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星平会海
本章では「余奴傷主限」の概念について論じる。これは、副次的な星体(余奴)が主要な星体(主)の司る星宿の度数を侵犯し、運勢の限界(限)に災難や死をもたらす現象である。具体的には以下のような星体と度数の組み合わせに分けられる:
気星が木度を侵犯:気星が四木度(角・亢・氐・房などの木属性星宿)に纏わりつくと、木主を傷つける。または木星と気星が同度にある場合も、余奴犯主と呼ばれる。運勢が木度に至ると、死を招く可能性がある。ただし、水星・孛星・金星が同じく木度に在れば化解できる:水孛は木を生じ🔥→🌳、金は気を制す🔶→⚫。秋に斗・角・井度にある時は最も忌み、牽度にあれば化解される。他の月も同様。
孛星が水度を侵犯:孛星が四水度(参・壁・箕などの水属性星宿)に纏わりつくと、水主を傷つける。または水星と孛星が同度にある場合も、余奴犯主となる。運勢が水度に至ると死の可能性があり、参・壁・箕度は特に忌む。軫度では禍いは軽い。水星が失令または背令の時は忌まず、木・気・土・計星が水度に在れば化解できる:木気は孛を泄らす🌳→🌊、土計は孛を制す⛰→⚫。
羅星が火度を侵犯:羅星が四火度(尾・室・翼などの火属性星宿)に纏わりつくと、火主を傷つける。または羅星と火星が同度にある場合も、余奴犯主となる。運勢が火度に至ると死の可能性があり、尾・室の二度は極めて恐れる。翼度では禍いは軽い。正月から十月の間は忌む。水・孛・木・気が火度に在れば化解できる:水孛は羅を剋す🌊→🔥、木気は火を生ず🌳→🔥。
計星が土度を侵犯:計星が四土度(氐・女・胃などの土属性星宿)に纏わりつくと、土主を傷つける。または計星と土星が同度にある場合も、余奴犯主となる。運勢が土度に至ると死の可能性がある。火・羅・木・気が土度に在れば化解できる:火羅は土を生ず🔥→⛰、木気は計を制す🌳→⚫。
一般規則:余奴が主を傷つける場合、正度(主要な度数)を傷つけ、かつ他の星体の干渉がないことが必要である。もし流年の奴星が度を犯せば、必ず「倒限」(運勢の崩壊)を招く。例えば、運勢が木度にある時、太歳・陽刃・飛刃などの凶煞がその宮に至れば、必ず死ぬ。他の場合も類推でき、的中率は高い。
星体が当令(旺盛期)の時は、死(剋されることによる死)を恐れるが、剋(単なる制約)は恐れない。ただ泄(エネルギー流出)だけを恐れる。例えば水が木を生ず→私が彼を生ず、これは泄である。もし一星が禍いをもたらし、他の星がそれを助けるならば、必ず倒限する。金木相戦で木主が傷つき、土計が煞に味方し、廉金が刃を掌るなどは、全て凶である。
日度で単独に羅・計・木・気の侵犯に遭えば、倒限する。虚・房・昴・日度などは注意が必要である。運勢の限度主が傷つき、宮主も傷つく時、これに逢えば倒限する。限変主と限宮主は、ともに剋されることを恐れる:宮主が傷つき度主が平穏でも、刃星が度に合すれば、やはり倒限する。刃がなければ死なない。度主が傷つき宮主が生を得れば、災いはあっても死なないが、刃星が宮に合しても死ぬ。
倒限には、刃星が度に合するか、刃度を運行することが必要で、凶険である。事を用いるには軽重を詳しく見る:刃があれば重く、刃がなければ軽い。命を見る時、五星が生を得れば必ず劃度(余奴傷主)がある。例えば限が木・火・土・金・水度を運行し、一度も傷つかず、あるいは余奴傷主がなければ、ただ令星が他の星の度を剋する場合のみ倒限しうる。もし余効(余奴傷主の効果)がなければ、ただ令星が某の度を剋するのを見て、頂度(その度の頂点)に至る時に初めて死を論じることができる。
二十八宿は逐一考察する必要があり、もし一星が失陥すれば、必ず災危に見舞われる。例えば角水・亢金・氐土・房日・心月・尾火・箕水などの度において、仮に一度でも傷つき、あるいは一星でも剋されれば、限が木度に至った時は疾あるいは危に遭う。
例:金が翼火に纏わる(火弱)、火が亢金に纏わる(金強)→災いはあっても死なない。金が室火に纏わる(火強)、火が翼金に纏わる(金弱)→倒限すること疑いない。他の場合も類推する。
季節の影響:春令に木度を運行🌱、夏令に火金度を運行🔥🔶、秋令に四木度を運行🍂、冬令に四火度を運行❄️🔥、辰戌丑未月に四水度を運行🌧️。