読み込み中...
全 10 章中 8 章
易隐
游南子いわく、婚姻は人倫の始めであり、占う際には慎重にせねばならない。婚姻の求めは、必ず男方が先に発起するものであるから、婦人を選ぶ占いは特に慎重でなければならない。婚姻を占うには、家柄の高下、德行の優劣、性情・容貌、子孫の有無、嫁いでからの吉凶、結納の厚薄を考察し、最後に婚姻が成就するか否かを判断する。しかし媒人がいなければ事は成らないので、**月老(媒人)**も占わねばならない。
| 爻位 | 代表 |
|---|---|
| 上爻 | 祖宗 |
| 五爻 | 父母 |
| 四爻 | 外氏(岳家) |
| 三爻 | 婿・嫁 |
| 二爻 | 媒酌 |
| 初爻 | 自身 |
内卦の世爻が旺相ならば、男家は裕福である。外卦の応爻が旺相ならば、女家は裕福である。応爻が貴人・駅馬・徳合に臨み、しかも空亡・月破・克傷に逢わなければ、貴顕の家である。応爻が月建に旺んでも日辰に衰えていれば、その家は近年衰退の傾向にある。応爻の財爻が衰弱していても、外卦が旺相ならば、ただ富の名声のあるのみである。応爻の財爻が旺相でも、外卦が衰微していれば、家は苦しいが、娘に德行と姿容がある。
およそ富貴貧賤の詳細は身命占に、徳行・性情・容貌は妻妾類占に詳しいので、ここでは繰り返さない。
卦中に子孫爻がなく、あるいは子孫爻が空亡・絶・月破に逢い、あるいは財爻が孤寡殺・天狗殺を帯びて発動し、あるいは卦が純陽純陰であるものは、すべて生育せず子がないものとする。
子孫爻と胎爻がともに備わっていれば、子がいる。子孫が鬼に化し、あるいは胎爻が父母に臨めば、子がいても育て難い。胎爻があって子孫爻がなければ、孕んでも育たない(流産)。子孫爻があって胎爻がなければ、庶子か養子である。子孫が陽爻に値すれば男が多く生まれ、陰爻に値すれば女が多く生まれる。
五行の次序で胎次の危険を断ずる:水の子が鬼に化せば第一子は育て難く、火の子が鬼に化せば第二子が育て難く、木の子が鬼に化せば第三子が育て難く、金の子が鬼に化せば第四子が育て難く、土の子が鬼に化せば第五子が育て難い。
子息の数は五行の数で推す:一水、二火、三木、四金、五土。旺相なら倍にし、休囚ならそのまま、死絶なら半分にする。
財爻が空亡または絶ならば妻を傷め、鬼爻が空亡または絶ならば夫を傷める。財爻が刑・羊刃・劫殺に逢えば妻に災いがあり、鬼爻がそれに逢えば夫に厄災がある。財が鬼に化して破れれば、妻は疾病を帯びる。官が鬼に化して破れれば、夫は疾病を帯びる。
六親の発動・変化で入門の吉凶を断ずる:
| 動爻 | 吉凶の判断 |
|---|---|
| 財動 | 舅姑と折り合わない |
| 父動 | 目下の者と睦まない |
| 兄動 | 妻に災いがある |
| 子動 | 夫に災いがある |
| 鬼動 | 妯娌・姑嫂が不和(丑未の相冲もまた同じ) |
子孫が青竜・喜神・徳貴を帯びて世爻に臨んで発動すれば、妻が夫の権を奪う。子が世爻に臨んで旺んで安静ならば、妻は必ず夫を嫌う。子が世爻に臨んで旺んで発動すれば、夫は必ず傷つく。財が世爻に臨んで旺んで発動すれば、舅姑を克する。兄が世爻に臨んで旺んで安静ならば、夫は妻を嫌う。旺んで発動すれば、妻は傷つく。
二つの鬼が旺相で、月日と動爻が財爻を刑冲克害すれば、必ず生き別れて再嫁する。
夫妻関係の断法:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 世応・財鬼が刑刃・鰥寡殺を帯びて動く | 夫妻は長く続かない |
| 世応が生合しても財官が空絶 | 半世の夫妻 |
| 合いてしかも生ずる者 | 偕老白頭 |
| 冲いてしかも克する者 | 生き別れ |
| 前卦が冲で変じて合となる | 初めは乖離し後に睦まじい |
| 前卦が合で化して冲となる | 先に睦まじく後に乖離する |
| 世応財鬼が生合しても日辰動爻に冲克される | 入門によって不睦となる |
| 世応財鬼が冲克しても日辰動爻が合局する | 人の勧解を得てまた和する |
陽鬼陰財が一卦で旺んで安静なる者は、必ず親類同士の結婚(親上加親)となって、斉眉偕老する。
動爻が各爻を冲克する主事:
| 冲克の対象 | 不利な事項 |
|---|---|
| 父を冲克 | 尊長が全からず |
| 財を冲克 | 分離して財帛を耗し、奴婢が力なし |
| 子を冲克 | 子がないか子が少ない |
| 兄を冲克 | 姑嫂・妯娌・兄弟が不睦 |
| 鬼を冲克 | 夫に不利 |
鬼が動いて財に化する者は、女は夫を妨げないが必ず再嫁する。財が動いて鬼に化する者は、男は妻を妨げないが必ず再婚する。娶るを占って二つの財に逢う者は、妻を休めて再娶する。嫁ぐを占って二つの鬼に逢う者は、夫を拋って改嫁する。官鬼が発動する者は、夫は必ず朝東暮西(心が定まらない)である。
卦象で夫妻関係を断ずる:
| 卦象 | 判断 |
|---|---|
| 游魂卦 | 離別を主とする |
| 八純卦 | 反目を主とする |
| 咸・恒・節・泰 | 諧和 |
| 睽・革・解・離 | 乖忤 |
| 女が坎離を得る | 再嫁 |
| 男が震巽を得る | 重婚 |
| 坤が坎に化す | 男は破体(婚前交渉) |
| 乾が離に化す | 女は非真(処女でない) |
夫が陽壮で妻を傷め、婦が陰強で夫を欺く。蒙卦はその身を全うせず、漸卦は夫が征きて復らず。
内外卦と家庭関係:
卦中に父母爻がなければ、雁幣(聘礼)がなく、あるいは婚書がない。財爻が旺相ならば聘金は厚く、財爻が衰弱ならば聘礼は微薄である。財爻がない、あるいは財が空絶に化する者は、幣礼がない。
五行の財爻が応爻を生合するのが主する聘礼:
| 五行 | 聘礼の類型 |
|---|---|
| 🔑 金財 | 聘金が厚い |
| 🌱 木財 | 果物・菓子が盛ん |
| 🔥 火財 | 絹織物が多い |
| 🌊 水財 | 珠玉・魚・酒が豊か |
| ⛰ 土財 | 田産をもって幣に代える |
未土の財が旺ならば羊が肥え、亥水の財が旺ならば豚が大きい。青竜の財が旺相ならば、嫁妆の道具は精巧である。白虎の財が旺相ならば、嫁妆の道具は粗悪である。財が衰えば嫁妆は微薄である。卦に財がなく、あるいは財が空絶に化すれば、嫁妆はない。
五行の財爻が世爻を生合するのが主する嫁妆:
| 五行 | 嫁妆の類型 |
|---|---|
| 🔑 金財 | 宝玉・五金の器 |
| 🌱 木財 | 木器 |
| 🔥 火財 | 錦繍・綾羅 |
| ⛰ 土財 | 田産 |
| 🌊 水財 | 真珠・布帛・衣飾 |
応財の下に財が伏すれば、陪嫁の婢がいる。応財が子に化すれば、従者が伴って嫁ぐ。
世応財鬼が生合比和する者は、成る。陰世ならば、女家が許嫁する。陽応ならば、男子が求婚する。世が応を生ずれば、男が女を求める。応が世を生ずれば、女が男を求める。世が応を克すれば、力を用いて強引に娶る。世応日辰が三合すれば、人の力によって事が成る。世応父母が動いて合すれば、両家の親が杯酒を交わして成る。世応子孫が動いて合すれば、両家の男女が襟を切って(幼い頃からの約束で)成る。
父母が動いて化するのが主する成全の人:
| 動化 | 成全する者 |
|---|---|
| 官が父に化す | 男家の尊長が成し遂げる |
| 財が父に化す | 女家の尊長が成し遂げる |
| 世と財が生合 | 女家の親族が成し遂げる |
| 世と鬼が生合 | 男家の親族が成し遂げる |
卦が六合ならば成り、卦が六冲ならば成らない。前卦が合で変じて冲となれば、成った後にまた退く。前卦が冲で化して合となれば、退いた後にまた成る。卦が六冲、あるいは世応が動いて日辰に合住される者は、退こうとして退けない。
世応財鬼が冲克し、日辰動爻の生合に逢う者は成らないが、人の賛成を得る。世応財鬼が生合し、日辰動爻の冲克に逢う者は、成りかけて破られる。
世応財鬼が互いに生合しても、死墓絶胎に臨み、あるいは刑冲克害を受け、あるいは動いて死墓絶胎・刑冲克害に化する者:
阻隔の判断:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 父が官に化す | 男家の尊長が阻隔する |
| 父が財に化す | 女家の尊長が阻隔する |
| 父が空 | 主婚の人がなく、苟合で成る |
| 父が世応を克す | 父母が阻む |
| 兄が世応を冲す | 兄弟が阻む |
| 兄に殺を加えて動く | 必ず争競がある |
| 鬼が鬼に化す | 男家が反覆する |
| 兄が兄に化す | 阻まれて後に成る |
| 両方の父がともに興る | 主婚の者が一人ではない |
| 財官が動いて合す | 先に姦して後に娶る(自刑なる者は験あり) |
| 二官が並んで動く | 両家が娶りを求める |
| 両鬼が応を克す | 女が二家に許す |
| 純陽純陰 | 成らない |
六神の動きの判断:
| 六神 | 判断 |
|---|---|
| 🐉 青竜が動いて世応を生ず | 成る |
| 🐅 白虎が動いて世応を克す | 成らない |
| 🐍 螣蛇が動いて克す | 引き止めて承諾しない |
| 🐦 朱雀が動いて克す | 口舌が非常にある |
| 🐢 玄武が動いて克す | 陰の人が破壊する |
| 🐲 勾陳が動いて克す | 小人が阻撓する |
入婿の判断:世が外卦の財爻に臨んで動き、身世命爻が応財に合し去り、あるいは命爻の鬼爻が応財の下に伏して墓する者は、すべて入婿を主とする。鬼が応に居り、財が世に居り、世鬼が陰に属し、応財が陽に属する者は、入婿しても、必ず夫婦が互いに虐げ合う。
間爻(世応の間の爻)を用神とする。世が間爻を生合すれば、男家の親類が媒となる。応が間爻を生合すれば、女家の親類が媒となる。世応がともに間爻を生合すれば、両家とも親類である。間爻が陽ならば男の媒、陰ならば女の媒である。間爻が衰墓ならば老いた媒、生旺ならば若い媒である。
間爻が動いて化する際の判断:
| 間爻の変化 | 判断 |
|---|---|
| 間が陰から陽に化す | 女が先に来て説合する |
| 間が空から空に化す | 媒人を換える |
| 間・兄が両方動く | 二人が媒を争う |
| 蛇・武・兄が動く | 氷人(媒人)が詭詐である |
| 朱雀が旺んで空 | 媒に偽語が多い |
| 白虎が間に動く | 媒が来て損害する |
| 竜喜が間で揺れる | その吹嘘に頼る |
| 勾陳が間に動く | 必ず阻隔が多い |
| 間が貴馬に臨む | 仕宦が媒となる |
| 二間ともに空 | 必ず月老がいない |
間爻が世応を生合すれば、調停が巧みである。刑冲克害すれば、心に欺きがある。世応が間を冲克すれば、両家が互いに怨む。日辰動爻が虎雀を帯びて間を刑冲克害すれば、群口が譏る。
過聘下定の月を知りたい場合は、月卦が値する時期を応期とする。もし単に媒人の賢奸を占うならば、応爻を用神とする。
断例一:己丑年丁卯月甲戌旬戊寅日、女が婚姻を占い、剥之観を得た。本宮の寅木財爻は、巳火鬼爻の下に伏し、また応上に居る。これは夫ある婦である。寅巳は相刑であり、必ず夫妻が不睦で改嫁を欲している。また本宮の寅財と午鬼が相生合すれば、定めし人と私通してその人と嫁ぎたいと思っている。しかし世上の申金兄爻が動いて寅財を冲すれば、必ず人がその婦を破る。世上の傍爻の子孫が動いて午鬼を冲せば、必ず人がその夫を破る。まして午鬼は戌土の下に伏して墓し、世応は相冲刑克であり、必ず成らない。
断例二:己丑年丙子月甲子旬丁卯日、男が婚姻を占い、睽之帰妹を得た。本宮の子水財爻はまさに月建に値する。離卦は気がなくて財爻に気があれば、家は貧しいが容貌は美しい。しかし性急で貪淫であり、色は黒く顔は円い。なんとなれば財が兄の下に伏し、世応の化爻がともに兄弟であり、財を克する者が多く、決して人が互いに取り持つ(邪魔をする)者がある。応はまた世を冲し、化爻はまた応を冲す。本宮の父母は真空であり、これは主婚の人がいないのである。故に成らない。細かに見ると財官はともに外卦に居り、ただ西北の方の親同士で親を為す者が、その姻縁である。
断例三:己丑年丙子月甲寅旬戊午日、男が婚姻を占い、困之解を得た。世応は生合し、本来成就すべきであるが、酉金兄爻が動いて卯木財爻を冲し、化して申金兄爻を出し、また世上の寅木財爻を刑冲克害する。必ず人の破壊を受ける。
断例四:庚寅年戊寅月甲寅旬癸亥日、男が婚を占い、復之頤を得た。六爻の酉金子孫が動いて寅木官鬼に化し、亥水財爻と相合する。月日はまた財官に値し、世応はまた合する。両家とも承諾し、婚は大吉である。ただ五爻の亥財は自刑であり、婦人は性格が峭刻で、容姿は美しいが、顔は尖ってやや黒い。初爻は単であり、足は小さい。
游南子曰く、胎産を占う者は、先ず孕の有無を占い、次に孕の男女を占い、次に生産の日取りと臨盆の吉凶を占う。
| 爻位 | 代表 |
|---|---|
| 上爻 | 公姑 |
| 五爻 | 収生(助産婦) |
| 四爻 | 夫の身 |
| 三爻 | 看生 |
| 二爻 | 胞胎 |
| 初爻 | 産母 |
初爻が鬼に臨めば母に災いがあり、空ならば母が損なわれる。二爻が鬼に臨めば子に災いがあり、空ならば胎が堕ちる。三爻が鬼に臨めば難産となり、空ならば看生する人がない。四爻が鬼に臨めば夫を損ない、空ならば背いて父が落ちる(生まれる時に父がいない)。五爻が鬼に臨んで化すれば婆は力があり、空ならば収生する人がない。六爻が鬼に臨めば公姑を損ない、空ならば公姑に会えない。
およそ占うには子孫爻を用神とする。ただ子が母の孕を占う場合は、兄弟爻を用神とする。用爻が出現し、あるいは用爻と二爻が竜喜旺相を帯びていれば、孕がある。胎爻が出現していれば孕がある。
胎爻の定位(子孫の五行で胎爻を定める):
| 子孫の五行 | 胎爻の地支 |
|---|---|
| 水・土 | 午 |
| 金 | 卯 |
| 木 | 酉 |
| 火 | 子 |
卦に大畜と渙を得れば孕がある。用爻・胎爻が上卦しない、あるいは空絶に逢う者は孕がない。
堕胎の判断:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 二爻の胎爻が鬼を帯びる | 母が胎を抱いて病がある |
| 鬼を帯びまた日辰動爻の刑害克破に逢う | 月満たずして堕胎する |
| 竜福が空で二爻の胎爻が動く | 堕胎する |
| 福喜が空で虎鬼が二爻の胎爻に臨んで動く | 堕胎する |
| 虎が二爻の胎爻に臨んで動く | 漏胎(少量の出血を伴う切迫流産) |
| 子爻、二爻の胎爻が動いて刑害克破空に化す | 堕胎する |
| 子が空で動く | 胎が損なわれる |
| 子爻、二爻の胎爻が冲に逢って暗動する | 曾て転胎したことがある |
| 卦が六合 | 月満ちて胎全し |
| 卦が六冲 | 月前に小産する |
| 勾土が旺んで二爻の胎爻に臨む | 孕が彰れ露われる |
| 竜が動いて二爻の胎爻に合す | 孕が隠れている |
小産の応期:虎動竜空の日を待つ。あるいは子爻・三爻・胎爻を冲动する日、あるいは父官が値する時、あるいは子孫が空敗死絶に逢う時である。
受胎の月日は、卦中の子孫爻と化出した子孫の動爻を見る。
およそ安胎を占う者は、子孫の生旺して値する日を取り、鬼を制して財を安んじ、あるいは胎爻を生合する日にそれを安んじる。
先ず子孫が動いて変じた爻で断ずる。変爻が陽に属すれば男、陰ならば女。変卦が陽ならば男を生み、陰ならば女を生む。
双生の判断:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 両子が旺んで動き、一つは陽宮陽爻に変じ、一つは陰宮陰爻に変ず | 双生で、一男一女 |
| 内陽外陰 | 先に兄、後に妹 |
| 内陰外陽 | 先に姐、後に弟 |
| 変じて二陽 | 二人の男 |
| 変じて二陰 | 二人の女 |
子孫が安静なる者は、大象の陰陽相包を取って断ずる。たとえば天沢履卦は、陽が陰を包み、女を生む。雷地豫卦は、陰が陽を包み、男を生む。
陰陽が互いに包まない者は、子孫爻を取って断じ、陽ならば男、陰ならば女である。卦に子孫がなければ、伏卦の子孫の陰陽を取って断ずる。伏卦に子孫がなければ、互卦の大象の子孫を取って断ずる。互卦にもまた子孫が見えなければ、この孕は必ず虚喜となる。
卦に八純旺相を得、および胎爻が二度見えて気がある者は、すべて双生である。
世が母、応が子である。
| 世応の関係 | 判断 |
|---|---|
| 世が応を生ず | 子は吉 |
| 応が世を生ず | 母は吉 |
| 世が応を克す | 子は凶 |
| 応が世を克す | 母は凶 |
| 世応が比和 | 母子ともに吉 |
| 世応ともに空 | 母子ともに全し |
| 世が動き応が空 | 虚喜 |
| 世が空で応が動く | すぐに生まれる |
内卦で順産・逆産を断ずる:
| 内卦 | 判断 |
|---|---|
| 乾・兌・坎・離 | 順生(乾は首、兌は口、坎は耳、離は目) |
| 坤・震・巽 | 逆生(坤は腹、艮は指、震は足、巽は股) |
凶険の判断:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 太歳が兄弟に臨み暗金殺を加えて動く | 母に災い |
| 太歳が父母に臨み陰殺を加えて動く | 児に災い |
| 財子が動いて父兄が来て刑害する | 母子ともに危うい |
| 財子が陰殺を帯びて動く | 胎が生まれ出で難し |
| 財子が死絶で月日動爻が来て生扶する | 危うくして救いあり |
| 子爻・胎爻がともに動いて父鬼が動いて來て合住する | 難産 |
| 虎空 | 難産 |
| 胎爻が鬼に値し陰殺・飛廉大殺を加えて動く | 難産 |
| 財が動いて鬼の空墓絶に化す | 母は死す |
| 子が動いて鬼の空墓絶に化す | 子は死す |
| 胎爻が見えず、子が空墓絶に値する | 胎内で死す |
| 鬼が子に化す | 母は去り子は留まる |
| 財が子に化す | 生まれ易い |
| 子が動く | 生まれ易い |
| 鬼が動く | 胎が落ち易い |
| 父兄が空・死墓絶・胎敗と刑害克破に逢う | 産は必ず場委なければ(産む場所がないほど行き詰まる) |
| 竜虎が財子に臨んで動く | 産み易い |
| 蛇が陰殺を加えて動き、玄が身世に臨んで浴盆殺を加えて動く | 難産 |
| 玄が財に臨んで動く | 胎が冷えて遅延する |
応爻・財爻を用神とする。応爻・財爻が世・身・初爻・二爻・子爻・胎爻を生じ合すれば、用いることができる。刑冲克害すれば、用いてはならない。空墓死絶胎に臨めば無能であり、刑害克冲を受けれが恨みを招く。
応爻・財爻を用神とする。応爻・財爻が世身・子孫を生合すれば、用いることができる。刑害克冲すれば、用いてはならない。
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 金水に臨んで旺んで動く | 乳が多い |
| 衰えて安静 | 乳が少ない |
| 卦に金水がなく、および金水が空絶 | 乳がない |
| 応が父を持って動く | 幼児の保護が上手でない |
| 応爻が鬼を持ち、鬼に伏し、鬼に化し、あるいは財爻が鬼に伏し、鬼に化す | 必ず災病が多い |
六神の鬼動で乳母を断ずる:
| 六神の鬼動 | 判断 |
|---|---|
| 🐦 朱雀の鬼動 | 是非を引き起こし易い |
| 🐍 螣蛇の鬼動 | 児が驚かされやすい |
| 🐲 勾陳の鬼動 | 児の転倒を防ぐ |
| 🐅 白虎の鬼動 | 児が常に泣く |
| 🐉 青竜の鬼動 | 乳哺に節がなく、寒暖の調節をしない |
| 🐢 玄武の鬼動 | その窃盗を防ぐ |
玄武が咸池を加えて世に合すれば、主人と私通する。玄武が咸池を加えて動いて世を刑冲克破すれば、私通によってその計に陥る。応が兄を持って動けば、耗損が必ず多い。福が動いて財に化する者は、乳が粗く、児は養い易い。
官鬼爻を用神とする。鬼が上卦せず、鬼が死墓絶胎空に化し、および刑害克破を受ける者は、すべて出ない(痘疹を患わない)。
痘疹が出る条件:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 鬼がたとえ衰死して傷を受けても化して生旺を出す | 出る |
| 鬼がなく月建が官に臨む | 出る |
| 鬼が静かで日が生旺に当たる | 出る |
| 火鬼が蛇を加えて旺んで動く | 出る |
痘疹の出る時期を知りたい場合は、官鬼の生旺する年月日で断ずる。
痘疹の疎密の判断:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 鬼が衰えて子が旺んで、子が身世に持する | 必ず疎朗である |
| 鬼が旺んで子が衰えて、鬼が身世に持する | 必ず稠密である |
| 父が動く | 重い |
| 兄が動く | 軽い |
| 福が空死墓絶胎に臨み、および刑害克冲を受ける | 命は必ず保ち難い |
子女の有無を問うには、胎爻・福爻を用神とする。
| 胎福の状態 | 判断 |
|---|---|
| 胎があって福がない | 虚孕 |
| 福があって胎がない | 螟蛉(養子) |
| 胎福ともにない | 子がない |
| 胎福ともにある | 子がある |
| 福徳が上卦 | 子がある |
| 伏蔵して衰静 | 遅く授かる |
| 出現して旺動 | 早く得る |
| 子が旺 | 胎養の年にある |
| 子が衰 | 兄弟が値する年にある |
| 子が衰えてまた空死墓絶に化す | 子がいても育てられない |
| 世爻が空 | 男の精気が衰弱しており、医に就くのが良い |
| 応爻が空 | 妻の命が子を授からず、妾を納めるのが良い |
| 世応が空でなく子孫が空絶 | 命に子がなく、強いて求めるのは難しい |
游南子曰く、弟は師の訓えを継ぐために、資質がなければならない。師道は尊厳であり、重んじるのは学問にある。賓主は気が合うことを貴び、訓導は心を尽くすことを期し、その後にはじめてその一年の損益を計ることができる。もし舌耕(教授業)による者は館を求め、得喪は頼み難く、手業による者は師に投じ、授受に数がある。これも師弟の附占である。
子孫爻を用神とする。
六神が子孫に加わることで生徒を断ずる:
| 六神 | 生徒の特徴 |
|---|---|
| 🐉 青竜 | 聡明で秀でている |
| 🐦 朱雀 | 知恵がある |
| 🐲 勾陳 | 鈍く愚か |
| 🐍 螣蛇 | 虚ろで浮ついている |
| 🐅 白虎 | わんぱくで手に負えない |
| 🐢 玄武 | 軽薄でふしだら |
卦象で学習態度を断ずる:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 八純卦が子動に逢う | 心が専らでない |
| 六合卦が子静に値する | 志が必ず篤い |
| 游魂卦で子に馬を加えて動く | 必ず遊び歩きを好む |
| 帰魂卦で子に馬を加えて動く | 常に家を恋しがる |
| 子に病符を加え、あるいは鬼に伏し鬼に化す | 災病が多い |
| 子が墓胎に入る | 書物を読むのを懶る |
| 子が陽宮陽爻に入る | 聡明で敏い |
| 陰宮陰爻に入る | 痴く鈍い |
応爻を用神とする。父母爻は文学である。
応爻が旺相で竜喜徳貴を帯びる者は、名人の師である。死墓絶胎に臨み刑害克破を受ける者は、凡庸な師である。応が歳月日の破に臨み、官に随いて墓に入る者は、災いか訴訟である。応が父雀を持ち、生旺で刑傷を犯さない者は、時文の技法が精妙である。
応が八宮に入ることで師の品を断ずる:
| 応の入卦 | 師の品 |
|---|---|
| 乾 | 剛果で厳粛 |
| 坤 | 含み容れる度がある |
| 震 | 動きを好み怒り易い |
| 坎 | 信実で成すところがある |
| 艮 | 沈静で謙遜 |
| 巽 | 心が毒で恒がない |
| 離 | 虚驚あり、明哲 |
| 兌 | 講習し、和やかで易しい |
| 応爻の動象 | 判断 |
|---|---|
| 応が鬼を持って動く | 諞詐(いつわり) |
| 父が動く | 苛烈 |
| 子が動く | 和やかで易しい |
| 兄が動く | 貪欲でむさぼる |
| 財が動く | 文を閲するに宥恕しない |
| 応が子孫を生合 | 師が主体的に生徒を引き寄せる |
| 子孫が応を生合 | 生徒が主体的に師に従う |
何の経に専攻するかを問う:父が金に属すれば『春秋』に通じ、土は『易』に、木は『詩』に、水は『書』に、火は『礼記』に通じる。
世が己、応が師である。
| 世応の関係 | 判断 |
|---|---|
| 世応が生合比和 | 賓主が相投合する |
| 刑冲克害 | 互いに猜疑し合う |
| 世が空 | 主人が師を怠る |
| 応が空 | 師が主人を嫉む |
| 世応ともに動く | 両家の心が変わる |
| 世応ともに空 | 両情が無関心である |
| 六冲 | 互いに縁がない |
| 六合 | 始終一貫する |
| 合が冲に化す | 初めはあっても終わりが乏しい |
| 冲が合に化す | 初めは離れていても後に合う |
| 游魂で応が動く | 師が朝東暮西(その場その場で落ち着かない) |
| 帰魂で応が動く | 師が朝に定まり夕に省みる |
世が己、応が東主(雇い主)である。父は書館、子は生徒、財は束脩(給料)、鬼は推薦者、兄は奪い取ろうとする者である。
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 世爻・応爻・父爻が空絶 | 館がない |
| 父が墓胎に値する | 良い館がない |
| 財が空墓絶胎 | 束脩が薄い |
| 子が空墓絶胎 | 弟子が少ない |
| 鬼が空墓絶胎 | 推薦者がいない |
| 兄が空墓絶胎 | 奪い取る者がいない |
| 游魂卦 | 他を図るのが良い |
| 帰魂卦 | 従来通りが良い |
| 六冲卦 | 館がない |
| 六合卦 | 館がある |
| 合が冲に逢う | 人に破られる |
| 合が冲に変ず | 初めは承諾しても終わりには拒絶する |
| 官に貴を加えて三合世応 | 貴人の推薦 |
| 兄が動いて世を克す | 奪い合う者がある |
| 財が動いて兄に化す | 推薦者が束脩を分け取る |
| 世が動いて鬼に化す | 人に託して転じて推薦させる |
| 鬼が動いて兄に化す | 先に謝礼を要求する |
| 子の合が冲に逢う | 集まってもまた散る |
| 子が衰えて助けを得る | 弟子が少なく後に増える |
関約(聘書)の来ることを知りたい場合は、父母爻を用神とする。卦に父がなければ、死値の日に来る。父母が旺んでいれが合う日に来、衰ていれが生旺の日に来、空墓ならば冲に逢う日に来る。父母が世を生じ合う日にも、関を得て成ることができる。
儒釈道の師は、父母爻を用神とする。百工の師は、兄弟爻を用神とする。またともに応爻を師、世爻を己とする。
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 世が空破 | 己の意志が変わる |
| 用爻・応爻が空破 | 師が伝授しない |
| 旺相で世を生合 | 必ずその伝を受ける |
| 刑害克破世 | その業を極めるのは難しい |
| 卦が六冲に値する | 互いにその心を尽くさない |
| 卦が六合に逢う | 授受が相成りその美を全うする |
游南子曰く、およそ童子試および科挙に応ずる者は、ともに父母爻を用神とする。父母はすなわち文章であり、官鬼はすなわち試験官である。
中選の条件:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 父母が旺相で、官鬼が動いて来て生合するを得る | 高掇(高位で及第) |
| 四値の生合を得る | 高掇 |
| 月建が官に合して身世を生ず | 高掇 |
| 三伝が文書に値し雷火殺を加えて身世に臨む | 決して高掇 |
| たとえ財子が動いても害はない | — |
| 父母が空亡でも旺用が動いて官爻を生ずるを得る | 中選 |
| 子が動いて官に化し世父を生ず | 中選 |
忌神:
| 忌神 | 影響 |
|---|---|
| 父官が衰空刑害克破 | 中らない |
| 身世爻が兄子財の動に臨む | 中らない |
| 兄が動く | 雷同(剽窃)を主とする |
| 子が動く | 剥官殺 |
| 財が動く | 阻滞神、制があれば害はない |
| 歳月が福徳を持して動く | 決して取らない |
| 身世が二耗の動に臨む | 費やす資財が多い |
| 身世が三刑劫殺を犯し、あるいは刑劫が動いて身世を克す | 栄を求めて辱めを得る |
小試を占うには五つの看がある:一に分官の吉凶を見、二に題目の難易を推し、三に文字の優劣を観、四に衡文の愉愠を察し、五に名次の高下を定める。これを郷試・会試・殿試・武試に推すのも同様である。
| 爻位 | 代表 |
|---|---|
| 上爻 | 試験場 |
| 五爻 | 搜検(持ち物検査) |
| 四爻 | 試験官 |
| 三爻 | 覆試 |
| 二爻 | 謄録(答案の清書) |
| 初爻 | 道試 |
分官が何爻で身世を刑害克冲するかを見、また何爻が四直動爻の刑害克冲を受けるかを見れば、ここに疏虞・不壌があることを知る。もし分爻が身世を生扶して旺相無傷ならば、得意なところである。
三篇府試、二篇県試、一篇道試:異なる級別の試験が異なる爻位に対応する。
父母爻を用神とする。
父爻の伏蔵位置で題目の類型を断ずる:
| 父の伏する位置 | 題目の類型 |
|---|---|
| 墓の下に伏す | 嘗て目を通したことのない題 |
| 空の下に伏す | 曾て講究したが今は忘れた題 |
| 兄の下に伏す | 枯渇した難しい題 |
| 子の下に伏す | 小巧な題 |
| 父の下に伏す | 旺ならば連章、衰ならば巧みな搭接・照応の題 |
| 財の下に伏す | 枯渇して手に負えない題、あるいは未完の篇 |
| 旺相で出現 | 冠冕たる大題 |
| 世に合す | やったことのある題 |
父母爻を用神とする。
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 父が旺んで竜喜を加える | 佳文で旨を得る |
| 父が衰えて虎殺を加える | 文が旨を失う |
| 父が父に化す | 文に雑犯が多い |
| 父が鬼に化す | 意味が未だ奇ではない |
| 父が父を冲す | 題に疎い |
| 父が月日を克す | 主文が喜ばない |
| 父が月日に合す | 主司の意にかなう |
父が十二地支に入ることで文風を断ずる:
| 父の入る地支 | 文風の特徴 | 衰則 |
|---|---|---|
| 巳 | 文藻が麗しく典則 | 鄙俚で取り纏めがない |
| 午 | 文筆が剛健で速やか、典故を多く用いる | 美中に暇多く、前は緊で後は弛む |
| 申 | 文が快利で気勢がある | 滞る句が多い |
| 酉 | 文筆が矯健で、運局が周到 | 浮蔓で断制がない |
| 寅 | 文が雍和で雅致 | 葛藤 |
| 卯 | 文が爽悻で気が雄鋭 | 散漫で紀がない |
| 子 | 文が清真で靡かない | 氾滥で根拠がない |
| 亥 | 文が円転で深沉、穎句と逸致が多い | 意織詞険(意味が込み入り言葉が危うい) |
| 辰戌 | 文気が古朴で堅勁 | — |
| 丑未 | 文致が淹雅で浩落 | 拙鈍で重実 |
| 特殊な卦象 | 判断 |
|---|---|
| 雀が火父を加えて動き水に化す | 文が点污されるのを防ぐ |
| 父が玄咸を帯びて動き刑害冲克を受ける | 文が必ず塗抹される |
| 月日が父を克す | 式に違えて収録されない |
| 大象、父爻、世爻が三つとも空 | 答案が必ず紛失する |
| 父が空絶 | あるいは白紙の答案を出す |
| 父が衰えて日辰動爻・変爻が官貴を帯びて来て生合するを得る | 情実を求めて名を得る |
月建が督学であり、四時巡環の象を取る。日建が府県官であり、朝夕臨民の象を取る。
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 身世の生合に遇う | 入彀(合格) |
| 刑冲克害 | 孫山(落第) |
| 父が旺んで官が衰 | 見遺(漏れる) |
| 父が衰えて官が旺 | 姑取(辛うじて取られる) |
高中の判断:
| 卦象の特徴 | 名次 |
|---|---|
| 父官が並んで旺ん、あるいは四直を加えて身世に臨む | 名は必ず高い |
| 父が月建に臨み、官が日建に値する | 批首(首席) |
| 世父が生旺で貴馬徳禄竜喜を帯びて五爻に居る | 批首 |
| 二爻 | 第二 |
| 六爻 | 第三 |
| 三爻 | 第四 |
| 四爻 | 第五 |
| 初爻 | 第六 |
等級の判断:
| 卦象の特徴 | 等級 |
|---|---|
| 父官が両方旺んで身世を持ち生じ、財が旺んで静かで兄が動かない | 必ず補糧(一等) |
| 兄が動いて財が空 | ただ二等のみ |
| 父官が相気で傷がない | 二等 |
| 父が衰えて冲克に逢い、鬼が動いて生合するを子水爻で得る | 三等 |
| 月建が身を克し、木官が二爻で世を刑す | 四等 |
| 世が子を持して動き鬼に化して身を生ず | 五等(青衣) |
| 世父が傷を受け、身宮が空死墓絶に化し、月日が財子を持つ | 六等 |
名次の推算:世上の納甲で取る。甲己子午九、乙庚丑未八、丙辛寅申七、丁卯壬酉六、戊癸辰戌五、巳亥は常に四を加える。世が動けが変卦の納甲を合わせて取る。
三等で旺なる者は世上の支神を見て、一水二火三木四金五土で断ずる。相ならば干・支を取り、休ならば倍にし、囚死ならば進める。
捷音の判断:雀喜が門戸爻(三爻は門、四爻は戸)に臨んで動く者は、捷音がすぐに来る。
游南子曰く、これも文書を主とし、官鬼を用とする。
中式の条件:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 文書が貴に遇い、官が旺んでこれを生ず | 中式 |
| 禄馬徳貴が月将に臨み、官に合して世を生ず | 中式 |
| 三伝が官印を加えて身世を持つ | 中式 |
| 官印が旺んで動き、三合身世 | 中式 |
| 卦に官印がなく、伏出・変出した官印が三伝に臨む | 中式 |
不中条件:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 身世が官を傷め印を克す | 中らない |
| 官印が衰えて刑害克破を受ける | 中らない |
| 卦に官があって印がない | 中らない |
| 財爻・兄爻・子爻が旺んで動き、単独で発動して制がない | 中らない |
| 三伝が兄財子に臨み、刑劫が官印に臨んで動く | 中らない |
中った後の吉凶:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 世が衰えて旺鬼が伏す | 中った後に必ず病む |
| 劫殺が官に臨んで世身を克す | 中った後に必ず死す |
| 父官が旺相でも財子白虎がともに動き、あるいは白衣殺を帯びて動く | 中った後に丁憂(親の喪) |
| 官が升陰升陽の爻に値して衰えて克を受ける | 今科はつまずくが、下科には必ず中る |
| 官に貴馬を加えて外卦・他宮・六爻で動き、世上の文書が生旺 | 籍を冒して外省で中る |
| 父母が気なく、日辰の傍爻・変爻が貴馬を帯びて父を生じ官に合す | 依頼によって中る |
| 爻位 | 代表 |
|---|---|
| 上爻 | 棘闈(試験場) |
| 五爻 | 終場 |
| 四爻 | 主考 |
| 三爻 | 試官 |
| 二爻 | 房考 |
| 初爻 | 監察 |
およそ分宮が官印貴馬禄喜竜徳を帯びて身世を生合し、旺相無傷なる者は、これ吉处である。もし四直の動爻・変爻・伏爻の刑害克冲を受け、あるいは凶神を帯びて世身・官印爻を克す者は、これ疏虞処である。
歳破爻を試官とする。外省の憲臣が天子に遥かに対す象を取る。また簾幕貴人を用神とする。
簾幕貴人の口訣:
| 日干 | 貴人の地支 |
|---|---|
| 甲戊庚日 | 未 |
| 乙己日 | 申 |
| 丙丁日 | 酉 |
| 壬癸日 | 卯 |
| 六辛日 | 寅 |
およそ郷会試で、歳破爻及び簾幕貴人爻が身世上の官印を生合する者、必ず高中する。刑害克冲する者は、中らない。身世が雀父に臨んで動いて歳破爻と簾幕官爻を克す者は、その文が主司の意に適わない。卦内にこの二用がなければ、分宮の四五爻および官鬼爻を用神とする。
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 父が雀火を加えて世に持ち旺相で、四直の生合を得、貴馬徳合が一爻に聚まり、刑害克破がなければ | 中元(会元) |
| 丑未の二貴がともに身世に臨む | 中魁(首席) |
| 酉貴が身世爻に臨む | 亜魁(第二席) |
その他の名次は小試の法に依って断ずる。
廷試の主文は、太歳を用神とする。天子の象を取る。太歳が上卦しなければ五爻を用神とする。
| 卦象の特徴 | 名次 |
|---|---|
| 太歳が身世を臨扶し、官貴・禄馬・竜喜・皇恩が一爻に聚まり、五位・二位にある | 状元 |
| 三爻・六爻にある | 榜眼 |
| 初爻・四爻にある | 探花 |
| 月建が諸吉神を帯びて、世身上の官印を臨扶 | 二甲 |
| 月建が諸吉神を帯びて、世上の官印を臨扶 | 三甲 |
二三甲の名次もまた小試の法で推す。畢法賦注に曰く、徳が亥に加わり身世官貴爻に臨む者は、必ず高甲に登る。徳なる者は得るなり、亥は天門なり。
| 爻位 | 代表 |
|---|---|
| 上爻 | 終場 |
| 五爻 | 主考 |
| 四爻 | 監察 |
| 三爻 | 策論 |
| 二爻 | 歩射 |
| 初爻 | 馬射 |
主考の定位:郷場は月建を主考とし、日建を監察とする。会場は太歳を主文とし、歳破を監察とする。卦に歳月日の爻がなければ分宮を見る。
武試の用神:
| 爻 | 象徴 |
|---|---|
| 巳 | 弓 |
| 申 | 矢 |
| 午 | 馬 |
中試の条件:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 巳申午の爻が生旺で、刑害克破がない | 馬歩両場、決して中る |
| 貴馬財禄竜喜を帯びて旺んで身世を生ず | 馬歩両場、決して中る |
| 身世が官貴禄馬に大殺・月殺・羊刃・白虎を加えて旺んで動く | 決して中る |
弓矢の判断:
| 世応の関係 | 判断 |
|---|---|
| 世応が合して生ず | 矢が中る |
| 世が応を克す | また中る |
| 世が応の午に合して克す | 紅心に中る |
| 世が応爻の寅申巳亥に合して克す | 四角に中る |
| 世が応爻の子午卯酉に合して克す | 中に中る |
| 世爻が応爻において敗死墓絶胎 | 的から外れる |
中たる矢数:一水二火三木四金五土で、世上の支神によって断ずる。旺相なら倍にし、休は数を加え、囚死は半分にする。
三場の策論は父母爻を用神とし、中式と名次は文挙と一例に推す。
游南子曰く、官禄の占は、未だ仕えざる者はその仕えて何の官となるか、選ばれるのは何月か、任命書を領るのは何日か、任所は何方かを占い、既に仕える者はその赴任の吉凶、在任の休咎、昇進・除命は何日か、交替は何時かを占う。もし官としての貧廉、失職、補任、丁制(服喪)、起復も、また官禄の附占である。
| 爻位 | 代表 |
|---|---|
| 上爻 | 執政 |
| 五爻 | 朝仕(京官) |
| 四爻 | 監司 |
| 三爻 | 長官 |
| 二爻 | 曹官 |
| 初爻 | 吏人 |
ただ占うのが何の官職であるかを見て、それぞれ分爻において取り、その吉凶を断ずる。
高官の判断:
| 卦象の特徴 | 官職 |
|---|---|
| 四直・貴馬が身世爻に聚まり、徳合が相扶し、官印の陽爻にある | 阿衡(宰相級) |
| 刑刃大殺を加える | 出将入相 |
| 太歳あるいは五爻の生合を加える | 栄膺燕賜、後に前卦を蔭す |
| 太歳と五爻が世身を生合 | 朝仕(京官) |
| 世身を冲克 | 外任(地方官) |
| 世爻・官爻が内卦で動く | 外任 |
| 外卦で動く | 朝仕 |
文武の判断:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 官貴が世爻を持って陽宮陽爻にある | 文職 |
| 陰宮陰爻 | 武職 |
| 世が歳破を持つ | 朝仕なら六部・通都、外任なら布按・都司 |
| 世が月建を持つ | 巡方・安撫・行人 |
| 世が日建を持つ | 郡邑の宰 |
| 世が官貴禄馬を持ち、歳月の文書が来て生合するを得 | 威権風憲の職 |
| 世が官印を持ち旺相、傍爻が貴人禄馬を帯びて來て扶する | 正官にして風憲に非ず |
五行爻で官職を断ずる:
金爻:
| 旺衰 | 京官 | 外任 |
|---|---|---|
| 旺相 | 司馬・司寇・大理・中丞 | 総制・撫按・観察・総兵 |
| 衰 | 尚宝・郷武選・車駕・職方・武庫の郎 / 武将・五府・衣使 | 恤刑・司理・参游・把総 |
木爻:
| 旺衰 | 京官 | 外任 |
|---|---|---|
| 旺相 | 司空 | 関津で税を主る |
| 衰 | 営繕・虞衡司 | 税課・茶水の職 |
水爻:
| 旺衰 | 京官 | 外任 |
|---|---|---|
| 旺相 | 冢宰(その衡平が水の如きを取る) | 塩漕・河道・操江 |
| 衰 | 文選・稽勲・封験・都水郎 | 水利・塩運・糧運 |
火爻:
| 旺衰 | 京官 | 外任 |
|---|---|---|
| 旺相 | 宗伯・宮詹・学士・司成・司業・太常・翰林 | 典試の官あるいは督学の官 |
| 衰 | 中書(旺で雀を加えれば科道、衰えれば鴻臚) | 文学・炉冶・坑場の職 |
| 午爻で旺 | 司馬 | — |
| 午爻で衰 | 苑馬 | — |
土爻:
| 旺衰 | 京官 | 外任 |
|---|---|---|
| 旺相 | 司農・京兆・巡城・倉院(竜徳を加えれば光禄) | 方伯・屯田・督運・督糧 |
| 衰 | — | 郡守・邑宰・開鉱・採石・墾辟の使 |
その他の判断:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 世が官貴禄を持ち印綬がない | 佐弐(副官) |
| 世が衰官を持ち、日辰動財が来て生合し、あるいは伏財・化財するを得 | 倉場・府庫・駅典の官 |
| 世が官印を持ち財がない | 正選に非ずして差委の官 |
| 官が衰えて印が旺 | 署印の官(代理) |
選ばれる条件:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 官が身世に臨み財爻が単独で発動 | 選ばれる |
| 世官に書貴を加え、竜雀を帯びて動く | 選ばれる |
| 歳月が官印を帯びて世身を生合 | 選ばれる |
遅選・不選:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 世の下に官が伏し、あるいは駅馬・印綬が伏す | 遅れて選ばれる |
| 世が官貴を持ち升爻に値して休囚で克を受ける | 下選 |
| 世に夜貴を加え、竜雀を帯びて動く | 催選・陪点 |
| 卦に官印がなく、官印が空絶 | 選ばれない |
| 身世が空絶 | 選ばれない |
| 子が世を持して旺んで動き、あるいは子孫が単独で発動 | 選ばれない |
選官の障害:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 鬼が鬼に化す | 事に反覆が多い |
| 鬼が動いて財が空絶 | 選司に力がない |
| 官が絶に逢いて生をえる | 事は阻害があってもついに貴人の力を得て成る |
| 身世が鬼に随いて墓に入る | 選は成らず、成っても意のままにならない |
| 丁未戊戌の二殺墓に値する | 官に選ばれて任に到っても旅親は郷里に帰る |
| 鬼が亡劫大殺を帯びて世身を克す | 官に選ばれても任に赴けない |
| 卦に官があって父がなく、あるいは父が空死墓絶胎に値する | 任所がない |
| 官が火に臨んで動く | 選が速い |
| 官が水に臨んで動く | 選が遅い |
選官の応期:
| 官爻の状態 | 応期 |
|---|---|
| 官が旺んで動く | 遠くは値年・合月、近くは値月・合日 |
| 官が旺んで静か | 冲动する年月日 |
| 官が伏蔵 | 臨値する年月日 |
卦宮で選月を定める:
| 卦宮 | 選月 |
|---|---|
| 艮 | 立春後 |
| 震 | 春分後 |
| 巽 | 立夏後 |
| 離 | 夏至後 |
| 坤 | 立秋後 |
| 兌 | 秋分後 |
| 乾 | 立冬後 |
| 坎 | 冬至後 |
文書爻を用神とする。
| 文書の状態 | 受領の時間 |
|---|---|
| 旺 | 墓日には受け取れる |
| 衰 | 生旺日には受け取れる |
| 伏蔵 | 臨値の日に受け取る |
| 卦に父がなく、あるいは父が空死墓絶胎に臨む | 長く待っても得られない |
| 父が父に化す | 文慿が真実でない |
遠近の判断:
| 世爻の位置 | 距離 |
|---|---|
| 一世・二世 | 近い |
| 三世・四世 | 遠い |
| 五世・六世 | ますます遠い |
| 六合 | 近い |
| 六冲 | 遠い |
世爻の地支で任所の方位を定める(古地理分野、核心内容のみ掲げる):
| 世爻の地支 | 分野 |
|---|---|
| 子 | 坎宮、女虚危の三宿の分野。今の山東済南・東昌・青州・登州・萊州の五府 |
| 丑 | 艮宮、牛斗の二宿の分野。今の南京応天・揚州等の府と浙江杭州等の府、江西南昌等の府、福建福州等の府、広東広州等の府 |
| 寅 | 艮宮、尾箕の二宿の分野。今の北京順天・昌平・永平・保定・河間等の府と遼東瀋陽等の処 |
| 卯 | 震宮、氐房心の三宿の分野。今の南京徐州・淮安の地 |
| 辰 | 巽宮、角亢の二宿の分野。今の山東兗州府の地 |
| 巳 | 巽宮、翼軫の二宿の分野。今の湖広荊州等の府と四川夔州府、貴州銅仁等の府、広東廉州府、広西桂林等の府 |
| 午 | 離宮、柳星張の三宿の分野。今の河南河南府・南陽府、湖広鄖陽・襄陽・徳安の三府の地 |
| 未 | 坤宮、井鬼の二宿の分野。今の陝西西安等の府と四川成都等の府、雲南雲南府等の府、貴州貴陽等の府 |
| 申 | 坤宮、畢觜参の三宿の分野。今の山西太原・平陽・潞安府等の府 |
| 酉 | 兌宮、胃昴の二宿の分野。今の北直真定・順徳の二府、山西大 |
| 同府 | |
| 戌 | 乾宮、奎婁の二宿の分野。今の南京鳳陽・盧州の二府、徐州の地 |
| 亥 | 乾宮、室壁の二宿の分野。今の河南開封・彰徳・衛輝・懐慶・汝寧等の府と北直大名府 |
| 爻位 | 代表 |
|---|---|
| 上爻 | 任所 |
| 五爻 | 道路 |
| 四爻 | 賓師 |
| 三爻 | 車馬 |
| 二爻 | 家眷 |
| 初爻 | 伴侶 |
分爻が旺相に値して生合に逢う者は吉、鬼に値して空を被り、刑害克破を受ける者は必ず災難がある。
世が官、応が任所:
| 世応の関係 | 判断 |
|---|---|
| 世が応を克す | 道中に阻害がない |
| 応が世を克す | 任に到って不利 |
| 世が応を生ず | 官によって耗損する |
| 応が世を生ず | 官によって進益する |
| 世が空 | 必ず災難がある |
| 陸行 | 転倒を憂う |
| 舟行 | 風波を憂う |
| 旺んで空 | ただ病而已、日辰動爻が冲克を得ればほとんどうまく逃れられる |
操権と政声:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 官に貴禄を加えて身世を臨扶 | 任に到って権を操る |
| 父に貴馬を加えて身世を臨扶 | 庭に臨んで印を掌る |
| 官に竜貴を加えて陽宮陽爻で旺相 | 政声が著しい |
| 父が傷を受け財が空絶 | 土地は痩せ民は貧しい |
| 父身が動き兄世が動く | 政務は多く賦税は欠ける |
吏民の関係:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 日が兄と並んで動いて世を傷める | 吏が文を舞わす(不正を行う)ことが多い |
| 兄が子孫に化して世を克す | 民が教化に従わないことが多い |
| 道路爻が空 | 巡方の使いが驚くことが多い |
| 子孫が旺んで動く | 剿捕の官が凱歌を奏する |
昇降・褒賞・懲罰:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 太歳が官を傷める | 朝仕は必ず馘される |
| 月日が世を生ず | 外任は昇進できる |
| 官が財に化す | 褒められるか推薦されるかである |
| 官貴が旺んで動いて世を生合 | 目下に推薦を蒙る |
| 歳月が父を帯びて旺んで動く | 朝に宣勅がある |
| 太歳と五爻が動いて世を生合 | 徴召されて朝に入る |
| 官爻・世爻が五爻に臨み、あるいは太歳に臨んで父動の生合を得 | 名が御榻に書かれる |
| 三伝が財動を加えて世を生合 | 賜賚を受ける |
恩蔭の判断:
| 生合の対象 | 恩蔭 |
|---|---|
| 太歳と五爻が父母を生合 | 椿萱(父母)が贈を受ける |
| 妻財を生合 | 室人が誥を受ける |
| 子孫を生合 | 児孫が蔭を得る |
| 官鬼を生合 | 祖妣が恩栄を受ける |
降職の判断:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 財が福に化す | 俸秩が加えられる |
| 財が兄に化す | 俸糧を罰せられる |
| 月日が官爻・世爻を刑害克破し、あるいは貴官が動いて身世を傷める | 人に弾劾される |
| 官父が空死墓絶胎に逢い、刑害克破を受ける | 降職 |
| 官父が動いて福に化し、空死墓絶胎に化し、刑害克破に化す | 降職 |
| 世官が空で動く | まさに職を失わんとする |
| 官が退神(丁丑・丁未・壬辰・壬戌)に化す | 降職 |
| 游魂が帰魂に化す | 致仕(引退)するのが良い |
| 世が空で殺が動く | 罪を避けるのが良い |
| 世が官を持ち大殺を加えて動き、あるいは鬼が亡劫を帯びて動いて衰世を傷める | 任所で死す |
| 世爻・身爻・命爻がともに空死墓絶 | 任所で死す |
世が臣、応が君である。
| 世応の関係 | 判断 |
|---|---|
| 世応の生合比和 | 昇進 |
| 世が応を生ず | 我が進みを求める |
| 応が世を生ず | 人が薦挙する |
| 応が世を冲克 | 外除(地方へ転出) |
| 応が世を生合 | 内除(中央へ入る) |
昇遷の条件:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 世官が旺んで動く | 昇進 |
| 財子がともに動く | 昇進 |
| 財爻が単独で発動 | 昇進 |
| 歳月が身世を生扶 | 昇進 |
| 官が唐符国印に臨んで動く | 昇進 |
| 鬼が雀を加えて雷火殺を帯びて動く | 昇進 |
| 官が財に化す | 平升 |
| 鬼が鬼に化し進神(甲子・甲午・己卯・己酉)に逢う | 超遷 |
| 退神に逢う | 調簡 |
| 帰魂卦で官爻が旺んで静か | 必ず復任する |
| 游魂卦で官爻が旺んで動く | 必ず遠くに昇る |
| 游魂が游魂に化す | 昇進した後、再び遠くへ昇る |
| 卦に両父・両官が旺んで動く | 鴛鴦求仕(同時に二職を求める) |
| 内外卦の状態 | 判断 |
|---|---|
| 内旺外衰 | 守旧が良い |
| 内衰外旺 | 図新が良い |
| 内外ともに旺 | 互いに意のままになる |
| 不昇の条件 |
|---|
| 世空・官空 |
| 官爻が安静・伏蔵 |
| 身が動いて歳月を刑す |
| 雀が門戸爻に臨んで動く |
| 卦象の特徴 | 替代の時間 |
|---|---|
| 官が旺 | 官が死墓絶の日に代わる |
| 子が旺んで動く | 即時に代われる |
| 卦に官がない | 絶の日に代われる |
| 外卦が陽 | 代わりが速い |
| 外卦が陰 | 代わりが遅い |
代官が来るを占う者は、応爻の生旺・世爻の墓絶の日を期とし、あるいは官爻の生旺する月日を期とする。
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 官印ともに旺んで財爻が見えない | 廉 |
| 世が兄を持して旺んで動く | 貪 |
| 世の下に兄が伏し、兄に化す | 貪 |
| 世が虎鬼を持ち刑刃劫殺を加えて動く | 酷 |
| 世が鬼を持ち玄武・咸池・荒蕪・四廃殺を加えて動く | 罷軟(無能) |
| 世が虎鬼を持ち雷火・卒暴殺を加えて動く | 浮躁 |
| 世に天解・天赦・喝散を加えて動く | 滞獄を昭雪する |
| 財が空で鬼が旺 | 廉名は響くが袋は空しい |
| 父が空で官が旺 | 爵位は高いが琴鶴が伴う(清廉潔白) |
初爻は吏民:
| 初爻と官世の関係 | 判断 |
|---|---|
| 初爻が官を克し世を克す | 賢明を主とし、吏民が親しみ近づく |
| 世爻・官爻が初を克す | 苛烈を主とし、吏民が畏れ避ける |
| 初爻を生ず | 吏民を慈愛するを主とする |
退職の判断:子が旺んで動き、父が休んで空、官が墓絶する者は、必ず退職する。
退職の時間:卦身を主とする。たとえば丑月に来て卜して噬嗑卦を得れば、身は戌にあり、戌亥子と退度三位、すなわち失職三月。午月に来て卜して艮卦を得れば、身は巳にあり、退度一位、失職一月。辰月に来て卜して蠱卦を得れば、身は寅にあり、退度二位、失職二月。
起復の判断:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 官が三伝の生扶に遇う | 必ず起復する |
| 世の下に官が伏し、印馬が伏す | 官印が値する年月日に官が起る |
| 官父が身世を持して旺んで静か | 官印を冲动する年月日に官が起る |
| 傍爻が貴馬を帯びて旺んで動いて、身世上の官印を生ず | 貴人の抜擢を得て、相生の年月日に官が起る |
| 傍爻の兄弟が旺んで動き、亡劫隔神を帯びて身世上の官印を刑冲克害 | 匪人がいて事を阻害する |
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 財爻が白衣殺を帯び、あるいは財が虎殺を加えて月建に会して動いて父母爻を刑克 | 陽なら父の艱、陰なら母の艱 |
| 二爻が白衣殺を帯びて旺んで動いて世を傷め官を克す | 母の憂い |
| 五爻が白衣殺を帯びて旺んで動いて世を傷め官を克す | 父の憂い |
| 後に官印を生合する年月に遇う | 必ず起復する |
| 官印が生旺する年月 | 官が起る |
断例一:己丑年壬申月甲子旬乙丑日、官を求むるを占い、震之豫を得た。この卦は己の事は成らず、代占ならば成る。ただし心力を費やし財を多用するのみである。子水が動いて未土に化し、文書が傷を受け、また応財も文書を克す。喜ぶべきは日辰の丑土が未を冲して子に合し、子水はまた月建の申中に長生するので、ただ心神を損ない財賄を行えば、ついに必ず成る。もし世爻が旬空ならば、丑日はまたこれを刑するので、己の事は必ず成らない。
断例二:己丑年癸酉月甲子旬丁酉日、婿が岳翁の京での選官を占い、晋之噬嗑を得た。この卦は父が歳破に臨み、巳官が旬空であり、また初爻が動いて福に化して官を傷め、木宮の午官は酉兄の下に伏し、火は酉に死す。しかも月日は卯財を冲动し、伏下の辰土父母を克す。戌土父母は巳官の下に伏して生を受けるが、なんとなれば巳火は空亡であり、土はまた酉に敗れる。はなはだ生气がない。ゆえに今歳は選ばれそうにない。次年庚寅を待ち、火官は長生し、正月には選ばれ、五月には任に到れる。
断例三:己丑年丙子月甲子旬丁卯日、官を求むるを占い、睽之帰妹を得た。本宮の寅官は動いて世下の戌兄に合し、託した貴人が力を得る。父母は火に属し、文書は立地すれば空なるも、日辰の生扶を得て、必ず成るべし。ただし本宮の午火は自刑であり、官を求める文書の字眼に必ず疏駁のところがある。傍爻の卯官の相生を得て、また官府の主張・成就を得る。本宮の寅官はまた傍爻の巳火文書の下に伏し、必ず他に貴人の保挙があり、あるいは別に勘験を経て、はじめて完備する。すなわち二三の衙門の事を経るのである。結局火空は気がなく、立春の後に官が現れてはじめて許され、立夏の後に文書が旺んで完備する。官が六爻に動き、地方は遠く、外は離が震に化す。必ず東方を選ぶ。
断例四:庚寅年庚辰月甲戌旬戊寅日、官として安否を占い、剥之観を得た。本宮の午官は墓の戌土の下に伏し、午は自刑であり、傍爻の子が動いて官を冲し官を傷める。必ず曾て官長を冒犯し、官が庇護しない。本宮の父母はまた旬空・季空に値する。これは文書が不明にして上台に忤うためである。問うたら果たしてそうである。
断例五:庚寅年辛巳月甲申旬壬辰日、官を求むるを占い、需卦の安静を得た。本宮の巳火文書は月建に臨み、官鬼の下に伏し、また巳火は世の丁丑土を生ず。官を求むれば必ず得る。嫌うべきは傍爻の申金が世を持し、月建と六合して官を克し、日辰はまたこれを生ず。暫時の阻隔を主とし、ついに夏の金は時に逢えば空であり、禍をなすことができない。本宮の卯木官が辰土兄弟の下に伏し、日辰はまた兄弟であり、劫財の神である。傍爻の寅鬼と本宮の巳父が相刑し、これは掌る所の官吏に求索の意があり、もし賄賂を与えれば、事は必ずうまくいく。
断例六:庚寅年辛巳月甲子旬丁酉日、官を求むるを占い、乾之離を得た。二爻・五爻の辞はともに利見大人を有し、本来吉である。ただし六冲が六冲に化し、また寅財が動いて文書を克し、中に兄が動いて阻隔が多い。目下には成らない。直ちに辰戌の印綬の年を待ち、午火官鬼の年に官を得られる。
断例七:庚寅年壬午月甲戌日、在任の安否を占い、帰妹之泰を得た。午官が戌墓に化入し、丑印が辰墓に化入し、災死を主とする。ただ致仕すれば免れることができる。
断例八(附):この月この日に官を起こすを占う者があり、剥之晋を得た。世が子水に臨み、申金が伏し、金は水を生じて印綬となる。また寅年午月戌日、馬が申に聚まる。世の下に印馬が伏し、後必ず官が起る。ただし本宮の午官が戌墓の下に伏するを嫌い、壬辰年を待ちて戌墓を冲開し、午官を透出せねばならない。また辰年と世爻・飛伏の申子が三合する。ゆえにその年に寅月は財を用いて求謀できる。丙午月に官を得、近くは未月に任に到り、遠くは戌月に任に到る。
游南子曰く、文書の占には、公私の弁別がある。ともに父母爻を用神とするが、公の占いは官が旺んであるのを助けとし、私の占いは子が旺んであるのを助けとする。
不成の条件:
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 三伝が父母を刑害克破 | 成らない |
| 卦に官父がなく、あるいは官父が空絶に臨み、化空絶する | 発しないか、遺失するかである |
| 父が墓胎に値し、化墓胎し、あるいは勾土を加えて旺んで動く | 必ず阻滞・耽隔・逗留する月日がある |
官にある者が文慿・誥勅・公文書を占う:身世が禄馬貴官印綬に坐し、あるいは三伝が官印に値して動いて身世を生合する者は、必ず得られる。
商として塩引・鈔文を占い、および私居で契券・田貼を占う:父母が旺んで動いて世身を生合し、財子が旺んで静かなる者はある。応爻が空絶墓胎で、世が財を持ち武を加えて動く者はない。
文書の応期:
| 文書の状態 | 応期 |
|---|---|
| 旺 | 墓に入るの月日を待つ |
| 衰 | 生旺の月日を待つ |
| 旺動 | 合に逢うの月日 |
| 旺静 | 冲动の月日 |
| 伏蔵 | 文書が臨値する月日を待つ |
断例一:庚寅年戊寅月乙卯日、代占で文書を求め、剥之観を得た。傍爻の巳官が応に臨み、歳月日の生を受け、人が多く吉と言うが、ついに歳月が巳を刑する。また世上の傍爻の子が動いて官を傷める。本宮の辰戌文書はみな时空に値し、三伝がこれを克す。しかも世応は相克であり、人事は和しない。決して徒労无成を主とする。
断例二:庚寅年庚辰月己巳日、人に託して文書を求むるを占い、豊之復を得た。主として文書はではあるが、その人は必ず死す。縁は申金文書と月の辰巳火と六合するが、動爻の亥水兄弟は辰墓に化入し、また月破を犯す。まして病は歳建の寅にあり、申は月建の辰に墓し、申は日建の巳中に絶す。ゆえにその人の必ず死するを知る。
断例三:庚寅年甲申月庚辰日、文書を求むるを占い、升之小過を得た。二爻の亥水文書が動いて午火子孫に化し、水は午に胎す。これは文書が胎爻に化入するのであり、小墓である。事は成り難いを主とする。しかし申月の旺生を喜び、文書は胎に化しても害をなすことができない。後、子の日に成就する。蓋し文書は子に旺んで、かつ午胎を冲破するからである。
断例四:寅年丁亥月丁酉日、人に託して文書を求むるを占い、大壮の安静を得た。今月には成るべし、月を出でれば成らない。蓋し世が午火文書を持ち、本宮の世下の丑土を生じ、応上の飛神の子と世下の丑が合し、応下の伏神の未と世上の午が合する。ゆえに成るべし。もし月を出でれば十一月は子を建て、応爻と併せて動き、文書を冲脱するから、成らないのである。
游南子曰く、人の貴に謁するは、必ず求むることがあり、必ず託することがある。ゆえに初めはその見えざることを恐れ、見えたならばその請けの如くならざることを恐れる。これは占わざるべからざるのである。
| 爻位 | 代表 |
|---|---|
| 上爻 | 大貴 |
| 五爻 | 中貴 |
| 四爻 | 朝貴 |
| 三爻 | 州郡省貴 |
| 二爻 | 県貴 |
| 初爻 | 郷貴 |
占う者は、ただ謁する所の貴が何の分爻に出現するかを見る。旺動して身世を生合する者は、往けば必ず見え、見えれば必ず我が請けの如くである。もし伏蔵・空死墓絶胎に逢い、身世を刑害克冲する者は、往けども必ず見えず、見えても必ず我が求めを遂げない。
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 外卦と応爻・官爻が陰に属する | 在家 |
| 陽に属する | 外出 |
| 陽が陰に変ず | 外から帰る |
| 陰が陽に変ず | まさに出かける |
| 応爻・官爻が出現 | 在家 |
| 伏蔵 | いない |
| 動 | 会い難い |
| 空 | 会えない |
| 空で旺 | 旬を過ぎてから会える |
| 出現し旺動して土を帯びない | 会えない |
| 陰爻が陽に化す | 会えて遇う |
| 陽爻が陰に化す | 再び会っても拒まれる |
| 六合 | 会える |
| 六冲 | 会えない |
| 卦に身がなく、あるいは鬼がなく、あるいは世応ともに空・ともに鬼 | わざわざ行くまでもない |
世応内外の官鬼が生合比和する者は、応爻・官爻が世を生じ合する日を待てば見える、あるいは応爻・官爻の生旺する日に相見える。
| 卦象の特徴 | 判断 |
|---|---|
| 外卦と応爻・官爻が世身・内卦を生合 | 見て悦ぶ |
| 世身・内卦を刑害克冲 | 見て怒る |
| 身世を生合しても変爻が刑害克冲する | 先に悦び後に怒る |
| 先に刑害克冲して変じて生合に来る | 先に怒り後に善し |
| 応爻・官爻が日辰動爻の刑害克破を受け、あるいは死墓絶胎に化す | 彼に災病・禍事がある |
六神が応に加わって動くことで貴人の性格を断ずる:
| 六神 | 貴人の性格 |
|---|---|
| 🐉 青竜動 | 和靄多情 |
| 🐦 朱雀動 | 多言易怒 |
| 🐲 勾陳動 | 率直無文 |
| 🐍 螣蛇動 | 多疑寡信 |
| 🐅 白虎動 | 狠毒無恩 |
| 🐢 玄武動 | 狡詐多端 |
謁貴の目的によって用神が異なる:
| 謁貴の目的 | 用神 | 吉凶の判断 |
|---|---|---|
| 求援・興訟・上書献策 | 官鬼 | 鬼が旺んで動いて世身を生合すれば吉。空死墓絶胎なら力なし。動いて世身を刑害克冲すれば允さない。虎殺を加えて來て傷めれば允さないのみならず、かえって罪諭を受ける |
| 息訟釈罪 | 子孫 | 応が子を持して旺んで動き、喝散・解神を帯びて世を生合すれば吉。空死墓絶胎に逢えば力なし |
| 求書懇薦 | 父母 | 鬼が旺んで動いて父を生合し、父が旺んで動いて身世を生合する者有り。父が空死墓絶胎ならば無し |
| 餽送 | 応爻 | 応が空死墓絶胎なら人は遇えず。財が退神を帯びて動けば物は納められない。応財が旺んで動いて世を生合すれば、餽り薄くして答え厚し |
『易隠』巻六が示すのは、高度に体系化された六爻納甲占断システムである。その核心的思考は、以下のいくつかの次元に集約できる:
一、用神を本とし、分爻を定位する。 每一种の占問には明確な用神がある――婚姻は世応財鬼を核心とし、胎産は子孫胎爻を枢軸とし、仕途は官鬼父母を主軸とする。鬼谷分爻は人事関係を六爻の次元に映射し、立体的な人倫図譜を形成する。この「一人一爻、各々その位を守る」という思考は、本質的には構造化された関係分析モデルである。
二、生合刑冲、万物は連関する。 全巻に繰り返し現れるのは生・合・比和・刑・冲・克・害・破の八種の爻際関係である。この八種の関係は、完全な吉凶判断のロジックを構成する:生合は順、刑冲は逆、比和は平。いかなる人事の成敗も、この八種の関係の組み合わせの変化に帰属する。
三、旺相休囚、時空が重みを加える。 爻の旺衰は月建・日辰の五行生克に依存し、「旺相なら倍加、休囚なら数のまま、囚死なら半減」は数量的判断の原型である。これは古人の時間次元への高度な重視を示す――同じ卦象であっても、異なる時空背景の下では吉凶の程度が全く異なる。
四、動変の機、化象を要とする。 動爻は本卦の關鍵的変数であり、変爻は事物の発展趨勢を明らかにする。たとえば「鬼が財に化す者は、女は夫を妨げず必ず再嫁する」、「合が冲に変ずる者は、成った後にまた退く」のように――化象の中には静から動へ、現在から未来への推演ロジックが蕴含されている。
一、「占断」から「決定枠組み」へ。 現代的視点では、『易隠』巻六の占断体系は古代の意思決定支援システムとして理解できる。婚姻占における「先ず門第、徳行、容貌、子嗣、入門、聘奁を見て、しかる後に成否を断ずる」というプロセスは、現代においては婚前包括評価チェックリスト(家庭背景(門地)、価値観の一致(徳行)、性格・外見(性情容貌)、出産計画(子嗣)、結婚後の関係(入門吉凶)、経済的基盤(聘奁))へと転化しうる。
二、関係分析の知恵。 巻六の婚姻占断には、夫婦関係、姑舅(舅姑)関係、姑嫂関係、叔伯関係に関する判断が多く含まれる。これらの内容の占いの外殻を剥がせば、実は古人による家庭関係ネットワークの系統的観察である。たとえば「財動すれば公姑は協わず、父動すれば卑幼は睦まず、兄動妻災、子動夫災、鬼動すれば妯娌姑嫂不和」とは、異なる家族成員間の利益衝突と感情的緊張に関する経験的総括である。
三、仕途判断における経営学思想。 宜禄占における貪廉の判断は精彩を放つ:「官印ともに旺んで財爻が見えなければ廉」、「世が兄を持して旺んで動けば貪」。これは実質的に権力監視メカニズムを論じている:官星(職権)と印星(規則)がともに旺んで財星(私利)が介在しなければ、官は自然に清廉となる。兄弟爻(競争者、私欲)が旺んで動く時は、利益供与が発生しやすい。現代的視点では、これは制度設計の原則――権力を規則の枠内で運行させ、レントシーキングの余地を減らすこと――に転化できる。
四、科挙占における受験戦略。 小試占の「一に考官、二に題目を推し、三に文字を観、四に衡文を察し、五に名次を定む」という五段階法は、実は体系化された受験準備の意思決定モデルである。父爻が十二支に入って文風を断じる体系は、文体風格と試験適応性に関する経験的総括である――考官によって好まれる文風が異なり、受験生は自身の作文スタイルをマッチさせる必要がある。
五、胎産占における医学的観察。 胎産占における「子が旺ならば胎養の年に有り、子が衰なれば兄弟の値する年に有り」、「虎空なる者は難産」等の判断は、占いの色合いを帯びてはいるが、その背後には出産年齢、分娩過程のリスクなどの現実的要因に対する長期的観察の記録がある。現代医学はより精密に判断できるが、古人が易学モデルを通じて直接観測し得ない生理状態を把握しようとした、この探究精神は尊重に値する。
一、婚姻決定の「仮説―行動―振り返り」の枠組み。 現代人が婚恋の決定に直面した時、『易隠』の多次元評価の考え方を借りることができる:
二、仕途・キャリア発展の参考。 宜禄占における「昇遷判断」は現代のキャリア戦略に転換できる:
| 古代の判断 | 現代への転換 |
|---|---|
| 世応生合比和する者は昇る | 個人の能力と組織のニーズが一致すれば昇進する |
| 応が世を生ずる者は人に薦められる | 上級からの自発的な推薦は自己主張よりも効果的 |
| 游魂卦の官旺動する者は必ず遠くに昇る | 職務の流動性が高い時、自ら異動・昇進を申し出る |
| 内旺外衰は守旧が良い | 現職のプラットフォームが外部機会より優れている時は転職すべきでない |
| 内外ともに旺なるは互いに意のまま | 内部昇進と外部機会がともに良い時は多方向的選択が可能 |
三、競争的試験の戦略的応用。 小試占の「五看」フレームワークは現代の受験準備チェックリストに転換できる:
| 古代の判断 | 現代への転換 |
|---|---|
| 考官を看る | 出題グループ・面接官のスタイルと趣向を研究する |
| 題目を推す | 過去問の傾向と出題ロジックを分析する |
| 文字を観る | 答案の言語と表現技法を磨く |
| 衡文を察する | 採点基準と加点ポイントを理解する |
| 名次を定む | 合理的な成績目標と期待管理を設定する |
一、「時」と「位」の弁証法。 『易隠』の核心的哲学は時位観である。同じ官爻が月建に旺んれば昇進し、死墓に衰えれば馘される。同じ財爻が世応を生合すれば吉、刑冲克害すれば凶。これは古人の時空における自己の位置感覚に対する深い理解を明らかにする――いかなる人の吉凶禍福も、単独で存在するのではなく、個人の状態(爻象)と時代的背景(月日)の相互作用の結果なのである。
二、「生克」を関係論的存在論として。 五行生克は『易隠』において単なる吉凶判断の道具ではなく、一種の関係哲学である:世の中の万物はすべて相生相克のネットワークの中にある。婚姻は二人だけの問題ではなく、二つの家族システムの交錯である(内外卦)。仕途は個人的能力の披露ではなく、君臣・同僚・吏民関係の総合である。この実体より関係が優先するという考え方は、現代のシステム論思想と相通じるところがある。
三、「占命」から「知命」、さらに「立命」へ。 『易隠』は占いの書であるが、その深層的ロジックは運命に消極的に服従することではない。「世爻が空なる者は男の精気が衰弱しており、医に就くのが良い」――身体に問題があれば、医者に行くべきである。「応爻が空なる者は妻の命が子を授からず、妾を納めるのが良い」――現代の文脈では、出産が困難な場合は医学的支援や他の家族構築方法を求めるべきであり、受動的に受け入れることではない。占いの最終的指向は行動へのアドバイスであり、宿命論ではない。
四、「進退消長」における中庸の知恵。 巻六の「游魂が帰魂に化する者は致仕(引退)するのが良い」、「官が退神に化せば調簡」などの判断は、進退を知り、屈伸ができる人生の知恵を示す。これは儒家の「窮すれば独り善く其身を修め、達すれば兼ねて天下を済う」、道家の「功成り名遂げて身退く」という思想と一脈通じる。
| 概念 | 説明 |
|---|---|
| 鬼谷分爻 | 六爻と人倫の等級を対応させる分爻法。本巻の各占にそれぞれ独立した分爻体系がある |
| 用神 | 占断の中核となる爻位。占いの種類によって異なる用神を取る:婚姻は世応・財鬼、胎産は子孫・胎爻、仕途は官鬼・父母 |
| 納甲 | 天干地支を卦爻に組み込む体系。本巻の名次推算と任所定位の基礎 |
| 六神 | 青竜・朱雀・勾陳・螣蛇・白虎・玄武。人物の性格と事象の性質の判断に用いる |
| 世応 | 世爻は自分側、応爻は相手側。人間関係の占断における基本枠組み |
| 伏爻 | 本宮卦に上卦しない爻で、本卦の該当爻の下に伏する。隠された情報を表す |
| 胎爻 | 子孫の五行から推定される地支。胎産の占断に用いる |
| 簾幕貴人 | 科挙占で考官を断ずる特殊な貴人。日干によって推す |
| 歳破 | 太歳と相冲する爻。郷会試占においては試験官を表す |
| 退神 | 丁丑・丁未・壬辰・壬戌の四組の干支。退神に化することは事物の衰退を表す |
| 進神 | 甲子・甲午・己卯・己酉の四組の干支。進神に化することは事物の発展を表す |
この内容を日本語に翻訳しました。元の形式と構造を保つよう努めています。