全 102 章中 34 章
神峰通考
全体的な意訳 年時上官星格は特殊な命理格局であり、年柱または時柱に虚官(根のない、または微弱な官星)が現れ、財星の生扶を得られるか、日支が協力すれば、かえって貴格となり得ることを指します。月柱の正官は力が強すぎるため、虚官の持つ機動性と使い勝手の良さには及びません。この格局は傷官による克制を最も忌み、財星・官星の旺盛な運を喜びます。例えば、壬癸の日主が戌の時に逢えば、時上の財庫格を形成し、虚財が庫を得て、旺運の時には富貴共に兼ね備えます。
核心観念 💡 虚官を用とする、財印の相扶、病を去り精を存す、運の扶けがあってこそ貴となる
現代における解釈 🌟
実用的価値 ⚡
哲学的考察 🤔 虚と実の弁証法:
ケース一:御史の貴命(時上財庫官星格) 辛酉 丁酉 癸卯 壬戌 癸水、酉月生まれ。印星が旺んで身は強く、時支の戌土は財庫の官星である 🌰。卯木(食神)が密かに戌の官を傷つけるのが病であり、年支の酉金が卯を破って病を取り除き、「傷官配印」の貴格を成す。癸巳の運、金が旺んで木を制し、科挙に及第。寅卯の運、木が虚官を克し、隠退して官に仕えず。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 偏印 | 偏财 | 元男 | 劫财 |
| 天干 | 辛 | 丁 | 癸 | 壬 |
| 地支 | 酉 | 酉 | 卯 | 戌 |
| 蔵干 | 辛枭 | 辛枭 | 乙食 | 戊官辛枭丁才 |
| 星運 | 病 | 病 | 长生 | 衰 |
現代への示唆:
ケース二:富裕の命(金火相停格) 乙巳 乙酉 庚午 丁亥 庚金、酉月で旺んを得るが、木火が盛んで金を克すため、金運によって根基を補う必要がある。辛巳、庚辰の運、金が旺んで身を助け、富を蓄積。もし亥の字がもう一つあれば、水が金を沈め、一生貧苦となる(対比を通じてバランスの重要性を強調)。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 正财 | 正财 | 元男 | 正官 |
| 天干 | 乙 | 乙 | 庚 | 丁 |
| 地支 | 巳 | 酉 | 午 | 亥 |
| 蔵干 | 丙杀戊枭庚比 | 辛劫 | 丁官己印 | 壬食甲才 |
| 星運 | 长生 | 帝旺 | 沐浴 | 病 |
現代への示唆:
ケース三:貴命(年上虚官格) 丁丑 己酉 庚申 辛巳 庚金は極めて旺ん。年干の丁火は虚官で根無し。申宮の壬水が巳火を克し(殺を去り官を留める)、ただ虚官のみを残して用とする。官は弱いため、官旺の運(火の地)を行うに適し、ゆえに年少にして志を得る。
本文内チャート
| 四柱 | 年 | 月 | 日 | 時 |
|---|---|---|---|---|
| 十神 | 正官 | 正印 | 元男 | 劫财 |
| 天干 | 丁 | 己 | 庚 | 辛 |
| 地支 | 丑 | 酉 | 申 | 巳 |
| 蔵干 | 己印癸伤辛劫 | 辛劫 | 庚比壬食戊枭 | 丙杀戊枭庚比 |
| 星運 | 墓 | 帝旺 | 建 | 长生 |
現代への示唆:
要訣:虚官は清を用い、財印の相輔;病重くして薬を得れば、運が扶けて発す。