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全 81 章中 57 章
黄帝内经·灵枢
全体意訳
黄帝が岐伯に問うた。「水脹(体内に水液が停滞して起こる腫れ)、膚脹(皮膚の間に気が滞って起こる腫れ)、鼓脹(腹部が鼓のように張る腫れ)、腸覃(腸の外にできる腫瘍)、石瘕(子宮にできる腫瘍)、石水(水液停滞の一種)——これらの病はどのように見分けるべきか。」
岐伯が一つずつ答えた。
水脹の発症過程は、まず目蓋がわずかに浮腫み、ちょうど眠りから覚めたばかりのような様子を呈する。頸部の人迎脈の拍動が明瞭に触れる。時に咳嗽が出る。大腿内側に冷感がある。小腿も腫れてくる。やがて腹部が膨隆するに及んで、水液の停滞がすでに形成されたことになる。手で腹部を押すと、手を離せば皮膚はすぐに弾んで元に戻る。ちょうど水を満たした袋を押すかのようである——これが水脹の特徴である。
膚脹の様態は、寒邪が皮膚の間に侵入し、腹部は張っているが押しても堅くない。全身が腫れ、皮膚が厚くなる。手で腹部を押すと、凹んだ部分はすぐには元に戻らない。腹部の皮膚の色に変化はない——これが膚脹の特徴である。
鼓脹の様態は、腹部が脹大し、全身も腫れる。その程度は膚脹に近い。しかし区別すべき点は、肌色が青黄で晦暗(くすんで暗い)であり、腹壁の青筋(静脈)が凸起して露わになることである——これが鼓脹の特徴である。
腸覃の形成は、寒邪が腸の外に留まり、衛気(体表をめぐり、防御・温煦作用を持つ気)と相互に搏結する。衛気は正常に運行輸布できなくなり、寒邪と気血が腸外に癒着して鬱結し、病邪の気がここから滋生して、贅生物(ポリープ様の腫塊)が次第に成長する。発生したばかりの頃は鶏卵ほどの大きさで、その後徐々に大きくなる。一定の程度に達すると腹部が膨隆し、あたかも妊娠しているかのようになる。病程の長いものは数年間続くこともある。手で腫塊を押すと堅く感じるが、押せば動かすことができる。月経は依然として時期通りに来る——これが腸覃の特徴である。
石瘕の形成は、腫塊が子宮の中に生じる。寒邪が子門(子宮口)に侵入し、子門が閉塞する。気血が通り運行できなくなり、排出されるべき瘀血が排出できなくなる。そこで瘀血が子宮内に停滞蓄積し、日ごとに大きくなって、腹部が膨隆し妊娠したかのようになる。月経は時期通りに来ない。この病はすべて女性に発生するものであり、瘀血を通導する方法で下へ排出させることができる。
黄帝がまた問うた。「膚脹と鼓脹は、鍼で治療することができるか。」岐伯が答えた。「まず脹満している部位の血絡に鍼を刺して放血し、それから相応の経脈を調え、瘀滞した血絡を刺し去ればよい。」
本篇の核心的価値は鑑別診断にある——望診・切診・問診を綜合した方法で、五つの腹部膨隆類病証を区別する。
| 病名 | 部位 | 鍵となる特徴 | 按診の特徴 | 月経 |
|---|---|---|---|---|
| 水脹 | 全身、腹部を主とする | 目蓋が先に腫れる、頸脈動く、咳嗽 | 押すと手に随いて直ちに起き上がる | — |
| 膚脹 | 皮膚の間 | 皮が厚い、全身が腫れる | 押すと凹んで起き上がらない | — |
| 鼓脹 | 腹部 | 色が蒼黄、腹筋起立 | 腹部が脹大 | — |
| 腸覃 | 腸の外 | 腫塊が次第に大きくなり妊娠のよう | 押すと堅く、推すと移動する | 時期通りに来る |
| 石瘕 | 子宮内 | 瘀血が積塊し妊娠のよう | 腹部膨隆 | 時期通りに来ない |
この鑑別体系は『黄帝内経』の**「有諸内必形諸外」(内に有るものは必ず外に形われる)という診法思想を体現している——外在の体征を通じて内在の病変部位と性質を判断する。特に按診の手技の区別(手に随いて起き上がる vs. 凹んで起き上がらない、堅くて移動する vs. 位置が固定)は、早期中医腹部触診の重要な方法論を構成している。腸覃と石瘕の鑑別要点が月経が正常かどうか**に置かれていることは、古代の医家がすでに腫塊の部位(腸外か子宮か)と婦人科的機能との関連を意識していたことを示している。
関連概念
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本内容は中医古典古籍に基づくものであり、伝統文化の学習・研究用に供するものです。いかなる医療診断、投薬または治療のアドバイスを構成するものではありません。不調がある場合は及早めに医療機関を受診してください。