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六壬大全
課体定義:凡そ占課にて、歳・月・日・年命の駅馬が発用し、同時に天魁(戌)・太常が伝に入れば、即ち官爵課と為す。駅馬は三合局の対冲位に当たり、文書の伝達、使命の往来を主る。人命の行年と太歳・月建・日辰の馬が全て備わり、気象は華麗である。戌は印綬、太常は綬帯、官印栄加するところから、官爵と称する。此の課は《易》の益卦を統べ、鴻鵠沖霄の象である。
象辞白話:官爵印綬が課に入れば、之を得る者は栄華顕達を主る。財を求め名を求むれば吉なり。但し病を占い、訟を占うは佳からず。人を訪ぬれば主として家に在らず、行く人は将に家に帰らんとす。孕めば貴子を生み、仕宦は最も利有り。若し四課の中に更に徳神・天馬・青竜、及び日辰の二馬が並び見ゆれば、尤も大吉なり。日用神旺相ならば、事の速成を主る。仕宦には遷官進爵の慶び有り。常人には貴に遇ひ財を得る。士子の科考、通ぜざるは無し。《益》卦初九の「大に作るに用ゐるは、元吉」の象に応ず。若し駅馬が冲克破害に逢ひ、或いは魁・常が空亡し、日用神囚休ならば、則ち事の遅滞を主り、反って驚慌煩悩を生ず。官爵印を失ふの象に当たり、黜罰を受け、文書は沈匿し、謀事は成らず、喜びが憂に変ず。《益》卦上九の「心を立て恒無ければ、凶」の象に応ず。
課例:未年二月丁亥日巳時戌将、癸亥生命、行年午に在り、午上に亥を見る。歳・月・日・命の四馬、全て巳に在りて発用し、三伝は巳・戌・卯、伝中に天魁・太常を見、官爵課と為す。三伝天将:巳は天空に乗り、戌は螣蛇に乗り、卯は太常に乗る。
《訂訛》精要:官爵課には二種の形式有り。或いは駅馬発用にして印綬伝に入り、或いは印綬発用にして駅馬伝に入る。但し何れも日辰・年命に加臨するを以て準と為す。天魁は印、太常は綬、駅馬は使命の神なり。此の課は官無き者は官を得、官有る者は爵を進むるを主る。伝中に合神動けば、再び昇遷するを主る。若し駅马が冲破に逢はば、官職は滞留し、印綬空亡ならば、官爵は脱失す。
歌訣精要:《観月経》「平地登霄」と名づく。駅馬頭に当たりて発用すれば、即ち官爵卦なり。四路駅馬分明なるべし:年・月・日・時の四馬俱全し。三合の頭冲即ち駅馬。申子辰の馬は寅に在り、亥卯未の馬は巳に在り、巳酉丑の馬は亥に在り、寅午戌の馬は申に在り。発用は君王の詔命の如く、官を加へ好しき州に移る。若し駅馬が破に逢はば(申子辰の日時に功曹発用し、伝送を見れば破と為す)、官職の淹留を主る。末伝の合神動けば、喜慶止まず。《袖中金》天魁太常に乗り伝に入り、更に四路駅馬に値すれば、応挙には中り、仕宦は官を升す。故に「平地登霄」と曰ふ。《心鏡》印綬両般、初用に現はるれば、天魁は印・太常は綬、初伝に倶に遇ふは大吉。四駅馬即ち太歳・月建・日辰・行年の馬。此に値ふを名づけて官爵と曰ひ、末伝吉神助馬なれば、官を求め選に入り遷改併せて通ず。
核心観念💡:官爵課は駅馬を以て動とし、升遷の機と為し、印綬を以て権とし、文書憑証と為す。官と印の結合は、職権と任命文書が同時に到位することを表す。
現代解読🌟:現代社会に於いて「官爵」は職務昇進・資質認証・項目審批・合同授権等と理解し得る。駅馬は変動と消息を主り、印綬はファイル・証照・公印を主る。此の課は示す:自ら転勤・競聘・資格申請を求める時、タイミングと文書準備は同等に重要である。四馬俱全は外部の好機が十分であることを表すが、自身の状態が旺相であることを要し、然らざれば空しく文書有りて実権無し。
実用価値⚡:求職・昇進・入札・資格証書申請を占うに、此の課を得て三伝吉旺なれば、積極的に提出・連絡するに宜し。若し駅馬が冲を受け或いは印綬空亡ならば、先ず材料を補修し・資格を確認し、軽率に提出すべからず。病・訴訟を占ふは慎むべし。官鬼は身を克するが故に、官庁の圧力或いは病状の長引を主る。
哲学思考🤔:官爵課は「鴻鵠沖霄」を喩えるが、沖霄には風と翼を要す:風即ち駅馬、翼即ち印綬。二者欠くべからず。現実に於いて、一個人が能力のみ有りて機会を欠くか、或いは機会のみ有りて資歷を欠くかは、皆成事し難し。此の課は勢能と憑証の統一を強調する。
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課体定義:凡そ課にて天乙貴人が旺相の気に乗り、上下相生し、且つ日辰・年命に臨み発用すれば、富貴課と為す。天乙は紫微門外、左枢に近し。十二神の元首にして、貴官・田土の事を主る。貴人が事に臨み且つ貴ければ、占者は家道栄昌、官職顕耀なり。《大有》の体を統べ、金玉満堂の課と為す。
象辞白話:天、福徳を降し、万事新鮮なり。財喜双美、富貴両全。孕めば貴子を生み、婚は嬋娟に配す。獄訟は理を得、謀望は前に勝る。若し戌が巳に加はらば、富貴権印の象にして、最も吉なり。更に太常に逢へば綬と為し、駅馬が青竜に乗れば、財利珍宝を得て、代代の富貴を積むを主る。官無き者は必ず上級の委用に遇ひ、官有る者は明君の抜擢を得て、福禄を享くること尤も濃し。《大有》上九の「天自ら之を佑け、吉にして利あらざるは無し」に応ず。若し貴人が辰戌に臨めば入獄と為し、其の勢いは消減し、美しからず。九三の「小人克く害せざるは弗と為す」の象に応ず。
課例:二月辛巳日丑時戌将、寅命行年巳。寅は天乙旺気にして行年に臨み、日支巳は相気。上下木火相生し発用す。三伝:寅(貴人)、亥(六合)、申(天空)。四課:亥寅、寅巳、辰未、未辛。此れ富貴課と為す。
《訂訛》精要:天乙発用、旺相に乗り、日辰行年に臨み、伝終に気有り。或いは干支に禄馬に逢ふも亦是れなり。天乙は十二神の元首、専ら財喜官爵を主る。富み且つ貴ければ、故名づけて富貴と曰ふ。占は家昌官顯、富貴両全を主る。若し伝に戌が巳に加はるに遇へば、又富貴権印の象なり。太常に遇へば綬と為し、駅馬が青竜に乗ずるは、代代富貴を積むを主る。此の課、若し貴人入獄なれば、又名づけて勢消課と曰ひ、貴に告ぐるも允さず、占ふ所皆凶なり。但し乙・辛・辰・戌日及び辰戌年命の人は、坐獄を以て論ぜず。貴人坐獄は収賄を為し、陰かに祭り私かに祷るに宜し。凡そ伝に昼夜両貴を見れば、貴に告げ事を求むるは必ず両所に於いて成就す。若し四課三伝皆昼夜貴なれば、遍地貴人と曰ひ、貴多きは貴ならず、訟を占へば多官を主り尤も凶なり。日貴が夜に在り、夜貴が日に在るは、貴人蹉跌と為し、事に幹るも多く一に帰せず。両貴が空に逢へば、事は許して後に成らず、或いは虚喜を誤報す。旬を換へれば成る可し。両貴が克を受くる方に坐せば、貴に告ぐ可からず。朱雀の乗ずる神が貴を克せば、文書を求むるに貴人も憚る。六丁日、貴が日鬼と作って日に臨めば、官を占へば利あり、病を占へば神祇の害する所。貴が六害を作せば、訟を占ふに理直しと雖も曲断に遭ふ。此れ等は皆、発用する与否を論ぜず。
歌訣精要:《観月経》「葵花向日」と名づく。天乙発用最も良し、家門日々昌なりと曰ふ。例:四月壬子日申将卯時に占ひ、三伝巳戌卯、天乙巳に在りて子に加はり用と為し、富貴卦と名づく。又巳戌卯は鋳印にして、公私皆吉、官を加へ財を進む。孕めば貴子を生み、福禄天より降る。天乙発用順行すれば、印綬有るを主り、貴人と約信有り。《心鏡》天乙旺相に乗り行年日辰に臨み発用し、伝中吉にして気有れば、即ち従前富貴の人。中伝凶神に遇へば近業顕はれ、更に青竜宝珍を得るを喜ぶ。《袖中金》天乙発用旺相に乗じ、三伝気有るは、是れ富貴卦。朝に恩命有り、仕宦は升擢す。
核心観念💡:富貴課の核心は 「貴人」 と 「旺相」 に在り。貴人は外部の助力・権威資源、旺相は自身の状態。両者が相合すれば富且つ貴なり。
現代解読🌟:此の課は現代生活の貴人の助力・上層部の賞識・優良資源の対接に相応す。天乙旺相発用は「実力者の裏書き有り」の類。但し「遍地貴人」の象に注意すべき:周囲の所謂「貴人」が多過ぎれば、反って真に出面する者無し。職場に於いて複数の上司が皆口先では支持するも実質行動を伴わざるが如し。此の課を占へば、真実で頼れる少数の拠点を整理すべく、多頭で人に求むるを忌む。
実用価値⚡:昇進・融資・協力を求むるに、此の課を得れば、自らキーパーソンを訪ね、十分な準備を経て方案を提出すべし。若し貴人入獄或いは空亡なれば、無理に強ふべからず。先ず内に準備を為し、時を待つべし。訴訟を占へば、富貴課は多く理直る一方に利あり。
哲学思考🤔:富貴課の名は魅力的なれども、原文は繰返し「貴多きは貴ならず」「貴人蹉跌」と戒む。資源過多・ルート過雑は却って効率を下ぐるを知る。真の「貴」は希少で適切な助力にして、数の堆積に非ず。此れ「少なきは則ち得、多きは則ち惑ふ」の理に暗合す。
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課体定義:凡そ課に勝光(午) 発用に値し、太冲(卯)・神后(子) に遇ふを、軒蓋課と為す。子は紫微華蓋、卯は天驷天車、午は天馬。三神併せ遇ふは、駟馬軒車に乗り、高く華蓋を張るが如し。故に軒蓋と曰ふ。占者は官を加へ栄顯にし、凡事吉慶なり。《升》の体を統べ、士子発達の課と為す。
象辞白話:課高軒に遇ひ、車馬皆全し。朱輪穩かに上り、詔用栄宣なり。財を求め大獲し、疾のは延ること難し。貴に干りて歓会し、行く者は必ず旋らん。若し勝光又月内天馬と作き、太冲又月内天車(正・七月)と作らば、車馬既に動き、出づる者は必ず行き、賊を聞けば必ず来たる。余月の軒蓋又三交を帯び、軍を出だし野に冲すれば、戦闘に防備せよ。訴訟は司を換へ衙を易へ、病者は魂千里に遊ぶ。若し年命に竜有れば、出行は大雨。車馬財と作き、財は自づから外来す。日用旺相にし、又太歳・月将にして、徳神上に貴人・竜常后合の吉将に乗ずるは、出入君に見え、官を拜し駅馬し、栄耀非常なり。《升》卦初六の「允升大吉」に応ず。若し三伝殺を帯び、蛇虎死気を乗じ、年命日辰を克し、或いは空亡し、或いは卯が喪車と作れども、則ち乘軒落馬の象に変じ、身を傷り脱せらるるを主り、望事成ること無し。《升》上六の「冥升は、富まざるを以てするなり」の象に応ず。
課例:甲子日卯時子将、三伝午・卯・子は軒蓋課と為す。天将:午は青竜に乗じ、卯は朱雀に乗じ、子は天后に乗ず。四課:午酉、酉子、申亥、亥甲。
《訂訛》意同じ:午は馬、卯は車、子は華蓋と為し、三伝併せ現はる。官を加へ喜慶なるを主る。但し若し三交を帯びれば、則ち戦闘・病重・訟累を防ぐ。
歌訣精要:《観月経》「鵬得揺風」と名づく。勝光本馬、太冲本車、神后華蓋と曰ふ。大低午卯子の三伝即ち軒蓋なり。九日首の一課是れなり:癸酉、丙子、戊子、丁酉、庚子、己酉、壬子、辛酉等。反吟には六日有り。明君寵禄を加へ、聖主天書を賜ひ、官職特に優れ、皇宮親しと離れずを主る。《袖中金》卯天馬に乗り或いは竜常を帯びて華蓋軒車の象と為せば、占は官を加へ喜慶なるに宜し。《心鏡》紫微華蓋神后に居り、天驷房星是れ太冲。馬は即ち勝光、正月馬に騎り、六陽行く処順に申に同じ。華蓋乗軒又馬に騎り、更に竜常を得れば禄位豊なり。
核心観念💡:軒蓋課は馬・車・蓋の三象が斉備するを以て標識と為し、出行・儀仗・詔命を表す。核心は「動きて威儀有り」に在り。
現代解読🌟:此の課は現代人の出張昇進・重要な場への出席・上層部の抜擢に相応す。午馬は行動力を主り、卯車は交通手段と行程、子華蓋は権威・庇護を主る。若し三伝吉旺なれば、出行順調、上層部の引見に成果有るを予示す。若し凶殺空亡を帯びれば、交通事故・行程遅延に遭ひ易く、或いは無駄足に終る。
実用価値⚡:仕事の移動・公務員面接・ビジネス出張を占ふに、軒蓋課を得て吉将伝に入らば、積極的に争取し、服装と行程に注意すべし。若し三伝が蛇虎死気を帯びれば、運転を慎み、衝突を避くべし。病を占ふは此の課は利あらず。華蓋日を蔽ふが故に、病状の拖延或いは昏睡の象を主る。
哲学思考🤔:車馬華蓋齊備、風光に見ゆれども、原文「乘軒落馬」の変を強調す。高位には必ずリスク有り。栄耀と墜落は一線の間に在ることが多い。此れは人に順境の中に仍ほ清醒を保ち、一時の排場に心を忘る可からずを提醒す。
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課体定義:凡そ課に戌が巳に加はるを得て中伝と為すを、鋳印課と為す。戌は天魁、印。巳は太乙、炉。戌中に辛金有り、巳中の丙火と合を作し、全く火練に憑りて、貴器符印を鋳成す。故名づけて鋳印と曰ふ。占者は符命手に入り、官は権柄を増す。《鼎》の体を統べ、煉薬成丹の課と為す。
象辞白話:頑金篆を鋳る、火功に藉りて全し。官職高擢、詔命重宣なり。産は孕大吉に罹り、干謁は良緣に罹る。庶人は吉ならず、疾病官愆なり。戊己日は又生日の印と為し、更に太常に遇へば綬と為し、乃ち印綬双全なり。伝に太冲を見れば車輪と為し、則ち鋳印乗軒の象、科举・官爵を求め・君王に見え・策を進め書を上ぐるを主り、官爵高遷す。《鼎》上九の「玉鉉大吉」に応ず。若し春夏巳午日時火旺なれば、戌は空亡・月破に値し、日辰気無くんば、則ち印を破り模を損ずるの象有り。神将凶に遇へば、先ず成り後に破るを主り、心力を徒労す。庶人此れを占ふは、反って官災刑害を主る。《鼎》九四の「鼎足折れ、公餗覆り、其の形渥く、凶」に応ず。
課例:丙子日未時子将、巳子に加はり発用。三伝:巳(天空)、戌(螣蛇)、卯(太常)。四課:戌巳、巳子、卯戌、戌丙。鋳印課と為す。
《訂訛》精要:三伝巳戌卯、巳は炉、戌は印、卯は印模。戌中の辛金、巳中の丙火に逢ひ合を作し、鍛練して符印を鋳成す。卯は車、又名づけて鋳印乗軒。占は符命手に入り、科甲官爵倶に高し、干謁吉なり。戊己日更に太常に遇へば綬と為し、印綬双全、転遷超擢を主る。此の課は多く事の成る晩きを主る。惟だ官に利あり。庶人は吉ならず、特に病・訟・憂・産の四事に利あらず。若し夏月巳午日時に逢ひ、或いは蛇雀火の太旺に値し、戌卯空亡は印破模損と為し、官必ず遷らず。凶将に遇へば、先ず成り後に破る。大抵鋳印乗轩は駅馬・太陽・六合を得て乃ち真体と為す。若し金少なく火多く、或いは火少なく金多ければ、五行備はらず、必ず傷るる所有り。末伝に天后・元武を得て、更に水郷に臨み、日と相破すは、名づけて鋳印不成と曰ひ、官爵を望みて中に阻まるを主る。日墓に乗ずれば、退失或いは旧事再び新たなるを主る。
歌訣精要:《観月経》「鵬翼冲天」と名づく。河魁本印、火至りて自然に成ると曰ふ。三伝に河魁巳に加はるを見れば、鋳印卦と名づく。例へば丙子正月占午時、伝中印綬に逢ふ。丁卯・己卯・己巳・丙子・丁丑・癸未・丁亥・戊子・己丑・己未・乙未・己亥・庚子・丁未・壬子・丁巳等の日は巳戌卯三伝なり。職に在りて職に重逢し、官に居りて更に栄え、庶人此の卦に逢へば官事自然に生ず。《袖中金》戌が巳に加はり、伝中卯を見るを、鋳印乗軒と名づく。吉将を得れば職有り官を加へ遷擢す。常人反って灾を生じ、且つ事は陽癡たり。夏三月丙丁日又蛇雀に乗ずれば、名づけて印模損と曰ひ、火の太過反って凶なり。
核心観念💡:鋳印課の核心は 「火煉金印」 に在り、即ち資源(金)が加工(火)を経て憑証(印)を形成す。能力が試練を通して正式な授権に転化するを象徴す。
現代解読🌟:此の課は現代社会の資格認証・審批盖章・正式任命に相応す。巳火はプロセス・試験・審査、戌印は証書・許可証・肩書き。三伝巳戌卯は「提出―審査―発証」の完全なるチェーンを示す。但し火が過旺なれば材料は焼失し、印空亡なれば証明書は無効なり。此の課を占ひ昇進或いは資格試験を求むれば、プロセスに従ひ根気強く推進すべく、手順を跳ばす可からず。
実用価値⚡:面接・審査・職称評定に鋳印課を得、三伝吉旺なれば、十分な証明材料を準備し、自ら審査に協力すべし。庶人が此の課を占へば官非口舌を主り、政府文書・税務・契約との紛糾には向かふべからず。病を占ふは病程の延長を主る。印綬は羁绊なるが故に、速やかに愈ゆること難し。
哲学思考🤔:鋳印課は「火候」の重要さを強調す。金は火無くんば器と成らず、火過旺なれば器は毀る。此れは「過ぎたるは猶ほ及ばざるが如し」の中庸思想と一致す。現代人も事を為すに際してリズムと分寸を重んじ、急切にして真を失ふ可からず。
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課体定義:凡そ課に卯が庚に加はり、或いは辛に加はりて発用するを、斫輪課と曰ふ。卯は車輪、庚辛は刀斧。木は金に就き斫たるるを以て、故名づけて斫輪と曰ふ。占者は官禄位高遷す。《頤》の体を統べ、乃ち革故鼎新の課なり。
象辞白話:木器と成らんと欲せば、須らく金斫を仮るべし。孕病は凶険、財喜は歓跳なり。禄位増加し、官職超擢す。戌は印、常は綬、之に遇ふも猶ほ楽し。太冲の庚に加はるを上と為し、辛に加はるを次と為す。卯中の乙木と申中の庚金と合を作し、乃ち貴器を成す。更に天乙・竜・常・陰・合の吉将、及び駅馬徳合の吉神が伝に入るに遇へば、官爵公卿の位に践むを主る。壬癸日水神を見れば舟楫と為し、初末に馬有り引従すれば軒車と為し、能く重を任じ遠きに致し、官職を除授せらるるの喜び有り。《頤》上九「大川を利渉す」の吉象に応ず。若し木休囚にして白虎に乗ずれば棺槨と為す。空亡に値へば朽木難雕なり。春季甲乙日寅卯時は斧を傷る。秋季庚辛日申酉時は輪を傷り、反って凶なり。辛卯日は干上卯が財、人に就きて、急取るに宜し。緩なれば卯木戊土を克するに被り、反って害有り。
課例:辛丑日辰時亥将。三伝:卯(元武)、戌(勾陳)、巳(天后)。四課:卯申、申丑、子巳、巳辛。一たび下克上、卯が申に加はり発用し、斫輪課と為す。
《訂訛》精要:卯庚辛申酉に加はり発用す。卯は車輪、金は斧斤、木金に就き斫る。占は禄位高遷、革故鼎新を主る。更に戌が印、太常が綬として伝に入るを喜ぶ。卯が庚に加はり申と為すは上、辛酉を次と為す。壬癸日水神を見れば舟楫と為し、初末に馬有り引従すれば軒車と為す。斫輪の来意は謀望官事を主り、先ず艱難を歴て、后卻って成ること有り。蓋し木は金を畏るれば、故に艱難然後に成るを主る。将に竜・常・陰・合を得て方に其の体を成し、財を求め大獲す。寅亦是れ木なれども、寅は天梁、器と成りて斫を須ゐず。此の課は多く事の成る遅きを主る。孕と病・訟とは忌む。木休囚、白虎に乗ずれば棺槨、空亡に値へば朽木難雕、須らく他に改業すべし。春季甲乙日寅卯時は木の太重、斧を傷る。秋季庚辛日申酉時は金の太重、輪を傷り、反って凶。若し伝に本日の墓神を見れば、名づけて旧輪再斫と曰ひ、官を退け職を失ひ、再び謀り興さんとするを主る。大抵斫輪課は木日は艱難、火日は灾疾、金日は福を獲、水日は心定まらず、変化艱難中に意を遂げ、土日は流転す。
歌訣精要:《観月経》「飛竜入淵、病を占ふを忌む」と名づく。斫輪團圓の象、本自太冲に生ず。太冲元木、車輪何の故に成る。成る形須く仗器を用ゐ、斤斧自然に明らかなり。庚申辛酉を斤斧と為し、申に太冲を加ふれば斫輪卦と為す。辛丑正月占辰時、太冲申の金に加はり、卯木を斫りて発用と為し、斫輪卦と為す。官を求め必ず禄を獲、事に逢へば均平を得。立事は先ず敲磕し、后乃ち身を立て栄ゆ。職位の小なるを莫怨め、官朝の好弟兄。《袖中金》卯申酉に加はり用と為すを、斫輪卦と名づく。若し天将として竜・常・陰・合有れば、方に其の体を成す。木日は艱難、火日は灾疾、金日は器を成し、水日は心定まらず、土日は流転す。秋三月庚辛日の得る所、将に陰・虎を乗ずれば、名づけて斫輪傷斧と曰ふ。凡そ卯木空に坐すれば、朽木難雕と謂ひ、業を棄て別に理財すべし。
核心観念💡:斫輪課の核心は 「雕琢成器」 に在り。木は斫たずんば輪と成らず、人は磨かずんば才と成らず。金克木は此に於いて凶に非ず、必要な加工なり。
現代解読🌟:此の課は現代の崗前培訓・技能の研鑿・項目の攻克に相応す。卯木は個人或いは製品の原型、庚辛金は上級の要求・業界標準・競争圧力。刃斧の修整を経て、方に用の器と成る。若し金が太重なれば木を傷る。考課過厳或いは圧力過大による崩壊を表す。若し木空休囚なれば「朽木難雕」、宜しく針路を転ずべき。
実用価値⚡:職業発展を占ふに斫輪課を得、先苦后甜、挑戦と批判を受け入れるに宜し。学業・技能認証を占ふに、繰返し練習を要し、ごまかす可からず。病・孕を占ふは利あらず。金木相戦ひ損傷を主るが故に。財を占ふに、金日は器成り、財喜得可し。火日は災に防備せよ。水日は心緒定まらず、稳定中に進むを要す。
哲学思考🤔:斫輪課は「艱難困苦、玉汝于成」の思想を含む。但し原文は「傷斧」「傷輪」のリスクをも指摘し、圧力は適度なるべしを提醒す。如何なる成長にもコストが要るが、コストが高すぎれば取るに足らざるを得ん。
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課体定義:凡そ課の日辰干支前後の上神が発用して初末伝と為すを、引従課と曰ふ。例へば庚辰日、干上丑、昼貴人。初伝寅、酉に加はり日(干)の前に居り、末伝子、未に加はり日(干)の後に居れば、日干は前引後従を得。拱天干と曰ひ、又拱貴と曰ふ。官職の升擢を主り、諸事最も吉なり。《渙》の体を統べ、乃ち車馬蜂擁の課なり。
象辞白話:支干を拱夹し、仕人佳兆。官職升遷し、名利栄耀す。孕めば英児を生み、婚は玉を招く。出行財を取り、貴に干れば歓笑す。若し日辰上に墓鬼を乗じて引従に遇ひ、六処に冲克有れば、凶散じて最も吉なり。或いは干と初中、及び中末とに地貴を拱せば、貴に告げ事を謀るも亦吉なり。《渙》六四の「元吉」の象に応ず。
課例:壬子日巳時戌将。初伝巳、子に加はり、末伝卯、戌に加はり、干神を拱き定む。二貴引従天干の格課と為す。三伝:巳(貴人)、戌(青竜)、卯(太陰)。四課:戌巳、巳子、酉辰、辰壬。
《訂訛》精要:前引き後従ひ、或いは初末伝が干を拱けば、人の提携を得て事を成し合するを主る。或いは両貴が干を拱けば、官職升擢を主る。或いは初末伝が支を拱けば、或いは両貴が支を拱けば、家宅吉慶を主る。或いは貴が干支に臨み年命を拱けば、両貴の成就を得るを主る。或いは干支が日禄を拱けば、食禄の事を占ふに宜し。或いは干支が貴を拱けば、貴に告ぐる事を占ふに宜し。又干支と初中及び中末と地貴を拱するも亦是れなり。此前引後従ふるが故に、引従と名づく。占は官を求め、財を求め、出行、婚孕皆宜し。
核心観念💡:引従課の核心は 「前後扶持」 に在り。拱夹は即ち左右逢源、前呼后応。此れは空間構造上の有利なる格局なり。
現代解読🌟:此の課は現代生活のチームワーク、先輩の推挙、多数の支持に相応す。初伝は「引」、末伝は「従」、開始から終了まで助力する人有るを表す。若し干を拱すれば、自己が擁護されるを主る。支を拱すれば、家庭・チームの基盤が稳なるを主る。現代職場に於いては、此の課は團隊資源の活用・先輩の指導を善用すべきを提示す。
実用価値⚡:昇進・協力・出行を占ふに、引従課を得、積極的に推進すべく、貴人の前后の配慮を得ん。婚を占ふは、媒酌人の取り持ちを主る。家を占ふは、引っ越し・修繕の順調を主る。但し拱夹する所が墓鬼ならば、先ず隐患を解消すべく、冲克散じて方に吉なり。
哲学思考🤔:引従課は「勢」の生成を示す。単一の個人は事を成し難く、前後に人手あれば水漲船高ならん。但し「従」も亦た尾大不掉と為る可く、若し末伝凶悪なれば拖累と成る。故に引従は吉神凶将を弁ずるを要す。
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課体定義:凡そ課の用神が日を生じ、及び三伝が遞に日干を生じ、或いは干支が倶に互生旺なれば、亨通課と為す。《漸》の体を統べ、乃ち福禄来臨の課なり。
象辞白話:三伝相生じ、干支情有り。官は薦擢に逢ひ、士は科名を得。婚姻合和し、財利生成す。経営諸事、貴人は歓迎す。三伝遞生の、倶に日干と情有るべく、此れは則ち隔三隔四、上に位する者の推薦有りを指す。或いは末助初伝日を生ずは、傍人の闇に助力吹嘘するを主る。或いは末助初伝日財と作すは、路人財を以て相助くるを主る。或いは支が干に加はり日を生ずは、自在格と為し、人来たりて我が資助すを主る。或いは三伝日を生ず、倶に大吉と為す。《漸》六二「磐に鴻漸し、飲食衎衎」吉象に応ず。若し遞生が空亡・破・刑・克・害に値し、解救無きは凶と為し、事にも亦難成なり。或いは初が中を生じ、中が末を生じ、末が日干を克すは、恩多く怨み深しと為し、事を作すも美の中に怨みを致す。或いは干支が倶に旺じ、禄が身に臨み、伝財空に逢へば、此を捨て他の動作を謀るべからず。若し意外の図有り、遠く動き謀み為さば、則ち羊刃羅網と変じ身に纏はり、反って灾禍と為る。《漸》九三「寇に御くるに利あり」凶象に応ず。
課例:丙戌日申時亥将。申丙に加はり発用。三伝:申(六合)、亥(貴人)、寅(元武)。四課:辰丑、丑戌、亥申、申丙。初伝申が中伝亥を生じ、亥が末伝寅を生じ、寅が日干丙火を生ず。遞生亨通課と為す。
《訂訛》精要:亨通課は:干支生旺。或いは初が中を生じ、中が末を生じ、末が干を生ず、遞生格と為す。或いは末が中を生じ、中が初を生じ、初が干を生ずるも、亦遞生格。或いは干上が干を生じ、支上が支を生ずるは、倶生格。或いは干上が支を生じ、支上が干を生ずるは、互生格。或いは干上が乃ち干の旺神、支上が乃ち支の旺神は、倶旺格。或いは干上が乃ち支の旺神、支上が乃ち干の旺神は、互旺格。此れ皆亨通泰の象、故に亨通と名づく。占ひは大吉を主る。遞生は人の重重たる薦挙を得て始終成就す。倶生は人宅各安ず。互生は彼此相助け和合す。倶旺は謀用省力なり。互旺は彼此両相投奔し、互いに興旺有り。
核心観念💡:亨通課の核心は 「生旺有情」 に在り。三伝遞生はチームのリレー、干支互生は協力の共栄。生気連綿なれば萬事成る可し。
現代解読🌟:此の課は現代プロジェクトの全因支援に相応す:上級の推薦・同僚の協力・部下の実行、環環相い扣す。遞生格は人に依る層層たる助力有りを表す。倶旺格は自身とプラットフォームが共に上昇期に在るを表す。但し「末克日干」の恩多怨深に注意すべく、善意が裏目に出る、或いは助け過ぎが却ってプレッシャーとなるに小心せよ。
実用価値⚡:事業・学業・協力を占ふに、亨通課を得、大胆に推進すべし。但しリズムを保ち、冒進を避くべし。感情を占ふに、双方家族の支持、関係融洽を主る。投資を占ふに、遞生なるか末克なるかを明確にし、最後の一環の不具合を防止せよ。
哲学思考🤔:亨通課は「生」の力を示す。生は即ち助け・与え・促進なり。但し生みて当たらざれば「溺生」となり、依存或いは恩を仇で報いる結果となる。故に原文が「恩多怨深」を戒む。真正の亨通は、各々其の所を得、有序に相生ずるにある。
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課体定義:凡そ夫妻年が徳方に立ちて発用するを、繁昌課と為す。夫妻行年、本命の旺相気を乗じ、又干支の徳合に値し、或いは年が時令旺相の郷に立てば、此れ陰陽倶に勝り、運気交接し、夫妻合好し、情欲必ず動き、妊娠繁华昌盛なるが故に、繁昌と名づく。《咸》の体を統べ、乃ち男女交感の課なり。
象辞白話:陰陽和合し、万物生成す。命は貴孕を招き、娠は必ず男形ならん。謀為は大いに利あり、家道自づから興らん。若し互克に逢へば、分かれて散じ零丁たらん。若し夫命が水、行年甲寅の上に子水を伴ひ、妻命が金、行年己亥の上に酉金を見れば、甲己は合し、寅亥は合し、各々本命の旺気を乗ず。徳孕格と為す。此の二命を用ゐ、主として怀妊年の中に必ず貴子を生まん。甲己合は子を生むこと黄色壮大端厚にして、書を読んで官を得るを好むを主る。丁壬合は青色、目深く秀麗、多く道芸文学を得て官とする。乙庚合は白色、清俊にして音律を好み、兵法に善く官を得る。戊癸合は赤色、上尖り下大に、畋游を愛し、伎術に善く官を得る。行年が敗絶刑害に値すれば、徳孕育ちず。《咸》上六「輔に咸ずるは、頬舌なり」の象に応ず。
課例:壬申日未時巳将。夫行年甲寅、妻行年己亥、上下相生し合を作し、本命の旺気を乗ず。繁昌課・徳孕課と為す。三伝午・辰・寅。四課:辰午、午申、未酉、酉壬。
旺孕格:凡そ夫妻行年倶に旺相気の三合位上に随へば、旺孕格と為す。受孕の法:妻行年己を見れば、正月壬日申時受孕を主る。妻年上の神后の三位、受気を孕月と為し、冲位の干を孕日と為す。妻行年上に午を見れば、二月癸日酉時受孕。
歌訣精要:《観月経》夫妻行年上、徳孕卦如何。夫年四十九、歳は甲寅に在りて落ち、妻年三十四、己亥五行の科。己は亥上の甲を得、産子更に過ち無し。此れを怀孕卦と為し、行年若し調和せば。《心鏡》徳孕行年課には十干、還って甲己類の同き攒の如し。夫年甲に立ち妻己に居らば、孕即ち霊胎貴く復た安し。乙将に庚を会し丙辛 합し、受気妻年の上に在るは端なり。《曽門》夫妻の年甲己相合し、更に徳郷に立てば、子孫繁昌す。
核心観念💡:繁昌課の核心は 「陰陽合德」 に在り。夫妻年命相合し、徳神発用し、生育・家庭の殷盛を主る。
現代解読🌟:此の課は主に出産計画・婚姻和諧・家庭建設に応用す。現代社会に於いては、子の数を以て繁昌を論ずると雖も、夫妻双方の年齢・属相・命局の配合が依然として妊娠時期の選択・関係調適に用ゐられる。徳孕格は夫妻エネルギーの互補・チャンスの熟成を提示す。
実用価値⚡:婚姻・求子を占ふに、繁昌課を得て夫妻年命相合すれば、家庭和睦・子女優秀を主る。協力を占ふに、双方が意気投合し、協力順調を主る。若し年命互克刑害なれば、流産・関係破綻等のリスクに注意すべし。
哲学思考🤔:繁昌課は「生育」と「徳合」を結びつけ、生命の繁衍が道徳感情の基盤を要することを強調す。現代生殖科学は生理的問題を解決できても、家庭の「繁昌」は依然として夫妻同心に頼る。此れは人に生育を純粋な技術問題と見做すべきでないことを提醒す。
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課体定義:凡そ禄馬貴人が干支年命に臨み、併せて旺相気にて発用し伝に入り、更に吉将に乗ずるを、栄華課と為す。《師》の体を統べ、乃ち士衆擁従の課なり。
象辞白話:干支吉神、宅に入り倶に利なり。経営倶に亨り、動止均しく美なり。孕育すれば麟児、婚は連理を成す。兵を用ゐ征討すれば、地を千里得ん。禄馬貴人を得、栄達を主り、又光華に遇ふ。癸丑日巳癸に加はり、日貴財と為す。丙寅日申丙に加はり、日馬財と為し、財を求むるに大いに利あり。甲申日干上丑は、干支に昼夜貴人を見、事の両貴の周全を経て成り合すを得るを主る。乙酉日子申に加はるは、昼貴夜貴に坐す。丁卯日夜酉亥に加はるは、夜貴昼貴に従ひ、貴に告げ事を求むるに宜し。必ず両処の貴人に於いて成就す。甲戊庚日干上丑は、貴人身に臨む。貴に干り事を成すに宜し。若し一日に全く逆貴無ければ、進取・告貴・催促諸事皆順なり。貴が月将なれば尤も美なり。《師》九二「天宠を承く」吉象に応ず。若し一日に全く順貴無く、及び貴人坐獄なれば、告貴允さず。退くに宜しく進むべからず。甲子日昼貴丑酉に坐し、夜貴未卯に坐す、貴人蹉跎たり。丁酉日四課皆是れ昼夜貴人、遍地貴人、貴多きは貴ならず、訟を占ふは尤も凶なり。凡そ伝に昼夜両貴を見れば、告貴求事は必ず両処に干して成就す。若し両貴が空に逢へば、事は許して後に成らず、或いは虚喜を誤報す。六丁日、貴が日鬼として干に臨めば、官を占へば利あり、病を占へば神祇の害と為る。
課例:丙申日卯時子将。干上寅は駅馬、支上巳は日禄、初伝巳は相気、申に加はり發用し、末伝亥は貴人、寅命上亥は貴人、行年巳は禄、上に寅馬を見、倶に吉将を乗ず。栄華課と為す。三伝:巳(天空)、寅(六合)、亥(貴人)。四課:寅巳、巳申、亥寅、寅丙。
関連課例:庚辰日亥寅に加はり、寅命、科举必ず高中すと占ふ。昼は夜貴を以てし、夜は昼貴を以て簾幕官と為すが故に。寅命上亥は月将官貴、行年辰上丑は簾幕官、魁星併せ照らし、朱雀翔翱す。三伝:巳(朱雀)、寅(青竜)、亥(太常)。
核心観念💡:栄華課の核心は 「禄馬貴人齐聚」 に在り。禄は俸禄、馬は行動力、貴人は当てにする相手。三者同時入課なれば、富貴双全を主る。
現代解読🌟:此の課は現代事業の高給・移動・依り所の三者兼備の状態に相応す。財を求め官を求め協同を求むる皆利なり。但し「遍地貴人」に警戒すべし:満盤の貴人は、反って虚情仮意を主り、もてなしや付き合いに骨が折れる。貴人が前みれば催促すべからず、後に在れば則ち積極的に従ひ進むべし。
実用価値⚡:求職・昇進・入札を占ふに、栄華課を得て貴人旺相なれば、大胆に争取すべし。協力を占ふに、雙方実力有り且つ背景有るを主る。若し貴人空亡或いは坐獄なれば、偏りにコネのみ頼る可からず。他路を探るべし。
哲学思考🤔:栄華課は「禄馬貴」の偏廃すべからずを強調す。禄のみ有りて馬無しとは、死水一潭。馬のみ有りて貴無しとは、盲目的奔波。貴のみ有りて禄馬無しとは、虚有其表なり。現代人の職業発展も同様に能力・行動・資源の三者平衡を要す。
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課体定義:凡そ課の日辰干支の徳神、及び天月二徳が発用し、年命に在りても吉将に乗ずるを、徳慶課と為す。《需》の体を統べ、乃ち君子歓会の課なり。
象辞白話:徳神位に在り、諸殺潜蔵す。囚禁の釈かるるを得、病危も妨ぐること無し。婚は佳配を成し、孕は賢郎を産む。凡そ謀望を占ふ、事事吉昌なり。徳神鬼と為せば、功名利を占ひ、病は妨無く、竜に乗ずれば尤も吉なり。或いは四煞(辰戌丑未の)四维に没することは、大吉、百事碍無く、凶将と雖も灾無し。《需》九五「貞吉」の象に応ず。若し殺を帯び虎に乗じ、或いは徳が空にし、或いは神将外戦に刑克せらるれば、不吉なり。或いは子日巳徳亥に帰し、元武夾克に乗ずれば徳減と為し、事は参商なり。或いは乙日申徳酉に加はり用と為せば、酉来たりて乙を克し、申は鬼に化し、乃ち君子小人と為り、四殺没せず。《需》九三「寇を致す」の凶象に応ず。
課例:戊子日辰時卯将占。巳徳神子に加はり発用。三伝:巳(太陰)、戌(六合)、卯(太常)。四課:戌巳、巳子、卯戌、戌戊。徳慶課と為す。
核心観念💡:徳慶課の核心は 「以徳化煞」 に在り。徳神は和気にして、凶殺を化解し、禍を転じて福と為す能あり。
現代解読🌟:此の課は現代生活の口碑・信用・職業道德に相応す。徳神発用、徳または良い評価の為に助力と機会を得るを主る。若し徳神が刑克されるか空亡なれば、名実相伴はず、非を招く。
実用価値⚡:官司・紛争を占ふに、徳慶課を得、氷解雪消・公正処理を主る。信用・ブランドを占ふに、良好な口コミが利益をもたらすを主る。若し徳が空しいか殺を帯びれば、偽君子・道徳的脅迫に注意すべし。
哲学思考🤔:徳慶課は「徳」を全ての問題を化解する核心の力と為す。此れは「修身、斉家、治国、平天下」の儒家思想と一脈相承す。但し原文は一方で「君子小人と為る」の変化をも指摘し、徳の真偽を弁別すべき人に提醒す。
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課体定義:凡そ課の日辰が天干の合に遇ふと、及び支の三合六合が發用し、占人の年命も倶に吉将に乗ずるを、合歓課と為す。《井》の体を統べ、乃ち婚姻団圓の課なり。
象辞白話:乾坤匹配し、奇偶交并す。孕を占へば生迟く、行人は栄省す。名利は迁び勝にし、財喜は称ふるに堪ふ。婚姻は天缘、万事佳慶なり。三合は事が衆に関はり、応は月を過ぐ。六合は陰陽匹配し、夫婦和順なり。合多きは吉多く、凡事成就順利なり。若し合が刑害を帯び、徳有りて末に在り気あれば、乃ち凶に入り吉に遇ふ。以て小用れ宛転す可し。若し凶事を占へば、守旧すれば愈よ迟疑す。病を占へば凶将尤も甚し。失脱を占へば、蔵匿して獲難し。合が暗鬼を帯び日を克し、蛇虎雀に乗ずれば害有り。意外の狂図及び人の事を幹に託す可からず。《井》九二「谷鯖に射る」凶象に応ず。
課例:戊申日子時申将。子が干上丑と六合を作し、辰に加はり発用。戊日干上丑に遁得天癸、合をなす。支辰は三伝と合作三合。亥命は未を見て貴人、行年辰に在りて子を見れば青竜。日辰陰陽上下に三合作し、四殺四維に没し、又吉将に乗ず。合歓課と為す。三伝:子(青竜)、申(螣蛇)、辰(元武)。
核心観念💡:合歓課の核心は 「合いて能く成る」 に在り。天干五合・地支六合・三合、皆団遠和合の象なり。
現代解読🌟:此の課は現代の協力・婚姻・統合プロジェクトに相応す。合多ければ主として順、但し「合に刑害を帯ぶ」の場合も注意すべき。即ち表面は和谐なれど内に矛盾を蔵す。商業協力に於いて双方が握手し合歓しながら、条項に陷穽が隠れて居るが如し。
実用価値⚡:婚姻を占ふに合歓課を得、天与の良縁を主る。協力・交渉を占ふに、合意に達するを主る。但し合中刑冲破害に帯ぶれば、契約の隅々まで精査し、見せかけの甘言を警戒せよ。失物・行人を占ふに、合は藏匿して帰り遅きを主る。
哲学思考🤔:合歓課は「合」の双面性を示す:合は事を成し得、亦た面倒とも為り得る。真の合歡は、誠を以て相待つを要し、表面的な対応に非ず。此れは中国の伝統「和して同じぜず」の理念と呼応す。
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課体定義:凡そ課の干支が三合六合に遇ひ、上下遞に互ひ相合すれば、取りて和美課と為す。《豊》の体を統べ、乃ち神合道合の課なり。
象辞白話:三合六合、上下歓悦す。交易大通し、財利絶えず。婚は吉く事は成り、病は危く勢ひ拙し。貴に干る相宜しく、敵を占へば和決す。合多きは吉多く、事急に成る。合少なきは吉少なく、事迟く成る。若し合が六害及び空亡と作るなれば、好里朦闇となり、謀事に変換有るを主る。伝に寅午戌に逢ふと雖も、干支上に午を見れば自刑と為し、丑は六害、子は正冲、乃ち三合殺に犯る。蜜中に砒の如く、恩に中に怨み有り、事の成るに阻有るを主る。交合空に逢へば、交は時美なれども后に画餅と成る。交合もはや风に委せ、彼此脱するを懐く。交害は主客各おの嫉妒あり。交刑は合して争競に到るを主る。交冲は先合后難を主る。交克は合して争訟に到り、笑ひの中に刀を蔵す。壬申日干上寅、支上亥、干上の神と支上の神と六合を作すと雖も、地下壬申は害を作し、外好里牙槎と為す。
課例:壬午日巳時丑将占。戌寅に加はり発用。三伝:戌(白虎)、午(天后)、寅(六合)。干上未は中伝午と六合を作し、伝に三合逢ひ、日辰上下三合を作し、日辰旺気、伝財用を得。合た美課也と為す。
核心観念💡:和美課は合歓課と相似るも、更に 「上下交合、主客怡順」 を強調す。其の重点は「和」に在り、単なる合のみでなく、和谐・和美の意を含む。
現代解読🌟:此の課は現代ビジネス協力の共勝局面に相応す。上下交合は経営者と従業員の心合わせ・相手方と己方の利益一致の如し。但し「蜜中砒」に注意すべく:表面は丁寧、背後は算盤。故に和美課は吉と雖も、合中に刑害空亡を帯ぶれば、熟慮すべし。
実用価値⚡:取引・婚姻・交渉を占ふに、和美課を得、順遂を主るが、契約の穴に防備すべし。病に此の課を得れば、却って病情纏綿して愈え難きを主る。合は遅滞を主るが故に。失物は藏匿して尋ね難きを主る。
哲学思考🤔:和美課は「和谐」が動的な平衡態にして、静止不変に非ずを示す。真正の和美は不断の調適を要し、然らざれば「合」も亦「困」と為り得る。此れは「和して実を生じ、同じうすれば則ち続かず」の中国思想と通じる。
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課体定義:凡そ卦の魁罡が日辰に加はり発用するを、斬関課と為す。辰は天罡、戌は天魁。日辰は人、魁罡は天関なり。魁罡が日辰に加はるは、人凶神に遇ひ、重土閉塞すが如く、必須く関門を斬り開く。故名づけて斬関と曰ふ。《遯》の体を統べ、乃ち豹隠南山課なり。
象辞白話:関梁逾越すべく、逃亡に最も利あり。賊を捉へんとすれども獲難く、出行は自づから強し。病・訟は凶祸、厭祷吉祥なり。書符・合薬・方法は最も良し。若し官鬼が直符を作し、罡鬼户(寅)を塞ぎ、魁天門(亥)を度り、凶将を乗ずるは、魁罡羅网と作し、四仲に加はれば天地関隔と為し、関梁の閉塞を主り、隠匿・病訟・出行に利あらず。三伝内戦し、中が初末を冲し、剛日昴星・柔日昴星、及び伏吟・反吟等、皆阻格を主る。若し伝に寅卯未子に遇ひて天乙・青竜・陰・合の吉将に乗じ、及び甲戊庚日丑貴天門に登り、辰罡鬼户を塞ぎ、六神蔵(ゲン)、四殺没し、四大吉時と為し、出行逃走・避罪隠形・合薬書符・祈祷に利あり。
課例:甲寅日亥時未将占。戌寅に加はり発用。三伝:戌(六合)、午(天后)、寅(白虎)。四課:午戌、戌寅、午戌、戌甲。戌天魁は天関として寅に加はる。寅は天梁にして、出行に利あり。夜貴神未天門に登り、螣蛇・朱雀・勾陳・天空・白虎・元武の六神俱に藏れ、辰戌丑未の四杀四维に没す。四大吉時と為す。
《訂訛》精要:占いは出行逃遁を利し、賊は獲難く、病・訟は凶なり。書符・合薬・厭祷は最も宜し。伝に寅卯未子に遇ひ、天乙・青竜・陰・合に乗ぜば、天地独通と為す。甲戊庚日丑貴天門に登り、辰罡鬼户を塞ぎ、六神蔵・四煞没するを更に吉と為す。伝に見るに申酉虎陰なるは斬関得断と為し、逃者は永く獲られず。更に血支・血忌・羊刃・呻吟大煞を帯べば、必ず人を傷ひて走らん。若し魁罡官鬼と作って直符、或いは羅网と作りて凶将に乗じ、及び罡鬼户を塞ぎ、魁天門を度るは、皆之を斬関逢吏と謂ふ。四仲に加ふれば天地関隔と為す。子に加ふれば天関・卯は天格、事は天時の為に格せらるる。午に加ふれば地関・酉は地格、事は地理の為に格せらるる。神将克戦し、内外相ひ見えずして格せらるる。三交・羅网・従革、及び申酉虎阴を見ざるは、皆名づけて斬関不断と曰ひ、阻隔して行き難しく、逃者は獲り易し。
歌訣精要:《観月経》「魚其の水を失ふ」と名づく。魁罡日辰上にあり、發用斬関風。出行応に吉利、居住暗相い通ず。伝中六合は是れ天私門、太陰は地户。功曹は天梁と為し、小吉は玉女と名づく。青竜万里の翼、華蓋紫微宮。戊申正月占、酉時に此の卦攻む。亡人華蓋の下、天降り此の利亨なり。終に六合の上に向ひ、双門万里同じく通ず。若し逃走せざれば、主として家の破敗・盗賊濁乱の事有り。《袖中金》魁罡日辰に臨み、伝に虎陰申酉を見れば斬関得断と為し、逃者は永く獲られず。《通神集》天乙神光路を導き、六丁玉女來り扶け、青竜飛騰万里し、天門地户倶に到る。《心鏡》日辰上に魁罡立つを見る。此の卦名づけて是れ斬関。逃人は捕へ難く隠逸去り、長往嘉遯信還らず。
核心観念💡:斬関課の核心は 「突破封鎖」 に在り。魁罡は土にして関、日辰は圧せられて牢檻に陷るが如く、必須く関門を斬りて出づ。其の吉凶は「関を斬断」し得るや否やに拠る。
現代解読🌟:此の課は現代生活の退職転職・逆境脱出・転居環境変更に相応す。魁罡が日辰に加はるは、制度の束縛・環境の抑圧を表す。斬関成功すれどは、海闊天空。若し斬関逢吏、関隔通ぜざれば、暫時動き難し。現代人が此の課を占ひ、会社を離るべきか、関係を絶つべきか、移住すべきかを判断し得。
実用価値⚡:辞職・出国・離婚を占ふに、斬関課を得て三伝に寅卯未子の吉将に乘ずらば、果断に行動すべし。若し魁罡凶将に乗じ羅网を作さば、先ず現実の障害を解決して後に議すべし。人を尋ね・債を追ふを占ひて此の課を得るは獲難きを主る。卦は潜逃を主るが故に。病に此れを得るは利あらず、関格通ぜざるが故なり。
哲学思考🤔:斬関課は「忍」と「動」の弁証関係を体现す。魁罡閉塞の時、動かざれば則ち困る。但し機が未熟なれば、妄動は傷つく。此れは「関」の本質、外在する障碍か或いは自己の枷鎖かを正確に判断することを要す。
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課体定義:凡そ旬尾が旬首に加はるか、或いは旬首元武に乗ずるか、或いは旬首位上の神元武に乗じて發用する者を、閉口課と為す。首尾相ひ加はるは、物の閉藏に似て、環を円めて端無く、其の口を見ず。故名づけて閉口と曰ふ。《謙》の体を統べ、上下朦朧の課と為す。
象辞白話:口を禁じて語らざれば、事跡明らかにし難し。人を尋ぬれども影無く、物を失へば形潜む。貴に告ぐれども允さず、論訟は平かならず。孕めば哑子を生み、事を占へば終に成る。若し旬尾が首に加はり伝に六合に逢へば、事は成るも凶は散じ難し。朱雀は訟屈して伸び難し。白虎は不明罪に遭ふ。病を占へば痰気阻塞し、喉腫口禁す。物を失へば人見るも肯へず明言せず。辛未日酉寅に加はり、日禄閉口と作し、又無禄に係はり、病者は必ず食を絶ちて死せん。甲戌・甲辰日は旬首元武と作し、書尾終陰と爲す。甲子・甲申・甲寅の四日は、旬首元武作るに非ず。倶に元武の居する所を陽と為し、逆に数へて度ること四を陰神と為す。
課例:甲申日卯時子将占。巳旬尾として申に加はり発用。三伝:巳(勾陳)、寅(螣蛇)、亥(太陰)。四課:寅巳、巳申、申亥、亥甲。閉口課と為す。
一旬周遍格:旬尾干に加はり、旬首支に加はる。或いは旬首干に加はり、旬尾支に加はるを、一旬周遍格と名づく。憂喜の事各皆脱せず。試は代筆に宜しく、訟は司を換ふるに宜しく、交易は去りて而る后來る。惟だ疑事の解及び病の退くを占ふに宜しからず。例へば乙未日卯時寅将、首尾支干に加はり、三伝戌・卯・午。
陽神元武課:陽神元武と作し、陽神は即ち六甲旬首なり。陰神は即ち旬尾を逆へ数へ四神なり。陽神は女の走る処(げん)を為し、陰神は男の走る処を為す。例へば甲子日亥将卯時、元武天罡(辰)に在りて申に加はる。女は西南往き、陰神丑巳に加はり、男は東南往く。三伝相克し凶神を帯び、并びに勾陳元武を克すれば、追ふ者は獲る可し。相生吉将なれば則ち獲ること難し。物を藏すは陰神の生処を以て尋ぬ。元武金に乘ずれば水中に藏し、水に乘ずれば林丘に藏し、木に乘ずれば窑冶処に藏し、火には泥窖に藏し、土は金石の下に藏す。
歌訣精要:《観月経》凡そ閉口卦を言ふ、其の理両般に陳ぶ。六甲当旬の上、須らく四辰(げん)を推すべし。陽神元武と作り、陰は四旬に逆ふて同じ。子元武と爲り、陰神は酉に在り。戌元武と為り、、陰神は未に在り。申元武と為り、陰神は巳に在り。午元武と為り 陰神は卯に在り。辰元武と為り、陰神は丑に在り。寅元武と爲り、陰神は亥に在り。若し男を失へば、奔走陰神の下。女を失へば、元武の位に尋ねよ。賊は陰神の下に在り、尋ぬるには此の処に陳り。元武の乘ずる所の神を陽神と為し、便是ち盗賊の処。陰神本位上に見ゆる者を陰神と為す。六甲日に非ざれば、元武の乘ずる所の臨位を陽とし、天盤の加はる所を陰と為す。例へば乙卯日、卯は元武に乘じ戌に臨む。女は西北に往き、男は正東に往く。正月乙卯日午時の課、若し三伝相克すれば、凶将に逢ふも、亡人は賊と倶に自ら擒はれん。若し三伝相生し吉将なれば、獲ることは難し。物を藏す処は、陰神生ずるを以て尋ぬべし。
刑徳卦:日干に論じては徳、高人の隠るる所。日支に論じては刑、賤者の隠るる方がた。五陽の徳は自ら処し、陰徳は干支の合ひに附す。甲己は徳寅、乙庚は申、丙辛は巳、丁壬は亥、戊癸は巳なり。刑を支へ論ず:子卯相刑、寅巳申三刑、丑戌未三刑、辰午酉亥自刑なり。賢士は徳の下を去り、奴婢は刑の村を走る。徳若し刑を克せば、逃亡は失魂す、獲り易し。刑若し徳を克せば、逃亡は遁の門有り。獲り難し。刑徳相克せざれば、閉口卦の内に尋ぬ。例へば正月甲戌日辰時、甲の徳は寅が支へは未成(げん)乙支へは辰戌を「徳在寅」。戌の刑は未に在り。寅は未に臨み、賢士の西南に隠る。未は子に臨み、奴婢は正北に逃げる。徳が刑を克し、獲り易し。六月己巳日卯時、己の徳は寅に在り、巳の刑は申にあり。寅は余へ定の初に徳を申に臨み、賢士は西北に隠るる。申は巳に臨み、小人東南に逃ぐ。刑、徳を克し、獲り難し。
核心観念💡:閉口課の核心は 「沈黙難明」 に在り。首尾相加ょは環の端無きが如く、情報は封鎖され、真相を窺ひ知る難し。元武は隠匿・盗賊を主り、更に穏秘を増す。
現代解読🌟:此の課は現代の情報非対称・秘密保持契約・連絡途絶・盗難・企業秘密漏洩等の状況に相応す。占者はしばしばコミュニケーションの阻害・真実不明を覚ゆ。病を占へば噎・喉塞・禁口痢、現代では突発性失語・咽頭炎・食道閉塞・藥物アレルギーと理解し得。訟を占へば、理は有れども伸べ難し、証拠不備を主る。
実用価値⚡:人を尋ね・物を探すを占ふに、閉口課を得り抜奈、手がかり断裂を主る。元武の陰神の臨む方渇を以て捜し、或いは技術的手ぶんを借用的すべじ。交渉・相談の占いでは、あちらが重要な情報を隠すか又は偽る恐れ,数多の根拠を控える様に。 건강占うに、呼吸器・咽喉・食道問題に留意。具の分の口上不利にならない様、防止です。
哲学思考🤔:閉口課は「言と默」の哲学の在り様を示す。沈黙が保護である時、沈黙はまた障害であることも有る。現代社会の圧力は力、閉口課は困境有多り却已之所以为障碍,以已在は漏極になる。経済的な運があな、経済的秘密するもの自身が力でもあるので。
関連知識:
本巻は計十四種の課体を載す:官爵、富貴、軒蓋、鋳印、斫輪、引従、亨通、繁昌、栄華、徳慶、合歓、和美、斬関、閉口。諸課は皆六壬四課三伝の構造を本質とし、天将神煞の旺相休囚を表現として、升遷・求財・婚姻・生育・逃亡・官司・疾病・尋物など人生の諸事を網羅する。学習の際は以下の要領を把握すべし:
| 課名 | 核心意象 | 主要吉凶 | 現代対応 |
|---|---|---|---|
| 官爵課 | 駅馬+印綬 | 升遷吉、病訟凶 | 昇進・認証 |
| 富貴課 | 天乙旺相 | 富貴両全 | 貴人の助力 |
| 軒蓋課 | 午卯子三伝 | 出行升官吉 | 出張・召見 |
| 鋳印課 | 巳戌卯火煉金 | 官爵利、庶人凶 | 行政審批 |
| 斫輪課 | 卯加庚辛 | 先難后成、病孕忌 | 崗前訓練 |
| 引従課 | 初末拱干支 | 提携吉 | チーム支 |
| 亨通課 | 遞生互旺 | 大吉、末克防 | 全因支援 |
| 繁昌課 | 夫妻徳合 | 孕吉、刑克凶 | 出産計画 |
| 栄華課 | 禄馬貴人 | 富貴、貴多防 | 高給・人脈 |
| 徳慶課 | 徳神発用 | 化煞為吉 | 信用・口碑 |
| 合歓課 | 三六合 | 和合吉、蜜裏蔵砒防 | 協力・婚姻 |
| 和美課 | 上下交合 | 順遂、病遅 | 共勝協力 |
| 斬関課 | 魁罡加日辰 | 出行吉、病訟凶 | 突破困境 |
| 閉口課 | 首尾相加 | 事難明、病凶 | 情報封鎖 |
此の類の課を学ぶ上では、必ず日干旺衰・天将乗臨・神煞吉凶・四課三伝の生克を組み合わせ総合判断し、一つ一説で判断してはならぬ。
特に課體名稱が美しくても実際は凶なるもの、例えば鋳印は庶人の占いで官灾となり、和美は病の占いで遅延に曲がったものめ。あるでの課名に凶、ただし実用の氣知など・斬関病の良法などで可用。即ち六壬における、「課體の本質には後悔なしよ、凶吉の正解は把握者、判断の切れ味」という要義。
延伸学習建议:《六壬大全》巻九「课经集(三)」、及び《大六壬指南》《六壬断案》の読解。体の結びは課体・各事件の縁組み을 확인。
授業での體験から多くの例へ発展して、「観るは縁を受け、役職」位至って行ける。
ご期待ください。本巻は昨年の冬を通して追加の熟考申し上げ、《六壬》の鑑定知識をご提供しますが。何か不足やご修正があれば、どうぞご教示のほどよろしく。今後他卷の翻訳にもご対応可能でございます。