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全 30 章中 10 章
奇门遁甲秘笈大全
本巻は、奇門遁甲による日常の諸事における占断方法を集めたもので、奴婢の失踪、旅人の帰期、金銭の貸借・債権回収、貴人への面会、妊娠・出産の男女の別、商品の処分・貿易、共同出資による店舗開業、家屋・不動産の購入、婚姻・側室の受け入れ、天候の雨雪、窯の築造などを含む生活の様々なシーンを網羅している。その核心となる論理は、すべて天盤、地盤、九星、八門、八神、天干地支の間における生剋、比和、旺相休囚、空亡、墓庫、奇門吉格などの関係に基づき、人事の成否、遅速、順逆、吉凶を判断するものである。
これらの占法は、本質的には古人が複雑な社会関係と自然の変化を時空モデルとして抽象化し、推演することにより、情報が不十分な状況での意思決定の参考を提供するものである。現代において読む際には、そこに含まれる関係分析、タイミングの判断、リスク評価といった理性的な要素を抽出すべきであり、運命の決定論として捉えるべきではない。
原文意訳:
使用人の奴僕・婢女の失踪を占う。男の僕は天盤天蓬星の所在する宮を用神とし、女の婢は天盤天芮星の所在する宮を用神とする。これに基づいて探せば必ず見つけることができる。陽日の場合はさらに地盤の天蓬、天芮の臨む宮を看て判断する:もし庚格に逢えば見つけることができるが、格に逢わなければ見つからない。用神が六合と同宮ならば、人に拐かされたことを示す。天蓬、天芮が墓庫に入っていれば、人がそれを隠しており、探し出すのが難しい。空亡に落ちていれば、必ず見つけることができない。
原文意訳:
失踪者のいる方位を判断する。男の子を亡くした場合、陽遁は天盤六合の所在する方位を見、陰遁は地盤六合の所在する宮位を見る。女の婢を亡くした場合、陽遁は天盤太陰の所在する方位を見、陰遁は地盤太陰の所在する宮位を見る。この二つの神煞がどの宮に落ちるかを見れば、人がおおよそどの方向にいるかを知ることができる。
陽遁では、坎、艮、震、巽の四宮に落ちれば内、すなわち近くにあり、離、坤、兌、乾の四宮に落ちれば外、すなわち遠くにある。陰遁では完全に逆となる。もし六合または太陰が日干の墓庫に落ちれば、遠近にかかわらず見つけるのが難しいことを示す。空亡に落ちていれば、その人はまた別の場所へ行ったことを示すので、改めて日干と相合する干の所在する宮位を探せば、必ず見つけることができる。
原文意訳:
遠方に出ている旅人の状況を占う。旅人の年命日干を用神とする。年命日干が坎、艮、震、巽の四宮に落ちれば、陽遁では内、近くにあり、離、坤、兌、乾に落ちれば外、遠くにあるとし、総合的に判断する必要がある。年命が四維宮(乾、艮、巽、坤)に落ちれば非常に遠いことを示し、その中でも坤、艮に落ちる者は極めて遠いことを示す。陰遁では離、坤、兌、乾を内、近くとし、坎、艮、震、巽を外、遠くとする。年命が四正宮(坎、離、震、兌)に落ちればそれほど遠くないことを示す。
年命日干がもし休廃の地に落ちれば、その人が外で思うようにいかず、困窮するか病気になることを示す。墓庫、空亡の宮に落ち、さらに死絶の気を帯びていれば、その人はすでに世にいないことを示す。年命日干が旺相の気を帯び、さらに奇門吉格を得ていれば、その人が外で財を成し意のままになることを示す。
原文意訳:
旅人がいつ帰ってくるかを占う。旅人の年命に庚格を合わせて判断する。陽日は庚の下に臨む干を見、陰日は庚の上に乗る干を見る。年上に格が成れば年内に帰り、月上に格が成れば月内に帰り、日上に格が成れば日内に帰り、時上に格が成れば時辰内に帰る。格が成らなければ帰らない。
どのような状態を「格が成らない」と言うのか。乙庚相合は格が成ったとは数えない。庚金が墓に入るか、空亡に臨む場合も、格が成ったとは数えない。[訳注:格とは庚格を指し、すなわち庚金が臨むか乗せる干のことで、応期があることを示す。]
原文意訳:
人に金を借りることを占う。行く方向の天盤星を借金する人とし、その天盤星が落ちる地盤に対応する星を金を貸す家とする。地盤星が天盤星を生じるならば、必ず借りることができる。両者が比和ならば、借りることはできるが相手は躊躇する。地盤星が天盤星を克するならば、借りられないばかりか、かえって辱めを受ける。天盤の乗る干が地盤の墓庫に入るならば、相手が実際に吝嗇で、貸そうとしないことを示す。空亡に臨むならば、相手に確かにお金がなく、借りに行く必要はない。
原文意訳:
人に援助・施しを求めることを占う。日干の落宮を援助を求める人とし、向かう方向を援助の対象とする。相手の宮位が奇門吉格を得て日干を生じるならば、向かえば必ず利益があることを示す。たとえ吉格を得なくても、日干を生じるならば、やはり利益がある。両者が比和ならば、平凡である。相手の宮が日干の宮を克するならば、行けば必ず損失がある。相手の宮が空亡、墓絶に臨むならば、人に会えず、徒労に終わり無益なので、行く必要はない。
原文意訳:
貴人に会うことを占う。現職の役人は天盤開門の落宮で表し、未就任または退職した役人は天盤甲子戊で表し、日干を求見する人とする。
開門または甲子戊が旺相の気を帯び、さらに奇門吉格を得て日干の宮を生じるならば、行って拝謁すれば必ず会うことができ、会って利益があり、求めることは意のままになる。日干と比和ならば、求見はかなうが、少し遅れる。両者が同宮ならば、貴人がちょうど客がいるので、しばらく待つのがよい。返吟ならば、貴人は外出しており、会うことができない。入庫ならば、会うことができない。受制ならば、貴人に憂い事が絡んでおり、会えない。たとえ会っても利益はない。開門または甲子戊の落宮が日干の宮を冲剋するならば、貴人があなたを好んでおらず、行けばかえって辱めを受ける。武官に会う場合は、杜門を見る。方法は同じである。
原文意訳:
新生児が育ちやすいか、長命かを占う。出生時刻の天干が天盤のどの宮に落ちるかで、どの星、どの神かを見る。天蓬星は天賊であり、玄武は偷生である。この二神に触れるならば、さらに休廃無気の時を帯びていれば、育てにくいことを示す。もし奇門吉格、吉神があり、さらに旺相の気を帯びていれば、長命で富贵であることを示す。
原文意訳:
妊婦がいつ出産するかを占う。坤宮を産室とし、天芮星を産婦とし、天盤に得たる星を胎児とする。
天芮星が天盤星を克するならば、出産は速いことを示す。天盤星が地盤の天芮星を生じるならば、胎児が母の腹に未練を持ち、出産が遅いことを示す。天盤星が地盤星を克するならば、母に凶険があることを示す。地盤星が天盤星を克するならば、胎児が死亡することを示す。もし旺相の気および奇門吉格を得て初めて吉とされる。もし天盤星が地盤の墓庫に落ちれば、胎児が母の腹の中で死ぬことを示す。もし天地二盤が凶門、凶格を帯びていれば、母子とも凶であり、それは死絶の気を帯びているからである。
原文意訳:
人を派遣して借金を取り立てることを占う。天乙の落宮を借金人とし、勾陳の落宮を取り立て人とする。
勾陳の宮が天乙の宮を克するならば、取り立て人が誠実に取り立てに行くことを示す。天乙の宮が勾陳の宮を克するならば、取り立て人が相手を恐れ、取り立てに行かないことを示す。勾陳と天乙が相生または比和ならば、互いに通じ合い、取り立てに行かないことを示す。勾陳が天乙に生じられるならば、借金人が依頼して賄賂を贈り、取り立て人が取り立てに行こうとしないことを示す。
天乙の宮が旺相の気を得て値符の宮(値符は金を貸した人)を生じるならば、借金人は必ず返すことを示す。空亡に落ちて値符を生じるならば、返す意志はあっても力がないことを示す。天乙の落宮が値符の宮を克制するならば、安心して返さず、必ず取り立てることができない。[訳注:原文の「天蓬、天乙落宮」は「天蓬」が衍字と思われる。ここでは文脈に従い天乙を基準とする。]
原文意訳:
金を貸して回収できるかを占う。六甲値符を金を貸す人とし、値符の下に臨む星を天乙、すなわち借金人とする。
もし地盤の星が旺相の気を帯びて天盤の星を生じるならば、借金は必ず返済されることを示す。もし凶格を帯びて天盤星を克するならば、必ず返さないことを示す。空亡に落ちるならば、債務者が死亡するか、負債が重く返済が難しいことを示す。墓絶の宮を帯びるならば、居直って返さないことを示す。この句は地盤の星が帯びる天干の儀について述べている。
原文意訳:
商品を購入することを占う。日干の落宮を買い手とし、時干の落宮を商品とする。
時干の落宮が旺相の気を帯び、さらに奇門吉格を得ていれば、良い商品であることを示す。休囚の気を帯び、奇門吉格を得ていなければ、不良在庫品であることを示す。時干の落宮が日干の落宮を生じるならば、商品の良し悪しにかかわらず買う価値があることを示す。時干の落宮が日干の落宮を克するか、墓絶、空亡を帯びるならば、商品に利益が見込めず、買う必要はないことを示す。その他はこれに類推できる。[訳注:原文の「利息来克」は「時干来克」の誤りと思われる。ここでは文脈に従い校改する。]
原文意訳:
胎児が男か女かを占う。坤宮、天芮星を母とし、天盤星が坤宮に臨むものを胎児とする。陽星ならば男児、陰星ならば女児である。ただ天禽星が臨む場合のみ双生児であり、陽干ならば男、陰干ならば女である。
原文意訳:
商品を処分して金を得ることを占う。値符甲子戊をこちらの商品所持者とし、天乙を商品を引き取る人(買い手または引き受け手)とし、六合を仲介人とする。
もし天乙の落宮が奇門吉格を帯びて値符の宮を生じるならば、商品は処分できることを示す。両者が比和ならば、処分しても差し支えない。逆に処分できず、必ず損失がある。また六合の落宮が天乙の宮を生じるならば、仲介人が買い手に肩入れしており、吉である。六合の落宮が値符甲子戊と同宮ならば、仲介人が商品所持者と心を同じくしている。もし六合が入墓か空亡に落ちるならば、必ず奸計や欺瞞が有り、決して処分してはならない。
原文意訳:
もう一つの商品処分・求財の占法。日干の落宮を商品所持者とし、時干の落宮を商品とし、甲子戊の落宮を資本とし、生門の落宮を利子・利益とする。
日干の宮が時干の宮を生じるならば、商品所持者が売るのを惜しむことを示す。時干の宮が日干の宮を生じるならば、商品が人に「未練」を持ち、処分しにくいことを示す。時干の宮が甲子戊と生門の宮を生じるならば、利益があることを示し、逆ならば利益がない。もし時干の宮が凶神、凶格を帯びて日干の宮を冲剋するならば、損耗を示す。日干の宮が時干の宮を克するならば、早く処分したいと思っても、売れ行きが遅いことを示す。時干の宮が日干の宮を克するならば、売れるのは必ず速いことを示す。
原文意訳:
店舗を開設することを占う。開門を用神とする。開門が旺相の気を帯び、奇門吉格を伴って日干の落宮を生じるならば、大吉である。両者が比和で互いに克しないならば、次ぐ吉である。もし開門が入墓、返吟か空亡に落ちるならば、不利である。開門の落宮が凶神、凶格を帯びて日干の宮を冲剋するならば、さらに不利である。
原文意訳:
共同出資で事業を行うことを占う。日干の落宮を自分とし、時干の落宮を共同出資者とする。
時干が奇門吉格を帯びて日干を生じるならば、共同出資は自分に有益であることを示す。日干が吉格を帯びて時干を生じるならば、相手に有益であることを示す。二宮が比和ならば、共同出資は公平で、互いに猜疑がないことを示す。もし時干の宮が凶神、凶格を帯びて日干の宮を克するならば、不利であることを示す。さらに生門が自分を生じるかどうかを合わせて詳細に判断すれば、百発百中である。
原文意訳:
貿易経営を占う。甲子戊を資本とし、生門を利益(利潤)とする。
生門の落ちる宮が奇門吉格を得て甲子戊の落宮を生じるならば、必ず倍の利益を得る。二宮が比和ならば、中程度の利益を得る。生門が甲子戊の落宮を克するならば、さらに凶神、凶格を帯びていれば、必ず元本を損する。甲子戊の宮が生門の宮を生じるならば、さらに資本を投じてもなお利益を得られる。生門がもし墓絶の地に臨むならば、さらに凶神、凶格が重なれば、必ず資本を使い果たし、とりわけ凶険である。
原文意訳:
財を得られるか損するかを占う。甲子戊を財神とし、生門を財の方角とする。両者の天盤がどの宮に落ちるかを見て、生克、比和により得失を判断する。
天盤の甲子戊と生門が坎、艮、震、巽の四宮に落ちれば、陽遁では内、近く、速いことを示す。さらに奇門吉格を得ていれば、得る財は必ず多い。もし門のみを得て奇を得なければ、または奇のみを得て門を得なければ、得る財はそれほど多くない。門も奇も得ないが、空亡、墓絶に落ちず、地盤に克されなければ、得る財は必ず少ない。もし甲子戊と生門が一つは内に一つは外にあれば、得る財は必ず遅い。二宮とも外にあれば、必ず千里の彼方の財を求めることになる。もし二宮が空亡、返吟、墓絶に落ち、さらに凶神、凶格が重なれば、必ず財を得られず、かえって是非に遭う。
原文意訳:
売買取引が成立するかを占う。日干の落宮を自分(買い手)とし、時干の落宮を相手(売り手)とし、六合を仲介人とする。
日干が時干を生じるならば、買い手が受け入れる意志があることを示す。時干が日干を生じるならば、売り手が売却する意志があることを示す。日干が時干を克するならば、買い手が要らないことを示す。時干が日干を克するならば、売り手が売らないことを示す。六合が日干を生じるならば、仲介人が買い手に肩入れしていることを示し、時干を生じるならば、売り手に肩入れしていることを示す。日干と時干が比和ならば、両者が公平に取引し、成立することができる。二干の一つが空亡に落ちるならば、取引は成立しない。
占購入房屋。値符を買い主とし、生門を住宅とし、死門を土地とする。
生門・死門が三奇吉格を帯びて値符の宮を生ずるならば、買い入れた後に家業が発展することを示す。二門が吉格を得ずに値符の宮を生ずるならば、中位の吉とする。二者が比和ならば、平安を示す。二門が休廃の気を帯び、さらに凶神・凶格に遭遇して値符の宮を克するならば、買い入れた後に家財を破ることを示す。値符がこの二門を生ずるならば、宅産が原因で没落し不利となることを示す。
原文意訳:
人の寿命の長短を占う。天冲星・天柱星を死門との相隔たる宮数に配合して推算する。
男性は天冲星より奇儀を順布し、女性は天柱星より奇儀を逆布し、死門までに相隔たる宮数をみる。一宮を十年として計算し、死門までに累計した宮数がすなわち数十年の寿命となる。残りの端数は、また宮を単位とし、一宮を一年とみなし、端数の年数がいくつであるかをみる。端数が四正宮(坎・離・震・兑)に在れば、一宮をただ一宮とするのみ。四維宮(乾・艮・巽・坤)に在れば、一宮を二宮とする。四維宮は八支を含むがゆえに。
原文意訳:
人の年命の吉凶を占う。来たる人の方位を以てし、天地正時およびその年命坐方に配合して綜合的に推断する。
来たる方位が奇門吉格を得れば、年命必ず吉なるを示す。年命落宮が奇門吉格に合すれば、これも吉。年命坐方がすべて吉格に合し、さらに旺相の気を帯びれば、必ず奇遇あり、突然の発達を示す。もし地盤墓庫に入れば、昏昧にして明らかならざるを示す。空亡に落ちれば、万事成り難きを示す。死門に入れば死亡を示し、傷門は疾病を示し、驚門は口舌の訴訟を示し、景門は血光の火災を示し、杜門は憂愁疑惑を示し、開門は貴人に見ゆるを示し、休門は進見に宜しきを示し、生門は財を得て喜びあるを示す。
おおよその法則である。奇門吉格を得るものは吉。凶門を帯びて年命を相克するものは凶。克せざるものは小凶。
原文意訳:
妾を納むるを占う。乙奇を妻とし、丁奇を妾とし、太白庚金を夫とする。
もし乙・丁奇の落宮が庚金の落宮を生ずるならば、女方必ず嫁ぐことを肯んずるを示す。乙丁落宮が庚金の宮を克するならば、嫁ぐを肯んぜざるを示す。乙丁宮比和ならば、妻妾の和谐を示す。もし乙が丁の宮を克するならば、正妻が妾を容れざるを示す。もし丁が乙の宮を克するならば、妾が正妻を欺き圧せんと欲するを示す。もし乙丁が空亡・陷落・墓庫・絶地に入れば、成り難く、成るとも利あらず。もし庚金の宮が丁奇の宮を生ずるならば、徒労にして成ることなきを示す。
原文意訳:
婚姻を占う。庚金を男方とし、乙奇を女方とし、六合を媒人とする。
庚金落宮が乙奇落宮を生ずるならば、男方が女方を愛するを示す。乙奇落宮が庚金落宮を生ずるならば、女方が男方を愛するを示す。奇門吉格を得れば、婚姻必ず成るを示す。二者比和して相克せざれば、これも成る可し。もし庚宮が乙宮を克するならば、男方が女方を嫌い、成らざるを示す。乙宮が庚宮を克するならば、女方が男方を嫌い、成らざるを示す。たとえ無理に縁組みを成すとも、後日必ず刑克あるべし。庚金入墓して凶格を帯ぶれば、夫に不利なるを示す。乙奇入墓して凶格を帯ぶれば、妻を克するを示す。
原文意訳:
降雨を占う。天禽星を司命の主とし、天柱星を雨師とし、天冲星を雷神とし、天輔星を風伯とし、螣蛇を雷電とし、天蓬星を水神とし、甲辰壬を竜神とする。
天禽星が旺相の宮に臨み、天柱星・甲辰壬が一・三・七宮に游ぶか、あるいは下に甲辰壬に臨めば、大雨を示す。甲寅癸を帯びて下に甲寅癸を一・三・七宮に臨めば、小雨を示す。甲辰壬が震宮に加臨すれば「竜登雷門」と為し、雷雨を示す。丁が地盤螣蛇に臨めば、雷電を示す。凶門を帯びて地盤螣蛇に臨めば、竜雷が蛟を発し、怪異が現るるを示す。空亡・墓庫の宮に落ちれば、陰霧にして雨あらざるを示す。
冬月は天心星および天任土宿をみる。壬癸を帯び、下に壬癸に臨むか、あるいは玄武・白虎を帯ぶれば、水気凝結して雪と為るを示す。空亡・入墓なれば、陰寒を示す。また白虎猖狂をみれば、大風を示す。青竜逃走は風起き雲散じ雨なきを示す。白入熒は雹を示し、熒入白は晴を示す。
もし天柱星が一・三・七宮に游び、下に壬癸を帯ぶるか、あるいは下に壬癸の宮に臨むも、壬癸を見ずして螣蛇を見れば、虹霓現れて雨あらざるを示す。もし落宮の下に朱雀に臨むか、あるいは空亡に落ちれば、大旱にして雨あらず、無理に雨を祈ればかえって火災を引き起こすを示す。
原文意訳:
窯を建てる(磚窯・炭窯など)を占う。景門を用神とする。
景門が旺相の気を帯び、三奇吉格を得て年命日干を生ずれば、吉を示し、建てる可し。もし凶神・凶格を帯びて年命日干を克すれば、凶を示す。朱雀投江・螣蛇夭矯を帯ぶれば、大凶を示し、断じて建てる可からず。