読み込み中...
全 102 章中 72 章
神峰通考
全体の意訳 本章「十段錦」は、天干の化合による吉凶の効験を体系的に述べ、五行の生剋を基に、命理における干支の相互影響を明らかにする。現代語に意訳し、原意を保ちつつ読みやすくし、絵文字(🔥火・🌊水・🌬風・⛰山・💰財禄など)で理解を助ける。
甲己化土:甲木と己土が化土する、土性に依存して発育する🌱。乙木(劫財)に遇えば妻・財をひそかに損なう;丁火(傷官)に逢えば衣禄を空費する;辛金(官星)の助力を得れば高名な家に顕われる;戊土(偏財)の功により家は大いに富む;癸水(正印)を見れば生涯福が多い;壬水(偏印)に逢えば一生流浪する;月に庚金(七殺)に遇えば家は四壁のみ;時に丙火(食神)に逢えば禄は千鍾を楽しむ。
己土化甲:己土が甲に化すは、その秀でるところ寅木🌳にあり。丁火(偏印)に逢えば他人の凌辱を受ける;乙木(七殺)に遇えば自ら逆境に陥る;陽水(壬水)重なれば世俗に奔走する客;庚金锐锐(傷官)なれば孤寒にして貧苦;丙火に辛(正官)を蔵すれば必ず貴気を得る;戊土に癸(正財)を蔵すれば貧に至らず;官職栄遷は癸水(印星)を見るを要す;家殷大富は必ず辛金(食神)に逢うを務む。
乙庚化金:乙庚化金は、気風は西方⚔️に稟く。丙火(傷官)に生まれ逢えば困難多く;壬水(正印)に長ずれば栄達に化す;丁火が權を執れば(食神)春花が日に遇うが如し;辛金が世を執れば(七殺)秋草が霜に遭うが如し;最も喜ぶは己土(偏財)の満堂金玉;偏に宜しきは甲木(劫財)の禾麦盈倉;勾陳(戊土)の作乱は日日心を労す;玄武(壬水)の殃いは時時力を費やす。
庚乙化金:庚乙化金は、質は堅し💎。辛金(劫財)が密に損なうを忌む;丙火(七殺)の相煎ぶつを嫌う;丁火(正官)に遇えば蛟龍が雲雨を得るが如く;己土(正印)に逢えば鵬鹗が秋天にあるが如し;癸水旺んなれば(傷官)田園は破蕩す;壬水盛んなれば(食神)財禄増遷す;戊土(偏印)に遇えば巨富と成らず;辰土(水库)に逢えば助けて長年を保つ。
丙辛化水:丙火化水、辛金に逢う🌊。戊土位に在れば(食神)福あり;乙木身に臨めば(正印)成名す;癸巳(官星)に生まれ逢えば官爵遷栄す;庚寅(偏財)に長ずれば家は門顕赫;甲午(偏印)は強横にして禍を起こす;壬辰(七殺)は禍敗を発す;屡々陰丁(劫財)に遇えば富貴と雖も暫し;己土(傷官)に再び逢えば栄華は浮雲の如し。
辛丙化水:辛化水は丙を得て方に成る💧。四柱宜しく戊土(正印)を見るべし;一生喜んで庚金(劫財)に逢う;己土(偏印)を見れば発福は期し難し;壬水(傷官)に逢えば成名の日無し;癸水旺んなれば(食神)困として困せず;甲木旺んなれば(正財)栄として栄えず;重ね重ね乙木(偏財)を見れば富貴栄華;畳畳として丁火(七殺)に逢えば傷殘窮迫。
丁壬化木:丁火化木は陽壬を喜ぶ🌳。丙火(劫財)を見れば百年安逸;辛金(正財)に逢えば一世優游;甲が天徳に臨めば(正印)富貴双全;己、金牛と共に在れば(食神)禄財双美;戊土(傷官)敗れれば活計消疏;癸水(七殺)囚なれば生涯寂寞;乙木重なれば(偏印)財禄成る無し;庚金燦燦(正官)たれば功名求む莫し。
壬丁化木:壬化木は東方🌿に秀づ。甲木(食神)に遇えば仆馬を招くこと多し;辛金(正印)に逢えば田庄を広く置く;丙火相逢えば(偏財)豪傑と為す;癸水相会すれば(劫財)辛苦の経商;巳が官位に臨めば(正官)印を佩びて軒に乗る;戌が殺を帯びて来れば(七殺)飘蓬落魄;庚金が旺んに乗れば(偏印)皓首にして成る無し;乙木が殃いと為れば(傷官)青年にして遇わず。
戊癸化火:戊癸化火は成功す🔥。乙木(正官)を見れば終に顕達する能わず;壬水(偏財)に逢えば亦自ら豊隆す;丁、巳位に臨めば(正印)諸の貴が拱持す;甲旺ん寅宮なれば(七殺)六親睦まず;丙火炎炎(偏印)なれば福禄を求め難し;庚金燦燦(食神)なれば亨通を見る易し;己土旺んなれば(劫財)妻子を損なう;辛金雄んなれば(傷官)謀りが拙し。
癸戊化火:癸化火は当に🔆に臨むべし。丙に辛(正財)を蔵すれば成る多く敗るるも多し;甲に己(正官)を蔵すれば力を労し心を労す;丁火(偏財)に逢えば倉庫豐肥;庚金(正印)を得れば田財殷実;乙木(食神)を見れば官爵升栄;壬水(劫財)に逢えば資財豐富;辛金太に旺んなれば(傷官)財源相失す;己土相侵せば(七殺)仕途蹭蹬。
本章の核心は「天干化合」理論であり、五行の生剋関係(例えば甲己化土、乙庚化金など)を通じて、干支の相互作用が命運に与える影響を述べ、平衡と制約を重視する。化合が成功すれば吉(財を得る、顕貴になるなど)となり、破格に遇えば凶(貧苦、労碌など)となる。これは古代命理学における「五行流通」や「格局の成否」の哲学を反映し、命運は自然法則に支配され、それに従うべきとするものである。