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全 14 章中 4 章
六壬粹言
本篇は大六壬における「経課」の諸々の課体格局を体系的に述べたものである。いわゆる「経課」とは、三伝の間の地支の配列組み合わせの関係によって形成される固定的な課式分類を指す。三伝の神が全て一方にあり、順行して進むものを進茹と称し、逆行して退くものを退茹と称する。一宮隔てて順行するものを進間と称し、一宮隔てて逆行走って退くことを退間と称する。三伝が木局を合成する者は曲直と名付け、火局を合成する者は炎上と名付け、金局を合成する者は従革と名付け、水局を合成する者は潤下と名付ける。四孟の神が加わって三伝を成す者は元胎と名付け、四仲が加わる者は関格と名付け、四季の神が会聚する者は稼穡と名付ける。この他に四絶、四墓の両課があり、これらを返吟・伏吟と合わせると、十二盤中の課式の変化は大体網羅し尽くして余すところがない。
進茹とは、三伝の神が全て一方にあり、連なり合って順に進むことを言う。茅を抜く時に根が繋がり合って、その勢いに乗じて出てくるようなものである。三伝の起始の位置によって、八種の格局に分かれる:
| 三伝 | 課名 | 意味合い |
|---|---|---|
| 亥子丑 | 竜潜 | 🐉 子は一陽が初めて生ずる所であり、まだ亥の陰寒を離れておらず、竜が深淵に潜み、用いる時ではないかのようである。しかしこの課はまた三奇であり、神将が吉ならば、飛騰の勢いは測り知れない。また潤下とも名付けられる。三神が全て北方の水気に属するからである |
| 丑寅卯 | 将泰 | 🌱 寅は三陽開泰の時であり、丑より進んで、上下交泰の象がある |
| 寅卯辰 | 正和 | 🌿 寅卯辰は時として春に属し、まさに正気の和す聚会の時である。また曲直とも名付けられ、東方の一気である |
| 辰巳午 | 升階 | ☀️ 午には階段の象があり、辰巳より進んで、まさに明るきに向かい治めに向かう会合である |
| 午未申 | 日昃 | 🌇 午より未申に入るは、すなわち日は中天より傾き(太陽が西に偏る)の候である |
| 未申酉 | 回陰 | 🍂 申酉は即ち秋の煞気であり、未より之に入れば、生気は尽き果て、事は為すべきものがない |
| 申酉戌 | 鋳刃 | ⚔️ 三伝俱に金、その気は粛殺、何と凶険なことか! また従革とも名付けられ、西方の一気である |
| 酉戌亥 | 革故 | 🔄 酉は従革の義があり、酉より戌亥に入るは、旧事は全て革まる。病を占えば死に、試験を占えば合格する |
八課は陰陽挟拱し、奇偶それぞれ主とすることがあり、吉は重畳として重なり、凶も亦層を重ねて累をなす、最終的にはなお神将の吉凶を以って判断の根拠としなければならない。
例えば己卯日、干上申、三伝辰巳午。申は脱気で且つ空亡に值たり、初伝辰はまた比肩であり、得る所がないかのようであるが、たゆたうと進みて、中伝巳、末伝午は皆生我の神であり、且つ午はまた日禄である。順を追って漸進し、終いに得る所がある。
例えば壬午日、干上子、三伝丑寅卯。子は日の旺神であり、静かに守れば自ずから其の益がある。もし妄りに進めば、即ち初伝丑土に克たれ、再び進めばまた寅卯のために脱がれ、必ず連ね相続いて費耗することがあり、不吉である。
進茹課は一つの基本的な法則を明らかにしている。勢いに順う時、方向は正しいが、時期とリズムを判断する必要がある。八種の格局が「竜潜」から「革故」に至るまで、本質的には事物発展の完全な周期——潜伏から隆盛を経て変革に至るまでを表している。現代の文脈では:
進茹課の核心的な運用原則は**「進むべきか」と「進むべからざるか」を判断すること**にある:
退茹とは、三伝の神が全て一方にあり、逆行して退くことを言う。八種の格局は以下の通り:
| 三伝 | 課名 | 意味合い |
|---|---|---|
| 戌酉申 | 返駕 | 🚗 戌は地獄であり、人は此に至りて、反り駕して戻るのが宜しい。昔孫臏この課を占い、足を刖がれて帰った。故に戌を以って獄とする |
| 申未午 | 就明 | ☀️ 午は離明の地であり、申未より入り至るは、光明に向かって趣くことである |
| 未午巳 | 当陽 | 🌞 三伝はまさに離明の会合に当たり、陽気は正に盛んである |
| 午巳辰 | 発生 | 🌱 時は初夏に当たり、正に万物の生発の時である |
| 巳辰卯 | 拱斗 | ⭐ 辰は斗罡(北斗)であり、巳卯はこれを拱く |
| 卯寅丑 | 聯芳 | 👑 丑は貴人であり、卯寅は之に帰し、芳を聯ねるの象である |
| 丑子亥 | 收藏 | 📦 丑より子亥に入るは、百事收藏の象がある。この課はまた三奇であり、神将が吉ならば、凶を逢い吉に化するの効きめがある |
| 子亥戌 | 重陰 | 🌑 三時は俱に夜の方に属し、重陰にして陽がなく、事の顛末は知るべしである |
以上の八課は、ただ退歩するに宜しく、静かに守れば乃ち可なり、なお神将を以ってその吉凶を断ずる。
例えば癸亥日、干上子は日の旺神であるが、旬空に属す。初伝戌は日の鬼であり、中伝酉は敗気で、また鬼郷に坐す。たゆたうと末伝申に至り、始めて長生に逢う。凡そ占うに艱難の中から一步退いて方に意の如くならんことを得る。
例えば乙卯日、干上卯、三伝丑子亥。初伝は財であり、中末は生であり、有利のようであるが、相引き入れられて空郷に入り、全く得る所がない。静かに干上の禄を守るに如かず、退かざるが妙である。まさに「あちらへ行きこちらへ来るより、ここに在るに如かず」と言う通りである。
退茹課の哲学的基础は「知止」である。事物発展の特定の段階では、後退は失敗ではなく、戦略的な収縮である。八種の退茹格局の中で、「返駕」が最も典型的な意義を持つ——危地(戌は地獄)に身を置く時、適時に引き返すことが最も賢明な選択である。孫臏が足を刖がれて帰った典故は、「ある情況では、一歩退いて戦力を保全することが、無理に前進するよりも価値がある」ことを説明している。
凡そ課が一宮を間1いて三伝を作し、順行して進む者を進間と曰う。三伝俱に陽なる者は四課、俱に陰なる者は六課ある:
三伝俱に陽(四課):
| 三伝 | 課名 | 意味合い |
|---|---|---|
| 子寅辰 | 向陽 | 🌅 寅辰は日の出の方をなし、子より進んで、暗より明に投じ、先ず凶後吉である |
| 寅辰午 | 観光 | 🌞 陽光はまさに盛んで、正に君子が上国を観光する時である |
| 辰午申 | 登天 | 🐉 午は先天の乾位であり、辰より之に入り、天に登るの象がある。竜が天に登れば雨を行ない、官が天に登れば遷転する。空亡を忌む |
| 申戌子 | 渉淵 | 🌊 水は申に生じ、子に旺ず。淵に渉るの象がある。謀望成らず、病訟危険を主とする |
三伝俱に陰(六課):
| 三伝 | 課名 | 意味合い |
|---|---|---|
| 丑卯巳 | 出戸 | 🚪 巳は地戸であり、丑より巳を伝うは、戸を出ずるの象がある |
| 卯巳未 | 回輪 | 🔄 卯より未に入り、物極まれば返り、事は当に即座に為すべく、遅れば則ち咎めあり |
| 巳未酉 | 勢衰 | 🌇 酉は日の没する時であり、巳未より入り至れば、勢いは人を過ぎて衰え、物満ちれば必ず欠くる |
| 未酉亥 | 入冥 | 🌑 晝より夜を伝うこと、尽く昏迷に入り、愈々入り愈々深きの象がある |
| 酉亥丑 | 凝陰 | ❄️ 三伝は俱に西北の方にあり、陰気凝结し、霜を履み堅氷に至るの象がある |
| 亥丑卯 | 啓蒙 | 🌅 亥より卯を伝い、蒙昧の気はすでに開く |
陽の進間は公幹に利し、陰の進間は私謀に利す。しかし挙動の間に免れず隔たりの箇所があり、なお神将を以って吉凶を論ずる。
例えば丙寅日、干上未、三伝辰午申、皆陽神に属し、相引きて進み、高尊に動達するの象がある。初伝は脱気に属すれども、幸いに中伝は旺神、末伝は日財であり、たゆたうと進みて必ず得る所がある。ただ占訟は転じて深く、占病は死す。
例えば癸酉日、干上卯、初伝丑は日の鬼、中伝卯はまた干に加わりて干を脱し、免れず大いに消耗有り。たゆたうと末伝に至り、始めて日の財に逢う。始めは辛苦なれども、後にも亦得るがある。
進間課の特徴は三伝の間に宮を隔てて進むことであり、直接連なり合ってはいない。この「隔たり」は事物の推進過程に中間の環節、媒介因素、或いは移行段階が存在することを象徴している。陽進間(子寅辰など)は多く公の事柄、官途の昇進に関わり、陰進間(丑卯巳など)は多く私的な謀略、個人の事柄に関わる。
課が一宮を間いて三伝を作し、逆行して退く者を退間と曰う。三伝俱に陽なる者は三課、俱に陰なる者は六課ある:
三伝俱に陽(三課):
| 三伝 | 課名 | 意味合い |
|---|---|---|
| 戌申午 | 負暄 | ☀️ 午は日中であり、戌申は之に向かい、背に日の光を負いて暖を取るの象の如し |
| 午辰寅 | 顧祖 | 🏠 午は寅の孫であり、午より寅に退き、子が母を顧みるが如く、その室廬に返る。ただ旧を守るに宜しく、進退することができない |
| 寅子戌 | 投暗 | 🌑 寅より戌に退き、明より暗に入り、暗損を防ぐに宜し |
三伝俱に陰(六課):
| 三伝 | 課名 | 意味合い |
|---|---|---|
| 亥酉未 | 就隠 | 🌫 酉は太陰、未は玉女であり、隠遁潜形に利す。行人来たらず、捕盗獲難し |
| 酉未巳 | 励明 | ☀️ 巳は陽明の地であり、酉未より入り至るは、暗より明に向かうの象がある |
| 未巳卯 | 趨正 | 🎯 巳は六陽の極めであり、卯は日の出づる時で、未より之に入り、正道に趨くことである |
| 巳卯丑 | 帰邪 | ⚠️ 巳より丑に入り、明を避けて暗に就き、正を棄てて邪に帰するの象がある |
| 卯丑亥 | 断澗 | 🌊 亥は水、丑の中に癸水があり、卯より入り至り、漸く深澗に入る。君子は職を退き、小人は凶事あり |
| 丑亥酉 | 極陰 | 🌑 三神は皆夜の方であり、陰を以って陰に入れば、必ず酒色淫佚の事あり。亥は淫乱を主し、酉は酒色を主とする。訟める者は深く、病める者は死す |
以上の九課は、夜より晝を伝うは、事はなお明白なり。晝より夜を伝えれば、尽く昏迷に入る。
例えば癸卯日、干上亥、三伝丑亥酉。初は日の鬼を作し、中伝の日禄はまた鬼郷に入り、末伝はまた敗気を作し、相引き入れられて極陰の地に入り、日に昏沉に就き、全く興発の気象がない。
退間課は「後退過程における段階性」を明らかにする。退茹の直接の後退と異なり、退間は宮を隔てての後退であり、退く過程にまだ余地や中間的な緩衝が存在することを意味する。しかし鍵は方向にある:
三伝の神が合して木局を成す者を曲直と曰う。木の性は元来直であるが、また曲折し、故にこの名がある。
五行関係:
合局形式:
占断の要点: 春占は利を取って財を求め、諸事皆吉。木の春夏に至りて枝葉繁茂するが故なり。なお神将を以ってその吉凶を断ず。
例えば乙亥日、三伝未亥卯。初は日の財、中は長生、末は日の禄。占主作事の初めは昏昧のこと有れども、日後終いに意の如くならんことを得る。官吏を退いた者が之を占えば、必ず起復することを得る。
例えば辛未日、三伝卯亥未。財を求むるに似つべし、しかし木は空なれば則ち折れ、財何ぞ能く有らんや。初伝に丁が遁し暗鬼を作し、また干上の午火を助けて干を克し、必ず妻財が故に禍を致すことを得、ただ財を以って官を求むるが宜しい。
曲直課は木を核心のイメージとし、木は成長、発展、柔軟性を代表する。木局の特徴は「曲折のうちに直を求める」ことである——事物の最終的な方向は常に上向き(樹木の成長のように)であるが、経路に必ず曲がりがある。現代の文脈では:
曲直の二字自体が一つの哲学的主題である。「曲」は手段であり、「直」は目的である。木の成長は決して真っ直ぐではないが、最終の方向は永遠に上向きである。これは人生や事業において、過程での迂回や曲折は恐れるに足らず、肝心なのは上向きという内在的な方向を保つことであると示唆している。
三伝の神が合して火局を成す者を炎上と曰う。炎上は乃ち火の性なり。
五行関係:
合局形式:
占断の要点: 火性は焰焰として、久しからずして灰と成る。順なれば則ち明らかに、逆なれば則ち暗し。なお神将を以って吉凶を論ず。
例えば辛酉日、三伝寅午戌は鬼を作し、且つ支上の丑と六害し、人に謀害ありと主す。幸いに昼夜の天将は皆貴勾常の土神であり、脱気の気、その干神を生じ、凶に逢いて吉に化し、なお顧みずに遣るに足る。
例えば丙寅日、三伝戌午寅。干上の丑と午は六害し、また戌加寅で発用し、墓は生地に臨み、明に返って暗と為る。火は明を以って体と為すが、墓に遇えば則ち暗し。中伝の午はまた空に坐し、火はすでに灰と成る。凡そ占うに不吉である。
炎上课の核心的特徴は熱烈、迅速、光明である。火の特性は猛烈に来て、消えるのも早いことである。これは次のことを示唆する:
炎上之課は深い理を暗に含んでいる。まばゆい光を放つものは往々にして長続きしない。火の美しさは燃焼にあり、しかし燃焼自体が消耗である。成功を追求する過程では、「火が燃え過ぎるとむしろ消えやすい」という危険に警戒する必要がある。
三伝の神が合して金局を作す者を従革と曰う。金は煅煉を経て成るを須ち、改革の意がある。
五行関係:
合局形式:
占断の要点: 気有りて又吉神を得れば、則ち革まって進み、気無くして又凶神に值たれば、則ち革まって退く。この課,婚を占うは大忌なり、其れ煞神を以てするが故なり。
例えば癸酉日、三伝酉丑巳、局を合して干を生じ、干上巳はまた財神。日占の如くならば、三伝の天将は皆土神であり、伝の生を助け、必ず人に明暗相助ありて事を成す。
例えば乙丑日、三伝巳丑酉、局を合して鬼を作す。己が身の憂いではあるが、知らず知らずその干上の子水を助け、その日干を育てる。且つ三六相呼び、事は必ず成り合う。昼占として子を作し貴人ならば更に吉。
従革課の本質は「変革」である。金は古代において刑殺、改革、除旧布新を代表する。この課の現代的意味合いは極めて豊かである:
三伝の神が合して水局を作す者を潤下と曰う。下に就くは、水の性なり。
五行関係:
合局形式:
占断の要点: 悠游長久、事は迫切ならず、主とする所は、然れども終に静かならず。順合なれば則ち舒暢、逆合なれば則ち遅緩。占書文は利あらず、其れ朱雀(書文の神)を克するが故なり。
例えば甲申日、三伝辰申子、局を合して干を生じ、則ち三伝遞相生じ、隔三隔四、内に在りて幫扶するの事を主とす。干上の午は合中に煞を犯すと雖も、幸いに旬空に值たれば、顧みずに遣るに足る。
例えば丙子日、三伝申辰子。初中は空亡、ただ末伝の鬼のみ存し、殊に怖るべきである。幸いに干上に丑土有り、末伝の水に敵す可く、且つまた三六相呼び、亦禍を転じて福と為すことを得べし。
潤下課は水をイメージとし、水は流動、持久、浸透を代表する。炎上の爆發性と異なり、潤下の特徴は持続することにあり:
水は「柔弱は剛強に勝る」のお手本である。潤下課は——真の持久力は剛硬ではなく柔軟性から来ることを示している。水滴が石を穿つのと同じように、毎日驚くような進展は必要なく、ただ方向を同じくし、絶え間ない努力を続ければよい。
凡そ孟神(寅申巳亥)が加わり合して三伝を作すを、元胎と曰う。寅申巳亥は乃ち五行の生を受くるの地である:
此は元中に胎有り、故に元胎と曰う。
順行四課(生胎): 寅巳申、巳申亥、申亥寅、亥寅巳
逆行四課(病胎): 亥申巳、申巳寅、巳寅亥、寅亥申
例えば甲申日、三伝申亥寅。申は日の鬼、幸いに巳上に坐し、鬼は自ら制を受け、人を害すること能わず。中伝は長生、末伝は徳禄であり、三伝は遞相生じ車を交え、長生、六合し、諸占俱に吉である。
例えば丙寅日、三伝亥申巳。初は日の鬼を作すが、幸いに蒿矢は空亡で発用し、鬼力は至って微か。中伝申財は空に坐し、また鬼郷に入り、財を求むるも亦得べからず。幸いに末伝は日の徳禄を作し、干と支は各々上神の生を受け、静かに守るも亦その益を尽くす。
元胎課の核心のイメージは「孕育」である。四孟神は全ての五行の長生位であり、事物の萌芽段階を代表する:
元胎課は深い道理を明らかにする:事物の起点がその発展の軌道を決定する。「生胎」と「病胎」の区別は表層にあるのではなく、本質にある——同じく新たな始まりでも、自ら滋養を備えているもの(順行)と、自ら消耗を備えているもの(逆行)がある。
四仲(子午卯酉)が加わり合して三伝を作す者を、関格と曰う。子午は関、卯酉は格。且つ四課は各々刑・互いに冲し、前には孟とて隠る可きがなく、後には季とて逃る可きがなく、事に関格有り、避けんと欲すれども能わずを主とする。
順行四課: 子卯午、卯午酉、午酉子、酉子卯
逆行二課: 子酉午、午卯子
此の課は大いに端(覆轍)をとって不吉とする。もし旺相の吉神に遇えば、亦この例に拘らない。
例えば丁卯日、三伝酉子卯。財が閉口を作して発用し、財を求むるも得べからず。中伝は日の鬼、末伝は敗気であり、本は不吉に属す。幸いに車を交えて六合し、支上にはまた日の禄を見、関と食禄の事を交わらば、亦尽く得る所あり。
例えば丁卯日、三伝子酉午。初は日の鬼を作し、中伝の財爻はまた閉口を作し、ただ末伝の禄のみ存し、また車を交えて六害し、必ず相交ひ刑害するの患難あり、凡そ占うに不吉である。
関格課は最も切迫感のある課式の一つである。四仲の神の特性は「冲」——子午は对冲し、卯酉は对冲する。三伝が全て四仲によって構成されていることは、次のことを意味する:
季神(辰戌丑未)が加わり合して三伝を作すを、稼穡と曰う。土は生物の義があり、故にこの名がある。
順行三課: 辰未戌、未戌丑、戌丑辰 逆行二課: 丑戌未、戌未辰
占断の要点:
例えば壬辰日、三伝戌丑辰は皆鬼であり、誠に凶課である。幸いに蒿矢が空に坐して発用し、鬼力は至って軽い。且つ干上の寅木が有りて救となり、禍と為す能わず。夜占に初が白虎に乗ずれば、なお畏るべきに属す。日占に竜に乗ずれば、顧みずに遣るに足る。
例えば乙亥日、三伝丑戌未、財神が丁を遁し干に臨みて発用し、必ず財物有ります。然れども三伝全く財であり、反ってその支上の申金を助けて日を克し、禍患は必ず宅中より発し、ただ財を以って官を求むるが宜しい2。
稼穡課は土を核心とし、土は五行において安定、集団(地盤)、また遅延を代表する。三伝が全て四季土であることは、次のことを意味する:
陰日の禄神が絶地に臨むを、四絶と曰う。具体的には以下の通り:
| 日干 | 禄神 | 臨む所の地 | 絶于 |
|---|---|---|---|
| 乙 | 卯 | 申 | 木は申に絶す |
| 丁己 | 午 | 亥 | 火は亥に絶す |
| 辛 | 酉 | 寅 | 金は寅に絶す |
| 癸 | 子 | 巳 | 水は巳に絶す |
陰干の禄が皆絶地に臨み、主にただ舊事を結絶するに宜し。食禄を占うは宜しからず、空亡は更に凶である。
例えば丁亥日、三伝午丑申。午は日の禄であり、豈に絶え空亡に臨むべきや? 末伝申金は財神であるが、また初伝に克たれ、中伝より墓せらる。車を交えて六合を作すも、また空亡に係る。関を交え財を求むるの事を占えば、俱に不吉である。
四絶課の核心は「禄が絶地に臨む」——人の最も核心的な資源や優勢(禄)が完全に発揮できない状態(絶)にある。これは次のようなものといえる:
陽日の干上の神が日の墓に乗ずるを、四墓と曰う。具体的には以下の通り:
| 日干 | 干上の墓神 |
|---|---|
| 六甲日 | 未 |
| 六丙、六戊日 | 戌 |
| 六庚日 | 丑 |
| 六壬日 | 辰 |
占断の要点: 事を作すに昏昧であり、雲霧の中を行くが如し。ただ六処に之を冲する神有れば、解く可し。
例えば壬午日、三伝辰酉寅。初は鬼墓であり、干上より発用す。末伝寅は空に坐し、救と為す能わず。且つ干と支は鬼墓に乗じ、事を作す昏沉で、冤に遭いても白められず莫し。もし年命上に戌が乗りて之を冲すれば、庶しくは少しく解けん。
四墓課の核心のイメージは「遮蔽される」である。日干は自分自身を代表し、干上の墓神はちょうど目を覆われ、方向が見えないようなもの:
十二盤における各類課式の起こし方の総括:
| 子の上に加わる神 | 課式タイプ |
|---|---|
| 丑加子 | 進茹 |
| 亥加子 | 退茹 |
| 寅加子 | 進間 |
| 戌加子 | 退間 |
| 辰加子 | 順三合 |
| 申加子 | 逆三合 |
| 卯加子 | 順三交、順関隔、順稼穡 |
| 酉加子 | 逆三交、逆関隔、逆稼穡 |
| 巳加子 | 四墓 |
| 未加子 | 四絶 |
[訳注:四絶・四墓の両課は、原文は自ら謙してその全体の義を尽くさず、十二課の数を備えるが故に、聊かに二端を挙げて一斑を示したに過ぎない。]
之を返吟、伏吟の両課と合わせれば、十二盤中の課式は、もはや漏れのないようである。
この総括は大六壬課式体系の完全性を明らかにしている。十二盤の課式変化は煩雑ではあるが、系統的な分類を経れば、一つの論理的に厳密な枠組みの中に納めることができる。このような系統的思考は以下の现代的意義を持っている:
課式選択の決定木:
全体判断の原則:
「十二盤無漏遺」は一種の全体的宇宙観を体現している——古人は天地間に発生する全ての変化は限られた枠組みの中で説明することができると考えた。この思想は現代物理学が「統一場理論」を追求する願望と相通ずるものがある:複雑性の背後には簡潔な法則が存在すると信じること。大六壬の課式体系はまさにこの信念の実践である——世事が如何に紛糾していようとも、究竟すれば十二地盤の推演の範疇を出ることはない。
-『大六壬指南』——課式総論 -『六壬断案』——経課の実際応用ケース
当代の六壬研究者は多くシステム論、意思決定理論の角度から課式体系を再検討している。経課の分類方法は古人のパターン認識の智慧を体現している——複雑な事物を有限のタイプに帰納し、迅速な判断を形成する。これは現代管理学の「シナリオプランニング」(Scenario Planning)方法と通ずるものがある:具体的な未来を予測するのではなく、可能性のあるパターンを識別し、異なるパターンに対して対応戦略を策定する。