全 142 章中 37 章
星平会海
本章「琴堂総訣-巻二」は、星命学における五星(金・木・水・火・土)や日月など星象の位置と影響を深く探求し、星象が「得地」(適所を得る)するか「失陥」(落ちぶれる)するかが人の吉凶禍福に作用することを強調している。内容は貧富、寿命、家庭、事業など多方面に及び、星象の組み合わせを通じて人生の軌跡を明らかにする。現代の文脈では、これは古人の天体運行の観察と人生との関連についての知恵を反映しているが、理性的に見て迷信は避けるべきである。
五星得地: 金星💰が西方局にあるのは、大器となり成就することを象徴する。木星🌳が陽光の暖かい方角に向くのは、才華が確かで発揮が安定していることを表す。水星🌊が南方へ転じるのは、災いが隠れ平穏な運勢を意味する。火星🔥が卯・戍の位置に帰するのは、性格が春風のように寛大であることを示す。土星⛰️が四方に広がるのは、福寿が無限であることを主る。星象が帰垣・得地すれば、一般的に吉慶をもたらす。
五星失陥: 金星💰が火局に落ちれば、家計が消滅する可能性がある。木星🌳が金郷に入れば、愁嘆を生じやすい。水星🌊が鎮狄位に帰すれば、名利は成し難い。火星🔥が巳・申に入れば、他郷で自立する可能性がある。土星⛰️が寅・亥に帰すれば、家業は氷のごとく消える。五常が正しくなければ、否運(不順)を主る。
五断貧蹇: 身が鬼郷(凶位)に入れば、家族全員が失業する。財星が陥弱に臨めば、一生貧窮する。母星が煞宮に坐すれば、終身蹇滞(行き詰まる)。合母が傷損すれば、自ら貧寒となる。金星が母を剋すれば、貧困は久しい。
五星須知: 五星と六曜は宮を逐って移動し、日月が得地するかは明らかに知るべきである。もし落陥し遅疾がなければ、星の無い状況を仔細に推敲する必要がある。
五星空亡: 金空なれば則ち音あり(響きがある)、火空なれば則ち発す(突発的機会)、土空なれば則ち陥る(落胆)、木空なれば則ち折る(挫折)、水空なれば河海枯渇す(資源不足)。
日子月午: 日が子位、月が午位にあるのは、乾を移して湿に就くことで、夭折と貧窮を主る。もし日が虚、月が張の位置にあれば、南北東西を愁えず(運勢安定)。
日月金水: 人生において日月は分明であるべきで、悪曜が侵来すれば禍軽からず。金水もし扶助に来れば、富貴を教えずとも聰明(知恵や機会あり)。
官福日月: 官主が朝陽すれば貴と定まり、福星が月に随えば福を攀じるべし。太陽が落陥すれば人は終に賤しく、身主が刑に逢えば世に処すこと難し。
諸星会悪: 諸星が悪を会するは郊戦の如く、人命これに逢えば禍軽からず。ただ独り天に朝して亥上に居れば、反って伏化して吉星の名となる(凶転吉)。
衆曜同宮: もし星辰が命宮に多ければ、必ず星辰の果たすところを看るべし。知るべし須らく是れ強星の主たることを、もし閑星なれば彼を羨む莫れ(強者が主となる)。
各宮一星: 各宮ただ一星のみ、対宮虚拱最も栄えたり。命中極めて月の相逢うを喜び、得地すれば当に世の英傑とならん(喜んで月に逢う)。
日月臨児: 男女宮中多し竅妙、日生は最も太陰の照らすを恐る(昼月臨を忌む)、夜誕も亦た太陽の臨むを忌む(夜日臨を忌む)、仮令い子有りと雖も児の叫ぶ無からん。
限月妻妾: 男人限行して太陰を見れば、妻を娶り妾を招くこと年毎に尋ぬ。忽然として金孛一斉に入れば、月を詠じ風を嘲して万金を使わしむ(多情あるいは浪費)。
四月卯時: 四月生人卯時を帯びれば、斯の人寿からずと君に報い知らしむ。もし父没し身其の後に随うことを教えば、三十年来父に随わず(短命あるいは父縁薄し)。
十月酉時: 十月酉時月卯に在り、宜しく房宿に纏わり始めて奇と為す。もし還って昼誕し巳限を行えば、夫妻死せずして了に分離す(婚姻不順)。
羊刃悪星: 刃星は最も悪星と同じなるを恐れ、行限これに逢えば定めて凶を主る。女命は定めて産厄に遭うに因り、男人も亦た悪く広く終わる(凶険な結末)。
自刃悪終: 陽刃は最も自刃宮を嫌い、戊午・丙午最も凶なり。壬子・癸丑相逢い着けば、決定して危亡し善終せず。
四忌陽宮: 水孛木土陽宮を照らせば、命は父母を招き強凶を主る。身を残し疾を圧して老い到るに宜しく、必然として疾に染まり臨終に到る。
命度羅睺: 人生命度もし羅睺に逢えば、決定して其の人口嘴多し(多弁あるいは衝突)。必ず是れ言語触れ難く受くべく、斯の徒は巴に温和を学ぶべし(羅星は心の燥きを主る)。
金羅会日: 金羅会日は陽宮にあり、父母官災し善終せず。瘟疫並びに瀉痢を見ず、刀兵の下に忠魂を葬る(金羅日戦、父を傷つけることを主る)。
金羅会月: 金羅会月一般同じ、重ねて双親を拝し始終を得ん。生母須らく相送り老いるを要せず、必ず離嫁あるいは疴凶に遭わん(羅は月明を傷つける)。
金月同宮: 金月郊輝夜最も明らか、功名問わず一般の情。仮令い身命倶に高盛と雖も、紙上の文章筆を挙げて成る(日は月華を助け、文采に利あり)。
太歳臨命: 太歳臨入は重災を主り、命中切に此の星の来るを総(すべか)らくす。家中もし官事の挠(わずら)い無ければ、破財疾病二三回。
二逢財貴: 両宮貴に進みば三朝富み、一主財に臨めば万頃の田。更に木羅来たり会舍すれば、定めて栄貴を教え王庭に播さしむ(身命財に入る)。
孛星守命: 孛尾もし命宮を守れば、之に逢うを便ち凶と説くべからず。必ず定めて人と為り多く巧計、相郊未だ其の忠を許すべからず(奸猾の輩)。
妻宮見月: 妻宮もし月華の明らかなるを見れば、定めて生人淑懿清しを主る。特だ持家能く主饋するのみならず、更に財穀自ら半ば盈つ(太陰は乃ち女象、故に之を喜ぶ)。
命限逢羅: 人命妻を刑する事籌を与うるは、皆な命限羅睺を見るに因る。独り午上に居りて凶攪る無く、又主として斉眉して白頭に到る(婚姻吉)。
孛星守財: 孛星もし財宮を守る時は、必定して其の人苟も私せず。又主として慳貪にして厚き舍無く、何ぞ曾て財上に心機を用いん(吝嗇)。
金星在亥: 彭祖如何にして命長きを得たりや?双魚太白其の堂に在り。後人此を得て相逢う也、何ぞ天年の打ち少なきに亡ぶるを慮らん?(彭祖年高八百、長寿を象徴)
財星化耗: 財星化耗如何に待たん?来ること也多し去ること也多し。もし刑囚来たり会合に遇えば、是非の林裡呵呵と笑う(二宮生星、化刑四者もし是くの如くならば、財来財去)。
日月四正: 日月同宮四正を照らせば、富貴双全比並ぶ無し。もし悪曜を加え乱れ縱横すれば、便ち终身多く疾病を主る。
寿星奪奪: 寿星奪に逢えば寿延び難く、五福の中倶に全からず。もし更に傷を受け制を受ければ、白玉楼成るは少年に在り(李賀将に終わらんとし、童子有り告げて曰く:白玉楼爾を請う、早夭を喩える)。
退路気星: 退路気星対して又虚しく、更に三合相い随わず。流年もし吉星の照らすに逢えば、恰も他郷に故知に遇うが如し(転機)。
日月逢時: 時は帝座なり切に知るべし、日月時に逢えば奇なり又奇なり。もし貴からざる時は当に大富すべく、更に須らく子の秋闈に捷するを見ん(科挙あるいは成功に利あり)。
金星合時: 金星時と合して水孛に逢えば、化耗仍って計都に到るを教う。女は送迎嬌媚の妓と作り、男は穿窬庸奴の夫と為る(堕落の可能性)。
孛入五宮: 孛五宮に入れば児孝ならず、仮令い力を得たりと雖も多く争拗う。克破せし後方に成るを除き、白髪養育方に賢肖す(此の宮人命定、男女虚花を主り、子女縁薄し)。
本章の核心は、星象学における五星(金・木・水・火・土)と日月の位置変化が人の運命に吉凶の影響を及ぼす点にある。「得地」すれば吉、「失陥」すれば凶であることを強調し、古人が天体運行の法則を通じて人生の禍福を予測した知恵を反映している。観念としては、星象の組み合わせが性格、富、健康、家族関係を決定すること;悪曜や吉星の相互作用が運勢を逆転させうること;および時空の要因(出生時刻など)が運命に決定的に作用することが含まれる。
現代の文脈では、これらの内容は、絶対的な予言ではなく、古人による確率や法則に関する経験的総括と見なすことができる。例えば:
本章は天人相関と運命の無常を深層で探求している:星象は宇宙の符号として、人間の秩序と混沌への希求を反映する。哲学的には、以下を暗示する: