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神农本草经
『神農本草経・上経』の総論にはこうある。上品薬(古人が薬性によって分類した中で、補養に偏り、平和な性質を持つ一类の薬)は全部で百二十種あり、配合においては「君薬」(方剤の中で主要な作用を担う薬物)の位階に属し、主な働きは命を養うことであり、自然の天道に順応し、性質は平和的で、毒はない。古人はこの類の薬は、多く飲んでも、長く飲み続けても人体を傷つけないと考えた。身体を軽やかにし、元気を補い、老化を遅らせ、寿命を延ばしたいと願う者は、「上経」を拠り所とすべきである。
その後にまず玉石類の上品十八種を列挙する:丹沙(現在は多く「丹砂」と書く)、雲母、玉泉、石鐘乳、涅石、消石、朴消、滑石、石胆、空青、曽青、禹余粮、太乙余粮、白石英、紫石英、五色石脂、白青、扁青。
次に草部上品の薬名を挙げる。菖蒲、鞠華(菊花)、人参、天門冬、甘草、乾地黄、朮、菟絲子、牛膝、充蔚子(現在は多く茺蔚子と書く)、女萎、防葵、柴胡、麦門冬、独活、車前子、木香、薯預(薯蕷・山薬)、薏苡仁、沢瀉、遠志、竜胆、細辛、石斛、巴戟天、白英、白蒿、赤箭、奄閭子、析蓂子、蓍実、赤芝、黒芝、青芝、白芝、黄芝、紫芝、巻柏、藍実、芎藭(原文の「芎」の後に「藭」の字が欠けている可能性がある)など。
この文章は『神農本草経』の最も重要な 「三品分類」 思想を示している。薬物を上・中・下の三品に分類するものである。上品薬は「君」と位置づけられ、命を養うことを主管し、「天」に対応し、性質は平和的であるため、古人は長期間服用できると考えた。その背後にある医理は、人体の生命は「正気」によって維持される必要があり、上品薬は正気を補助し、老廃を遅らせることができるため、「身体を軽やかにし、気を益し、老いず、命を延ばす」という養生の目標に結びつくというものである。
現代の視点から見ると、上品薬には鉱物薬が多く含まれており、たとえば丹砂(硫化水銀を含む)、石鐘乳などは、全てが「無毒で、長期服用しても人を傷つけない」という記述に適合するわけではない。一部の鉱物薬は、長期間または過剰に使用した場合、重金属の蓄積などのリスクがある可能性がある。植物由来の上品薬、例えば人参、甘草、地黄、薯蕷、薏苡仁などは、現代の研究で一定の補益効果、免疫調整作用、または栄養価が示唆されているものの、「不老延命」は古人の養生の理想であり、現代の科学的根拠に基づく医学的証拠は不足している。したがって、上品薬の目録に含まれる薬物は研究用としてのみ理解すべきであり、自己判断での服用の根拠としてはならない。
古人の「上品は命を養う」という予防思想を参考にすることができる。すなわち、日常的な養生を重視し、身体に明らかな不調が現れてから重視するのではなく、日頃から心がけるということである。具体的には、規則正しい生活、节制ある飲食、穏やかな感情、適度な運動として実践できる。「上品は無毒」だからといって、特に鉱物類などを自己判断で長期間服用してはならない。養生は単一の「霊薬」に頼るのではなく、生活習慣の全体的な改善に立ち返るべきである。
卜瓜注意:本内容は中医の古典的な古籍に基づくものであり、伝統文化の学習・研究のみを目的としています。いかなる医療診断、服薬、治療のアドバイスを構成するものではありません。不調がある場合は、早めに医師の診察を受けてください。