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全 78 章中 56 章
黄帝内经·素问
全体意訳
本篇は、皮部(体表における経脈ごとに区分された領域)と経脈・臓腑との関係について論じている。
黄帝が問うには、私は皮膚に分部があり、経脈に縦行の綱紀があり、筋に結聚・連絡があり、骨に長短の度量があると聞いている。それらが主る病はそれぞれ異なるが、どのようにしてこれらの分部の左右上下、陰陽の所在、および疾病が始まりから終わりに至る過程を分別すべきか。その道理をお聞きしたい。
岐伯が答えて言うには、皮部を理解するには、経脈を綱紀とすべきであり、各経脈もすべてこのようである。
陽明経の陽絡の皮部は「害蜚」と謂い、手経と足経とは同法である。その部の皮膚に浮き出ている浮絡(浅表に見える小絡脈)を観察すれば、すべて陽明経の絡脈に属する。浮絡の色が青ければ、多くは疼痛を主る。黒ければ、多くは痺証を主る。黄赤色ならば、多くは熱証を主る。白ければ、多くは寒証を主る。五色が錯雑して現れれば、多くは寒熱錯雑を主る。絡中に邪気が盛んになれば、本経に伝入する。陽絡は外を主り、陰絡は内を主る。
少陽経の陽絡の皮部は「枢持」と謂い、手経と足経とは同法である。その部に浮き出ている浮絡を観察すれば、すべて少陽経の絡脈に属する。絡中に邪気が盛んになれば、本経に伝入する。ゆえに陽部の病邪は内へ伝わりやすく、陰部の病邪も外へ透出し、さらに内へ浸透する。各経脈もすべてこの規律である。
太陽経の陽絡の皮部は「関枢」と謂い、手経と足経とは同法である。その部に浮き出ている浮絡を観察すれば、すべて太陽経の絡脈に属する。絡中に邪気が盛んになれば、本経に伝入する。
少陰経の陰絡の皮部は「枢儒」と謂い、手経と足経とは同法である。その部に浮き出ている浮絡を観察すれば、すべて少陰経の絡脈に属する。絡中に邪気が盛んになれば、本経に伝入する。その経脈への伝入は、陽絡の部位から経脈に注入される。外出する時は、陰分の内裏から骨へ浸透する。
心主(手厥陰心包経)の陰絡の皮部は「害肩」と謂い、手経と足経とは同法である。その部に浮き出ている浮絡を観察すれば、すべて心主経の絡脈に属する。絡中に邪気が盛んになれば、本経に伝入する。
太陰経の陰絡の皮部は「関蟄」と謂い、手経と足経とは同法である。その部に浮き出ている浮絡を観察すれば、すべて太陰経の絡脈に属する。絡中に邪気が盛んになれば、本経に伝入する。十二経脈の絡脈が体表に分布する皮膚の区域、これを十二皮部という。
だからして、あらゆる疾病の初発は、必ずまず皮毛を侵す。外邪が侵れば腠理(皮膚・筋肉の纹理の隙間であり、気液の出入りする門戸である)が開き、それから絡脈に入る。留まって去らなければ経脈に伝入し、さらに留まって去らなければ六腑に伝入し、胃腸に聚積する。邪気がちょうど皮毛に侵入した時は、軽く悪寒がし、毛が逆立ち、腠理が開く。絡脈に入れば、絡脈が充盛して色が変わる。経脈に入れば、正気が虚弱であれば、邪気は内に陷没する。もし邪気が筋骨の間に留まれば、寒邪が多ければ筋脈が拘挛し骨が疼痛む。熱邪が多ければ筋脈が弛緩し、骨が消損し、肌肉が消烁し、筋肉の隆起部が破損し、毛髪が枯れて反り返り衰える。
黄帝が問うには、あなたが言う皮膚の十二の分部について、発病の状況はそれぞれどうか。岐伯が答えて言うには、皮膚は経脈が分属する区域である。邪気が皮膚を侵せば腠理が開き、邪気は絡脈に入る。絡脈に邪が満ちれば経脈に注入される。経脈に邪が満ちれば臓腑に伝入し留まる。ゆえに皮膚に分部がある。病邪が表にある時に速やかに遮断できなければ、内へ伝変して大病を生じる。黄帝が言うには、うまく言った。
卜瓜注記:本内容は中医の古典古籍に基づくものであり、伝統文化の学習と研究のためのもので、いかなる医療診断、投薬、治療のアドバイスを構成するものではない。不調がある場合は早めに医師の診察を受けること。