全 46 章中 14 章
黄金策
全体意訳 人が世を生きるにおいて、子孫がいないからといって情感の寄りどころを放棄すべきではない。君子が家庭を治めるに、どうして一人で全ての事務を担えようか。必ず得力な助手が必要で、初めて眼前で役立てることができる。養子を取らなければ、どうして家族の血脈を継承できようか。占卜を通じて弁別しなければ、主導的な要素を明確にできない。用爻は動くべきではなく、動けば留め難くなる。主象は傷つけられてはならず、傷つけば早逝する可能性がある。もし用爻が衰弱し墓に入れば、萎靡不振と定まる。旺相で世爻に臨めば、必ず大任を担うことができる。動いて空亡に化すれば、事に始めあって終わりなき者。螣蛇が官鬼と合すれば、多くは狡詐で徳なき輩。玄武に臨み兄弟爻に化すれば、内部の者の窃盗を警戒すべし。青竜に遇い福德爻と連なれば、その者に財物の経営を託すことができる。
用爻が過度に旺相または空亡に逢えば、却って誠実さに欠け怠惰であることを主とする。用爻が世爻を生み合えば、必ずその助力を得られる。主象が身爻を克し沖すれば、その心を収め服させることは難しい。妻財が子孫に化すれば、子女を連れて投靠する可能性あり。世爻が身爻と合すれば、終身受け重用される。動変に傷害されれば、後になって結局思い通りにならない。日月の生扶を得れば、将来必ず意に適うことができる。世爻と卦身は、調和を貴ぶ。兄弟と官鬼が動くことは、安静を良しとする。兄弟と官鬼が交重すれば、後日の訴訟を防ぐ必要あり。三合が絆されれば、努力が結局徒労であることを知るべし。
兄弟と官鬼が間爻にあれば、仲介者が暗中で悪事を働いている。空爻に居れば、ただ売主が価格を争うのみ。卦中に両官両父が現れれば、事柄が双方に関わることを説明する。兄弟と官鬼が一動一沖すれば、金銭を一人の手で経ることを忌むべからず。応爻が世爻を生めば、相手が主動的に我を訪ねる。世爻が応爻を生めば、我が主動的に人を求める必要あり。和合は事を成し易く、日辰に冲破されることを最も恐れる。相沖は事を成し難く、却って動爻の生扶が良い。兄弟爻が発動すれば、詐欺虚偽を主とする。卦象が乱動すれば、変数多く反復する。六爻に父母爻無ければ、契約の主導者定まらず。二つの間爻が倶に空ならば、頼りになる中間者無し。世爻が間爻の生を得れば、媒人が暗中で助けることを喜ぶべし。兄弟爻が生扶を受ければ、売主の合謀詐欺を防ぐ必要あり。父母が兄弟に化すれば、契約実質無く事に虚偽あり。兄弟が世爻を持てば、人財両散して終に空しくなる。
応爻がもし空亡ならば、私が成約を望んでも無駄な努力。世爻がもし発動すれば、相手が協力を望んでも成功し難い。兄弟爻動くは財不足による。官鬼爻動くは必ず疑心を抱く。反復折腾し、事態は多変で定まり難い。卦象無常は、千変万化を予示する。未だ見ざる象を推求できれば、自ら未来の事を予知し得る。
本章は卦象分析を通じて、人材任用、養子縁組、取引などの「人口増加(身内を増やす)」事柄を論じ、主客の生克関係、爻位の旺衰、動静変化が人事の成否に及ぼす影響を強調している。核心は「用爻」と「世応」の間の生合沖克を弁明し、人事関係の信頼性と発展趨勢を判断することにある。