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全 81 章中 43 章
黄帝内经·灵枢
全体意訳
原文にはわずかな伝写の差異が存在するため、以下は『霊枢・淫邪発夢』の通行本に基づいて校読・理解する。
🌙 夢の総メカニズム
黄帝が問うた:異常な邪気が体内で蔓延・拡散するとどうなるのか知りたい。
岐伯が答える:軽浅な邪気が外から人体に侵入すると、当初は定まった停留場所がなく、やがて内臓を侵し、さまよい定まらない。それは営気・衛気(人体内を巡る気血の気)とともに流行し、また魂・魄を浮散させて蔵れないようにする。それゆえ人は寝つきが悪く、すぐに夢を多く見るようになる。
もし邪気が六腑を侵せば、体表の気は相対的に余り、内臓の気は相対的に不足する。もし邪気が五臓を侵せば、内臓の気は相対的に余り、体表の気は相対的に不足する。
🔥 十二盛
黄帝が問う:この有余・不足は、夢の中に具体的な姿となって現れるだろうか?
岐伯が答える:陰気が偏って盛んであれば、大水を渡って恐れる夢を見る 🌊。陽気が偏って盛んであれば、大火が燃え盛って灼熱の夢を見る 🔥。陰陽ともに盛んであれば、互いに殺し合う夢を見る。上部の気が盛んになれば、飛翔する夢を見る。下部の気が盛んになれば、墜落する夢を見る。非常に飢えている時は、物を取って食べる夢を見る。非常に満腹の時は、人に物を贈る夢を見る。
肝気が盛んであれば、怒る夢を多く見る。肺気が盛んであれば、恐れ・泣く・飛び上がる夢を多く見る。心気が盛んであれば、笑い戯れる、あるいは驚き恐れる夢を多く見る。脾気が盛んであれば、歌い楽しみ、体が重く挙げにくい夢を多く見る。腎気が盛んであれば、腰や背骨が断ち切られるように、上下がつながらない夢を多く見る。
以上の十二種の「盛」によって起こる夢について、古人の治則は瀉法を主とし、その有余を瀉せば夢は止むことができる。(理法の説明のみであり、薬の使用指引とはしない。)
🩺 十五不足
厥気(逆乱の気)が心に留まれば、山や丘の煙火の夢を見る。肺に留まれば、飛び上がり、金鉄の類の奇妙な品物を見る夢を見る。肝に留まれば、山や林・樹木の夢を見る。脾に留まれば、丘陵や大きな沢、家屋の破壊、風雨の交錯する夢を見る。腎に留まれば、深淵に臨み、水中に沈む夢を見る。膀胱に留まれば、遊行する夢を見る。胃に留まれば、飲食する夢を見る。大腸に留まれば、田野の夢を見る。小腸に留まれば、城郭や街巷に集まる夢を見る。胆に留まれば、訴訟・闘争・自傷の夢を見る。陰器に留まれば、房事の夢を見る。項部に留まれば、斬首される夢を見る。小腿(こむら)に留まれば、歩こうとしても歩けない、あるいは深い地下室や苑囿の中にいる夢を見る。大腿と手臂に留まれば、礼拝・跪拝・起立の夢を見る。胞膻(下焦の膀胱に関連する部位)に留まれば、大小便の夢を見る。
以上の十五種の「不足」によって起こる夢について、古人の治則は補法を主とし、その不足を補えば夢は止むことができる。(これも同様に理法の説明のみである。)
本内容は中医の古典古籍に基づくものであり、伝統文化の学習と研究のみを目的とし、いかなる医療診断・投薬・治療のアドバイスを構成するものではありません。ご不快な場合は速やかに医師の診察を受けてください。