全 46 章中 12 章
黄金策
整体意訳 人が世を生きるにおいて、子孫がいないからといって情感の寄りどころを放棄することはできない。君子が家庭を治めるに、どうして一人で全ての事務を担えようか。必ず有能な助手が必要で、初めて眼前で役立てることができる。養子を取らなければ、どうして家族の血筋を継承できようか。占卜を通じて弁別し、初めて主導的な要素を明確にできる。用爻は動くべきではなく、動けば留め難くなる。主象は傷つけられてはならず、傷つけば早逝する可能性がある。もし用爻が衰弱し墓に入れば、萎靡不振と決まっている。もし旺相で世爻に臨めば、必ず大任を担うことができる。動いて空亡に化すれば、事を始めて終わらせぬ者である。螣蛇が官鬼と合えば、多くは狡詐で徳のない者である。玄武に臨み兄弟爻に化すれば、内部の者の窃盗に警戒を要する。青竜に遇い福德爻に連なれば、その者に財物の経営を託すことができる。
用爻が過度に旺相または空亡に逢うと、かえって誠実さに欠け怠惰であることを主る。用爻が世爻を生み合えば、必ずその助力を得られる。主象が身爻を剋沖すれば、その心を収め服させるのは難しい。妻財が子孫に化すれば、子供を連れて身を寄せる可能性がある。世爻が身爻と合えば、終身重用される。動変から傷害を受ければ、後になって結局思い通りにならない。日月の生扶を得れば、将来必ず意に適うことができる。世爻と卦身は、調和が貴ばれる。兄弟と官鬼が動くことは、静穏であるのが佳い。兄弟と官鬼が交重すれば、後日に訴訟を招くことを防ぐ必要がある。三合が絡め取られれば、努力が結局無駄になることを知るべきである。
兄弟と官鬼が間爻にあれば、仲介者がこっそり悪事を働いている。空爻に居れば、売主が価格を争っているだけである。卦中に二官二父が現れれば、事が両方に関わっていることを説明する。兄弟と官鬼が一動一衝すれば、一人で金銭を経手することを忌むべし。応爻が世爻を生めば、相手が主動的に私を訪れる。世爻が応爻を生めば、私が主動的に人を求めに行く必要がある。和合は事を成し易く、日辰に破られることを最も恐れる。相衝は事を成し難いが、かえって動爻の生扶が適する。兄弟爻が発動すれば、詐欺虚偽を主る。卦象が乱動すれば、変数多く反復する。六爻に父母爻がなければ、契約の主導者はいないと定まる。二つの間爻が共に空なら、頼りになる仲介者はいない。世爻が間爻から生を受ければ、仲介者の密かな助力が喜ばしい。兄弟爻が生扶を受ければ、売主の共謀による詐欺に防ぐ必要がある。父母が兄弟に化すれば、契約が実事でなく事に偽りがある。兄弟が世爻を持てば、人と財が共に散り結局空しくなる。
応爻がもし空亡なら、私が成約を望んでも無駄な努力である。世爻がもし発動すれば、相手が協力を望んでも成功し難い。兄弟爻が動くのは財が不足するため、官鬼爻が動くのは必ず疑念が存するため。反復して折腾するのは、事態が変転多く定まり難い。卦象が無常なのは、千変万化を予示する。未だ見えざる象を推求できれば、自ら未来の事を予知し得る。
本章は卦象分析を通じて、人を用いる、養子を取る、取引など「人口を増やす(人を受け入れる)」事柄を分析し、主客の生剋関係、爻位の旺衰、動静変化が人事の成敗に与える影響を強調している。核心は「用爻」と「世応」の間の生合衝剋を弁明し、以て人事関係の信頼性と発展趨勢を判断することにある。