全 142 章中 25 章
星平会海
『歩天経訣』は耶律学士によって著された星命学の古典であり、十二宮における惑星の吉凶の影響を探求している。以下は各宮位の現代口語訳である:
子丑二宮 🌊🐂
十二宮位においては慎重に避忌すべきであり、元宿(基本星象)に基づいて細かく推測する必要がある。宝瓶座(子宮)は木星が飛来することを最も忌み嫌うが、紫気(木星の余気)が臨照すれば憂いはない。五宮は金星の照らすことを喜び、木星と気星は仇敵となる。火羅(火星と羅睺星)は福德星であり、喜び事をもたらすが、水孛(水星と月孛星)は仇害に転じる。
釈云:子宮は木星を恐れるが、紫気は恐れない。子宮に安命(命宮が子にある)する多くの人々は、紫気が囚を化(凶象を化解)し、発達して財を成すこともできる。丑宮は金星を喜び、木星と紫気を恐れる。丑は金局に属し、子宮とは異なるためである。火羅を喜び、水孛を忌む。才気(金星と紫気)が木の気を窃み、木星が害をなすのを難しくし、全星(全体の星象)は金星を用とし、水星を仇とし、大羅(羅睺星)を恩とする。
寅亥二宮 🌳🐯
寅亥宮はいずれも木に属し、水孛のみが福気をもたらすことができる。金星に遇えば焦枯(枯れる)し、火星に遇っても悪毒をもたらす。寅宮では、火羅が箕水度(特定の度位)に纏わることを恐れず、羅睺は双魚腹を煮る(危害の比喩)ことができる。さらに土計(土星と計都星)の二強梁(強勢な侵害)を嫌い、もし坦(侵犯)すれば多くは不足となる。
釈云:二宮は木に属し、水孛を喜び、火羅を忌む。亥宮は冬の木であり、寅宮は春令の木である。冬の木は火に焚かれることを恐れ、春の木は旺じて火に遇っても焚かれ難いが、恐れるのは土計である。火羅が箕水度に纏われば畏れない。水孛は恩星であり、金星は気星でさらに火羅の泄気を恐れ、土星は仇星であるが、敢えて恐れない(適度に恐れない)ことが必要である。
卯戌二宮 🔥🐰
卯戌宮はいずれも火に属するが、卯宮と戌宮は異なる。卯宮は羅睺を忌としないが、戌宮で羅睺に逢えば必ず凶である。最も喜ばしいのは両宮で木気(木星と紫気)に遇うことだが、水孛に遇ってはならない。大命(命主)がもし木気に逢えば、必ず当年の運限通(運勢順調)となる。
釈云:宮は火に属し、木気、土星を喜び、水孛、金星を恐れる。戌は羅睺を恐れ、卯は羅睺を忌としない。火敗の地(戌は火庫)であるため、慮いとならない。木気は恩星である故に喜び、羅星は忌である。憎むべきは水孛である。
辰酉二宮 ⚔️🐉
辰酉二宮は太白(金星)に従うが、取用には違いがある。西垣(酉宮)は最も水孛に逢うことを忌み、水孛は必ず我が気を泄らす。辰宮はまた水孛に逢うことを喜び、もし火羅に遇えば必ず消烁(消耗)する。土計は命母星(生助の星)となり得、木気の閑神は何を説くことがあろう(取るに足らない)。
釈云:二宮はいずれも金に属し、土計を喜ぶが、取用は異なる。金旺は酉に至り、水孛の泄気を恐れる。辰宮は水局に属し、水孛の潤いによる相生を喜ぶが、最も火羅を忌み、土計を喜ぶ。両宮の功用は皆そうである。木気は財ではあるが、命母の蠹(損害)ともなり得、関神忌曜と号される。水孛は我が気を泄らし得、土計は恩となり得る故に喜ばれる。
申巳二宮 🌊🐒
申巳二宮はいずれも水に属し、申宮のみが水の清(清らかさ)を得る。西方は多く金の気を得るため、何れ頭上の土計の侵を恐れようか。最も巳宮は土計を憂え、昼生はなお火羅の臨を恐れる。二宮の水は皆孛を防ぎ、もし刑囚に遇えば禍は転じて深まる。
釈云:宮は皆水に属し、申宮は金臨宮の地であり、土計の挫(克制)を恐れる。巳は四月の水であり、最も土計を恐れる。二宮がなお恐れるのは孛であり、孛は水余であり、水の気を泄らし得る。巳宮の水は火羅を忌み、申宮の木は木気を忌む。火羅の炎々はその水を燥せしめ、木気の関神はその水を泄らし得る故に忌む。嫌いの字と雖も、土計の禍い深きを言うのである。
単論午官 ☀️🐎
獅子の宮(午宮)は太陽と号し、金水必ず祥となることを明らかに知る。至尊の位は皆忌むところなく、ただ当年の木が殃をなすことを恐れるのみ。気は余星にして何ぞ畏るるに足らん、無形にして安んぞ其の光を蔽い得んや。秋冬行令は俱に零落し、春夏の時に乃ち傷を受く。
釈云:太陽の位は、火羅計孛を恐れず、最も木星を忌む。木は八煞の主であり、日光を蔽い得る。秋冬は枝枯れ葉落ち、春夏は葉茂り枝繁く、却って日光を遮蔽し得る。紫気は木の余気であり、天に象無く、焉んぞ害をなすことができよう。癸丑生まれの人多く、気が申に在り、此の限に遇うても発する者あり、発せずとも大禍無し。木は太陽の光を蔽い得る故に、春夏大いに慮る。
単論未宮 🌙🐑
未上分明に是れ巨蟹、独り太陰を以て主宰と為す。木気火羅金に逢うことを喜び、土計却って蝕晦(蝕害晦暗)を為し得る。心張危畢の地(特定星宿度位)に纏わり、夜裡生人は猶愛すべし。上星若し健やかにして木星弱ければ、生平反覆多く成敗す。
釈云:太陰は土計を恐れ、木気強ければ則ち総(総害)せず。木気弱く、土計強ければ、成敗免れず。四月の地(吉位)に纏わることを喜ぶ。太陰は水の清気を得、憎む所は土計の二星である。