読み込み中...
全 78 章中 36 章
黄帝内经·素问
全体意訳
『刺瘧篇』は、瘧病(おこり)を六経・五脏によって分類した場合の症状と、それに対応する刺針の考え方を主に論じている。以下に示す鍼法はすべて古代理法によるものであり、研究・読解のみを目的とし、自己流で実施してはならない。
一、六経瘧
二、五脏瘧及び胃瘧
三、瘧病刺治の総則
四、先発部位と特殊な瘧
経脈・臓腑を綱とする瘧病の分類 本篇は瘧病を単一の疾病とするのではなく、寒熱の前後、汗の多少、感情の変化、大小便の状態、疼痛の部位などに基づいて、瘧病を六経と五脏に分類している。例えば、腰痛・頭重・寒が背から始まるものは足太陽に帰属させ、体がだるく人に会いたがらないものは足少陽に帰属させ、嘔吐・ため息・食欲不振は足太陰に帰属させるなどである。これは初期中国医学における「病位の弁別」「症候の弁別」という思考を反映している。
発作に時あり、治は未発に在り 文中で繰り返し「発作の約1食分前に刺す」と強調されている。古人はこの時、邪気がまだ盛んではなく、正気がまだ動員可能であるため、事前に介入することで病勢を断ち切れると考えた。「時に因りて施治する」という思想を体现している。
刺血泄邪を主とする 全篇を通して「出血」「刺して出血させる」という記述が多く見られる。当時は瘧邪が経絡・血分に鬱滞すると考えられており、刺血により邪熱を血と共に泄すことが出来るとした。この刺血の考え方は『内経』の時代には比較的一般的であったが、現代ではそのまま模倣すべきではない。
先に発する部位を問い、先に病む所を刺す 「必ず先にその病の初発する所を問い、先に之を刺す」というのは「治病求本」と「因勢利導」の診療思路を体现している。つまり、最初に現れ、最も重要な病位を先に処理するのであって、手当たり次第に刺すのではない。
関連概念 三陰三陽経、五脏瘧、胃瘧、井穴、背兪、郄中、廉泉、絶骨、五十九刺、鑱針、因時施治、刺血法、風瘧、温瘧。
関連文献 『素問・瘧論』 『霊枢・経脈』 『鍼灸甲乙経』巻七の関連刺灸の章 『類経・瘧病』の関連注釈
——卜瓜 整理 本内容は中医の古典古籍に基づくものであり、伝統文化の学習と研究のみを目的としています。医療診断、投薬、治療に関する助言を構成するものではなく、不調がある場合は速やかに医療機関を受診してください。