全 102 章中 37 章
神峰通考
全体意訳
歳徳扶殺格とは、四柱推命において日主(本人)自身が強旺🌱であり、年柱(生年の天干地支)に七殺星⚠️が現れるものを指します。年柱は祖上、君主の権威、早期の環境を象徴し、その力は日柱や時柱よりも重厚です。もし年柱の干支ともに七殺があり、日柱にも七殺がある場合、「殺重身軽」の状況を形成しやすく、制殺の運(例:食傷、印綬)を行ってバランスを取る必要があります。逆に、年上の七殺の力が微弱であれば、むしろ殺旺の地(財官運)を行ってその力を助長させるのが良いとされます。この格局は、臣下が君主の権限を授かる、あるいは祖上が重要な職位にあったことに例えられ、全局の強弱を総合的に見て柔軟に判断する必要があります。
古籍詩訣・白話訳注解
『纂要』の歌訣:
“年上偏官為歳殺,食神印綬福興隆”→ 年柱の七殺に食神や印綬による制化があれば、福気は盛んになる。
“不會官星財旺地,雁塔題名有路通”→ 官星が混ざらず、財旺の運を行けば、功名を成就できる(雁塔題名は科挙の合格を指す)。
古歌の例:
“歳徳壬來見戊年”→ 壬水の日主が戊土の年干を見る(壬が戊を剋すため殺となる);
“財旺身強祿自然”→ 身強でさらに財旺の運が殺を生むならば、禄位は自然と得られる。
注意:詩訣中の「歳徳」はここでは特に年干の七殺を指し、天徳貴人を意味しない。