読み込み中...
全 102 章中 29 章
神峰通考
曲直仁寿格は特殊な八字の格局です。日干が甲木または乙木であり、地支に寅、卯、辰の三つ(「東方木局全」と呼ばれる)、または亥、卯、未の三つ(「木局三合」と呼ばれる)が同時に現れ、かつ天干に庚、辛などの金性の要素が全くなく破壊されていない場合に、この格局が形成されます。この格局を持つ人は往々にして仁徳と長寿の特性を持ち、運勢としては特に東方(木)または北方(水) の大運が良く、西方(金) の運勢、特に申、酉などの地支に遭遇することを非常に忌み嫌います。これらは元来の秀気を著しく損なうからです。
この格局は木気の純粋さと旺盛さを強調します。木は五行において仁愛、成長、生命力を表し、地支に木局が揃うことはエネルギーが高度に集中することを意味し、命主に仁慈で長寿の気質を与えます。しかし、樹木が斧の刃を畏れるように、この格局は何よりも金が来て傷つけることを忌み、一度庚、辛、申、酉などの金の要素が現れると、格局が破れて不吉となります。
「曲直」は五行における「木は曲直す」という特性から取られており、柔軟に適応する力と、上に向かって成長する力の両方を内包しています。この格局は中国哲学における天人相応の思想を体現しています。すなわち、地支に東方の木気が集まり、天の時と地の利が仁寿の質を促進しますが、後天的に害を与えるものを遠ざけ、その気を養うことが完全な円満への道であることを示しています。
乾造:甲寅 丁卯 乙未 丙子
この命は乙木が卯月に生まれ、地支に寅、卯、未が集まり木気が盛んです🌳。寅卯辰が完全に揃ってはいませんが、亥卯未の三合木局が形成されており、天干に庚辛金がないため、「曲直仁寿格」に合致します。木火通明(木と火の気が通じ明るい)、傷官と食神が透干しており、その人の才能が外に表れ、人に尽くすことを喜ぶことを示しています。しかし木気が強く火がその秀気を泄がすため、名声が遠くに広がる象意もあります。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 劫财 | 食神 | 元男 | 伤官 |
| 天干 | 甲 | 丁 | 乙 | 丙 |
| 地支 | 寅 | 卯 | 未 | 子 |
| 蔵干 | 甲劫丙伤戊财 | 乙比 | 己才丁食乙比 | 癸枭 |
| 星運 | 帝旺 | 建 | 养 | 病 |
乾造:壬寅 癸卯 甲子 戊辰
この命は甲木が卯月に生まれ、地支に寅、卯、辰が完全に揃って東方木局を形成しています🌳。水木が相生し、木気が純粋で「類象」を成しており、時柱の戊辰は偏財が庫(墓庫)に座っているため、人に施すことを楽しみ、孤児や貧者を憐れむ心がある一方で、財を管理する能力もあることを示しています。この局には金がなく破格しないため、格局が成立し、仁厚でありながら財を蓄えることができる人柄です。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏印 | 正印 | 元男 | 偏财 |
| 天干 | 壬 | 癸 | 甲 | 戊 |
| 地支 | 寅 | 卯 | 子 | 辰 |
| 蔵干 | 甲比丙食戊才 | 乙劫 | 癸印 | 戊才乙劫癸印 |
| 星運 | 建 | 帝旺 | 沐浴 | 衰 |
甲木日主であっても、地支に申金(甲申日など)があると、申金が寅木を衝き、木局の純粋な気を損なうため、「破格」となります。原文はこのような人はかえって貧窮し、申運になると生命の危機に及ぶと指摘しており、格局の純粋性が極めて重要であり、一度破格すると福力は全て失われることを示しています。
ある学者は心理学的な観点から「木旺仁寿」を解釈し、このような人は五行の木気に支配されるため、情緒が伸びやかで、共感力が高く、心身の調和が取れているため長寿を得やすいと述べており、現代の「心理-生理的健康」相互作用の考え方とも一致しています。
| 項目 | 要求事項と喜忌 |
|---|---|
| 日干 | 甲または乙木でなければならない |
| 地支 | 寅卯辰が全て揃っているか、亥卯未が全て揃っている必要がある |
| 忌 | 天干に庚、辛があること;地支に申、酉があること |
| 喜用運 | 水、木運(北方、東方) |
| 畏運 | 金運(西方)、特に申、酉による衝克を忌む |