。鬼衰えて父旺んなるは祖敗れ父興るなり。鬼外爻に在りて煞に遇えば、祖他郡に亡ず。鬼五六煞墓に臨めば(丁未戊戌)、客として外邦に葬らる。
亡祖の行位第几・物故何年を断ず:本宮官鬼を用と為す。庚寅年に火風鼎卦を卜するが如きは、本宮己亥鬼が三爻酉金の下に伏す(現れざれば伏鬼を見る)。己亥を逆に数えて本旬の甲午に至れば、乃ち第六位なり。更に庚寅年より逆に数えて己亥に至れば、便ち某祖の死すること五十年なるを知る。(袁客師占験日録より出づ)
六十甲子納音例を附す:
| 干支 | 納音 | 空亡 |
|---|---|---|
| 甲子乙丑 | 金 | 戌亥 |
| 丙寅丁卯 | 火 | 戌亥 |
| 戊辰己巳 | 木 | 戌亥 |
| 庚午辛未 | 土 | 戌亥 |
| 壬申癸酉 | 金 | 戌亥 |
| 甲戌乙亥 | 火 | 申酉 |
| 丙子丁丑 | 水 | 申酉 |
| 戊寅己卯 | 土 | 申酉 |
| 庚辰辛巳 | 金 | 申酉 |
| 壬午癸未 | 木 | 申酉 |
| 甲申乙酉 | 水 | 午未 |
| 丙戌丁亥 | 土 | 午未 |
| 戊子己丑 | 火 | 午未 |
| 庚寅辛卯 | 木 | 午未 |
| 壬辰癸巳 | 水 | 午未 |
| 甲午乙未 | 金 | 辰巳 |
| 丙申丁酉 | 火 | 辰巳 |
| 戊戌己亥 | 木 | 辰巳 |
| 庚子辛丑 | 土 | 辰巳 |
| 壬寅癸卯 | 金 | 辰巳 |
| 甲辰乙巳 | 火 | 寅卯 |
| 丙午丁未 | 水 | 寅卯 |
| 戊申己酉 | 土 | 寅卯 |
| 庚戌辛亥 | 金 | 寅卯 |
| 壬子癸丑 | 木 | 寅卯 |
| 甲寅乙卯 | 水 | 子丑 |
| 丙辰丁巳 | 土 | 子丑 |
| 戊午己未 | 火 | 子丑 |
| 庚申辛酉 | 木 | 子丑 |
| 壬戌癸亥 | 水 | 子丑 |
父母を断ず:内卦に出現する父母爻を見る。外卦を論ぜず、無ければ伏を見る。旺静にして二傅の動爻の刑害・克冲を受けず、衰静にして三傅(歳月日)の動爻の生合に遇う者は、倶に双寿を主る。爻の静かなる者は陰陽真假を論ずるに及ばず。もし死墓絶胎・旬空・死気に逢い、三傅の動爻に刑害・克冲せらるれば、決して失う有るを主る。又、財爻世を持して動き、或いは財爻独発し、或いは卦に財ありて父無ければ、倶に少年の傷克を主り、然らずんば離祖過房す。財爻傍に動き、或いは世を持して動かず、父母の空絶せざる者は、惟だ父子の不睦を主る。
父母の何人か先に亡ずるを問わば、真假を以て論ずべし。陽宮の陽爻は真父と為し、陽宮の陰爻は継父と為す。陰宮の陰爻は真母と為し、陰宮の陽爻は継母と為す。 傍爻が天殺を帯び虎刑を並べ、動いて真陽爻を傷る者は父を失い、地殺を帯び虎刑を並べ、動いて真陰爻を傷る者は母を失う。真陽爻が天煞を帯びて動く者は父を失い、真陰爻が地殺を帯びて動く者は母を失う(継父母の生死は此に倣いて断ず)。
天綱に曰う:動爻が来りて冲并すれば、則ち反断す。陰動きて陽を傷め、陽動きて陰を傷め、陽を并すれば母を傷め、陰を并すれば父を傷む。客師に曰う:何ぞや。天綱曰う:これは汝の知る所に非ず。本宮の父母現れざれば、即ち内卦の伏神を取り、又伏せざれば、則ち世を生ずるの爻を取て父と為し、父の克する所の爻を取て母と為す。世の下の一位より、一水二火三木四金五土の数を分ち飛ばし、亦た陰陽真假を分ちて断ず。およそ飛爻の父母が財郷に入り、死墓絶胎を帯び、三傅及び世爻に刑克せらるる者は、已に故なり。何れの限内なるかを見、並びに刑克の爻は何れの支神なるかを見れば、即ち是の限中の是の年に亡ずるを知る。子が卯限を刑すれば、子が巳午を克す。即ち卯限中の子年に刑克するを知る(六親も此に倣う)。
父母爻が鬼を持し、鬼に伏し、鬼に化し、日月大殺羊刃と合する者は、衰うれば疾を帯び、旺んなれば必ず身を喪う。或いは父母爻空しく、或いは刑害・克冲を受け、月日が兄鬼と会して動き来りて合住する者を得れば、疾を帯びて年の延ぶるを主る。孤寡殺を加えて動き来りて生合すれば、孤苦にして年の延ぶるを主る。太歳が動き来りて冲刑すれば、年内に災あり。月将が動き来りて冲刑すれば、月中に災を見る。竜福の動き来りて解救するを得れば、庶幾く大咎を免る。
凡そ父母の富貴・貧賤・帯疾・禍福は、倶に世爻と断法同じ。
前知集、継父母を論ずに曰う:陽父衆ければ、継父家を成す。陰父衆ければ、継母管活す。父の父に化し、母の母に化して、世爻を生合する者は、本宮の内卦に在れば、伯叔姆嬸の継なり。本宮の外卦に在れば、姑夫母舅母姨表叔の継なり。父母の鬼に化して世を生合する者は、祖輩の継なり。父母の兄に化して世を生合する者は、兄嫂表姐妹の継なり。父母の福に化して世を生合する者は、僧尼の継なり。父母の財に化して世を生合する者は、絶戸の応に継ぎ産業を得るなり。内親外親は、各々本宮の内外卦を以て親疏尊卑を分ちて断ず。他宮の内卦なれば、父母の化出せる六親が世を生合する者は、郷里の継なり。他宮の外卦なれば、父母の化出せる六親が世を生合する者は、遠方人の継なり。変卦を以て其の何方なるかを定め、神煞を以て其の貴賤富貧を分つ。
又曰う:父の下に子を伏する者は、絶嗣なり。然らずんば離祖過房入赘す。父の下に財を伏せ玄武咸池を並ぶる者は、必ず父に偏房寵妾あり。伏生飛は吉、飛生伏は凶(此れ飛宮を論ず)。
鬼谷百問篇に曰う:人に幾母あるかは、本宮の陰爻父母が変卦・互卦・伏卦・内爻中にあるを見る。其の幾位あるかは、即ち其の幾重なるを知る。もし飛数なれば、則ち父の克する所の爻の共に幾位あるかを見て、即ち其の幾母なるを知る。乾宮の土を父と為せば、父の克する所の水を母と為す。本宮の飛伏化爻の共に幾水あるかを見て、即ち其の幾母なるを知る。年月日時上に水を見る者は庶母と為す。爻が旬空・死墓絶胎に逢えば、則ち此に依りて断ぜず。
兄弟を断ず:先ず内卦に出現する兄弟爻を見る。外卦を論ぜず、見えざれば伏を取る。多少の数は、一水二火三木四金五土を以て推す。旺相は倍し、休は数の如く、囚死は半減し、空絶は無し。兄爻が旺相にして三傅と生合する者は、必ず連枝茂盛・雍和友愛なり。旺んで三傅の冲克に遇えば、則ち福を減ず。兄爻が衰えて冲并・刑克に逢えば、只身なり。兄爻が旺むと雖も、旁爻・伏爻・化爻の刑害・克冲に逢えば、有りて情無し。鬼、世を持して動き、鬼爻の独発し、或いは卦に鬼ありて兄無ければ、倶に刑克を主り、然らずんば離別す。鬼爻が傍に動き、或いは世を持して動かざるも、亦た不睦を主る。又、兄動いて世身を生合すれば恩義多く、世身を刑冲・克害すれば必ず不睦なり。
内卦の兄弟爻が現れず又伏せず、方めて世と比肩の爻を取りて兄弟と為す。世上より数を飛ばす:兄は、世の後れ一位より逆に起こし、弟は、世の前れ一位より順に起こす。 兄位の一退を次兄と為し、二退を三兄と為す。弟位の前一を二弟と為し、前二を三弟と為す。皆、陰陽真假を分ちて論ず。禄馬徳貴を帯ぶれば貴く、財子福禄を加うれば富み、沐浴咸池を加うれば賤しく、破砕耗敗を帯ぶれば貧しく、休空・受傷すれば死す。休空・受傷するも、月日父福の動き来りて合住するを得れば、帯疾延年を主る。兄爻が鬼を持し、鬼に伏し、鬼に化する者は災病、空なれば則ち妨げ無し。歳動いて刑冲すれば、其の年に災あり。月動いて刑冲すれば、月内に災あり。竜福解神の動き来りて冲克するを得れば、庶幾く大咎を免る。
兄弟の孰れか存し孰れか亡ずるを問わば、真假を分ちて論ずべし。陽宮の陽爻は真兄と為し、陰宮の陰爻は真弟と為す。陽宮の陰爻は女兄と為し、陰宮の陽爻は女弟と為す。真陽爻より兄を起こし、後の一位を次兄と為し、後の二位を三兄と為す。真陰爻より弟を起こし、前の一位を次弟と為し、前の二位を三弟と為す。陽空なれば兄失せ、陰空なれば弟亡ず。旁爻が月殺・亡神・劫殺を帯び、動き来りて真陽爻を刑并すれば兄失せ、真陰爻を刑并すれば弟亡ず。真陽真陰爻が月殺・匿刑(辰午酉亥)・亡劫を帯び、動く者は亦た兄弟の死を主る。動爻が来りて冲并すれば、則ち反断す:陰動きて陽を傷め、陽動きて陰を傷め、陰を并すれば兄を傷め、陽を并すれば弟を傷む。凡そ兄弟の富貴・貧賤・帯疾・禍福は、倶に世爻と同じく断ず。
兄弟の真假長幼を断ず:純艮・純坤卦には、両爻の兄弟あり、皆本宮に係り、乃ち真兄真弟なり。大壮・蹇も、亦た両爻の兄弟あり、皆本宮に非ず、乃ち假兄假弟なり。泰・漸は、各々両爻の兄弟あり、乃ち真兄假弟なり(泰卦は丑真辰假、漸卦は辰真未假)。旅・咸は、各々両爻の兄弟あり、乃ち假兄真弟なり(旅卦は午假巳真、咸卦は申假酉真)。解卦の戌寅兄弟は、震宮に元来寅爻あり、乃ち真中の假なり。豫卦の乙卯兄弟は、震宮に此の卯爻なく、乃ち假中の假なり。又、姤卦の申酉を兄弟と為すは、応爻が申酉を隔断すれば、是れ両姓の兄弟、兄真にして弟假なり。謙卦の申酉を兄弟と為すは、世爻が申酉を隔断すれば、亦是れ両姓の兄弟。申は兌宮の有る所に非ず、兄は乃ち假中の假、酉は兌宮の有る所、弟は則ち真中の假なり(諸卦も此に倣う)。又、日辰が兄弟と并びて旺動し世に合する者は、必ず継義の兄弟あり。
陸徳明指掌訣に曰う:兄は財に伏せざれば、母を隔てて生まる。兄動いて財に化すれば、桃を移し李を接ぐ。兄の下に父を伏すれば、各々父にして共に娘なり。兄の養位に居すれば、定めて螟蛉なり。兄弟の孰れか長く孰れか幼きを問わば:世が兄弟に臨み陽爻に在る者は、己長ずるに居る。陰爻に在る者は、己卑幼なり。又、辰戌丑未は長(四墓)、子午卯酉は次(四正)、寅申巳亥は季(四生)。又、本宮の内卦は、子寅辰午申戌を兄と為し、丑亥酉未巳卯を弟と為す。又、陽爻を兄弟と為し、陰爻を姐妹妯娌と為す。本宮の外卦は姑表兄弟と為し、他宮の内外卦は遠近の朋侪と為す。
耶律氏に曰う:兄弟を占うに三刑を畏れ、旺相の刑に逢えば一二人、更に休囚を復せば同気少なく、旺に亡劫を加うれば漸く凋零す。
皮台峰に曰う:父爻が兄弟を生合すれば、父の当に愛すべきなり。母爻が兄弟を冲克すれば、母と協わず。妻子官鬼(公姑)の生合冲克も亦然り。旺相なれば則ち甚だしく、休囚なれば則ち減ず。又、兄の克する所の爻を嫂と為し、弟の克する所の爻を弟婦と為す。旺宮の旺爻に臨めば、必ず奩資多くして姿容美なり。竜喜徳貴を加うれば、必ず材徳備わりて夫子に相たる。門戸の爻(三爻は門、四爻は戸)に在りて動ければ、必ず門戸を把持し、女家公を作す。爻が衰空に値すれば、婦無きに非ざれば則ち貧窮なり。
妻妾を断ず:内卦本宮に出現する妻財を主とし、現れざれば内卦の伏神を見、現れず又伏せざれば、則ち飛宮を取りて論ず。世の克する所の爻を妻と為し、妻の克する所の爻を妾と為す。又、自占は応爻を正妻と為し、即ち応の克する所の爻を妾と為すも可なり。陽宮の陽爻に臨み、旺相にして吉神を帯ぶる者は、必ず貌都麗にして行貞潔、よく中馈を主る。陰宮の陰爻に臨み、衰墓にして刑刃・亡劫を帯ぶる者は、必ず醜陋無能にして夭折す。
兄が世を持して動き、兄爻の独発し、或いは卦に兄ありて財無く、或いは財爻が故無く自ら空する者は、倶に克妻を主り、然らずんば離別す。或いは財爻が旺相にして自刑し(財が辰午酉亥を持つ)、夫妻の不睦を主り、終に見る生離あり。旺んなれば死せずして離るるなり。或いは兄爻が傍に動き、及び世を持して動かざるも、財爻の空せざる者は、亦た不睦を主る。或いは財動いて世を冲克し、世応と相刑害する者は、倶に夫婦無情を主る。世動けば、夫妻を凌ぐ。応動けば、妻夫を欺く。世応倶に動けば、必ず常に争闘す。化爻の相刑害する者も亦然り。財が死墓絶胎に臨み、刑刃を加え、兄動いて克するを兼ぬる者は、三妻に刑克するを主る。もし月日の生合を得れば、或いは帯疾延年す可し。飛爻の財が兄郷に入り、或いは応が兄を持して動き、月日の刑害・克破に遇う者は、死す。もし旺相無傷を得なば、亦た妻の賢ならざるを主り、好んで是非を生じ、妯娌と和せず、或いは夫主と心を一にせず、多く財物を偸み、私かに己に蔵し、洩らして他家に去る。
妻爻が父母を生合すれば、公姑に敬事す。兄弟を生合すれば、妯娌和好す。子孙を生合すれば、卑幼を善く撫す。父母兄弟子孙を冲克すれば反是なり。妻が五爻の尊位に居し、世爻を生合すれば、必ず家事を掌理し、女家公を作す。世爻を冲克し、及び歳月日破を帯び、二耗暴敗破碎殺を併すれば、必ず夫を凌ぎ家を破る。妻爻が玄武咸池紅艶殺を帯び、驛馬を加えて動く者は、必ず恣意貪淫す。妻が応爻・旁爻に合すれば、必ず外人と私通す。進神に会して動き来りて生合すれば、則ち淫継度無し。退神に会して動き来りて合制すれば、ただ眼去り眉来たり、淫を欲して実なし。合が空に逢うも亦然り。合が冲に逢えば、人に見附けられ、淫と雖も濫ならず。妻が暗に動きて応爻・旁爻に合すれば、私奔の事あるを防ぐ。兄弟が財に合すれば、兄が弟婦を私するなり。父母が財に合すれば、翁婦相通ずるなり。子孙が財に合すれば、義男同枕す。福動いて鬼に化し財に合し、財動いて鬼に化し福に合うも亦然り(咸池紅艶殺を帯ぶる者に方可ち断ず)。応爻と妻爻とが兄弟に臨み、動いて財に化し来りて世に合すれば、必ず姨妹同腔なり。
黄金策に曰う:合多くして刑殺身に臨めば、女必ず娼と為る。涯泉摘錦に曰う:貴多ければ則ち舞裙歌扇、合多ければ則ち暗約偸期す。(按ずるに:中媾丑穢の行は、本載せんと欲せず。ただ暗室の虧心、自ら神人の覚ること莫しと謂えども、卜筮の能く其の奸を燭らすを知らざるのみ。故に特に志して以て戒めを垂るるなり。)
人の幾妻幾妾あるかを問わば、但だ正卦・伏卦・変卦・互卦中に、内卦の妻財が本宮を執る者と、応爻・世持ち・伏財・化財なる者を見て、衰旺徳合の有無を問わず、即ち幾妻幾妾と断ず。子寅辰午申戌の陽爻は妻と為し、丑亥酉未巳卯の陰爻は妾と為す。一財は一位、二財は二位、三財は三位なり。又、内卦本宮に一財、応爻又た一財、二財並び旺んなる者は、必ず両妻営活す。一空一旺なる者は、一弦を続ぐに会す。二空一旺なる者は、二弦を続ぐに会す。三空一旺なる者は、三弦を続ぐに会す。両財が倶に旺んで、一財が咸池殺を帯ぶる者は、必ず一偏一正なり。何れの爻が日月世爻と生合するかを見れば、便ち何人の寵を得て権を操るかを知る。
妻が閨女なるか、再醮なるかを問わば、但だ卦中の一財が鬼を見ざる者は、閨女なり。或いは財鬼相合し、或いは財の下に鬼を伏する者は、已に一夫を見る。一財にして二鬼相合し、或いは財の下に鬼を伏し又鬼に化する者は、已に二夫を見る。又、卦に二鬼あり、一空一旺なる者は、必ず再醮なり。二鬼旺んで日月動爻が財爻を刑冲・克害する者は、生離改嫁を主る。黄金策に曰う:妻が世身を克し重合応なれば、妻必ず重婚す。世応妻爻の三合は、当に偏正の夫を招く。官衆にして諸凶の犯さざるは、婦当に再醮す。明睿抄本に曰う:男は身の生ずる所を取りて床帳と為し(身の之く所の爻)、女は身の克する所を取りて香閨と為す(卦身の克する所の爻)。香閨墓絶なれば未だ諧配せず、床帳空亡なれば未だ娶妻せず。此の法神驗なり。匪人に伝うる莫れ。
妻妾の徳色が何如なるかを問わば:妻が金に臨めば、色白淨、身痩小、性剛烈なり。木に臨めば、色青、身長、妖嬈多態、性寬慢なり。火に臨めば、赤顏、身矮、性躁急なり。土に臨めば、色黃、身肥矮、性温和、事を為す遅慢なり。水に臨めば、色紫黑、身活動便捷、性和寬、衰うれば急なり。動けば機変多く、冲なれば主心无く、合なれば知覚無し。
妻が父を持てば:寿高く、伶俐、家を掌るを為し、書算を能くし、事を為す分明なり。妻が兄を持てば:性物を損じ、財を耗し、奴婢を招かず、旺相なれば家を破り賭を好み、妯娌和せず。妻が子を持てば:性善く、識見多く、旺相なれば家を掌るを能くし、貴子を生み、雀を帯ぶれば常に経を誦す。妻が財を持てば:貌美しく、性安和、家を掌り鋪を開くを能くし、旺相なれば夫を益し、財帛あり。妻が官を持てば:貌醜く、性狠毒、旺相なれば殺を好み、貴を帯ぶれば封蔭あり。
財が父の下に伏せば:人と為り尊重にして苟ならず。財が子の下に伏せば:性善く物を損ぜず、打扮を喜ぶ。財が兄の下に伏せば:貌醜く、貪淫賭博を好む。財が官の下に伏せば:性酷劣、病あり、夫妻大吉なり。陽卦の陽爻は、工巧双ぶ無し。陰卦の陰爻は、丑拙第一なり。陽の化して陰に入るは、幼巧にして長拙なり。陰の化して陽に入るは、小陋にして大姣なり。詳しくは性情容貌篇に見ゆ。
妻の富貴貧賤を問わば:未だ娶らざれば父に従いて断じ、嫁すれば夫に従いて断ず。未だ娶らざる時は、但だ外卦本宮の父母爻を見る。外卦の父母現れざれば、則ち伏爻を見る。現れず又伏せざれば、則ち妻を生ずるの爻を取りて妻母と為し、妻母の克する所の爻を取りて岳父と為し、並びに本生父母と同じく陰陽真假を分ちて断ず。妻父妻母爻が禄馬貴人を帯ぶれば、宦家の女なり。財禄徳福生氣を帯ぶれば、富家の女なり。咸池沐浴玄武休囚死気を帯ぶれば、貧賤家の女なり。虎貴を帯ぶれば、武職の女なり。虎刃劫殺を帯ぶれば、軍匠の女なり。勾土旺相を帯ぶれば、田家の女なり。雀火旺財を帯ぶれば、牙人の女なり。玄武紅艶を帯ぶれば、淫家の女なり。刑害亡劫無気を帯ぶれば、賎人の女なり。金虎刑刃を加うれば、乃ち農業に務めずして末に逐う者の女なり。蛇生旺に逢えば、乃ち九流人の女なり。蛇冲并・墓合に逢えば、乃ち芸術人の女なり。五行を以て其の何の芸術たるかを定む。衰敗なれば則ち貧しく、空絶なれば則ち絶ゆ。世を生合すれば則ち其の蔭を得、世を刑害・冲克すれば則ち其の侵凌せらる。
帰蔵易に曰う:妻、克位に臨みて号けて重財と曰う。還た金爻の震宮に入るが如きなり。貴煞に会同して当に旺相なるべし、妻に因りて禄を受け三台に比す。震宮の財爻が白虎を帯び、白虎は金に属し又震木を克すれば、故に重財と謂う。坤艮宮の財爻が青龍を帯び、青龍は木に属し又坤艮土を克すれば、亦た重財と為す。乾兌宮の財爻が雀を帯び、離宮の財爻が武を帯び、坎宮の財爻が勾蛇を帯ぶるも、皆是れなり。四直の貴馬徳合が一爻に聚まり、更に旺相にして二五爻上に居し、又太歳の相扶を得て刑破無ければ、必ず駙馬儀賓と為る。嫁して後は、婦人の貴賤貧富は夫に従い、倶に世爻と同じく断ず。
妻家の遠近、娶妻の遅早、妻年の長幼を問わば:妻財が世を持ち出現すれば、必ず近く住みて娶ること早し。伏蔵して現れざれば、遠く住みて娶ること遅し。財と世爻とが同じく一卦に居すれば、近親の女なり。財と世爻とが月日動爻変爻に隔断せらるれば、必ず外郡人の女なり。乾卦の戌世・寅財の如きは、申爻・午爻・辰爻が動き、或いは月日が申午辰爻と并び動くも、倶に隔断と為す。八卦を以て其の何方なるかを定め、二十八宿を以て其の何郡なるかを定む。卦空・爻空なれば、則ち財爻の長生する方を以て定む。凡そ財が二爻に在れば(二は宅爻)、之を坐宅と謂い、必ず養媳婦なり。然らずんば貼隣の女子なり。又、財が世身命爻に合すれば、娶妻必ず早し。妻陽にして世陰なれば、妻年長ず。世陽にして妻陰なれば、妻年幼し。妻が辰戌丑未に居すれば、長女。子午卯酉に居すれば、中女。寅申巳亥に居すれば、少女なり。
子孙を断ず:内卦に出現する子孙爻を主とし、内卦現れざれば伏神を見、内卦現れず又伏せざれば、方めて飛宮を見る。世の生ずる所の爻を長子と為し、長子の前一爻を次子と為し、次子の前一爻を三子と為し、一水二火三木四金五土の数に依りて推す。子の生ずる所の爻を孙と為す。陽爻は男多く、陰爻は女多し。生旺にして竜喜を加うれば、才貌人に過ぐ。禄馬貴人徳合を加え、旺相・得位すれば、貴子有るを主る。休囚にして刑刃荒蕪殺を加うるは、頑蠢にして父命に遵わず、生理に務めず、終に必ず家を破り夭折す。飛宮の子が父郷に入り、月日の刑冲・克害に遇えば必ず死す。
卦中、父が世を持して動き、父母の独発し、或いは父ありて子無く、或いは子爻が空墓死絶し、或いは天狗白虎が相刑克并すれば、子無きを主り、然らずんば桃を移し李を接ぐの脈なり。子が天狗白虎に臨むも、日月の生合を得れば、招くこと遅くして孤ならず。絶处の救い無く、更に孤寡殺・鼓盆殺(白虎)・埋児殺(父母)を帯びて動く者は、断じて子無くして送終せざるを主る。兄弟が亡劫を帯びて動き来りて刑并すれば、之を子有れども送終せずと謂う。貴人禄馬の同郷を得れば、旺んなれば凶殺も敢えて侵さず、貴子有るを主る。子爻が貴人禄馬に逢いて旺動し、文書に化出する者は文職なり。財福に化出する者は異途なり。天医・太陰を化出し太歳の相扶を並ぶる者は、当路顕貴を主る。長幼を分ち挨次に推せば、便ち何れの子の発達するかを知る。
又、子孙の出身を論ずるには、学堂を主とす。身位の属する所の何爻なるかを見、長生を取りて学堂と為す。身爻が火に属せば、火は寅に生ず、寅を学堂と為す。身は水土に属せば、申を学堂と為す。身は木に属せば、亥を学堂と為す。身は金に属せば、巳を学堂と為す。旺相無傷にして、禄馬竜貴徳合を加うれば、必ず学問淵源、才名蓋代なり。穿壬透易に曰う:貴人は丑に居して宮闕と名づけ、驛馬は寅に当りて学堂と号す。又曰う:寅は学堂、宮に逢いて丙、志大才高禄万鍾。艮宮の丙寅爻が四直の貴馬の一爻に聚まるを得れば、必ず進発疾驟、平地登雲なり。
子孙爻が休囚にして、又地蹺・天唖・雲竜・衰盲・火朔の五殺を帯びて動く者は、必ず帯疾す。子孙旺相にして世を生合すれば孝順、衰囚にして世を冲克すれば忤逆なり。貴馬徳合の吉神を帯びて世を生合すれば、惟だ仁孝なるのみならず、かつ子の封を受く。虎刃亡劫の凶神来りて世を刑冲・克害すれば、惟だ忤逆なるのみならず、かつ身を亡ぼし親に及び、家を破り産を蕩す。
子の嫡庶を問わば:内卦本宮に出現・伏蔵する子孙を嫡と為し、年月日時の他宮に見る者を庶と為す。内卦の子孙現れず伏せず、又兄弟爻無き者は、必ず庶出なり。又、六爻動いて子孙に化すれば、奸生子有るを主る。福、応上に臨み他宮の二爻に在れば、螟蛉子有るを主る。子が子に化して世に合すれば、継子義男有るを主る。管公口訣に曰う:福、土静に臨めば、只だ単伝を主るのみ。動けば則ち螟蛉の子、空なれば則ち抱養の子なり。極驗なり。凡そ子孙の貧富・貴賎・禍福は、倶に世爻と同じく断ず。
女婿を占うを附す:本宮に出現する官鬼爻を主とし、内外卦を論ぜず(婿は半子と為し、家人の義あるを以てなり)。現れざれば本宮の伏神を見る。現れず又伏せざれば、則ち女を克するの爻を取りて婿と為す。但だ本宮の官鬼を正婿と為し、年月日時の他宮に出ずる者を旁婿と為す。正宮に両鬼あれば、則ち陽爻の得位する者を正婿と為し、陰爻の失位する者を旁婿と為す。正鬼が巳午に在れば、則ち火命の者吉、女命の土に属する者吉なり(火能く土を生ず)。鬼が父の下に伏せば、人と為り伶俐尊重なり。鬼が子の下に伏せば、性善く物を損ぜず、好んで容納す。鬼が兄の下に伏せば、貪淫賭博を好み、誠実ならず。鬼が財の下に伏せば、能く財帛を掌り、事を為す分明、夫妻好合す(財鬼が辰午酉亥の匿刑を帯ぶれば、先ず姦し後に娶るを主る)。鬼が鬼に化すれば、男家未だ定まらず、或いは妻を停めて再娶す。兄が鬼に化すれば、斗狠貪淫す(鬼が刑刃を帯ぶるも亦然り)。財が鬼に化すれば、妻を克し財を損ず。子が鬼に化すれば、竜喜徳合を帯ぶれば、夫婦諧和す。華蓋刑刃を帯ぶれば、僧道還俗す。鬼が子に化すれば、妻と相益す。鬼が兄に化すれば、妻を傷み嫖賭す。鬼が財に化すれば、能く施設す。飛爻が父に入れば、寿高く文墨に通じ、旺相なれば宅宇华盛なり。兄に入り旺相なれば、賭博争訟を好み、衰うれば則ち稍軽く、財帛を耗し、奴婢少なし。福に入れば、善を好み能く物を成し、雀に値すれば経を誦するを好み、竜に値して三爻に臨めば三官斉を持し、五爻に臨めば観音斉を持す。財に入れば性温和、能く家を主り司出納し、財帛あり、旺相なれば材識多し。馬に入れば酷毒殺を好み、自身帯疾す。旺相にして貴馬を加うれば則ち官と為り、衰うれば乃ち下流の輩なり。その余の貧富貴賤・帯疾禍福は、倶に世爻と同じく断ず。
又、凡そ女婿を占う者は、男女が世爻に臨み、応鬼が二爻(二は宅爻)に居し、或いは応鬼が内財に合する者は、倶に入赘を主る。
丈夫を占うを附す:自占は応爻を夫と為し、代占は鬼爻を夫と為す。本宮に出現する者は正夫と為し(内外を分たず)、年月日時の他宮に見る者は偏夫と為す。卦に両鬼出現すれば、陽爻の得位する者を正夫と為し、陰爻の失位する者を偏夫と為す(成婚を正と曰い、空言にして成らざる者を偏と曰う)。正鬼が寅卯爻に在り旺相なれば、則ち木命の者吉、女命の午酉戌亥に属する者吉なり(午は寅に生じ、卯は戌と合し、寅は亥と合す)。鬼が空墓絶胎に臨み、虎蛇刑刃亡劫を加えて旺動する者は死す。子孙旺動して虎蛇刑刃亡劫を帯び来りて鬼を克すれば、鬼旺んなれば災病あり、衰うれば死す。夫の病む者は、鬼衰を宜しく鬼旺を宜しとせず。又、鬼の下に鬼を伏し、鬼の下に兄を伏する者は、必ず両姓貼夫営活す。凡そ丈夫の貧富・貴賤・帯疾・禍福は、倶に世爻と同じく断ず。
六親分属例:六親の属は各々取り義あり。彼に因りて我ある者は、父母なり。故に父母の属は、多く其の爻の干支と同類なり。父が甲寅爻を得、母が乙卯爻を得、もし刑破空克を犯さざれば、則ち父は必ず虎に属し、母は必ず兎に属す。四直の刑破空克を犯せば、然る後に三合六合を以て其の所属を推す。父母爻が甲寅を得れば、則ち甲は己と合す、己年生なり。三合は午戌に在り、犬馬に当り属す。六合は亥に在り、猪に当り属す。我に因りて彼ある者は、子孙なり。故に子孙の属は、納音を以て之を取る。子孙が甲子乙丑爻に臨めば、其の納音は金に属し、必ず申酉年生、乃ち猴と鶏とに属す。又、大限小限・流年太歳が正に子孙の位に値い、或いは子孙の位を生合し、更に太歳貴馬徳喜が子孙爻上に聚まるを得、又刑破空克を犯さざれば、則ち子孙の正属を得、方可ち此の金命の子を生むと決す。子爻が自刑し(辰午酉亥)、又四直に刑害・克破せらるれば、往往にして合処に在り。子孙爻の納音に水を得れば、則ち六合は丑寅に在り、牛虎に属す(寅は亥と合し、子丑は合す)。三合は申辰卯未に在り、猴竜・兎羊に属す(申子辰三合、亥卯未三合)。
又、凡そ四直の干支と子孙爻と相生合する者は、必ず天性和順、聡明起家の子なり。四直の干支が子孙爻を刑害・克破し、子孙爻が四直を刑害・克破する者は、倶に天性忤逆を主り、自ら此の子を生じて後、家道式微し、父子恩を失い、相い保ち守ること難し。又、凡そ子孙が陰爻に値うは、尤も自刑を忌む、亥酉是れなり。衰旺を問わず、皆子孙に不利なり。
妻妾の我に因りて有る者は、性体相異の倫と為し、吉凶の極は、各々正属に帰す。雷火豊卦の如きは、本宮内卦戊午妻財は匿刑と為し、三爻己亥兄弟の下に伏し、凶殺を帯び来りて庚申世爻を克せば、其の妻は必ず馬に属す。地山謙卦の如きは、癸亥爻世を持し、本宮内卦丁卯財が二爻丙午宮の下に伏し来りて世を生合し、貴馬徳禄を帯ぶれば、其の妻は必ず兎に属す。雷風恒卦の如きは、世が辛酉金を持し、鬼が伏して庚辰土財を下にし、倶に匿刑と為し、応爻庚戌妻財は正妻と為し、來りて酉世を害し、其の人の別に寵妾嬖婢あり、淫縦無礼にして、妻の嗔る所と為るを主る。凡そ妻財の爻に徳合貴馬の会聚有れば、財貨豊盈、徳色殊美を主る。空亡刑破無気に値せば、必ず貧苦乖難なり。更に凶殺を帯び来りて身世を刑害する者は、終に陰謀の害あり、或いは禍は妻妾より起こり、累を其の身に及ぼす。
兄弟は同類の親と為し、奇は兄弟と為し、偶は姐妹と為す。兄と姐とは己身の前に生まる。其の属は父母と同論す。其の爻が四直の刑破空克を犯さず、貴馬徳合を帯ぶれば、則ち兄姐の属は爻と同体なり。刑破空克を犯せば、則ち一六合に属す。弟と妹とは己身の後に生まる。其の属は子孙と同論し、亦た納音を以て之を取る。小限大限と流年太歳とが兄弟の位を生合するに到り、或いは兄弟の位に臨むに到りて、弟妹を生ず。奇は弟を生じ、偶は妹を生ず。兄弟の長生する月を以て其の生期を断ず。これ惟だ流年太歳の干支が兄弟爻と三六合し、再び歳中の貴馬徳禄の相聚を得て、刑破空克を犯さざれば、故に納音の正属を得。兄弟爻が自刑し、更に歳月日時の空破を犯せば、必ず納音の三六合に帰す。
大都要らく身命卦中、貴馬徳合は最も子孙・鬼妾・官鬼の三爻上に聚まるを喜び、己身の栄貴を主り、慶流れて后裔に及ぶ。父母兄弟爻に貴煞の臨める者は、富貴其の父母兄弟に在るを主り、己は其の恩蔭を受け、福も亦た鮮し。(神鑑経より出づ)
帰蔵約論に曰う:刑の徳に勝つ者は亡び、徳の刑に勝つ者は昌し。故に世、三刑両破(歳破月破)を犯せば、壮年に必ず兵刑に死す。身、四徳(天徳月徳干徳支徳)三合に逢えば、没歯猶お余慶を臻す。世鬼空亡なれば、利禄は朝市に求め莫かれ。徳貴相扶なれば、養道は雲水に栖むに好し。貴人は乃ち吉福の先、驛馬は官権の主と為す。貴人が一爻に聚まれば、禄位巍巍たり。四馬が官位に会すれば、功名奕々たり。徳星は貴人の相扶を喜び、刑殺は墓神の相并を畏る。神其の刑に就く者は禍最も重く、煞其の徳に会する者は福軽からざるなり。天馬は則ち下よりして高きに升り、劫殺は則ち労よりして逸に至る。大殺は則ち権傾中外、亡神は則ち心身憔悴す。華蓋慈悲、栄三代に敷く。将星威猛、勇千軍に冠たり。福神旺んで将星に伴えば、名華夷に鎮す。貴刃興りて竜徳を加うれば、職将帥に隆し。官星佩印玉堂に居す、乃ち天禄を食む。貴刃加刑、宝馬に跨れば、必ず三軍を帥いる。貴、桃花に坐し玄武を並ぶれば、羅綺の叢中に活計と為す。孤、華蓋に臨み白虎に坐すれば、烟霞の深处に閑身と作す。陰爻福に値うは、匿刑に遇うを怕る。貴煞官無きは、刑破に逢うを惧る。詳しく推せば、繊微究む可し。
貴賤を断ず:己を占えば世を見、人を占えば応を見、六親九族を占えば内卦外卦と飛位の用神を見、官宦を占えば鬼を見、婢を占えば財を見、佣奴僧道を占えば福を見、朋友を占えば兄弟を見、倶に一例として之を推す。富貧帯疾・禍福は皆同じ。
凡そ四値の貴馬が用爻に聚まり、更に徳合相扶、旺相得位、官印の陽爻に在る者は、必ず位人臣に極まり、富貴殊絶、五福全享す。禄馬貴人竜徳が一爻に会し、刑破克害無き者は貴し。白虎刑刃大殺を加うる者は、将帥と為る。陽爻の金旺、必ず兵刑を掌る。陰爻の金衰、亦た司理と為る。陽爻の木旺、必ず冬官と作す。陰爻の木衰、亦た賦税を理む。陽爻の水旺、必ず監漕に任ず。陰爻の水休、亦た水利に職す。陽爻の火旺、督学詞林、午爻に在れば必ず司馬と為る。陰爻の火衰、文学・炉場なり。陽爻の土旺、司農方伯。陰爻の土衰、郡守邑宰なり。
太歳が官貴に臨み世を生じ、福禄を四五爻に帯ぶれば、朝仕なり。月将が官貴に臨み世を生じ驛馬を二爻に帯ぶれば、州郡の守なり。日辰が官貴に臨み世を生じ驛馬を二爻に帯ぶれば、県宰の属なり。太歳が官印爻を生持し、禄馬歳貴を帯ぶれば、甲なり。月将が官印爻を生持し、禄馬月日を帯ぶれば、科なり。日建が官印爻を生持し、禄馬日貴を帯ぶれば、明経なり。官貴が巳午を加えて有気なれば、正途の出身なり。官貴が辰戌を加えて有気なれば、異路の出身なり。世が官貴禄馬を持し、四直動変に文書の来りて生合する无ければ、吏員の出身なり。世が金を持ち官貴を加え、日辰動爻化爻の財を生じ来りて生合するを得れば、乃ち倉場・庫獄・駅典の官なり。官貴禄ありて印無ければ、旺んなれば則ち佐弐、衰うれば則ち恩生なり。貴が金刃に遇えば、旺んなれば則ち把総、衰うれば則ち総旗の類なり(詳しくは官禄占内に見ゆ)。
又、禄馬貴人が世を持ちて無気なれば、富貴退田の人なり。旺動して変衰空なれば、先ず貴く後に賎し。休敗れ化生旺なれば、先ず寂しく後に栄ゆ。官、禄を生じて死する者は顕れず、爻旺んで身衰うる者は栄えず。禄貴の長生する者は、義寿の官なり。貴官衰えて冲克に逢う者は、公門の中の人なり。鬼を帯ぶれば吏と為し、父を帯ぶれば書と為し、財を帯ぶれば差役と為し、財が勾玄に入れば応補と為し、福を帯ぶれば門子と為し、兄弟を帯ぶれば掌管頭領と為す。官、貫索に臨む者は、衙役なり。馬前六害を帯ぶる者は、胥卒なり。貴官の空旺なるは、清修道士に非ざれば、必ず玄門掌教なり。父が竜徳雀喜を加うれば、文名蓋代なり。父旺んで禄を帯び子に伏する者は、幕賓に非ざれば、必ず舌耕なり。福旺んで身空しきと、父休みて子に伏するとは、窮措大なり。父が財の下に伏せば、株守す。父が兄の下に伏せば、貧寒なり。旺静無傷なれば、安閑一世なり。空世が冲に逢えば、奔走東西す。殺動いて刑无く制无ければ、老いに到るまで孤貧なり。禄絶えて刑に逢い冲に逢えば、終身偃蹇たり。匿刑が孤寡を帯ぶれば、惸独の流なり。兄動いて桃花を帯ぶれば、酒色の徒なり。飛宮の財の下に兄を伏すれば、薄芸聊生なり。財が劫煞を加うれば、孤寒貧困なり。土財の月建、店業の営生なり。父空にして旺なる者は、星相なり。鬼空にして旺なる者は、医卜なり。木の下に水を伏する者は、舟子なり。父が劫殺を加うれば、裁縫なり。木財の空旺なる者は、樵夫擔卖なり。土福の旺なる者は、農夫なり。金木火の三合する者は、陶冶なり。水財の生旺にして天罡殺を帯ぶる者は、漁父なり。金財の生旺にして天罡殺を帯ぶる者は、猟戸なり。財が離火に入り生旺なる者は、牙行市侩なり。財が刑刃を加うれば、屠刽なり。禄馬を帯びて外卦に墓する者は、江湖散人なり。福が華蓋孤辰を加うれば、僧道なり。木財の合を帯ぶる者は、箍桶なり。木財の冲に逢う者は、称店なり。金財が竜を帯び冲に逢う者は、天平戝子店なり。父が劫殺を加え乾宮の六爻に在る者は、巾帽鋪なり。竜貴を加うれば則ち官帽鋪なり。震宮の初爻に在る者は、鞋鋪なり。水財が咸池を帯び坎宮に在りて動く者は、染店を開く。福が酉を帯び動きて下に財を伏する者は、葷素酒店なり。馬蛇が金財を加えて動く者は、断磨なり。馬蛇が木財を加えて動く者は、箍櫳なり。坤宮の馬が金財を加えて動き破碎殺を並ぶる者は、磨坊を開く。
用が内卦に在り旺財に臨み、或いは外財が来りて用を生合し、胎養を加うれば、坐賈なり。用が外卦に居し旺財に臨み、長生を加うれば、行商なり。三傅の刑冲に値すれば、必ず微利販売の人なり。
又、凡そ世身が五六爻に居して休廃し、或いは馬を帯び、兄子の乱動に逢う者は、必ず賎人、出祖離宗なり。子世に父を伏せば、老いて必ず孤なり。財世に兄を伏せば、一生貧し。兄世に鬼を伏せば、多く劳苦す。父世に財を伏せば、百成らず。財世に父を伏せば、多く寿促なり(寿は父母を用と為す)。
青龍が震巽宮に入り、貴馬徳合に遇い、官印陽爻に臨み、旺相得位する者は、必ず館閣清要の官と為る。震宮に在れば名けて助威と曰い、坎宮に在れば名けて乗雲と曰い、驟進蚤達を主る。午爻に在れば則ち財宝多く、戌爻に在れば則ち権衡あり、寅爻に在れば則ち賢子孙あり。申爻に在れば名けて潜蟄、又折足と曰う。乙未爻に在れば名けて隠伏、酉爻に在れば名けて喪身、癸酉爻に在れば名けて制鎖と曰い、皆その威力を減じ、厚福と為さず。庶人の家なれば、竜が木に入れば、礼儀に娴る。土に入れば、里役に値す。旺んなれば則ち富み、衰うれば則ち先ず富み後に貧し。水火に入れば、竈戸。金に入れば、軍匠なり。
朱雀が離宮に入り、貴馬徳合に遇い、官印陽爻に臨み、旺相得位する者は、必ず詞林督学の官と為る。震宮庚寅爻に入り名けて学堂と曰い、貴馬徳合有気を並ぶれば、必ず文章名世、富貴早達なり。坎宮に在れば名けて泣険と曰い、刑破を犯せば、生平多くの憂苦危厄を主る。庶民の家なれば、雀空墓は陶冶。雀空旺は術士師巫。雀福旺は梨園。雀が巳父に入り無気なれば、詞訟起滅の人。雀が火に入り禄貴に臨めば、読書好名の人。金刃に入れば、軍卒。大殺劫殺日月建を加うれば、工匠。水に入れば、監寵戸。陽爻の寅木に入れば、巫。陰爻の卯木に入れば、祝なり。
勾陈が坤艮宮に入り、貴馬徳合と同じく、官印陽爻に臨み、旺相得位する者は、必ず司農・京兆・方伯・屯田・巡城の官なり。乾宮に在れば名けて登天と曰い、壬申爻に入り名けて生徳と曰い、貴馬徳合の旺相を見れば、戦伐功勲有るを主り、或いは寇盗を捕获し、因りて爵禄を得、威武の名有り。震宮庚寅爻に在れば執雠と為し、庚辰爻に在れば刑墓と為し、更に休囚刑害克破を犯せば、其の人必ず好闘好訟、多く刑獄に遭う。庶民の家なれば、勾が土に入り生旺なれば、里役に値す。土に入り休囚なれば、躬稼穡す。金に入れば、刀工針芸。木に入れば、斧伐漆織。火に入れば、衙役。旺んなれば則ち傾銷窯匠。水に入れば、泥水匠なり。
騰蛇が巽宮に入り、貴馬徳合を並べ、官印陽爻旺相得位に居すれば、必ず詞林・衡文・風憲の職なり。艮宮に入り名けて在山と曰い、丙辰爻に入り名けて入穴、又名けて帯角と曰い、人の淑善なるを主り、刑ありとも凶ならず。乾宮寅申爻に入り名けて変化と曰い、徳合貴馬の旺相を見れば、驟発を主り、貴人の提携を得。乾宮癸亥爻・坎宮父子爻に入り名けて破首と曰い、更に無気にして刑害克破を犯せば、怪物の為に驚死し、或いは悪物を食して死すを主る。但だ卦中来りて刑害克破するの神が何の物類なるかを見れば、則ち何物の為に傷せらるるかを知る。
庶人の中に在りて、蛇に遇えば農業に務めずして末に逐う者を主る。生旺に逢えば、乃ち九流の人。刑冲并墓に遇えば、必ず芸術の人。金木水火土を分かちて別に之を言う:禄を帯ぶれば、坐賈。馬を帯ぶれば、行商。金に入れば、銅鉄猟匠。金旺んで徳貴を帯びれば、金銀珠宝鋪。金衰えて徳貴を帯び離宮に在れば、段絹鋪。日が金と并び動けば、刀針の類。火に入れば、傾銷織紝。水に入れば、漂洗淘沙、或いは蓑笠傘鋪。木に入れば、興修漆画。寅木に華蓋を加うれば、塑像を桩し佛を塑く。卯木に入れば、梳掠香盒花草鋪。辰土に入れば、瓷器缸瓮鋪。戌土に入れば、鎖匙靴屐鋪。丑土に入れば、轎鋪・韕鋪。未土に入れば、鏑印章・酒館。又、土に入れば砌垩墁と為す。巳火に入れば、画工・磚瓦匠。午火に入れば、書紙鋪。火に入り財を加うれば、織錦攀花。丑午の財に臨めば、牛馬を販う。亥未の財に臨めば、猪羊を販う。酉の財に臨めば、鶏鴨鵝を販う。酉の福に臨めば、酒を販う。又、蛇が刃を加うれば、軽賎の人なり。
白虎が乾兌宮に入り、貴馬徳合と同じく、官印陽爻旺相得位に臨む者は、必ず将帥司馬の官と為る。坎宮に入り名けて陷井と曰い、戊寅爻に在り名けて中機と曰い、縦え貴煞ありとも亦た其の威を減ず。刑破克害を加うれば災い尤も甚し。巽宮に入り名けて従と曰い(此処一字空く)、貴煞に遇えば騰达疾速を主る。辛酉爻に在れば、必ず兵革に因りて凱歌を奏し、天禄を得て食む。辛卯辛巳爻に在り、刑破克害を犯して無気なる者は、其の人の瘋病悪疾を主り、相冲の流年或いは爻が三合に逢うの年に病を発して來たる。
白屋の家なれば、虎が火に入れば、文章の士。官貴を加うれば、刑憲の官。水に入れば、竈戸。土に入れば、民籍。金に入れば、旺相にして刀貴を帯ぶれば、把総の類。衰うれば則ち哨長の類。休囚にして見えざれば則ち屠宰の流、或いは爪牙の属。木に入れば、民壮。刃に臨み大殺を加うれば、兵に非ざれば必ず猟戸なり。
玄武が坎宮水爻に臨み、貴馬徳合を並べ、官印陽爻旺相得位に居すれば、必ず漕監・河道水利の職、衰うれば則ち緝捕の官、或いは巣寇獲盗の故に官爵を得。艮宮丙辰爻に入り名けて抵刑入墓と曰い、更に無気なれば、貧病夭折を主る。兌宮丁巳爻に入り、更に亡神劫殺と同じくする者は、其の人必ず盗賊と為り、而して極刑に死す。
庶民の中に在り、武鬼に逢い天賊を加うれば必ず賊と為り、天盗を加うれば必ず盗と為り、金刃劫殺を加うれば必ず劫盗なり。兄刃を加うれば、必ず不良人なり。火に入れば、爪牙の属。火が禄を加うれば、煎烧の属。水に入れば、舟子・網罟・淘沙の人。土に入れば、乃ち設合の人。木兄に入れば、賭博压群の輩。玄武が咸池に会すれば、花街柳陌、則ち丐戸なり。
『易隠』身命占の核心思想は、六爻卦象を通じて完全な「命理情報システム」を構築することにある。その基本ロジックは、以下のいくつかのハブで構成されている:
三重定位:世爻(自己の主体)、身爻(月卦身)、本命爻(生年の地支)の三者が「命」の基本的座標を構成する。三者間の関係(生合か刑冲か)が、人の一生の全体的基調を決定する。
時空ネスティング:「大象」(出生時の八卦旺衰)から「流年太歳」(年度運勢)、さらには「四直」(年月日時)まで、マクロからミクロへの多層的な時間枠組みを形成している。
六親ネットワーク:「真-假」「内-外」「飛宮取用」の三つの次元を通じて、卦爻中の六親を現実の家族関係図譜に還元する。これは中国古代宗法社会構造の占術への投影である。
五行性格論:陽金正直堅剛・陰金刑傷狠戾などの論断は、実際には陰陽属性に基づく一種の人格類型学であり、古代心理学の原初形態と見なせる。
刑徳二元論:「刑勝德者亡,德勝刑者昌」——これは全篇を貫く価値判断の原則であり、卦象の吉凶から人生哲学への架け橋である。
「運命予測」から「意思決定の参考」への転換
『易隠』身命占の現代的価値は、その予測の「正確性」にあるのではなく、構造化された自己分析フレームワークを提供する点にある:
三重定位 ≈ 現代の自己認識モデル:世爻は「現在の自己」、身爻は「身体と行動力」、本命爻は「先天的素質」を表す。三者の協調度は、心理学における「理想自己—現実自己—先天的気質」のマッチング度に類似する。三者が相生相合するとき、人は自分の才能に合ったことをしていることを意味する。刑冲克害のときは、内的葛藤と自己消耗を示唆する。
六親真假内外 ≈ 社会的関係の質の評価:原文の「真親/假親」「内親/外親」「嫡庶/偏正」の精緻な区別は、本質的には親密な関係の真実性と支持の強さを測定することである。現代社会における原家族の問題、職場関係の複雑さ、婚姻における役割のズレは、この枠組みで構造的に省察できる:誰が本当の「生合」の相手か?表面的に親しくても実際は「刑克」している相手は誰か?
六神断貴賤 ≈ 職業適性テスト:青龍は文職清貴、白虎は武職将帥、朱雀は文教口才、玄武は水利流通など、この「六神—五行—職業」の対応は、現代の職業人格評価(MBTI、ホランド職業興味テストなど)に類似する。これは「あなたの性格とエネルギータイプは何に向いているか?」という核心的な問いを扱っている。
旺相休囚死 ≈ タイミング管理とライフサイクル:管公運限口訣の「帝旺は進歩に宜しく、沐浴は訟端を起こし、衰は旺に逢いて達し、病は生に遇いて安ず」は、実際にはいつ進み、いつ守り、いつ退くかに関するタイミング哲学である。現代人はこれをキャリア、投資、起業におけるリズム管理の原則に変換できる。
占断の結論を実行可能なプランとリスクチェックリストに変換する
「世怕休囚,身宜旺相」を例にとる:
| 卦象シグナル | 現実の意味 | 行動プラン | リスク注意 |
|---|---|---|---|
| 世爻旺相得位 | 自己状態良好、能力と環境がマッチ | 積極的に攻めて、機会を掴む | 過信に注意、協力者の感情に配慮 |
| 世爻休囚受克 | 自己エネルギー低下、環境の圧力大 | まず内的修復、無駄な消耗を減らす | 重大な決断は回避、転職や起業は不向き |
| 身爻旺、世爻衰 | 身体の精力はまだ良いが、方向性に欠ける | メンターや協力者で不足を補う | 体力優位を利用されないように |
| 世爻旺、身爻衰 | 頭脳は明晰だが身体がオーバーワーク | すぐにリズムを調整、健康第一 | 過労と突発的な病気に警戒 |
| 財爻生合世爻 | 資源が自分に集中している | 投資・協力交渉に適している | 「合」か「生」かを区別、利益の一体化に注意 |
| 官鬼克世 | 圧力・権威・制度が自分に不利 | 目立たず行動、正面衝突を避ける | 法令コンプライアンスリスク、職場政治リスク |
「仮説—行動—振り返り」の方法論:卦象情報を検証可能な周期実験に変換する。例えば、卦象が「木帶吉神,春季見喜」と示せば、仮説を設定する:「今後3ヶ月以内に、東の方角または木属性関連分野(教育・文化・グリーン産業)に注力すれば、プラスのリターンがあるだろう。」 行動:毎週関連分野の機会とフィードバックを記録。振り返り:3ヶ月後に仮説が成立するか検証し、結果に関わらず個人の意思決定の経験データが蓄積される。
「身命」の本質:関係と位置
『易隠』身命占の深層的哲学的命題は、「人は何者か」は「その人の存在そのもの」で決まるのではなく、「関係の中での位置」で決まるということである。世爻の意味は、身爻・命爻・六親・神煞との相互関係においてのみ顕現する。これは儒家の「君君臣臣父父子子」の役割倫理、および『周易』の「六位時成」の位勢哲学と一脈相通じる。
しかし、この「位置決定論」には深い緊張関係が潜んでいる:原文が「陰柔而竊尊位,亦羊質而虎皮」と言うとき、それは同時に**「人は位置によって定義される」ことと「人は位置を僭越しうる」ことの二つの可能性を示唆している。人が位置を完全に受け入れるなら——それは「得位者昌」。人が位置を超えようとするなら——それは「竊位」であり、危険で不吉なことである。ここに映し出されているのは保守的な社会秩序観**である。
しかし興味深いことに、本文には「絶處逢生者發,墓中值破者興」という言説もある。これは超越の可能性を示唆している:最も不利な位置においてこそ、最大の突破が生まれる可能性がある。 この弁証法的思考は、『道徳経』の「反者道之動」と呼応する。
現代の視点では、「位置」を固定不変の社会的役割と理解する必要はなく、個人が複雑なシステム(家族・組織・社会)の中に占める関係的なノードと理解できる。運命における「刑冲克害」とは、往々にして関係ネットワークの中の構造的衝突であり——それは挑戦であると同時に、個人の成長とシステムの進化を促す力でもある。本文が言うように「德勝刑者昌」——重要なのは「刑」が無いことではなく、「德」が「刑」を制御できるかどうかなのである。
| 概念 | 意味 |
|---|---|
| 世爻 | 六爻卦において占者自身を表す爻位。断卦の核心 |
| 身爻(月卦身) | 世爻の陰陽と月建によって推定される爻位。「身体」と「行動力」を表す |
| 本命爻 | 生年の地支によって確定される命爻。先天的素質を表す |
| 飛宮取用 | 本宮の六親が現れないとき、特定の数序で卦中を「飛ばして」六親爻位を出す方法 |
| 大象 | 卦が対応する八卦五行の当該節気における旺衰状態。出生環境を表す |
| 納音 | 六十甲子に五音十二律を配する体系。五行属性の決定に用いる |
| 大限小限 | 卦爻によって推算する人生段階の区分。命理の「大運」と「流年」に類似 |
| 真中假/假中假 | 六親爻の本宮の有無を区別する階層:真=本宮に元々あるもの、假=本宮に無く一時的に現れているもの |